河西 正博(専任講師) ■ 学位 修士(社会福祉学) ■ 最終学歴 立教大学コミュニティ福祉学研究科社会福祉学専攻博士課程後期課程単位取得後退学 ■ 研究分野(領域) 障害者スポーツ論、障害学、スポーツ社会学 ■ 所属学会等 日本体育学会、日本アダプテッド体育・スポーツ学会、日本障害者スポーツ学会 障害学会、日本スポーツ社会学会、福祉社会学会 ■ 教育活動実績 【主な担当授業】 障害者スポーツ概論、障害者スポーツ指導法 01 研究活動業績 【著書】 ・「障害者スポーツにみる『健常者』/『障がい者』間の関係構築と身体性」松田恵示、松尾哲矢、安松幹展/編『福祉社会のアミューズメントとスポーツ』 世界思想社,pp.202-218,2010 ・「障害者スポーツの実施状況」「障害者スポーツの競技者」笹川スポーツ財団『スポーツ白書~スポーツが目指すべき未来~』笹川スポーツ財 団,p.27/pp.30-31,2011 ・「『知的共同作業者』として発表を聴く」平岡公一、武川正吾、山田昌弘、黒田浩一郎/監修『研究道:学的探求の道案内』東信堂,pp.306-314,2013 ・「障害者のスポーツ実施状況」笹川スポーツ財団『スポーツ白書~スポーツの使命と可能性~』笹川スポーツ財団,pp.81-83,2014b ・「ノーマライゼーション」pp.19-20,「ICF」pp.25-27,「障害者福祉施策における障害者スポーツ」pp.30-31,「車いすバスケットボールの実践」pp.114-117, 「クラス分けの意味と矛盾」pp.118-121/森川洋、金子元彦、和秀俊(編著)『障害者スポーツ論』大学図書出版,2014 【研究論文・発表論文】 論文 ・「障害者スポーツ研究の課題と展望」『立教大学コミュニティ福祉学研究科紀要』4,pp.15-22,2006 ・ 「ス ポー ツ か ら み た 障 害 者の 自 己 変 容 に 関 する 研 究 -障 害 を も つア ス リ ー ト の 事 例か ら - 」 『 立教 大 学 コ ミ ュ ニティ 福 祉 学 研 究 科 紀 要』 8,pp.27-38,2010 ・「障害者スポーツにおける『障害』意識に関する研究~車椅子バスケットボール競技者に着目して~」『福祉文化研究』21,pp.62-77,2012 ・「福祉系大学生のキャリア意識に関する調査研究(第1報)」『近畿医療福祉大学紀要』13(2),pp.87-91,2012 ・「『クラス分け』とは何か」『現代スポーツ評論』29,pp.101-107,2013 ・「パラリンピアンのスポーツキャリア」『体育の科学』64(6),pp.406-410,2014 ・「東京パラリンピック開催と障がい者スポーツの推進」『みんなのスポーツ』410,pp.22-24,2014 ・「肢体不自由児の運動・スポーツプログラムに関する基礎的研究」『びわこ成蹊スポーツ大学研究紀要』12,pp.27-36,2015 ・「障害者スポーツにおける『障害者』『健常者』の関係性について-車椅子バスケットボールの実践から-」『びわこ成蹊スポーツ大学研究紀要』 12,pp.131-134,2015 研究発表 ・「障害者スポーツにおける『障害者』『健常者』の関係性に関する考察―車椅子バスケットボールの実践から」日本障害者スポーツ学会第 18 回大会 (2008 年) ・「『障害/健常』意識の変容過程に関する研究―車椅子バスケットボール競技者に着目して―」日本レジャー・レクリエーション学会第 38 回大会(2008 年) ・「車椅子バスケットボールの動作分析 : 日本トップチームと全国レベルチームの比較」日本体育学会第 59 回大会(2008 年) ・「障害者スポーツにおける SOC 研究の可能性と課題」日本体育学会第 61 回大会(2010 年) ・「スポーツから見た障害者の自己変容に関する研究-障害をもつアスリートの事例から-」日本福祉文化学会第 19 回大会(2011 年) ・「大学生の障害・障害者スポーツ理解に関する調査研究」日本アダプテッド体育・スポーツ学会第 15 回大会(2012 年) ・「身体に障害のある児童生徒の体育授業に関する研究―全国の肢体不自由特別支援学校の調査から」日本体育学会第 63 回大会(2012 年) ・「障害者スポーツにおける『健常者』の位置付けと協働の可能性」日本アダプテッド体育・スポーツ学会第 16 回大会(2012 