教職員用 - 情報処理教育センター(ECIP)

Version 5.0 (April 2016)
愛知学院大学
情報処理教育センター
利用手引
(教職員用)
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目次
第1章
情報処理教育センター(ECIP)の役割 ...........................1
第2章
ECIP の利用資格 ...............................................2
第3章
ECIP が管理・運用する教室と利用時間 ...........................3
第4章
ユーザ ID とパスワードの設定 ..................................5
第5章
利用可能なソフトウェア一覧 ...................................7
第6章
学生向けサービス(e ラーニングと全学生電子メール) ...........10
第7章
ECIP 利用上の禁止事項と自由利用教室の運用(学生向け) ........12
第8章
個人用フォルダと講義用フォルダ ..............................14
第9章
教員向け授業用 Web サーバー(プログラミング実行環境等)の利用 ..17
第 10 章
講義支援システムの概要と講義用教材作成 PC の設置 ............18
第 11 章
SA(Student Assistant)制度の概要 ............................22
第 12 章
各種申請の方法 .............................................23
第 13 章
情報処理教育の研究と推進 ...................................24
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第1章
情報処理教育センター(ECIP)の役割
情報処理教育センター(以下 ECIP1と記す)は、1985 年 4 月、情報化社会の到来に備えて、
情報リテラシー2に関する教育や、各学部の専門科目の中でコンピュータを利用する講義・
演習などを行うための施設として設置されました。近年における情報化の著しい進展に伴
い、学部を問わず情報リテラシー教育が不可欠となり、同時に各学部の専門科目において
もコンピュータを用いた講義・演習などが増え、ECIP の果たすべき役割の重要性は増して
います。
ECIP の第 1 の役割は、教員や学生に対するコンピュータ環境の整備ならびに管理・運用
です。具体的には、以下 2 つを目的として、クライアント室3やそれに付随する設備の管理・
運用を行っています。
1. 情報機器を利用した講義を支援する。
2. 学生生活(履修登録、資格取得、就職活動など)に必要な IT4の利活用を支援
する。
ECIP の第 2 の役割は、情報処理教育の研究と推進です。ECIP は、コンピュータ環境の整
備や管理・運用に留まらず、そのコンピュータ環境下でどのような教育が展開でき、その
成果はどうであったかに至るまで IT を用いた教育内容の研究を行っています。同時に、
ECIP
は IT を使った講義手法の広報や教授といった情報処理教育の推進にも努めています。
ECIP という名称は、Education Center for Information Processing の頭文字です。略称である ECIP
は、
“エシップ”と読んでください。
2 情報リテラシーは、情報技術に関する基礎的な知識や技能のことです。
3 クライアント室は、ECIP の利用者が使用するコンピュータを設置した教室です。
4 IT は、Information Technology の略語であり情報技術のことです。情報技術に通信を加えた情報通信技
術として、ICT(Information Communication Technology)という用語が使用されることもあります。
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第2章
ECIP の利用資格
本学の学部生、大学院生、ならびに非正規生(在学期間中の非正規生に限る)は、クラ
イアント室を利用することができます。なお、2009 年度より、情報処理教育センターのコ
ンピュータを利用する際に必要であった利用登録の手続きが不要となりました。
教職員は“センター利用申請書”を ECIP 事務室(9 号館 2 階)へ提出することによって
利用可能になります。また、センター利用申請書は一度受理されれば自動的に更新されま
すが、本人からの申請または退職により利用資格を失います。
万一、ECIP の利用資格を得た者の不適切な利用により ECIP の設備や他の利用者に悪影響
を及ぼした場合には、所長の権限により利用資格が取り消されます。
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第3章
ECIP が管理・運用する教室と利用時間
