獣医解剖学実習B 2年次/ 1 単位 必修 集中 五味 浩司【教授】/安井 禎【専任講師】 学科・クラス 指 定 等 筋骨格系、消化器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系、脈管系、神経系および感覚器の位置、形状、色彩などにつき実物を解剖し、産業動物( ウシ、ウマ、ニワトリ)のからだの基本構造を学習する。大家畜(ウシ、ウマ)における形態的特徴や哺乳類と鳥類との解剖学的相違について理解する。 学習目標 学 び の 獣医解剖学、家畜比較解剖学、ウシ、ウマ、ブタ、ニワトリ キーワード 準備学習及び復習 の内容・履修条件 1.獣医解剖学AならびにBの授業内容を復習しておくこと。 2.獣医解剖学実習Aの実習内容を復習しておくこと。/専門必修科目1単位(2年次)。 産業動物(ウシ、ウマ、ニワトリ)について実物を解剖し全身を詳細に剖出して観察する。大家畜のウシとウマについては、内蔵の形状を中心に比較解剖 を行なう。ニワトリについては、哺乳類と鳥類との相異につき比較解剖を実施する。他の家畜については適宜デモストレーションを行う。 授業方法 試験及び平常点(出席、ノート、実習態度)による総合評価。ウシとウマの基本的構造と伴侶動物との違い、ニワトリの基本的構造と哺乳類との相違が理 解できれば合格(60点)。 成績評価 基 準 備 考 参考書:カラーアトラス獣医解剖学上・下巻(チクサン出版)、家畜比較解剖図説上・下巻(養賢堂)、馬の解剖アトラス(チクサン出版)、牛の解剖ア トラス(チクサン出版) オフィスアワー:研究室において適宜実施。 回 数 1 授 業 内 容 <ガイダンス>動物実験を実施するにあたり遵守すべき諸規則、3Rの重要性および実験動物等の取扱い方法を講述する。また、本実習で動物体を解剖す る意義を解説する。 <ニワトリの解剖Ⅰ>哺乳類と鳥類の解剖学的相異を中心に観察する。骨格系、筋系、消化器系、呼吸器系、泌尿器系。 第1回と同じ内容の観察。 2 <ニワトリの解剖Ⅱ>生殖器系(雌雄)、内分泌器官、脈管系、中枢および末梢神経系。視覚器および聴覚器。 3 第3回と同じ内容の観察。 4 <大家畜(ウシとウマ)の解剖Ⅰ> 体表の観察と剥皮。浅層の骨格筋、体表のリンパ節の観察。 5 第5回と同じ内容の観察。 6 7 <大家畜(ウシとウマ)の解剖Ⅱ>前肢帯および前肢の筋、胸部の筋、腋窩の観察。胸腔臓器の原位置における観察。食道、気管、肺、心臓および胸部血 管系、リンパ管系の位置関係。迷走神経、交感神経、横隔膜の観察。心臓の外景、弁および内景の観察。 第7回と同じ内容の観察。 8 9 <大家畜(ウシとウマ)の解剖Ⅲ> 腹壁を構成する筋の観察。腹腔臓器の原位置における観察。消化器系(食道、胃、十二指腸、空回腸、盲腸、結腸、 直腸、肛門および肝臓、膵臓など)の観察。脾とリンパ管系の観察。 第9回は同じ内容の観察。 10 11 <大家畜(ウシとウマ)の解剖Ⅳ>鼡径管と大腿管。後肢の筋と支配神経、主要血管の観察。副腎の観察。泌尿器、生殖器(雌と雄)の観察。腹腔に分布 する主要血管、神経系の観察。 第11回と同じ内容の観察。 12 13 <大家畜(ウシとウマ)の解剖Ⅴ>頭頸部の主要な筋と支配神経、リンパ節の観察。頸部の気管、食道、血管、神経の位置と走行および甲状腺の観察。口 腔腺、口腔および咽頭、喉頭の観察。舌、歯の観察。視覚器、脳および脊髄の観察。 第13回と同じ内容の観察。 14 試験 15
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