2008 年 12 月 2 日 新潟市長 篠田 昭 様 日本共産党新潟市議会議員団 団 長 渋谷 明治 市内タクシー会社の連続倒産にあたっての申し入れ 新潟市内の老舗のタクシー会社、新潟相互タクシーと新潟タクシーが、10 月、 11 月と相次いで倒産し、約 280 人の労働者が職を失い、大きな衝撃を与えてい ます。 2002 年の道路交通法の改悪で需給調整が撤廃され、新規参入や増車が自由化 されたことにより、タクシーの供給過剰状態が生まれました。業界関係者は「国 の規制緩和が元凶」と指摘し、先日は市長も知事とともにタクシーの供給過剰 対策を国土交通省に緊急要望されました。 今、タクシー業界の規制緩和を抜本的に見直すと同時に、解雇された労働者 への緊急の対策が求められます。市は国の対策を待つことなく、独自の手だて を取っていただきたく、以下の通り要望いたします。 1 以下の通り国に要望すること。 ①タクシー輸送の安全・安心確保のため、供給過剰を解消・防止すること ②過度な運賃競争を解消し、適正な運賃制度を確立すること ③運転者が誇りと働きがいをもてる賃金・労働条件の改善を図ること 2 新潟相互タクシー、新潟タクシーの倒産で職を失った労働者の救済策を緊 急に図ること。 3 実態を調査し、今後の連鎖倒産を防ぐ対策をとること。 以上
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