各部署の 業務概況 −74− 診 療 業 務 看 護 部 支援とマットの選択や体位変換技術等の 予防技術の向上の効果と考える。一方、 医療機器関連圧迫創が増加しており、チ ェック票を作成し予防に努めた。チーム 医療の推進では、専門看護師、認定看護 師間の情報共有と連携強化が図れ、必要 な症例に迅速かつ適切な介入が可能とな った。呼吸ケアチーム、HIV緩和チーム 副院長・看護部長 渡津 千代子 が活動を開始し、呼吸ケアラウンドでは、 平成25年度 看護部目標と評価 院内の呼吸療法認定士をメンバーに加え 1.安全で質の高い看護の提供 ることで、人工呼吸器使用件数が減少し 1)看護実践力の強化 ており、呼吸ケアラウンドの効果である 2)看護部委員会・プロジェクト活動の充実 との評価を得た。 3)チーム医療の推進 インシデント件数は増加し、内容は多 2.快適な職場環境づくり い順に与薬、ドレーン・チューブ類、転 1)良好なコミュニケーション 倒転落であった。インシデント防止に向 2)ワーク・ライフ・バランスの充実 け、レベル0のインシデント報告推進に 3)心身の健康保持増進 取り組んだがレベル1以上のインシデン 3年目看護師によるフィッシュ活動、 ト件数の減少には至らなかった。自殺企 副看護師長会のWinwin活動を中心に、 図が3件、患者離院が18件の発生があっ 全体で活発なコミュニケーションを図る た。患者指導や看護師の意識の向上から、 よう工夫した。さらに看護師間だけでは 所在不明時の初動対応が速やかにできる なく、他職種と積極的に話し合いができ ようになった。しかし精神疾患患者や高 るような職場環境作りにつとめた。メン 齢化による認知症患者の増加に備え、せ タルヘルスに対する知識を深め、スタッ ん妄・認知症・精神疾患に対する看護実 フの精神面の把握や疲労が蓄積しないよ 践能力の強化が必要である。感染管理に う、わかばメール、なのはな(職員のメ おいては、新規MRSA発生率は、年々減 ンタルサポート体制)の活用をする等、 少しており、H25年度09 . 1%へと減少し 早期に対策を講じた。母性支援において た。しかし、ここ3年間MBLの多発や同 は、様々なニーズに対応するため、夜勤 一POT型の検出により、水平感染が疑わ 回数の調整、育児時間制度利用の推進、 れる事例が複数発生している。多剤耐性 夜間保育・病児保育の活用推進などの配 菌対策の強化をはかり新規MBLを発生さ 慮を行った。年休消化率の増加、超過勤 せないことが喫緊の課題である。褥瘡の 務時間の削減に向け、看護助手・クラー 発生率については非典型的褥瘡を除くと クにチームの一員としての動機付けをす 発生率は13 . 7%と減少している。WOCカ るとともに、業務内容の見直しを行い超 ンファレンスによるスタッフへの教育的 過勤務の削減に努めた。 −75− 3.病院経営への積極的参画 においても毎月課題を持って学習会を開 1)施設基準申請項目の自己点検の強化 催し管理能力の研鑽に努めた。西日本 2)退院支援の充実 DMAT事務局の開設もあり、DMAT研修 DPCのⅡの期間内での退院にむけクリ への派遣人数が増加している。また、 ティカルパスの見直し、日曜日入院等の HIVでは認定制度の資格要件を満たす研 ほか、病棟が各診療科と連携し他科の患 修やHIVコーディネーター研修を当院が 者も受け入れてきた。しかし一日平均入 担うこととなった。研修の参加のみなら 院 患 者 数 は555.5人 、 平 均 在 院 日 数 は ず研修の企画者としての技術を求められ 140 . 日と患者確保の目標達成に至らなか ており、DMAT隊員やコーディネーター った。その他、患者指導料の算定・コス の育成に取り組んでいる。また、他の分 ト漏れの点検、緊急入院時の加算算定、 野においても、教育施設として研修生を 個室の利用率アップ等増収に繋がるよう 受け入れるにあたり、専門・認定看護師 取り組みを行った。退院支援については、 等のスペシャリストの育成も行ってい プロジェクトで事例を用いた勉強会を繰 る。