ECIP が管理・運用するクライアント室には、学生が自由な時間に利用できる自由利用教
室と講義・演習などで利用するための講義用教室とがあります(図表 1)
。なお、学期末な
ど学生による自由利用教室の使用が多い場合は、空き状況などを確認した上、ECIP の裁量
で講義用教室を自由利用教室として使用します。各教室の外観は、ECIP の Web サイトにお
ける“案内マップ”の“各教室のご案内はこちら” に写真がありますので参照できます。
(http://www.ecip.agu.ac.jp/guide/classroom.html)
図表 1 クライアント室一覧
教室
学生用 PC 数
第 1 クライアント室
50
(9207 教室)
自由利用教室
第 2 クライアント室
(9202 教室)
9 号館 2 階
第 3 クライアント室
(9208 教室)
7101 教室
7102 教室
7201 教室
9104 教室
9106 教室
講義用教室
9 号館 2 階
7 号館 1 階
7 号館 2 階
9 号館 1 階
第 5 クライアント室
第 6 クライアント室
14 号館 3 階
第 8 クライアント室
51
72
28
1 教室として利用
28
することも可能
50
54
(14303 教室)
統計演習室
50
60
(14301 教室)
(14302 教室)
50
60
(14306 教室)
第 7 クライアント室
50
50
(9201 教室)
第 4 クライアント室
備考
第 9 クライアント室
48
(14304 教室)
注 1)各クライアント室には教員用 PC が 1 台以上設置されています。
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クライアント室の利用時間は次のとおりです。
 講義日(月曜日∼金曜日)
:9:30∼18:10(平常授業日以外は 17:10 まで)
 講義のない日(事務休業日を除く)
:9:30∼17:10
 土曜日・事務休業日:休館
補講や講義の延長などのため時間外に利用される時は、前もって ECIP 事務室(内線:
1623・1624)へ連絡してください。なお、講義日および事務休業日などについては日進キ
ャンパス講義予定表を参照して下さい。
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第4章
ユーザ ID とパスワードの設定
本センターの利用者には、利用登録時にユーザ ID とパスワードが発行されます(2013 年
度よりユーザ ID とパスワードは WebCampus と同じものになりました)
。なお、WebCampus と
は別のユーザ ID とパスワードの利用を希望する利用教職員は、ECIP 事務室に相談してくだ
さい。
また、学生に関しても、教務課が発行する WebCampus のユーザ ID と仮パスワードが、ECIP
のユーザ ID と仮パスワードになります。
(1) ユーザ ID
ユーザ ID は図表 2 の通り設定されます。
図表 2 ユーザ ID の設定
利用者区分
教職員
ユーザ ID
WebCampus のユーザ ID と同一
(一部利用者に関しては ECIP が設定したユーザ ID)
学生、大学院生
WebCampus のユーザ ID と同一
(ag が付く 8 桁の半角英数字)
非正規生
教務課が指定した文字列
(2) パスワードの設定
利用者は、セキュリティを確保するためにも、定期的にパスワードを変更する必要があ
ります。パスワードに関しての変更は WebCampus にて行うのと同時に、パスワードポリシ
ーもそちらに準拠します。パスワードの変更の仕方は、本学ネットワークセンターの Web
サイトの関連ページにマニュアルを参照してください。
(http://www.dpc.agu.ac.jp/manual/man_passwd_20101022.pdf)
WebCampus とは別のユーザ ID とパスワードを利用している教職員は、ECIP が定める次の
パスワードの設定ルールに従って変更するようにしてください。なお、パスワードの変更
はクライアント PC を起動した時に表示される Windows5の初期画面で行うことが可能です。
 パスワードの字数は 5 文字以上にしてください。推奨は 8 文字になります。
 使用できる文字は、キーボードから直接入力できるアルファベットの大文字と小
文字、数字、記号( {}[],.<>;:'"?/|\`~!@#$%^&*()_-+=など)で、それらを少な
くとも 3 種類使う必要があります(すべて1バイト文字(半角)です。日本語(2
バイト(全角)文字)は使用できません)。
 自分のユーザ ID(学籍番号)、人名や地名、日本語や英語の単語(または略語)、
Windows は、一般的に利用されている OS の1つであり、Microsoft Corporation の商標です。本文中で
は、TM マーク等は省略しています。
5
5
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自分の個人情報(イニシャル、電話番号、クラブ名、誕生日)など、第 3 者に容
易に推測されやすい文字列は避けてください。
