住-学-行 -産協働による木曽川景観まちづくりプロジェクト

平成 22 年度 石川翔一 鬼頭朋宏 木全瑛二 香村翼
住 - 学 - 行 - 産協働による木曽川景観まちづくりプロジェクト
■住 - 学 - 行 - 産協働
古賀巧也 松野靖代 山本哲也 横山太郎
渡辺健由 本田卓也
■対象地域・・・木曽川を挟んで隣接する可児市と美濃加茂市
岐阜県美濃加茂市
地域住民団体
要望・意見
調査・提案
太田の渡し
中山道太田宿
木曽川の雄大な風景
木曽川
今渡渡し場
大学研究室
公的助言
技術的助言
会合開催
岐阜県可児市
提案図面
行政
建築士会
中山道の道筋
2 市を繋ぐ遊歩道(計画)
中山道の歴史を感じるまち
各者にとって有益なプロジェクト
別々に活動していた2市の地元住民まちづくり団体をひとつに・・・
地域の事を最もよく知る知恵袋。
【住民】
→ 自分達の生活をより豊かに・・・
美濃加茂市の地元住民まちづくり団体・NPO 法人宿木と可児市の地元住民まちづくり団体・木曽川左岸遊歩道友の会は、
要望や意見に対する提案を具現化する。
【大学】
→実務の経験を通して建築、まちづくりを学ぶ。
【建築士】 建築の専門家。技術的助言・支援をする。
→建築士会の成果として報告。
【行政】
地域での活動を支援。会合の開催場所等も支援する。
→事業としても有効。まちをより豊かに・・・
これまで別々のまちづくり活動を行ってきた。しかし、木曽川を挟んで隣接する2市は共に「中山道」「木曽川」を地域の魅
力として考えている。互いに協力してまちづくりを推進した方がより良い活動が出来るのではないか?
そこで、私達大学研究室が間を取り持ち、互いの魅力を活かした地域連携による広域まちづくりプロジェクトを始動した。
プロジェクトを指導するに当たり、まず第一に考えたこと。それは、「プロジェクト参加者や地域に暮らす住民の方々にと
って有益なプロジェクトにしたい!」という事である。共通の魅力である「木曽川」
「中山道」を軸に、地域内に存在する様
々な魅力を「繋ぐ」プロジェクトとして、本プロジェクトは対象地域の将来計画案を作成する。
木曽川渡し場遊歩道
■計画案作成までの主な活動・・・地域密着の様々な活動を通じ、計画案の質を高める
現地調査
要望
地元の方々との意見交換会
学内外のシンポジウムで公表
地元住民団体、建築士、行政
より多くの人に向けて発表す
の方々との意見交換会を1年間
ることで、今後更なる議論が展
で合計 17 回企画・開催し、計
開される事が期待される。
画案の質を高める事に努めた。
特に、昨年度美濃加茂市で開
毎回、大学で作成・提案した
催された「岐阜県景観シンポジ
案に対して意見や要望を頂き、
ウム」では、約500名の来場
次回更に改善した案を提案する
者の方々の前で発表させて頂き
事を重ねた。
発表後も地域住民の方々からの
反響は非常に大きかった。
国道 41 号
■地域全体計画・・・地域の方々の要望や行政の助言を基に、大学の提案も織り交ぜる
国道 21 号
国道 21 号
美濃加茂市役所
西福寺
旧太田本陣門
駐車場計画地
可茂総合庁舎
歴史まち歩きゾーン
いきいきアクティブゾーン
回遊性の向上
回遊性の向上
御代桜 酒蔵
駐車場
駐車場
木曽川緑地ライン公園
祐泉寺
旧太田脇本陣林家住宅
太田宿中山道会館
化石林公園
美濃加茂市文化会館
駐車場
日本ライン下り乗船場
小松屋
太田公民館
太田
橋
渡し船による接続
虚空蔵堂
回遊性の向上
渡し船による接続
中濃大
ライン下 り
橋
堤防沿いにサイクリングロードの設置
駐車場
木曽川沿いの竹林
接続性の向上
今渡公民館
駐車場
木曽川渡し場遊歩道
弘法堂
駐車場
駐車場計画地
カヤバ北町グラウンド
桜井の泉
渡し場遊歩道ゾーン
八幡神社
回遊性の向上
回遊性の向上
広大な畑。農業空間
国道 4 1 号
県道 84 号線
ふれあい体験ゾーン
名鉄 日本ライン今渡駅
遊歩道の周遊路
カヤバ工業岐阜北工場
駅とのアクセス
県道 84 号線
自動車(外部)
自動車(内部)
0
50
150
300
N
自転車
遊歩道へ入る
編集:横山太郎