大型の看護学校を併設している施設 り返し、退院支援計画書作成が4月:11 として、効果的な学生指導を行う目的で、 件/月から12月:92件/月と増加してい 実習指導者や副看護師長が学生の演習の る。共同指導料加算件数も月ごとに伸び 見学に参加し(延76名)学生のレディネ ており、スタッフに退院支援の意識が定 ス把握に努めた。それに加え教員の臨床 着してきている。 での研修を受け入れ、看護学校との連携 強化に努めた。 4.看護の専門性を高める人材育成 1)OJT(機会教育)の徹底 2)教育環境の充実 Ac t yナースをもとに集合教育を行って いるが、各病棟で副看護師長が中心とな ってOJTの徹底をはかった。新採用者へ の支援では、教育担当師長を中心にスキ ルアップ研修を企画し、看護技術別に匠 (スキルラボ室)で自己学習できるよう な機会も設定した。また、未実塾(1年 目の会)を定期的に開催し、気持ちの吐 き出しが出来る場所の提供をした。3年 目になるとリーダーとしての役割が求め られ、問題解決技法を使い病棟での問題 解決に取り組んだ。また各病棟が、看護 研究に主体的に取り組み、院内で看護研 究22題を発表、院外で32題の発表を行っ た。専門看護師・認定看護師等において は、認定看護師会で事例をまとめて発表 し、ディスカッションを行い自己の看護 の評価を行った。副看護師長、看護師長 −76− 看 護 部(NSTリンクナース会) 委 員 長:松川佐和子 に関しては、診療DWHを用いて低栄養 副委員長:苅山 有香 患者の抽出を行い調査したところ、16病 棟中8病棟が再評価の実施率が80%以下 Ⅰ.目的 であったため、実施率の向上へむけた改 NSTリンクナースが中心となり、栄養管理 善策を立案し各病棟で取り組んだ。 についての知識・技術を習得・実践に繋げる 2)回診グループでは、NST回診を2グル ことができ、低栄養の患者の栄養改善を図る ープ制にし、栄養改善へ向けた検討や嚥 ことができる。 下評価・訓練を積極的に実施した。NST 算定件数はH24年度681件に対し、H25年 Ⅱ.活動目標 度は2856件と約5倍も増加し、栄養サポ 以下の2チーム(3グループ)に分けて目 ート加算もH24年度1362000円からH25年 標設定し活動を行った。 度は57 , 120 , 00円と増収することが出来た。 1.栄養サポートチーム 摂食機能療法加算に関しては正しく算定 1)低栄養抽出グループ:①正確な評価が できるようにマニュアルを作成した。今 できる。②栄養状態の悪化した患者を早 後も活動を継続し正確な評価や適切な栄 期に見出すことができる。③適切な栄養 養管理に努めていくと共に、正しくコス 管理につなげることができる ト算定に繋げられるように取り組んでい 2)回診グループ:①栄養障害のある患者 に対して、栄養状態改善を図ることがで く。 2.口腔ケアグループ きる。②NST回診に必要な看護師の知識 H24年度に引き続き、電動歯ブラシの有 技術の向上。③栄養サポートチーム加算の 用性に関しての周知や口腔ケアマニュアル 増加。④摂食機能療法加算の算定の維持。 の見直し、セミナーにて口腔ケア方法のレ 2.口腔ケアグループ クチャーを実施した。また、昨年度に実施 ①適正で効果的な口腔ケア方法の普及② した看護研究を第67回国立病院総合医学会 電動歯ブラシの有効使用ができる③看護研 で発表した。正しい口腔ケアを実施するこ 究発表を行う。 とで、誤嚥予防に繋がるだけでなく経口摂 取へ向けた訓練や摂取量の向上、QOLの維 Ⅲ.活動内容 持向上にも繋がるため、今後も継続してい 1.栄養サポートチーム く。 1)低栄養抽出グループでは、栄養スクリ ーニングとアセスメントが正しく実施出 来るように、SGA評価・SGA再評価の必 要性や根拠とその入力方法についてのセ ミナーを実施した。セミナーの中で、 NST介入が必要と考える患者の具体例を 挙げて説明を行うことで、参加者の理解 も十分に得ることが出来た。SGA再評価 −77− 看 護 部(エイズ看護プロジェクト) 委 員 長 増田雅子 ・12/12 悪性リンパ腫:小川医師 14 副委員長 川上浩美 名 リンクナースが「あなたに知って欲しい Ⅰ.目的 こと」を使用し勉強会を実施。 