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第5章
利用可能なソフトウェア一覧
汎用性の高いソフトウェアは、ECIP 標準ソフトウェアとして運営委員会ならびに専門委
員会で協議し、必要に応じて整備しています。図表 3 は、現在利用可能なソフトウェア一
覧になります。
図表 3 ECIP 標準ソフトウェア一覧
分野
MS オフィス
Web
ソフトウェア名称
講義用
自由利用
統計
教室
教室
演習室
○
○
○
Internet Explorer 11
○
○
○
Google Chrome 47
○
○
○
Adobe Reader DC
○
○
○
Windows Media Player 12
○
○
○
Flash Player 20
○
○
○
Microsoft Office Pro Plus 2013 SP1
(Word、Excel、Access、PowerPoint)6
WinDVD 10
7101、7102、
マルチメディア7
Cyber Link Power DVD
動画編集
統計関連
○
7201、910406
第 2∼8C
○
○
○
○
SAS University
第 5C, 8C
第 1C
第 9C
SPSS 23
第 5C, 7C
第 1C
第 9C
R 3.2.2
第 5C, 7C,
第 1C
第 9C
ムービーメーカー
8C
Java(TM) SE Development Kit 7 update 09
○
○
○
プログラミング
Borland C++Compiler 5.5.1.2
○
○
○
言語
N88 互換 BASIC for Windows
○
○
○
C 言語を始めよう!2.0.0.5
○
○
○
テキストエディタ
TeraPad 1.09
○
○
○
圧縮解凍
LHaPlus for Win 1.73
○
○
○
FTP
FFFTP 1.98
○
○
○
タイプ練習
Mikatype 2.0.6
○
○
○
注 1)○は講義用教室または自由利用教室に該当するすべての教室で利用できることを示しています。
注 2)講義用教室、自由利用教室、統計演習室における“C”は“クライアント室”を示しています。
2015 年 4 月現在、Microsoft Office のバージョンは 2013 で全教室統一しています。また、Word、Excel、
PowerPoint、Access は Microsoft Corporation の商標です。本文中では、TM マーク等は省略しています。
7 第 4C は Cyber Link Power DVD になります。第 4C 以外の講義用教室は WinDVD になります。
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7
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また、各教室の OS は、Windows 7 Professional になります。
特定学部における専門的な教育で利用されるソフトウェアについては図表 4 の通りであり、
今後必要となるソフトウェアについては各学部で必要性を十分に検討した上で ECIP が定め
る書面にて申請して下さい。なお、申請に関する詳細については第 12 章“各種申請の方法”
を参照してください。特定学部用のソフトウェアに関しましては、継続して翌年度も利用
する場合は、毎年度、申請をしてください。
図表 4 特定学部用ソフトウェア
学部
分類
ソフトウェア名称
講義用
自由利用
教室
教室
教養部
中国語
Chinese Writer 10
第 4C
第 1C
心身科学部
専用ソフトウェア
栄養君
第 7C
第 1C
心身科学部
双方向授業支援
クリッカー
○
○
司書講習
エクステン
ションセン
ター
文学部
文学部
専用ソフトウェア
資格取得練習ソフト
Biblas
7C、8C
専用ソフトウェア
なし
MS 資格関連
第 4C
ウェア
専用ソフトウェア
第 5C、6C、
Ant Conc
Wave Sufer
第 4C
第 4C
第 2C、3C
第 1C、2C、
3C
第 1C、2C、
3C
注 1)○は講義用教室または自由利用教室に該当するすべての教室で利用できることを示しています。
注 2)講義用教室、自由利用教室、統計演習室における“C”は“クライアント室”を示しています。
なお、各教室で使用できるソフトウェアの一覧については、ECIP の Web サイトの“シス
テムの利用方法”における“ソフトウェア” からダウンロードできます。
(http://www.ecip.agu.ac.jp/use/pdf/file1.pdf)
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USB や CD などの外部メディアの取り忘れ防止ソフトウェアの導入
2012 年度より、
コンピュータ利用後の USB メモリや CD などの取り忘れ防止を目的として、
「EJECTCHK1.1」を全教室の PC に導入しています。コンピュータのドライブに、USB メモリ