年) ・「車椅子スポーツ体験が大学生にもたらす社会心理的効果に関する調査研究」兵庫体育・スポーツ科学学会第 24 回大会(2013 年) ・「『障害者スポーツ』の社会学に向けて―スポーツ/日常における「障害」をめぐって―」日本スポーツ社会学会第 22 回大会内第 2 回学生会員フォー ラム(2013 年) ・「特別支援学校教員の体育授業に対する意識に関する研究―全国の肢体不自由特別支援学校の調査から」日本体育学会第 64 回大会(2013 年) ・「肢体不自由児向け運動プログラムの実施状況に関する調査研究-全国の障害者スポーツセンターへの調査から」日本体育学会第 65 回大会 (2014 年) 【報告書・その他】 ・松尾哲矢、河西正博、及川晋平、依田珠江、安松幹展(2012)「わが国における障害児のスポーツ環境構築に関する基礎的研究」『笹川スポーツ研 究』1(1),pp.242-250 ・松尾哲矢、依田珠江、河西正博、和 秀俊(2013)「車椅子運動が子どもにもたらす生理的・社会心理的効果に関する研究」『笹川スポーツ研究』 2(1),pp.222-229 ・「オリンピアン・パラリンピアンの社会的認知ならびに大会視聴状況について」『障害者スポーツ選手発掘・育成システムの現状と今後の方向性に関 する調査研究報告書』ヤマハ発動機スポーツ振興財団,pp.79-82,2015 02 競技歴およびスポーツ指導歴 【スポーツ指導歴】 ・立教大学体育会バドミントン部コーチ(リクルート担当)(2008 年~現在に至る) ・びわこ成蹊スポーツ大学バドミントン部顧問(2015 年~現在に至る) ・アジアパラ競技大会バドミントン日本代表コーチ(2014 年) 03 社会活動実績 ・NPO 法人バラエティクラブジャパン理事(2005 年~2008 年) ・青年海外協力隊短期派遣(赴任国:シリア/職種:障害者体育)(2005 年) ・埼玉県志木市立宗岡中学校外部講師(バドミントン部の指導)(2006 年~2007 年) ・日本車椅子バスケットボール大学連盟常任理事(2008 年~2012 年) ・文部科学省委託研究「ライフステージに応じたスポーツ活動の推進のための調査研究」支援策企画立案ワーキンググループ委員(2011 年~2012 年) ・NPO 法人志木総合型地域スポーツ・レクリエーションクラブ理事(2012 年~現在に至る) ・兵庫県福崎町学童運動教室講師(2012 年~2014 年) ・兵庫県姫路市障害者スポーツ教室(バドミントン・卓球バレー)講師(2013 年~2014 年) ・兵庫県卓球バレー連盟理事(2013 年~2014 年) ・兵庫県障害者バドミントン協会理事(2013 年~現在に至る) ・ヤマハ発動機スポーツ振興財団「障害者スポーツの現状についての調査研究」調査委員(2013 年~現在に至る) ・日本障害者バドミントン協会強化委員(2014~現在に至る) ・滋賀県障害者スポーツ協会理事(2015 年~現在に至る) ・甲賀市スポーツ推進審議会委員(2015 年~現在に至る) 04 受験生へのメッセージ 皆さんはスポーツが好きで、これまでさまざまな種目に取り組み楽しんできたことと思いますが、少し視野を広げて見てみると、スポーツをしたくてもで きない人たちが実はたくさんいます。「障害者」と呼ばれる人たちがそうかもしれません。ちょっとした工夫や配慮があればスポーツに参加できるとして も、「障害があるから」という一言で遠ざけられてしまっている場合があります。言い換えればスポーツが「できない」のではなく、さまざまな固定観念や 思い込みで「できなくさせられている」のかもしれません。 このような状況の中で、授業やゼミでは皆さんが親しんできたスポーツを、どのようにすれば障害のある方々にも楽しんでもらえるのか、スポーツ場 面での「障害」とは何なのかを、各種現場実習を通じて一緒に考えていきたいと思っています。「より早く・より早く・より強く」だけではない、多様なスポ ーツのあり方についてともに学んでいきましょう。 05 現在の研究課題 肢体不自由を中心とした障害児・者の運動・スポーツ環境の構築に向けた活動実態の把握(特別支援学校における体育授業、パラリンピアンの活動 実態等)および、その背景にある当事者の「障害意識」の検討や、障害者スポーツにおける「健常者」の関わりや障害者との関係性について検討を行 っている。
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