1)院内でのHIV/AIDS看護の実践力を高 2)院外研修 め、研究・教育の充実を図る (1)HIV/AIDS看護師研修 2)ブロック拠点病院として、中核拠点・ ・初心者コース 9/91 . 0・1 0/2 12 .2 拠点病院・一般医療機関への研修を実施 院外1 0 0名 院内2 6名 参加 し、看護実践能力の向上と連携を強化す ・応用コース 1 1/1 11 .2 る 院外4 6名 院内1 5名 参加 本年度より看護師研修については、 Ⅱ.活動内容 エイズ学会認定看護師の指定研修と 1.看護 なった。 1)看護基準と標準看護計画の内容につい (2)HIV/AIDS訪問看護師研修 て統一できるよう修正 H261 . 2 . 5 院外33施設39名 院内27 2)看護基準と標準看護計画の活用状況に 名 参加 ついてアンケートを実施 約9割の施設が、HIV陽性者支援に 標準看護計画の活用は、当該病棟以外 前向きな回答であった。しかしHIV陽 は30%程度であり活用できていない。標 性者支援の条件として、スタッフ教 準看護計画があることを知らないとの回 育・支援理解、自立支援医療の申請な 答が多く、看護基準においても認知度は どが挙がった。 低い。勉強会などを行う際に周知し活用 4.研究 していく必要がある。 「A病院卒後2年目看護師のHIV看護に 2.教育 関する認識と知識の習得状況の実態調査」 1)院内研修 講師と参加者数 1 1/2 0 日本エイズ学会で発表 ・7/2 4 HIV基礎知識:鈴木CNS・渡辺 1/1 5 この花看護研究学会で口述発表 医師 8 8名 ・1 0/4 HIV陽性患者の社会制度につい 5.情報発信 1)イベントの開催 て:平島MSW 4 4名 ・8/2 6 PML脳症:矢嶋医師 2 9名 (1)看護フェアでの展示(5/2 0) ・9/1 0 CMV:廣田医師 1 9名 (2)世界エイズデーに合わせた啓発ポス ターの展示(1 1/2 2∼1 2/1) ・9/1 9 抗酸菌症:伊熊医師 1 7名 2)HIV/AIDS先端医療開発センターブロ ・1 0/1 7 PcP:笠井医師 2 2名 ・1 0/2 4 物質依存:矢嶋医師 1 8名 グの定期更新 ・1 1/7 性感染症:廣田医師 1 6名 3)みとり9月号にエイズプロジェクトの 活動を掲載 ・1 1/2 6 血友病:西田医師 8名 −78− 看 護 部(がん看護プロジェクト) 委 員 長:中村 浩子 催し、参加者38名、院外参加者2名、修了 副委員長:糠塚 里恵 者25名であった。「がん看護に必要な知識 や態度」や「がん患者の特徴や症状マネジ Ⅰ.目的 メント」など意見交換を交え実施した。ア がん看護の実践力の強化とがん看護専門教 ンケートではおおむね「とても理解できた」 育の充実を図る 「理解できた」との結果であった。ステッ プⅡは、6月∼2月まで9回開催し参加者 Ⅱ.目標 12名、修了者8名であった。「看護理論・ 1.ターミナル期の患者・家族のQOL向上を 看護倫理」「コミュニケーションスキル」 図る などグループワークや事例検討の時間を設 2.「がん薬物療法」「緩和ケア」マニュアル けて、前年度のステップⅡ修了者5名がフ の活用促進 ァシリテーターとして参加した。最終日に 3.ステップⅠ.Ⅱ研修開催 は、参加した学会の学びについて発表会を 4.がん診療拠点病院としての看護部職員全 行った。参加者から「グループワークがわ 体の意識の向上を図る かりやすかった」「看護に生かしたいと思 った」との意見が聞かれ、実践に結びつい Ⅲ.活動内容 たと考える。 1.ターミナル期の患者・家族のQOL向上を 4.がん診療拠点病院としての看護部職員全 図る 体の意識の向上を図る LCPカンファレンスの開催と評価を行い、 H2 5年度も3回のがん看護通信を発刊し、 2月のがん看護学会において「A急性期病 情報発信ができた。しかし、がん看護通信 院における看取り期におけるカンファレン は発刊以後、ニーズに即しているか、役割 ス前後の変化」のテーマでポスター発表を を果たせているかの評価ができていないの 行った。 で、次年度の課題である。就労、エンゼル 2.