や CD などの外部メディアが挿入されたままシャットダウンしようとすると、終了時に取り
忘れを警告する画面がでます(図表 5)。警告画面がでたら必ず USB ポートに取り付けられ
ている USB メモリやドライブに挿入されている CD などを取り出し、忘れ物のないようにし
てください。
図表 5 EJECTCHK の警告画面
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第6章
学生向けサービス(e ラーニングと全学生電子メール)
e ラーニングは、いつでも、好きな時間に、教室のコンピュータで学ぶことができる学習
システムです。ECIP で使用可能な e-ラーニングには次の 2 つがあります。e-ラーニングの
利用に関しては、ECIP の Web サイトに各 e-ラーニングの Web サイトへのリンクがあります
(図表 6)
。
(1) Net AcademyⅡ
TOEIC®(Test of English for International Communication)のスコア・アップを目指
しつつ英語によるコミュニケーション能力を強化するコースがあります。
(2) 富士通 FOM SPI 試験対策コース
就職試験の際に多くの企業で導入されている SPI8を学習するシステムです。なお、本シ
ステムは ECIP が管理・運用する PC からのみアクセスできます。教職員を対象とした管理
者向けの取扱手順書を用意していますので ECIP 事務室までお尋ねください。
図表 6 ECIP の Web サイトから e-ラーニングへのリンク
8
SPI は、Synthetic Personality Inventory の略であり、総合適性検査と呼ばれるものです。言語分野(主
に国語に関する基礎知識)や非言語分野(主に数的処理に関する基礎知識)などがあり,多くの会社の採
用試験に導入されています。
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平成 23 年度より、本学の学生は学生用の電子メールとして Gmail9を利用できます。なお、
利用を開始する際にはウェブキャンパスにおいて利用許諾手続きをする必要があります。
Gmail の利用許諾の詳細な方法ならびに基本的な利用方法に関しては、ECIP の Web サイト
に利用手引(http://www.ecip.agu.ac.jp/use/pdf/gmail.pdf)がありますのでそれを参照
してください(図表 7)
。
図表 7 ECIP の Web サイトから Gmail 利用手引へのリンク
これまで ECIP で利用していた GraceMail サービスは、Gmail サービスの導入にともない廃
止されています。
9
Gmail は、Google 社が開発した Web 上で利用できるメールサービスです。
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第7章
ECIP 利用上の禁止事項と自由利用教室の運用(学生向け)
ECIP の PC に関して、その利用範囲は学生生活に関するものに限ります。すなわち、ECIP
の PC は、①学業、②就職活動、③その他学生生活に関連して必要な行為(講義の履修登録
など)に関すること以外に利用はできません。
また、利用時において、次の行為は禁止行為になります。これらの行為があった場合、
その行為に応じて、ECIP の一時的な利用資格の停止や利用資格の剥奪などしかるべき処置
を ECIP の所長、主任、職員の判断でとります。
 携帯電話を使用したり、騒いだりするなど、他の利用者の迷惑になること。
 室内で飲食をすること。
 自分のユーザ ID やパスワードを他人に使わせること。また、他人のユーザ ID や
パスワードを使用すること。
 ECIP のコンピュータネットワークを使って、営利を目的とする行為、法に触れる
行為、または、公序良俗に反する行為をすること。
 コンピュータを不正に利用(クラッキング)したり、許可なく利用環境を変えた
り、教職員の注意を聞き入れないことなど、ECIP の運営を妨げる行為をすること。
ECIP は、学生向けサービスとして自由利用教室を管理・運用しています。自由利用教室
では、講義のない時間帯であれば、自由時間に PC を利用して、インターネットの閲覧、電
子メールの送受信、レポートや卒業論文の作成などを行うことができます。なお、自由利
用教室は次の要領にしたがって利用して下さい。
 第1クライアント教室の受付係に学生証を提示し、空いている座席を利用してく
ださい。空いている座席がわからない場合は、受付係に問い合わせて下さい。
 クライアント PC をシャットダウンし、電源が切れたことを確認した後退室してく
ださい。
 座席を離れる時は必ずシャットダウンしてください。そして、直ぐに戻れそうに
ない場合は退室の手続きをしてください。
 補習授業や講習会など臨時の利用がある場合には、自由利用の中止や制限をする
ことがあります。
 2015 年 4 月よりプリント管理システム導入に伴い、利用者の印刷できる枚数が制
限されるようになりました。また、従来の「印刷用紙」の持参が不要となります。
