Application Note 2015 年 6 月 30 日 絶縁型 DC/DC コンバータ 接続例 1. 概要 絶縁型の DC/DC コンバータは製品内部にて 1 次-2 次間が絶縁されておりますので、極性変更、直列接 続が可能です。以下をご覧ください。 絶縁型 INPUT OUTPUT +Vin +Vout -Vin -Vout 【図 1】 2. 極性変更 2-1. 絶縁・正出力(例:+12V ⇒ +5V) +12V +Vin +Vout +5V 0V -Vin -Vout 0V S.GND ※ 【図 2】 2-2. 絶縁・負出力(例:+12V +12V ⇒ -5V) +Vin +Vout 0V S.GND ※ 0V -Vin -Vout -5V 【図 3】 ※ S.GND・・・Secondary side ground:二次側 GND の意味です。 1/3 Application Note BAN00010_ Application Note 2-3. 非絶縁・正出力(例:+12V ⇒ +5V) +12V +Vin +Vout +5V GND -Vin -Vout GND 【図 4】 2-4. 非絶縁・負出力(例:+12V ⇒ -5V) +12V +Vin +Vout GND GND -Vin -Vout -5V 【図 5】 3. 直列接続 直列接続は内部絶縁耐圧に関係しますので 3 個以上接続する場合は、念のため、弊社にお問い 合わせ願います。 3-1. シングル出力 2 個から±ダブル出力 (例:+5V ⇒ ±12V(+12V 出力品 2 個から±12V 出力)) +5V +Vin +Vout 0V -Vin -Vout +12V Return +12V Load Common +Vin +Vout +12V Load -Vin -Vout Return -12V +Vout – Common間、 Common - -Vout間に ダイオードは必要ありません。 【図 6】 2/3 Application Note BAN00010_ Application Note 3-2. シングル出力品 2 個から倍電圧出力 (例:+5V ⇒ +24V(+12V 出力品 2 個から+24V 出力)) +5V +Vin +Vout +12V +24V D1 0V -Vin -Vout Return Load +Vin +Vout +12V D2 -Vin -Vout Return 0V 2つのコンバータは異なるパワー、異なる 出力電圧のコンバータが使用可能です。 その場合、最大負荷電流は2つのコンバータ のいずれか小さい方の値となります。 【図 7】 起動不良防止のため、各出力間にダイオード(D1,D2)を挿入します。 ダイオード(D1, D2)の選定条件 順方向電圧 : 出来る限り Vf が低いものが理想的なので、ショットキーバリアダイオ ードをお奨めします。 逆方向電圧 : 各コンバータの + Vout - - Vout 間電圧の2倍以上のもの。 順方向電流 : 各コンバータの最大出力電流以上のもの。(ディレーティング等を考慮 した部品をご選定ください。) 逆方向漏れ電流 : ダイオードには常時電圧が印加されるので、極力漏れ電流の小さいタイ プをお奨めします。漏れ電流が大きいものですと逆方向電圧との関係に より、自己発熱等の支障がございますので、選定時にはご注意くださ い。 3/3 Application Note BAN00010_
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