プラント設備における エール写真測量システムの活用

プラント設備における
*
エール写真測量システムの活用
*AEL PHOTO SURVEY SYSTEM (略称 〔写測〕)
●現 状
プラント設備において、経年の改良工事が重なった既存実設備は、
統合された設計図が存在しないことが多々有ります。
そのために新たな改良や増設の設計では、多数の既存設計図を時
系列で参照し、且つ、現地実測調査を行いますが、実設備は設計図
と違っている部分も多く、また、測量できない場所や部位も多いのが
実情です。そのような場合、近接実測できるタイミングになるまで作
業が遅延保留とな たり 実測せず元の設計図の値にもとづいて先
業が遅延保留となったり、実測せず元の設計図の値にもとづいて先
行設計しても、現況と差異があれば結果、手戻り工事の原因となりま
す。
◎打開策
策
エール写真測量システムの活用
ル写真測量システムの活用
「エール写真測量システム」は、デジタルカメラで対象物
を複数点撮影位 変
を複数点撮影位置変えて撮影し、その平面写真データから
撮影
真デ タか
位置や大きさを立体的に測量し、3D空間を作るシステムで
す。その3Dデータを用いることにより、新設・既設問わず、
従来よりも効率的で低コストの設計やプレゼン資料製作が
可能になります。
手順② 測量データからCADデータやCGへ
●実用例1 〔設備改良増設計画〕
既存建築物や既存設備改造 改良のプラント設計において、
既存建築物や既存設備改造・改良のプラント設計において、
事前のデザインレビューは依頼側、受注側の「相互理解」を深
め、設計・施工のミスを削減する効果的な手法の1つですが、
その資料は2次元図や写真、ビデオ等平面的なものが主流で
そ
資料
次元図や写真、 デオ等平面的なも
流
3DCADデータ
す。空間把握のできる3Dモデルを用いればより効果的ですが、
作成には時間も
作成には時間もコストもかかります。しかしながら『エール写真
トもかかります しかしながら『
ル写真
測量データ
測量システム』を用いれば、従来は時間もコストもかかった3D
資料作成も時間短縮、コスト削減が可能になります。
CGやウォークスルービュー
作業手順
②写真測量で作
成したデータから
3Dモデルを作成
①複数枚写真をとり、測量ファイル作成
③プレゼンテーションデータ出来上がり
(空間計測できる3Dウォ クスル ビュ )
(空間計測できる3Dウォークスルービュー)
〔写真測量データから現況建屋、電気設備、他の機械設備を
盛り込んだビューデータ、CADデータも作成できます〕
従来手法との比較
①現場調査・測量
従来
エール写真測量〔写
エ
ル写真測量〔写
測〕
効 果
・多数の物体、部位を実
地で手計測
・写真も大量に取る
・複数枚写真をとり、写真
測量システムで測量デ
測量システムで測量デー
タ作成
写真測量での現場作業
は原則写真撮影のみなの
で現地での作業時間と、リ
スクを大幅削減できる。
(測量データはCAD
に転用)
②作図、モデリング
・現地実測値や既設図
等をもとにCADによる入
力やモデリング
CAD入力や
モデリング
作業無し
③CG加工、変換
・CADソフトで作成し
・写真測量データを直
たデータをCGソフト
接CGソフトで読み込
で読み込み加工、変 み加工、変換
換
換。
修正時は元のCAD
データから修正する。
④資料データ作成
ウォークスルービューで
プレゼンやプレDR
撮影されていれば実測
漏れが無いので結果現地
往復のコストが削減される。
3D資料作成のための
CAD入力も不要。
写真測量デ タ ら直
写真測量データから直
接3DCGファイルが作れる
ので、修正もCG側のみで
済み、従来のようなCAD
データからの修正は不要。
●実用例2 〔監視制御システムのベ
〔監視制御システムのベースデータ構築〕
スデ タ構築〕
従来は時間もコストもかかった視覚効果の高い、「監視制御
システム」のベースデータ(SCADA-VR)構築も、『エール写真
」
(
)構築
真
測量システム』を用いれば時間短縮、コスト削減が可能になり
ます。
CAMERA04
LIVE
2010.06.30
19:25:36
SUCADA-VR
2010.06.30
19:25:36
TEMP
90℃
TEMP
100℃
TEMP
150℃
SCADA-VR操作画面イメージ
エール写真測量システムの活用のメリット
◎現地調査回数・測量時間が短縮される
◎現地作業リスクが軽減される
◎作図やモデルデータ作成作業が短縮される
◎作図やモデルデータの精度が向上する
◎様々なデータ形式に適用、応用できる
デ