副理事長就任のご挨拶

16
ソフトピア通信
2004.2
ソフトピアジャパン(SJ)
は岐阜県大垣市
ソフトピアジャパン・センタービル
副理事長就任のご挨拶
『住民中心の公共モデルの策定を
PFIベースの公募方式で達成』
昨年11月に財団法人ソフトピアジャパンの副理事長に就任して3ヶ月が過ぎようと
しています。豊かな自然と産業が調和するここ西濃地域は、岐阜県が推進する世界的
な先端技術産業の集積形成エリアの一翼を担っています。一昨年の総務省のITビジ
ネスモデル地区指定に続き、昨年4月には岐阜県の「スイートバレー構想」が構造改
革特区に認定され、一層の高度情報エリア化が進んでおります。こうした中、岐阜県
はソフトピアジャパンと各務原のテクノプラザを「スイートバレー構想」の中核拠点と
とらえ、インフラ整備を進めてきました。その結果昨年6月に(株)
ミライコミュニケー
ソフトピアジャパン副理事長 豊田良則
ションネットワークが稼動したのをはじめ、12月にはNTTコミュニケーションズ(株)
のデータセンターが竣工するなど、現在155社のI
T関連企業がここソフトピアジャパンに集積し、1800人の方々
が日夜就労しています。
ソフトピアジャパンについては、県内外はもとより海外からも大きな期待が寄せられており、昨年暮れにはマ
ニラル・テュリパティ駐日インド大使がI
Tミッション団長としてソフトピアジャパンを訪問され、熱心に意見交換さ
れるなど非常に高い関心を寄せていただきました。これらのことをふまえ、私どもはソフトピアジャパンに集積
している企業が、県内外はもとより全世界とビジネスネットワークを結び、更に大きく羽ばたける環境づくりを目
指しています。また現在力を入れているベンチャー企業の育成に関しましても、昨年10月にマイクロソフト社、
岐阜県、
ソフトピアジャパンが「パワーベンチャー育成事業」で提携し、有望ベンチャー企業に集中投資して世界
に通用する企業をソフトピアジャパンで育成する取り組みが始まり、
I
Tベンチャー育成機能がますます強化され
ているところです。
そして今後更に力を入れて取り組んでいきたいと考えていることは、公共モデルの策定です。ここで言う「公
共モデル」とは、住民主役の行政を推進するため、
I
Tによる住民と行政の情報共有を前提にした「行政の住民・
企業への支援、及び住民の行政への参加促進」ということです。このことについては、県とソフトピアジャパンが
連携チームを発足させ、住民や企業の立場に立った行政システムの確立を目指します。例えば、双方向テレビを
活用したシステムや、携帯端末を利用したシステム等の研究・開発を急ぎ、福祉・教育・医療・観光・防災といった
分野でのI
T化を重点的に推進していきます。その方式としては、ソフトピアジャパンがこれまでワークショップ
24で用いた「PF
I方式」を幅広く活用した公募型プロジェクトとして進めていきたいと思います。
このように、ソフトピアブランドの創出、ベンチャー企業の育成、公共モデル策定により、地域産業の活性化を
図るとともに、国内有数のI
T集積地として成長しているソフトピアジャパンを核として、情報関連産業の強化と
行政・民間の垣根を越えたシステムづくりに取り組んで参ります。
SJ情報 http://www.softopia.or.jp/
rt
o
Rep
ベンチャー・エキスポ2003大阪に出展
昨年11月25日
(火)∼26日
(水)の2日間、大阪国際会議場にて「ベ
ンチャー・エキスポ2003」
(大阪)が開催されました。ソフトピアジャパ
ンからはアイ・スマート・コミュニケーションズ(株)
、
(株)アスク、クロス
コミュニケーションズ(株)
、第一コンサルタント
(株)U2D2事業部、(有)
ファイヴ、
(株)ユニドコーポレーション、(有)リトルネロの7社が同展示
会に出展いたしました。関西圏では初めての出展でしたが、来場者も
途切れることなく非常に有意義な2日間となりました。
t
or
Rep
OPEN SOURCE WAY2003
横浜にて開催
開かれました。このシンポジウムは国内の著名なオ
ープンソース関係者を招き、研究・開発、ビジネスか
ら法律問題に至るまで様々な観点からオープンソー
スに関する議論をするイベントで、今年で2回目とな
ります。
今回は、最近話題となっている自治体におけるオ
げられ「地方自治体とオープンソース」というセッシ
ョンにおいて丹羽義典ソフトピアジャパンCIO兼企
画室長が岐阜県の取り組みについて紹介しました。