「がん薬物療法」「緩和ケア」マニュアル の活用促進 ケアについての知識、技術力向上を目的に 研修会を開催し、10月7日の「エンゼルケ 各マニュアルの認知・使用率ともに向上 した。2年前から活用促進に取り組んでい る「がん薬物療法」は8 4%と使用率が高く、 継続的に活動した成果がみられた。緩和ケ アマニュアルについては使用率50%である が、認知率は88%から95%に向上した。マ ニュアルが役だった理由として「知識を補 えた」「安全な看護が提供できた」「症状が 軽減した」の順で多かった。 3.ステップⅠ.Ⅱ研修開催 ステップⅠは、10月∼12月までに3回開 −79− ア」は41名、11月27日開催の「がん患者の 就労」は4 9名の参加であった。 看 護 部(クリティカルパスプロジェクト) 委 員 長:宮本 ひとみ スが62件(脳外;3件、耳鼻咽喉科;30件、 副委員長:成瀬 亜由美 心臓血管外科;1件、循環器内科;2件、下 部消化器外科;8件、糖尿病内科;11件、形 Ⅰ.目的 成外科;1件、感染症内科;1件、呼吸器外 クリティカルパスを通して患者への医療サ ービスの標準化を図る 科;1件)で術式の変更に伴うものや、DPC Ⅱ期に合わせて入院期間の短縮を図ったもの である。修正パスは1 8件(消化器内科;8件、 Ⅱ.目標 婦人科;2件、糖尿病内科;5件、皮膚科; 1.エビデンスに基づいた標準的な看護が提 3件)で医師の指示変更や統一を図る目的で 供できるようにパスの内容の見直しを行う 行った。新規パス作成に伴い、11件のパスを 2.パスの使用率(病棟別・種類別)、バリ 登録中止とした。 アンスの発生率の統計からパス評価を行 い、パスの作成、見直しを行う 診療報酬・DPCを意識したパスの検討を行 うために、5月パス大会では「クリティカル 3.院内パス大会を行い、他職種との効果的 パスとDPC」をテーマにDPCの知識を共有で な意見交換を行うことでパスの質の向上に きるようにした。参加者は118名であった。 つなげる 7月パス大会では「白内障パス、経皮冠動脈 形成術」参加者74名、2月パス大会は「前立 Ⅲ.活動内容 腺生検、眼瞼下垂」参加者50名であった。い パスの改訂には、各病棟から代表的なパス ずれも、Ⅱ期、Ⅲ期それぞれの期間での点数 5つの退院時期とDPC期間を調査し、DPCⅢ を比較しながら検討することにより、診療報 期で退院となっているものを中心に進めた。 酬を意識した取り組みにつながったと考えら 定例会では、毎月パスの使用率・バリアンス れる。来年度は、全診療科で登録パスを整理 評価結果を集計し、検討した。結果、パス使 していく方針であり、さらなる見直しを推進 用率は平均438 . %で、目標の50%を達成する していく。パス大会の参加者がほとんど看護 ことはできなかったが、パスの見直しにより、 部中心であったことから、医師だけでなく医 DPCⅡ期での退院が増加しており、DPCを考 事科や他のコメディカルとの連携も強化して 慮したパス活用については認識が向上してき いく必要がある。 ていると思われる。パス作成状況は、新規パ −80− 看 護 部(セーフティナース会) 委 員 長:藤井 秀子 しく巻ける看護師が50%のみであったた 副委員長:梅原美加子 め、リムホルダーの正しい使用方法につい てセーフティナース会で演習を行い、各看 Ⅰ.目的 護単位でスタッフへ周知した。 医療安全に関して、各看護単位におけるリ 3.転倒転落グループ ーダーを育成することで、医療事故発生を防 昨年度のインシデントでは、離床センサ 止する。 ーの不備による転倒が多かったため、セン サー使用時のチェックリストを作成した。 Ⅱ.目標 その結果、センサーの不備による転倒転落 1.分析ツールを用いたインシデント事例討 のうち、85%がセンサー外れによるもので 議を学び,各看護単位で有効な再発防止策 あった。また、病棟ラウンドの結果、転倒 が立案できる 後のカンファレンス内容や予防策が記録に 2.セーフティナース自身が正しい6Rを見 残されておらず、情報共有が不十分であっ につけ、周知徹底することで、6R確認不 た。離床センサーの適正な装着と予防策の 足によるインシデントが減少する 周知徹底が課題である。 3.