学生が自由利用教室で印刷できる枚数は次のように制限されています。
−学生 1 人あたり在籍中 100 枚まで印刷可能となります。
−印刷枚数の上限に達した場合は、100 枚 100 円にて印刷枚数を増やすことが
可能です。
手続き方法:証明書自動発行機(教学センター)にて「印刷用新申請書」を
購入し、情報処理教育センター(9 号館 2 階)に提出してください。
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印刷可能枚数は、印刷時に画面上に出力されますが、別途確認したい場合は
情報処理教育センター(9 号館 2 階)に問い合わせてください。
また、各自由利用教室に 2 台プリンタが設置されます。デフォルトプリンタは
端末毎に異なりますので、詳細は各教室の掲示を参照してください。
印刷用紙が無くなった場合は、第1クライアント教室の受付まで尋ねてください。
 コンピュータのドライブに、USB メモリや CD などの外部メディアが挿入されたま
まシャットダウンしようとすると、終了時に取り忘れを警告する画面がでます(第
5 章図 5 を参照)
。警告画面がでたら必ず USB ポートに取り付けられている USB メ
モリやドライブに挿入されている CD などを取り出し、忘れ物のないようにしてく
ださい。なお、忘れ物をした場合には ECIP で保管している場合もあるので、ECIP
事務室まで尋ねてください。ただし、忘れ物に関しては自己責任です。必ずしも
ECIP 事務室に忘れ物があるとは限りませんし、追跡調査等の対応も行いませんの
でくれぐれも忘れ物をしないように心がけてください。
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Version 5.0 (April 2016)
第8章
個人用フォルダと講義用フォルダ
各利用者には個人用フォルダが用意され、ファイルを保存することができます。また、
講義科目ごとに講義用フォルダが用意され、講義の受講生に配布するファイルの保存に利
用することができます。いずれもネットワークドライブ上に存在しますので、ECIP が管理・
運用する教室のクライアント PC から利用できます。
(1) 個人用フォルダ
利用者のマイドキュメントが個人用フォルダになっており、Z ドライブ内にあります。
2014 年度末より、在籍期間中は個人フォルダ内のファイルは削除されません。
(2) 講義用フォルダ
講義用フォルダは、P(Public)ドライブ内にあり、講義科目の配当学部フォルダ→教員
フォルダ→講義科目フォルダのように階層化されています。各フォルダにはそれぞれ英文
の略称を付けています。各講義科目フォルダ内には属性の異なる(読み込み、書き込み、
実行という 3 種類の権限の有無が異なる)次の 3 種類のフォルダがあります。
 Material:学生はその中のファイルの読み取りのみ可能です。
 Report :学生は自分のファイルの書き込みと読み取りができます。ただし、他人が
書き込んだファイルの読み取りはできません。ファイルの有無の確認のみができま
す。
 Hearing:全てのユーザがファイルの読み取りや書き込みを行うことができます。
上記の 3 種類のフォルダについて、Material フォルダは受講生に配付される教材や資料
ファイルを保存するフォルダとして、Report フォルダは受講生のレポート(ファイル)提
出先フォルダとして、Hearing フォルダは受講生間の意見交換や協同作業用のファイルを保
存するフォルダとして利用されることを想定しています。また、教員は全てのフォルダに
ついて、ファイルの読み取りと書き込みができます。
P ドライブに関しては、原則として、毎年度 3 月に個人用フォルダ内のファイルは全て削
除されますので、必要なファイルは 2 月末までに各自の USB メモリなどにコピーしておい
て下さい。
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(3) 講義用フォルダへのファイル転送
ECIP のファイルサーバー(Public ドライブ:file.ecip.agu.ac.jp)との間でファイル
転送が可能です。講義用フォルダへのファイル転送は、研究室などの PC(学内のネットワ
ークに接続している PC)からも FTP10クライアントツールによって行えます。
FTP クライアントツールは多数ありますが、フリーウェア11である FFFTP12を使ったファイ
ル転送について説明します。まず、FFFTP を開発者が運営するサイトやフリーウェアのポー
タルサイトよりダウンロードしインストールしてください。インストール方法の詳細や動
作環境等についてはダウンロードしたファイルを参照してください。
FFFTP を起動します。使用するためには“ホストの設定”を開き、FTP で ECIP のファイ
ルサーバーに接続するための設定を行います。図表 8 は、FFFTP における ECIP のファイル
サーバーへの接続設定画面の例になります。
“ホストの設定名”は任意の名前で構いません。
ここでは“ecip”と入力しています。次に、
