2015/2 長野県自給飼料共励会の官能審査会が開催されました 畜産試験場 去る1月 21 日、畜産試験場(塩尻市)を会場に、平成 26 年度長野県自給飼料共励会 (飼料用とうもろこし等飼料作物の部)官能審査会が開催されました。 大家畜(乳牛や肉牛など)経営において、配合飼料価格が高騰を続ける中、自給飼料 の増産と利用拡大は緊急の課題であり、安全で良質な自給飼料の生産を行うための生産 技術の向上が重要となっています。こうした中で、自給飼料共励会は、自給飼料の生産・ 貯蔵技術の向上を図り、大家畜経営の安定的発展に資するため、毎年開催されているも のです。 今年度は県内全域からとうもろこしサイレージ、飼料イネサイレージ等、71 点が出 品され、夏季に実施した牧草の共励会分と合わせて 118 点の出品となりました。これは、 昨年に比べて出品数が 34 点多く、サイレージの品質に対する生産者の意欲の向上が感 じられました。 畜産試験場長を審査委員長に、当場職員をはじめ、全国農業協同組合連合会長野県本 部、県農政部及び各農業改良普及センターの職員により行われました。 本年のサイレージは、8月の長雨の影響で例年に比べ、水分含量が高い傾向であるに もかかわらず、酪酸発酵したサイレージは少なく、出品者の技術の高さが感じられまし た。 出品された自給飼料については、飼料成分の分析結果と併せて 2 月 19 日に総合審査 会が行われ、3 月 12 日に表彰式が行われる予定です。 この共励会が本県の自給飼料生産量の向上と畜産農家の経営安定につながることを 期待しています。 自給飼料の官能審査の様子 担当者 有野陽子 電話番号 試験場だより 461 号へ 畜産試験場ホームページへ 0263-52-1188
© Copyright 2024 Paperzz