ゼロレベルでの気付きを共有・検討し、 4.注射・与薬グループ インシデントを未然に予防できる 6Rチェックリストを作成し、6R方法 の指導と全スタッフの6Rチェックを3回 Ⅲ.活動内容 実施した。1回目はミキシング後の6R実 1.ゼロレベルインシデント 施率が32%であったが、各看護単位で対策 メモスタイルに変更し、報告を推進した を実施した結果、60%まで改善した。しか ことで月70件前後のゼロレベル報告につな し、インシデント件数の減少には至らなか がった。報告からの改善策として①注射準 った。明確な確認意識をもって6Rを実施 備時の6Rのタイミングを明確化②検体検 させることが課題である。 査の患者認証方法の統一③配薬ケース蓋へ の記名を中止、を取り決め、周知した。し かし、1レベル以上のインシデント件数の 減少には至らず、セーフティーマネージメ ントの視点での活用強化が課題である。ま た、0と1とでインシデントレベルの判断 に迷う事例があり、インシデントレベルの 判断基準を明確化した。 2.ルート・ドレーン管理グループ 身体抑制における基準があいまいであっ たため、院内で統一できるよう、上肢抑制 開始におけるフローチャートを作成した。 また、上肢抑制に用いるリムホルダーを正 −81− 看 護 部(患者サービスプロジェクト) 委 員 長:阿島 美奈 場所:外来診療棟1.2階外来待合フロ 副委員長:梅原美加子 ア 内容:健康チェック、リラクゼーショ Ⅰ.目的 ン等患者参加型のブースを運営 患者のサービスの向上を推進し、患者が満 結果:各イベントの参加者数は延268 足できるサービスの 名。前年度1 0 5名を上回った。 提供 2.広報活動 1)広報誌「みとり」を年4回(6月、9 Ⅱ.目標 月、1 2月、3月)発行。 1.患者が満足できる看護サービスを実践す る 2)ホームページの年1回見直し 7月22日に委員会・プロジェクト紹介 2.院内外に看護部の活動状況を発信する の更新を完了した。さらに、採用試験受 講希望者に向けた「先輩看護師の声」を Ⅲ.活動内容 新規掲載した。 1.患者が満足できる看護サービスを実践す る。 3)法円坂ニュース看護部門担当ページに 写真掲3回、記事掲載4 0回。 1)退院時患者アンケート 4)癒しの空間:7月ICU、8月東10階病 退院時患者アンケートを改訂し、11月 1日より使用を開始した。毎月の集計結 果をプロジェクトで検討し改善活動に取 り組んだ。患者アンケート回収箱を購入 し変更した。 2)身だしなみの規定改訂 身だしなみ規定を改訂、11月に各病棟 に提示した。12月と2月に全スタッフ身 だしなみをチェックした。2回目で、各 項目1 0 0%に改善できた。 3)看護の日のフェア開催 テーマ:「あなたの身近なナースであ りたい」 目的:患者や家族とのコミュニケーシ ョンを通して、当院の看護を紹 介する。日常生活でできる身近 な看護実践の情報提供をする。 平成25年5月20日9時30分∼11 時3 0分 −82− 棟が担当した。 看 護 部(感染リンクナース会) 委 員 長:谷口美由紀 2)嘔吐物処理方法のレクチャーと処理方 副委員長:阿島 美奈 法一覧の作成、ボミットセット(嘔吐物 処理セット)の整備と使用方法の周知、 Ⅰ.目的 確認を行った。 感染防止対策の役割モデルとして活動でき 3.針刺し切創・血液体液曝露を予防する る。 1)ペン型インスリン針による針刺し報告 感染防止対策の教育、指導、啓発活動を行 があったため、リキャップ防止に向け針 い統一した感染対策ができる。 外し用のコッヘル整備と注意喚起を行っ た。ラウンドで確認すると、正しい針の Ⅱ.目標 破棄方法の遵守率は1回目455 . %から2 1. 手指衛生の徹底を図る 回目8 18 . %に上昇した。 2. 防護具が必要な場面で正しく着脱できる 2)抜針する際、留置針を手袋に包んで破 3. 針刺し切創・血液体液曝露を予防する 棄する行為が散見されたため抜針時の手 4. 5S活動を行い、職場環境、療養環境を 順を作成した。今年度、看護師の針刺し 整備する 報告数は25件で、前年度より6件増加し た。安全機能付き器材やインスリン針の Ⅲ.