“ホスト名(アドレス)”については、
“file.ecip.agu.ac.jp”と入力してください。“ユーザ名”と“パスード”は ECIP 利用時
のものになりますので、ECIP の PC にログインする際に入力するものと同じものを設定して
ください。
“ローカルの初期フォルダ”と“ホストの初期フォルダ”は空欄でかまいません
が、両者にアドレスを設定すると、ローカルコンピュータ(自身の PC)とホスト(ECIP の
ファイルサーバー) の初期フォルダを各々指定できます。
図表 8 FFFTP による ECIP のファイルサーバーへの接続設定
FTP は、File Transfer Protocol の略語であり、インターネット上でファイルを転送するサービスに関
するプロトコル(決まりごと)のことです。
11 フリーウェアは、フリーソフトとも呼ばれ、無料で利用できるソフトウェアのことです。
12 FFTTP は、FTP クライアントツールの代表的なフリーソフトウェアです。Sota 氏によって開発され多
用されているソフトウェアですが、有志により Version 1.98 にバージョンアップされております。
10
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図表 9 は、FFFTP によるファイル転送画面になります。左側がローカル、すなわち各自の
PC のファイル構成画面になり、右側がホスト、すなわち、ECIP のファイル構成画面になり
ます。図表 9 の例では、講義資料のファイルを、ECIP の該当講義科目フォルダにおける
Material フォルダ13内に転送した場面を示しています。
このように研究室で作成したファイルを受講生に配布する際、クライアント室に行かず
とも ECIP のファイルサーバーに転送することができます。また、本学ネットワークセンタ
ーの利用者は、VPN14クライアントを用いて大学のネットワークに入ることにより、学外の
PC と ECIP のファイルサーバーとの間でファイル転送が可能になります。VPN の接続方法に
ついては、本学ネットワークセンターの Web サイトにおける“マニュアル”の項目
(http://www.dpc.agu.ac.jp/manual.html)に詳細な手引きがありますので、該当ファイ
ルを参照してください。
図表 9 FFFTP によるファイル転送画面
13
Material フォルダは、P(Public)ドライブ内にあり、学生がその中のファイルの読み取りのみ可能な
フォルダです。
14 VPN は、Virtual Private Network の略語であり、公衆回線をあたかも専用線であるかのように利用で
きる仮想ネットワークのことです。VPN を利用することで、ECIP が管理・運用するコンピュータ以外か
らも ECIP のネットワーク内と同様の環境でサービスの利用が可能になります。
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第9章
教員向け授業用 Web サーバー(プログラミング実行環境等)の利用
教員は、授業用にプログラミング実行環境が整った Web サーバーを利用できます。Web サ
イトの URL は“http://www.j.ecip.agu.ac.jp/~user-id/”
(user-id は、WebCampus のユー
ザ ID もしくは ECIP 発行のユーザ ID)になります。現時点では、セキュリティの観点から
公開範囲を ECIP の施設内および学内の研究室に限定しています。なお、2012 年 10
月より、教材配布と目的とする Web サイトの設置は、学外公開も可能なネットワー
クセンターが管理・運用するサーバーを使用することになりました。つきましては、
教材配布を目的に ECIP の Web サーバーをお使いの方は、速やかにネットワークセンター
の Web サーバーへの移行をお願いします。
プログラミング実行環境等を目的とする Web サーバーを利用する際は、ECIP への申請が
必要ですので、ECIP の Web サイトにおける“規定・各種申請書”にある“授業用 WWW サー
バー利用申請書”をプリントアウトし必要事項を記入したうえで、ECIP 事務室へ持参して
ください。
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第 10 章
講義支援システムの概要
講義支援システムとして、各教室には次の講義支援システムが備えられています。
①ペンワークス
本システムは、Excel や PowerPoint などの表示画面へタブレットペンやマウスを用
いて書き込みができるものです(図表 10 右上転送画面の赤字部分)
。演習中に操作ボ
タンの位置や講義における重要箇所を明示する際に有用です。
②Wingnet
本システムは、学生用 PC の状況把握と制御をしたり、教員用 PC の画面を転送した
りするものです(図表 10 右上転送画面)
。教員用 PC から学生用 PC へ画面転送する際
には、画面の表示サイズの変更も可能であり、学生用 PC 側の操作で転送画面の位置の
移動も可能です。