ンズ OSPI副代表理事らとのパネルディスカッション
の中で、
「オープンソースを進めることは地元IT産業
の育成につながる」等の意見もありました。
SJ情報 http://www.softopia.or.jp/
日写発
経真表
B 提す
P 供る
社い丹
ず羽
日れ C
経も I
O
シ
ス
テ
ム
構
築
:
島村秀世 長崎県総務部参事監、
ロバート・ホーキ
ホ左
ーか
キら
ン、
ズ島
氏村
氏
、
丹
羽
C
I
O
、
▲
ープンソースの取り組みについてもテーマに取り上
▲
平成15年12月5日
(金)パシフィコ横浜にて「オー
プンソースウェイ2003」
(主催:OSDNジャパン)が
rt
o
Rep
インド大使 ソフトピアジャパンを訪問
(インドIT企業ミッション団)
去る12月3日
(水)
、マニラル・テュリパティ駐日インド大使一
行がソフトピアジャパンを訪れました。この訪問団は、
I
T先進
国であるインドとインド企業のソフトピアジャパンとの交流を
はかるために訪問されました。これに対しソフトピアジャパン
側は、11社の企業をはじめとし豊田副理事長、岐阜県の関係
者などが会談されました。大使はこの中でソフトピアジャパ
ンの環境のすばらしさをほめられ、これからのインドとソフト
ピアジャパン企業の連携について期待すると述べられました。
▲マニラル・テュリパティ駐日インド大使(中央)
レー
トバ
ー
スイ 協議会
推進
▲インドIT企業訪問団
▲訪問団との会見の様子
スイートバレー推進協議会発足
平成15年12月12日
(金)岐阜市長良川国際会議場において、
I
TMA
(経
営情報化協会・清水義之会長)
とVRテクノジャパン振興会(星野 夫会長)
の合併総会が行われ、新しく「スイートバレー推進協議会」が誕生しました。
I
TMA
(経営情報化協会)及びVRテクノジャパン振興会は「高度情報基地ぎ
ふづくり」構想の円滑かつ効率的な推進の支援を目的に、平成6年、7年に設立
されソフトピアジャパンとテクノプラザにて、それぞれ活動を続けてきました。
しかし平成14年に岐阜県のスイートバレーエリアが、総務省の「I
Tビジネス
モデル地区」構想の指定を受け、さらに翌15年には「スイートバレー情場形成
▲合併総会の様子
特区」の認定を受けました。このことから、同じ趣旨を持つ2つの団体は ①
一致団結し、行政と一体となってスイートバレー構想の推進を図る ②会員企
業の経営革新、経営体質の強化 ③地域の活性化、産業振興に貢献することを目的に合併し、新しく「スイートバレー推進
協議会」が発足しました。新会長には辻正I
TMA理事長、副会長には星野 夫VRテクノジャパン振興会会長、顧問に梶原拓
岐阜県知事および清水義之岐阜県商工会議所連合会会長が選出されまし
た。新会員数は281社。上記の目的を達成するためますます連携を深める
ことを確認した後、記念交流会が開催され会員相互の連携を深めました。
お問合せ
スイートバレー推進協議会事務局
TEL:0584-77-1118
交流会で祝辞を述べられる
棚橋副知事
▲
Eメール:[email protected]
SJ企業情報 http://www2.softopia.or.jp/bms/
ion
t
a
m
r
NTTコミュニケーションズ
Info
ソリューションセンター岐阜 ソフトピアに完成
去る12月3日
(水)
、センタービルの西側にNTTコ
ミュニケーションズ(株) ソリューションセンター岐
阜が完成いたしました。完成式典には、棚橋副知事
をはじめとした県の関係者、石田NTTコミュニケー
ションズ(株)代表取締役副社長、
ソフトピア進出企業、
施工企業関係者多数が出席し、華やかにとりおこな
▲センタービル西側に完成の
NTTコミュニケーションズ ソリューションセンター岐阜
われました。また、同時に行われた内覧会では、震度7相当の地
▲式典で挨拶される石田副社長
震にも絶える免震構造や、自家発電設備、最新のセキュリティー
設備など、国内最先端データセンターとしての数々の最新技術
を見学できました。
同センターでは、県内市町村や学校、病院、消防本部などを
結ぶ光通信網「岐阜県情報スーパーハイウェイ」のコントロー
ルセンター業務、さらに今年4月からは他県に先駆けて県の電
子申請、電子調達や建設業者向け電子入札のサービス提供を
予定しております。
今後は、市町村の電子自治体サービス向けアウトソーシング
拠点あるいは各種ASPサービス拠点として事業を拡大し、岐阜