活動内容 取り扱い時等手順を遵守していないこと 1. 手指衛生の徹底を図る により発生していた。 1)5月から11月、全病棟の看護師599名 4.5S活動を行い、職場環境、療養環境を を対象にグリッターパグを用いた手洗い 演習を実施した。その結果、指先、指間、 整備する 吸引台周辺、パソコン台、水回り、汚物 親指の順に洗い残しが多く、自身の洗い 室の5S徹底にむけ、各病棟問題点を抽出 残し箇所が認識でき意識づけになったと し、改善策に取り組んだ。また、ATP測定 いう反応が得られた。 器で測定し、フィードバックした。 2)6月と10月、1年目を中心に延べ147 名の看護師に手指衛生が必要なタイミン グで出来ているか確認した。実施率は 52%で、そのうち方法が正しかったのは 36%だった。必要なタイミングで正しく 手指衛生が実施できるよう継続的な教 育、啓発活動が必要である。 2.防護具が必要な場面で正しく着脱できる 1)「防護具装着一覧表」を作成し、必要 な防護具が正しく着脱できるかチェック した。その結果、必要な防護具の選択が 出来ていない場面があったため、一覧表 の周知徹底が課題である。 −83− 看 護 部(看護手順・基準プロジェクト) 委 員 長:中尾 隆子 ため、チェックリストを作成し医師が 副委員長:成 亜由美 検査オーダー時に印刷できるようにし た。 Ⅰ.目的 ・2G与薬:与薬前の手洗い、点滴静脈 看護基準・手順の見直しを行い、看護基 内注射の手順のポイント、テガダーム 準・手順に基づいて看護実践を図る 固定のポイントをポスター作製し、レ クチャーを実施 Ⅱ.目標 ・3G輸血:DVDを作成し、全員が視聴 1.看護基準・手順の見直し した。 2.基準・手順に基づく看護実践の評価 ・4G身体抑制:初回の評価で正答率が 1)看護基準・手順の周知徹底レクチャー 低かった項目のポスターを作成し、各 実施 病棟で掲示した。 2)手順に従ってできているかチェックリ 全項目に関して、レクチャー前の評価よ ストに基づいて評価 り、レクチャー後の評価の正答率があがっ 3)病棟ラウンド た。 3.看護ハンドブック媒体作成 3.看護ハンドブック媒体作成 次回の改訂に向けて電子媒体を順次作成 Ⅲ.活動内容 中である 1.看護基準・手順の改訂 ・時間外、緊急時の輸血について輸血療 法委員会の決定事項を追加修正 ・他院での医療事故をふまえて、脊髄ミ エログラフィーに尿路血管用を使 用すると重篤な副作用があることを注 意喚起 ・セフティーナース会からの依頼をふま えて、採血・検尿・検便に関して患者 認証を行うことを追加。静脈内注射の 6Rを行うタイミング、配薬方法につ いての改訂を行う 2.基準・手順に基づく看護実践の評価 4Gに分かれ、レクチャーの実施とチェ ックリストに基づいた評価した。 ・1G診断的検査:CTとGaシンチにつ いて、ポイントをしぼってポスターに よるレクチャーの実施。Gaシンチにつ いては、認知度が低いことが判明した −84− 看 護 部(看護記録プロジェクト) 委 員 長:東 有紀子 ・急変時記録の記載内容の再検討。 副委員長:水野 敬子 上記1)∼3)についての改訂後の評価 を12月・1月に実施した。改訂に取り組ん Ⅰ.目的 だ内容について、半数以上に正しい記録が 看護過程の展開や看護行為が見える看護記 浸透していないことがわかり、継続的に定 録により看護の質の向上を図る。 着に向けての取り組みを継続する。 2.標準看護計画の修正 Ⅱ.目標 肺血栓予防対策の標準看護計画を作成した。 1.看護記録記載基準の改訂と、それにそっ 3.看護記録監査内容の修正 た看護記録の徹底を図る。 質の評価ができる内容に監査内容を修正 2.標準看護計画の見直しを図る(現行の見 した。後半は、実施しながら評価・修正を 直しと新規追加項目のマスタ登録) 行い、2月に最新の監査用紙の運用を開始 3.質の評価ができる看護記録監査を実施し、 した。 現場に還元する。 4.入院診療計画書の内容(看護計画)の見 Ⅳ.次年度の課題 直しと検討。 改訂した基準にそって、病棟で周知徹底さ れているかのラウンドを定期的に実施評価 Ⅲ.活動内容 し、看護師長会やプロジェクト会議でフィー 1.