図表 10 ペンワークスによる書き込みと Wingnet による教員 PC の画面転送
注 1)上図は学生用 PC の画面です。
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Version 5.0 (April 2016)
Wingnet は教室によってバージョンが異なり、利用できる機能は異なります。利用する教
室がどのバージョンであるかについては、図表 11 を参照してください。なお、バージョン
ごとの詳細なマニュアルに関しては、P ドライブの“ecip”フォルダ→“Wingnet 操作マニ
ュアル”フォルダ内にバージョン別に用意していますので、図表 11 で該当教室の Wingnet
のバージョンを確認の上参照してください。
図表 11 講義支援システム一覧
教室
PenWorks
Wingnet
第 1 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 16
第 2 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 16
第 3 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 16
第 4 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 16
第 5 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 17
第 6 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 17
第 7 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 17
第 8 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 17
第 9 クライアント室
PenWorks2.1
Wingnet 12.5
7101 教室
PenWorks2.1
Wingnet 12.5
7102 教室
PenWorks2.1
Wingnet 12.5
7201 教室
PenWorks2.1
Wingnet 12.5
9104 教室
PenWorks2.1
Wingnet 12.5
9106 教室
PenWorks2.1
Wingnet 12.5
19
Version 5.0 (April 2016)
③双方向授業支援システムとして、各教室にはクリッカーシステム「Flow」が
備えられています。
対話型、質問形式の授業等を実施し、リアルタイムな回答結果を表示できます。
回答ごとの割合・人数を示す円グラフ(図表 12)、棒グラフのほか、
学習者毎の回答内容や応答時間とその人数(図表 13)を確認できます。
使用を希望する際は、ECIP 事務室に申し出てください。
図表 12 回答分布(円グラフ)
図表 13 学生ごとの回答
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教員用 PC ではスタートメニューから Flow を起動して操作します。
注 1)上図は教員用 PC の画面です。
学生用 PC ではスタートメニューから vPad(ブラウザ版)を起動して操作します。
注 1)上図は学生用 PC の画面です。
詳細な機能については、事務室にて USB ライセンスキーと一緒にお渡しするマニュアルを
参照してください。
マニュアルは、
Public\ecip\クリッカー操作マニュアル
に格納しております。
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第 11 章
SA(Student Assistant)制度の概要
(1) SA 制度の目的
SA(Student Assistant)制度は学生の教育を目的としており、講義補助を通じて情報処理
などについてより深く学ぶことができるようにするものです。
(2) SA の委託期間と新規募集
SA の委託期間は 4 月 1 日から 3 月 31 日までの 1 年間です。SA の新規募集に関しては、
毎年度 1 月∼2 月に主に学部 2 年生を対象に募集をします。新規募集には教員による推薦と
公募とがあります。公募の場合は、所長、主任、職員のいずれかの者によって簡単な面接
を実施します。推薦と公募によって選出された学生は、毎年度 2 月頃に行われる SA 講習会
を経て SA に選定されます。なお、推薦と公募で多数の学生が選出された場合は、所長、主
任、職員による事前選抜を行います。
(3) SA 利用上のお願い
ECIP の教室で行われる講義には、原則として一人の SA が割り当てられます。SA を利用
される時は次の点についてご留意ください。
①教育的対応
SA 制度の目的は SA を教育することです。講義補助において不十分な点がありましても、
教育的な観点から対応してください。
②開始・終了時間
SA は主に本学の学部学生であり、自分の履修する講義があるため、補助を担当する講義
の開始時刻より早く教室に入ることや、終了時刻を越えて教室にいることはできない場合
