弦楽器Ⅲ (Strings Ⅲ) 井後 勝彦・後藤 明子・𠮷長 孝穂 今井 直貴・中野 力 2年前期 選択 2単位 実技 1 .授業の目的 弦楽器Ⅰ、Ⅱに引き続き、弦楽器の演奏技術の習得を目的とする個人レッスン授業である。週1回のレッスンにより、演奏 技術上の多様な段階にある、それぞれの学生に即した授業を展開し、その各々の技術向上を図る。弦楽器Ⅲでは、弦楽器奏法 の基礎となる運弓法、運指法の確実な習得を目指すと共に、その技術の楽曲演奏時における活用、関連について、各自の思考 能力開発を重点とする。 2 .授業計画 回 大 項 目 講 義 内 容 等 1 個人レッスン① 弦楽器Ⅰ、Ⅱで学習対象とした音階教本、練習曲集の継続学習により、各々の技術向上を 図る。楽曲は広い対象の中から、学生の希望も尊重し、学習意欲の喚起に努める。 2 個人レッスン② 運弓、フィンガーボーイング、弓元、弓先を組み合わせた使用法を学ぶ。 3 個人レッスン③ 運弓、フィンガーボーイングについて、スラー、弓先、弓元、全弓に渉る使用法を学ぶ。 4 個人レッスン④ 運弓、フィンガーボーイング、全弦に渉り応用を学ぶ。 5 個人レッスン⑤ 運弓、デタシェ奏法について学ぶ。 6 個人レッスン⑥ 運弓、マルトレ奏法について学ぶ。 7 個人レッスン⑦ 運弓、レガート奏法について学ぶ。 8 個人レッスン⑧ 期末試験曲目の選定をおこない、楽曲の演奏完成に向けて個人レッスンを進める。古典派、 ロマン派初期に属する楽曲、ベートーヴェン、シューベルト等の作品を対象とする。 9 個人レッスン⑨ 運弓、スピッカート奏法について学ぶ。 10 個人レッスン⑩ 運弓、スピッカートとレガートの組み合わせを学ぶ。 11 個人レッスン⑪ 運弓、フィンガーボーイングを活用したレガート奏法について学ぶ。 12 個人レッスン⑫ 運弓、フィンガーボーイングによる、スピッカートからレガートへの転換における使用法 を学ぶ。 13 個人レッスン⑬ 運弓、フィンガーボーイングの使用の各場面での使用例、その効果について楽曲を通して 具体的に学ぶ。 14 個人レッスン⑭ 運弓、フィンガーボーイングテクニックの習熟を楽曲演奏により図る。 15 個人レッスン⑮ 運弓、フィンガーボーイングを含む全体的ボーイングテクニックの習熟とその活用を学ぶ。 16 試験 3 .到達目標 与えられた練習曲課題の習熟と、期末試験曲演奏の完成 を目標とする。 6 .参考文献 なし 4 .評価方法 実技試験100% 5 .教科書 なし − 371 −
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