能美市PTA連合会だより vol. 2010-2 能美市PTA連合会でも、小中学生に無用な携帯電話を持たせない運動に 取り組んでおり、熱心な保護者が増えています。携帯電話やパソコン等 のトラブルに巻き込まれないように私達保護者も勉強していきたいと思 います。 2010.9月発行 http://awabi.jaist.ac.jp:8000/kotani_lab/ikko/Nomi-shi-PTA/index.html 能美市PTA連合会 広報委員会 「ネトゲ廃人」 って知っていますか? 【中毒を誘発する原因】 ・ネットゲームの面白さ⇒ゲームを介して人と付き合うことができるし、情報も得られる。 ・親と子どもの関係 ⇒子どもを無関心な状態で育てていないか? ・子ども自身の状態 ⇒うつ傾向である。また、コンプレックスをゲームで発散している。 では、どうしたらいいでしょう? 貴方ならどうしますか? 「パソコンやゲームを与えなけ ればいい」果たしてこれで子どもを守れるでしょうか? 私たち保護者は、ゲームは自分の人生を引き換えにするほど凄いものではないということを子 どもに教えなければなりません。ゲームで遊び、楽しむのはかまわない。でもハマッてしまい、 『現実世界よりゲームの方がいい!』と感じるようになってはダメ。誰しも現実逃避をしたいと 思う時はあります。心の隙間を作らない為にも、現実世界での自己肯定感や充実感を得られるよ うにしたいですね。親は子どもの目を見て話を聞き、誉めて、膝の上に乗ってきたら抱きしめま しょう。ふれあう時間は巻き戻せない。子どもの『今』はこの瞬間しかないのですから。 能美市PTA連合会 広報委員 A 平成22年度 第一回能美市単位PTA会長会 7月23日、寺井地区公民館にて能美市内11小・中学校PTA会長が集 まり、第一回単位PTA会長会が開催されました。 (寺井地区公民館大ホール) 各単P会長が広報誌を持ち寄り、各単位PTA活動の紹介・情報交換 を行いました。中でも各単Pで実施している色々なアンケートの紹 介があり大変参考になりました。一例として、浜小学校での四年間 の携帯電話アンケート結果では、携帯電話を所持する小中学生が 年々減少しており、単P活動の成果が表れていることなどが紹介さ れました。 (右上段に続く) 由美 (左下段から) [寄稿] 情報化社会における子育て 「ゲーム中毒で亡くなる・・」と、芦崎治著『ネトゲ廃人』という本にこんな言葉が載ってい ました。<ゲーム依存症><うつ><頭痛や吐き気><無気力や無感動>やがて昼夜逆転、学校 へ行く気力が無くなり、やがて不登校に・・・。 どの親も「うちの子に限っては無い」と思うでしょうが、いつどんなきっかけで依存状態にな るか、それは誰にも分かりません。実際に中毒で亡くなった方もいるのです。 ネットゲームの世界は居心地が良く、現実と向き合うことを止めてしまい、そのうちに様々な ものを失う・・・これが【ネトゲ廃人】です。ネットゲームは世界中から交流相手を手軽に選べ て、異世代とチャットもでき、とても刺激的です。恐ろしい事に大人の廃人(仕事を辞めて家に こもる、家事や子どもの面倒を見なくなる)も多いのです。 「ただのゲーム依存なんじゃない?」と思いがちですが、アルコールや薬の依存のように精神科 で治療しても、また依存してしまう事も多いそうです。 子供部屋にパソコンが置いてあるのなら、親の目は行き届きません。夜中にしていても分から ないですね。 第一回単位PTA会長会 能美市PTA連合会 企画委員 田中 北陸携帯電話販売店協会 会長 池崎 正典 近年、携帯電話が急速に普及し、内閣府の平成19年3月実施の調査によると、全国的には高 校生の96%、中学生でも58%が携帯電話(ケータイ)を利用しています。その一方で、利用 者保護の対策は技術進歩のスピードに対して後追いの状況にあります。 平成20年12月の出会い系サイト規制法の強化や、昨年4月の青少年インターネット環境整 備法の施行によりフィルタリング規制が強化され、青少年が安全で安心にインターネットを利用 できる環境の整備が本格化しました。また、携帯電話事業者も平成20年10月から順次青少年 向けの利用制限機能付携帯端末を市場に投入する一方、ケータイ教室などを開催して青少年の ケータイの適正利用に取り組んできました。 しかしながら、ケータイのインターネット機能利用に際して新聞 等のマスコミで取り上げられる不幸な事件が相次ぎました。このよ うな状況で石川県は昨年6月に保護者の努力規定として小中学生の 不要なケータイ所持を規制する県条例を制定しました。全国的に前 例のない条例としてマスコミでも大きく取り上げられ、ケータイに 関する議論を活性化する機会になりましたが、諸事情によりケータ イを必要とする児童・生徒がいること、青少年に対する情報リテラ シー教育にどう取り組むか、などの課題が残されています。 北陸携帯電話販売店協会 加盟店では青少年のケータイ適正利用の 啓発のため、「親子のケータイ・ルール」のポスター(左図)を店 内に掲示し、リーフレットを店頭で配布してケータイの安全で安心 な使い方を提案しています。ケータイを必要とする親・子にとって ケータイは適正に使えば有用な道具ですが、誤った使い方はトラブ ルの原因となります。保護者の皆様方には、以下の3項目について特にご留意戴き、ケータイの 適正な利用をご推進賜りますようお願い申し上げます。 ①子どものケータイ利用の責任は保護者にあることを再認識し、各々の家庭で利用目的や利用 方法などをよく話し合い、親子で決めたケータイ・ルールをしっかり守る ②利用機種の選定には、日本PTA全国協議会が推奨する子供向けのケータイをはじめ、利用 制限機能が備わっている機種など、子どもの年齢や発達段階に応じた機種を利用する ③フィルタリングについては販売時に設定されているフィルタリング規制(小学生はホワイト リスト、中高生はブラックリスト)を安易に解除しない 当協会では、保護者、地域団体、学校関係者、携帯電話事業者等が相互に連携して、地域全体 でケータイの適切な利用を推進することが重要な課題だと考えております。 協会会員一同、微力ながらPTAの皆様のお役に立てるよう努力を重ねて参ります。今後も引 き続き、当協会の活動にご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 「こんな時どうしたらいいのかな?」「親としてのプレッシャーが重い。」と思うことがありまし たら、お気軽にメール下さい。できる範囲で相談にのります。(匿名OK) 市P連相談用メールアドレス [email protected]
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