があります。開始時刻より前に教室をご利用になりたい場合や、講義時間を延長されたい
場合は、センター事務室にて教室の鍵の受け取りと返却をお願いします。なお、事務室は
18 時 20 分に閉まりますので、それ以降に鍵を返却される場合は事前に事務室(内線 1623・
1624)にお電話ください。
③SA の作業範囲
SA は講義そのものの内容に係る補助(SA が講義を行うこと)
、採点、試験監督などはで
きません。PC の操作方法指導やログイン補助作業が主な仕事となります。また、SA 業務時
間内に SA がセンターから出る場合は事務室の許可が必要になります。SA にセンター外での
仕事を依頼される場合は事務室までご相談ください。
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第 12 章
各種申請の方法
(1) ECIP の利用申請
ECIP の利用について新規登録・更新・取消をされる時は、ECIP の Web サイトの関連ペー
ジ“http://www.ecip.agu.ac.jp/data/index.php?cID=7”から“情報処理教育センター利
用申請書”をダウンロードして、必要事項を記入の上、ECIP 事務室へ提出して下さい。
(2) ソフトウェアの利用申請
ECIP でソフトウェアを新規ないしは継続利用する場合は、新規利用であれば“ソフトウ
ェア利用申請書”、継続利用であれば“ソフトウェア継続利用申請書”に、必要事項を記入
の上、ECIP 事務室へ提出して下さい。なお、
“ソフトウェア利用申請書”については、ECIP
の Web サイトの関連ページ“http://www.ecip.agu.ac.jp/data/index.php?cID=7”からダ
ウンロードできます。ソフトウェアの利用申請は、年 1 度であり来年度に反映されます。
2015 年度であれば、該当書類を 7 月に ECIP の利用者に配布し、書類提出期限を 9 月 30 日
としています。なお、最終的な教室ごとの利用可能なソフトウェアについては、11 月頃に
行う “教室アンケート”をもって確定します。
(3) 教室の利用申請
ECIP の教室の利用申請は、一般教室の申請時に配布する申請用紙に記入して提出して下
さい。
(4) 授業用 Web サーバー(プログラミング実行環境等)の利用申請
授業用の Web サーバーを利用するには ECIP への申請が必要ですので、新規に利用を開始
される場合、ECIP 事務室へ相談してください。また、継続利用されている先生には、毎年
文書にて継続利用申請書を提出していただいております。ECIP の Web サイトの関連ページ
“http://www.ecip.agu.ac.jp/data/index.php?cID=7”から“授業用 WWW サーバー利用申
請書”をダウンロードしていただき、“継続利用”にチェックをし、必要事項を記入したも
のを ECIP 事務室に提出してください。
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第 13 章
情報処理教育の研究と推進
ECIP では、情報処理教育の研究と推進を目的として、研究会やセミナーなどを開催して
います。教員の研究教育あるいは学生の勉強や就職活動に有用な講義内容に関して希望す
るテーマがありましたら ECIP までご連絡下さい。
直近の活動は以下の通りです。2011 年度は、教員を対象に外部講師による Gmail の利用
方法に関する講習会を実施しました。さらに Gmail 以外の機能として GoogleApps15に関する
講習会も実施しました。また、学生を対象とした学外講師によるセミナーも実施しており、
Word を使った卒業論文作成に関して、
“卒論で使う Word・Excel(I)”と“卒論で使う Word・
Excel(II)”の 2 段階のレベルに分けて実施しました。さらに、3 年生の就職活動が本格化
する時期を見越して、
“ビジネス文書・ビジネスメール”として、Word による履歴書送付状
の作成や Gmail による面接のアポイントメールなど就職活動の実践的な場面を想定した講
習会も展開しました。
2012 年度は、インターンシップ講習と情報活用セミナーの 2 つを展開しました。インタ
ーンシップ講習は、キャリアセンターと連携し、インターシップに参加する学生向けに Word、
Excel、PowerPoint といった汎用ビジネスソフトウェアの操作方法を学習しました。情報活
用セミナーでは、
“SPI に対する e-learning 講習会”、
“卒論作成のための Word・Excel 講座”、
“就職活動で使うビジネス文書&ビジネス E メール”の 3 つのテーマでセミナーを実施しま
した。
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GoogleApps は、いくつかの Google 社製品を Web 上で使用可能となるサービスです。
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