県が進める「デジタルガバメント構想」推進の一翼を担うと共に、
▲視察される小川大垣市長と棚橋副知事
rt
o
Rep
IT産業活性化の拠点として大いに期待されます。
(社)岐阜県工業会情報技術研究会で
ソフトピアベンチャー企業が製品・事例紹介
(社)岐阜県工業会の情報技術研究会において、岐阜県工業会会員の皆様に、
ソフトピアジャパンのI
Tベンチャー企
業のもつ、技術・製品・サービスをご紹介するセミナーを実施しました。
これは、ベンチャー企業が得意とする技術・製品・サービスを紹介し、製造業を中心とした工業会の会員企業内での、
I
T化を計画又は推進における、業務上、実務上の悩みについて、役立つものを見つけたり、業務改善や効率化のヒン
トを得ることを目的としてます。
第1回セミナーを12月16日
(火)に開催し、
(有)シルバースタージャパン、
eラーニングおおがき、
(有)ナレッジプロ
ダクツの3社が製品や事例紹介をおこないました。
SJ情報 http://www.softopia.or.jp/
t
or
Rep
ユビキタス環境の
実現に向けて
「スイートバレー構想」の拠点として
ソフトピアジャパンと共に、
「全ての県民
がI
Tにより豊かな生活を実感できる社会の実現」を
目指す株式会社VRテクノセンターでは、地域情報化
IAMAS
Report
おおがき
ビエンナーレ2004
(第5回世界メディア文化フォーラム)
の開催
事業として無線LANを活用したユビキタス環境の実
現を提案しています。
「ユビキタス
(いつでも・どこで
「おおがきビエンナーレ」は、今回で5回目を迎え
も・だれでも)」が岐阜情報スーパーハイウェイを活
る「世界メディア文化フォーラム」の新たな展開とし
用したI
Tの恩恵を享受できる情報インフラの整備を
て、IAMAS(情報科学芸術大学院大学・国際情報科
目指すものです。
学芸術アカデミー)
を中心として開催するメディアア
構造改革特区第1号として県の「スイートバレー・
ート
(電子芸術)の祭典です。
情場形成特区」が認定され、その中で地方自治体に
今回は「未来の学校」をテーマとして、情報メディ
よる電気通信事業者への通信回線の開放が認めら
ア時代にふさわしい新しい学びの場のイメージを「ア
れました。VRテクノセンターでは、昨年高山市で開
ート」を手がかりに創り出していきます。
催された「全国知事会議」会場内、およびメモリアル
センターで開催された「I
T CI
TY MESSEi
n Gi
fu」
「おおがきビエンナーレ」には大きく3つの柱があります。
会場内においてユビキタスネットワークに関する実
・IAMASと国内外の教育機関とが共同で企画する『ワ
証実験を既に行っており、今後順次その実用化を推
進してゆく予定です。
ークショップ』
・国内外の芸術家や研究者を招いて開催する『シン
ユビキタスネットワークの構築は、
I
Pv6・情報家電・
ICタグ・
I
P電話等の実用化を実現するものであり、ユ
ビキタス端末の普及により我々の生活に広くI
Tの恩
ポジウム』
・大垣城周辺の空きビルなどで展示するメディアア
ートの『ミュージアム』
恵をもたらすものであると考えられています。また、
ソフトピアジャパン及びテクノプラザ内のインキュベ
会期中は、IAMASの卒業制作展「IAMAS2004」
ートルームに入居する「新規性と技術力を有するベ
なども開催し、コンサートやパフォーマンス、映画上
ンチャー企業」を含む地元企業との連携によって、ユ
映会などの企画がいっぱいです。皆さんでお誘いあ
ビキタスネットワークを核とした新たな産業の創出
わせの上、ご来場ください。
を目指しています。
会期:2004年2月21日
(土)∼3月7日
(日)
▲
会場:大垣市内各所
主催:世界メディア文化フォーラム実行委員会
問合せ:IAMASメディア文化センター
TEL:0584-75-6600
▲
全国知事会議
無線LAN準備の様子
IT CITY MESSE
出展準備の様子
FAX:0584-75-6637
http://www.iamas.ac.jp/biennale04/
SJ企業情報 http://www2.softopia.or.jp/bms/
ion
t
a
m
r
Info 「NET&COM2004」
(幕張メッセ)に出展
今年もNET&COM2004が2004年2月4日
(水)
ent ar
Ev lend
3月のイベント・研修
Ca
(イベント)
4 第5回スイートバレー推進協議会