看護記録記載基準の改訂 ドバックを行っていく。また、4月からの診 1)中間サマリ、帰院時記録 療報酬改定を受けて、行った看護が見える記 ・中間サマリの記載方法について10月に 記載基準を作成し、使用開始。 録に取り組む。具体的には、退院支援の取り 組み状況、看護必要度、肺血栓予防策などの ・外出泊から帰院した時の帰院時記録に ついて、基準の改訂を行った。 看護計画立案と実際の取り組み内容を記録と して残せる内容とする。その他、看護の質を 2)入院診療計画書の修正 保障する内容、診療報酬に見合った看護が提 ・入院診療計画書の現状把握のために病 供できているかが、わかる簡潔明瞭な記録の 棟ラウンドを実施し、基準に基づいた 検討。看護必要度の記載内容の監査基準の作 記載が行えるようアプローチした。 成と監査の実施を行っていく。 ・入院診療計画書の記載案を作成し、各 病棟スタッフへ周知。 3)退院支援記録、急変時記録 ・各病棟の退院支援カンファレンス記録 内容の現状を把握・分析・問題点を抽 出した。記載形式の統一に向けて記載 方法の内容を検討し、案を提示した。 ・退院支援記録記載方法について統一事 項案を作成。 −85− 看 護 部( 現 任 教 育) 教育担当看護師長:松田 勇児 Ⅰ.目的 教 育 担 当 看 護 師:藤岡 紀子 看護職員能力開発プログラムに基づき、看 護職員が自己の到達目標に到達できるように 集合研修および機会教育の支援を行う。 Ⅱ.活動内容 1)集合研修の開催 ACTYナースの対象である新人∼5年目、3 5 5名に下記の研修を実施 2)新人スキルアップ研修の開催 新人を対象に開催、時間外に自由参加型研修として3回/月開催 担当は、副看護師長や専門・認定看護師、Ⅳナース等 合計2 5 8名の新人看護師が参加 −86− 看 護 部(災害看護プロジェクト) 委 員 長:西野万寿子 初期医療班用物品を備蓄庫で管理・点検 副委員長:藤井 秀子 整備を実施していたが、緊急時使用や業務 効率を考え、DMAT管理室横の物品管理場 Ⅰ.目的 所での保管管理できるように調整してい 災害発生時に即応した実践力の強化と災害 看護教育の充実を図る る。 2.教育 今年度は5月15日「災害とは(総論)」、 Ⅱ.目標 6 月19日 「 一 次 ト リ ア ー ジ 」、 7 月17日 1.実践能力強化 「二次トリアージ」、9月12日「マネージメ 1)災害・防災訓練を通して実践力を強化 ントナースの役割」、10月16日「トリアー する ジタッグ・災害カルテの書き方」、12月18 2)各病棟および備蓄庫の備品整備(非常 日「災害時の看護管理研修」について研修 用物品チェック)を実施し、非常時に即 会を実施した。次年度への課題としては画 時対応できる体制づくり 一的な集合研修だけではなく、内容によっ 3)災害訓練準備マニュアルの作成 て勉強会の形態を変えて実施することであ 4)各病棟の特殊性を踏まえた災害看護マ る。 ニュアルの作成 3.研究 2.教育:災害医療の知識・技術の向上を図 国立病院看護研究会で「系統的な院内災 る、マネージメントナースの育成 害従事者研修(院内DMAT研修)の取り組 3.研究:災害看護に関する看護研究を実施 みと展望」というテーマで口演発表を行っ し、院内・院外に発表する た。 4.情報発信:Disaster Nursing Newsの発 4.情報発信 刊、院外講師派遣や研修受入れ Disastar Nursing Newsを9月と2月に 発刊した。 Ⅲ.活動内容 1.実践能力強化 各病棟の特殊性を踏まえた災害看護マニ ュアルの修正を始めた。災害時にすぐに行 動できるようフローチャートを作成し、行 動レベルの実践力強化に努めている。 病院の災害訓練にあわせ、災害訓練準備 マニュアルの作成を行い、実際に1月の災 害訓練の準備に使用した。その後、評価修 正し3月に完成させた。災害訓練準備マニ ュアルに基づいて準備を実施したことで、 これまでの災害訓練準備のために費やして いた時間を大幅に短縮することが出来た。 −87− 看 護 部(循環器看護プロジェクト) 委 員 長:福峯美智代 を体験し、好評をいただいた。 