フールト 平和論ゼミ 2015 年 10 月 23 日 平和論のゼミ 現代と過去の戦争・紛争を具体例に使って分析します。多面的・多様的なアプローチで、 どちら が正しいかと裁くのではなく、紛争の解決・回避のメカニズムを学びます。国際平和論 A,B でとり あげた内容の一部を、より専門的に考察する能力を身につけるためのゼミナールです。授業でとり あげる具体例は、学生の関心にも配慮しながら選考します。学生が授業で取り上げる文献を選ぶこ ともあります。 指導方法:卒業論文という最終目標を最初から意識して、文献の収集方法や読み方から、論文の形 式や構成まで学術的な論文を書くために必要な技術を具体的な課題で学んでいきます(ゼミの進行 については裏面を参照)。卒論のテーマは学生自身が設定するなど、かなり自由な面もありますが、 自分の論文に対する責任感と自主性が求められます。就職活動や将来の職場での仕事に向けた準備 になる要素としては、この点が当ゼミではもっとも重要でしょう。 現在の 4 年次ゼミ生が選んだテーマの例: ・フランスにおける移民統合政策 ・人身取引の分析と対策 ・国際河川の国際的管理 ・第3アクターによる平和構築 ・戦争と報道 ・児童労働と教育 ・少数民族の生存手段 ・歴史教科書における慰安婦問題 ・日本における外国人就学問題 現在の 3 年次ゼミ生が準備している卒論のテーマ: ・南アフリカのアパルトヘイト制度とその克服 ・日本の安全保障問題 ・難民受け入れを巡る問題 ・平和教育 過去のゼミからのテーマの例 ・児童兵士 ・イラク戦争の目標 ・PKO の可能性と限界 ・核不拡散のレジームと北朝鮮の核開発 ・中東における権威主義体制 ・北方領土問題 ・パレスチナ問題 ・日本人のアジア・太平洋戦争認識 ・日本の植民地朝鮮での朝鮮人同化政策 ・ボスニア紛争における民族浄化とその対策 ・コソボとセルビアの関係 ・イラク戦争における日本の対応 ・戦争報道の可能性と問題点 ・核軍縮・核不拡散に向けた国際的取り組み ・ホロコーストはなぜ防止できなかったのか ・ホロコーストの克服 – ドイツの取り組みと被害者の関係 ・ドイツと日本の歴史教育 ・アジア太平洋戦争における戦争回避の可能性と限界 ・戦争追悼から見た靖国問題 ゼミの概要(3 年度) ゼミの進行 4 月〜5 月 学生の課題 ゼミの案内、テーマ・情報源の紹介、資料収集 テーマ探しについて考えはじめる の問題、具体的な文献の紹介・分析 あげられた課題について調べる テーマ探しについての中間報告 6月 具体的な文献(日本語)の紹介・分析(続) 文献分析 論文の構成・形式などについての指導 仮論文のテーマ決定 テーマへのアプローチ・文献リストの作成 7月 右参照 仮論文テーマ・問題提起・目次・文献リストの紹介(発 表) 仮論文の準備についての報告(発表・提出) 夏休み 10 月・11 月 自主勉強 文献の紹介・分析 文献分析 仮論文(1 万字以上)の準備・執筆 仮論文関係の文献紹介・書評(発表) 12 月 仮論文に向けての相談・指導 同上 1 月・2 月 4 年生の卒論紹介 仮論文の提出(期末まで) 宿題についての問い合わせ 論文の今後の方向(テーマ、構成、拡大)について考 論文の今後の方向についての指導 える 4年生:12 月中卒論初版の提出 [任意](最終版の提出は 1 月 10 日ごろ) 新ゼミ生の人数 3年次ゼミの人数制限は6名ですが、来年度の3年次ゼミに留学から 3 名が戻る予定なので、 今回は新ゼミ生 3 名まで受け入れます。希望者数が 3 名を超える場合には、主に成績に基 づいて選考します。場合によって試験や面接を行うこともあります。 ゼミ見学 事前(前日まで)の見学予約が必要です。 見学を希望する場合は、[email protected] へのメールで氏名と見学希望の日付を知らせてください。ゼミの講義室は狭いので見学者の人数を 制限せざるを得ません。早めに見学を予約することをお勧めします。 見学可能なゼミの時間 3年生ゼミ 11 月 5 日・12 日・19 日・26 日(木) 7・8時限(総合 417 号) 4 年生ゼミ 11 月 10 日・17 日(火) 3・4時限(人文 308 号)
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