∼6日
(金)に「変革への扉を押し開く、"新技術
と新サービスがここに集結!"」を統一テーマと
して幕張メッセ(日本コンベンションセンター)
セミナー
(研修)
3∼ 5 PHPとpostgreSQL連携
−Webシステムの構築−
を会場に日経BP社の主催により開催されます。
8 使ってパソコン
ソフトピアジャパンは、岐阜県が目指す「高
度情報基地ぎふ(情場)」づくりの戦略拠点とし
−デジタルビデオ映像編集編−
10∼12 L
i
nux基礎
−Linuxインストールから基本操作まで−
て、研究開発、
I
T人材育成、産業の高度化、地域
情報化支援に力を入れております。
16∼18 L
i
nuxサーバの構築
−Linuxでの各種サーバ構築法−
ソフトピアジャパンに進出している企業からアイ・スマート・コミュニケーションズ(株)、
クロスコミュニケーションズ(株)
、(有)シルバースタージャパン、(株)ソフテル、第一
コンサルタント(株)D2U2事業部、ハッピーネット(株)、(有)ファイヴ、(有)リトルネロの
8社が出展します。
ion
t
a
m
r
Info 平成16年度補助金交付事業公募のご案内
ent ar
Ev lend
3月のイベント・研修
Ca
(研修)
3∼ 6 組込みOSのためのC言語実践
6∼7、14 Web3Dモデリング制作基礎
8∼ 9 Web3Dモデリング制作実践
10∼12 組込み型リアルタイムOS制御系
ソフトピアジャパンでは、県内企業の研究開発支援を目的として、産学官の三者が
連携して行う「共同研究事業」、及び企業等が、共同研究等の成果を活用して行う
開発実践
17∼19 L
i
nux制御ボード入門
22∼23 Web3Dモデリング制作実践
新製品開発を支援する「I
T活用商品開発支援事業」を実施しています。
、及びI
T活用商
現在、平成16年度の共同研究実施機関(大学等研究機関・県内企業)
品開発を希望する企業等を公募しております。皆様の多数の応募をお待ちしております。
(この事業は、平成16年度当初予算の成立が前提となりますので、事業の決定は、
ess
c
c
A p SJは名古屋からたった30分!
Ma
予算成立後となります。今後、事業の取りやめも含め変更等があり得ることをあら
かじめご承知おきください。)
公募締切 平成16年2月6日
(金)17:00 必着
●JR東海道本線/大垣駅から車で約5分
(名古屋∼大垣間快速で29分)バスで約10分
●JR東海道新幹線/
岐阜羽島駅から車で約15分、バスで約20分
お問合せ・お申込み先
●名神高速道路/
財団法人ソフトピアジャパン 研究開発グループ
大垣IC、岐阜羽島ICから車で約20分
TEL:0584-77-1115 E-mail: [email protected]
●国道21号/和合ICから車で約2分
●共同研究事業 http://www.softopia.or.jp/research/h16koubo/index.html
国際情報科学芸術
アカデミー
至 岐阜
ソフ
トピアジャパン
ソフ
トピアジャパン
至 米原
JR
●IT活用商品開発支援事業
12/ 5 インドより技術研修として4名
12/ 9 イタリア フローレンス大学教授 ビート・カッペリーニ氏
12/11 バングラディッシュより技術研修として30名
SJ情報 http://www.softopia.or.jp/
本
線
岐阜県庁
県民ふれあい会館
商工会議所
揖 長
斐 良
川 川
大垣市民病院
JR東海道新幹線
12/ 3 駐日インド大使 マニラル・テュリパティ氏
道
総合体育館
大垣市役所
11/ 5 アメリカ合衆国メリーランド州モントゴメリー郡CIO アリソン・ムーア氏
海
和合インター
チェンジ
大垣駅
http://www.softopia.or.jp/research/h16koubo/index_it.html
ion
t
a
m
r
Info 11∼12月の海外よりの訪問者
東
近
鉄
養
老
線
N
新幹線
岐阜羽島駅
大垣インターチェンジ
名神高速道路
S
羽島インターチェンジ
編集・発行
財団法人ソフトピアジャパン 広報室
〒503-8569
岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地の7
TEL 0584−77−1111(代)
TEL 0584−77−1144(直通)
FAX 0584−77−1137
E-mail [email protected]