副委員長:苅山 有香 2.教育 1)「モニタ心電図(初級編)」研修を2回 Ⅰ.目的 (7月、9月)に実施、参加者は計104名で 循環器看護に必要な知識・技術の強化を図 あった。 「モニタ心電図(中級編) 」研修は る 10月に実施(参加45名)した。初級編は 循環器内科医師による講義と当プロジェ Ⅱ.目標 クトメンバーが看護の要点整理を行った。 1.看護:循環器疾患看護の教育を実施する 中級編は当プロジェクトメンバーのみで ことで看護の質を高める 実施しベッドサイドケアに役たてられる 2.教育:循環器疾患看護研修の定例化を図 よう看護実践事例をあげた内容とした。 り基礎的・専門的な知識・技術習得する 2)12月17日「維持透析患者の看護」研修 3.研究:循環器看護に関する看護研究を実 (講師:腎臓内科医師及び人工透析室看 施し、院内・院外に発表する 護師、参加105名)、H26年1月21日「脳 4.情報発信:循環器看護に必要な知識を高 梗塞患者の看護」研修(講師:当プロジ める為の情報誌を発行する ェクトメンバー、参加7 0名)を実施した。 今後も実践に役立つ内容を検討する。 Ⅲ.活動内容 3.看護研究 1.看護 公益財団法人循環器病研究振興財団平成25 1)看護職員のBLSの知識・技術を向上さ 年度日本光電循環器病研究助成にエントリー せる、BLSの指導ができる看護職員を育 した。テーマは「高齢心疾患患者の入院中に 成することを目的に、院内BLSインスト おけるせん妄及びせん妄様症状の出現と看護 ラクター制度を立ちあげた。BLS研修は 師の判断及び対応に関する研究」である。 全2回コースで、ACLS大阪BLSガイド 4.情報発信 ライン2010に準拠した講義、実技演習、 知識・技術テストを行った。全2回の研 1)BLS研修報告を今年度初回号「みとり」 に掲載。 修を受講し、知識・技術テストに合格し 2)①当院ホームページに当プロジェクト た看護職員33名に院内BLSインストラク ページを新規UPし、BLSインストラクタ ター認定証を交付した。このうち14名が ー制度立ち上げについて情報発信した。 職員研修部主催のBLS研修や当プロジェ クト主催の患者家族への心肺蘇生講習会 において、指導・助言者として活動する ことができた。 2)患者・家族への心肺蘇生講習会は、7 月(参加18名)と11月(参加16名)に開 催した。30∼80歳代の方が参加し男女比 は同等であった。参加者は積極的に実技 −88− 看 護 部(専門・認定看護師等会議) 委 員 長:鈴木 智子 各専門分野でのモデル役割を実践できる具 副委員長:三浦 千歳 体的な行動を確立する。 2)チーム医療、経営参画、インシデント分 Ⅰ.目的 析を行うことで、看護の質の向上に努め、 大阪医療センターにおける専門・認定看護 師等及び看護職員の看護の質向上に寄与する レベルアップ効果の検証を行う。 3)専門知識・技術の向上、開発をはかるた Ⅱ.目標 め、実践の場における研究支援のあり方を 1)看護の質向上に効果的に貢献するため、 検討し効果的な研究支援を行う。 Ⅲ.活動内容 構成員 Ⅳ.活動内容 <企画グループ> 各分野の症例発表を行 い、ディスカッションを 行い、活動評価を行い看 護の質の向上に繋げた。 <研究支援グループ> 1 2演題に対し1演題1∼2名で支援を実施。支援回数は平均4回。支援希望時に3 0分∼1時間 程度の支援を実施。 <研究グループ>テーマ:「当院で活動する専門・認定看護師等が感じる困難感」 【自己能力向上の難しさ】【実践を可視化する難しさ】【多職種との連携の難しさ】【活動時間 を確保することの難しさ】等の1 2の困難感が抽出された。 <教育グループの活動>教育セミナー開催。内容:「急性期のせん妄」「慢性期のせん妄」に 対する講義・事例紹介を行った。参加者:5 2名 −89− 看 護 部(地域連携プロジェクト) 委 員 長:福井 好枝 院前の自宅の情報収集の重要性を学んだ。 副委員長:宮本ひとみ 退院調整加算件数も増加しており、退院支 援の必要性や必要な患者の選定ができるよ Ⅰ.目的 うになってきている。退院支援患者の半数 地域との連携強化を図り、継続看護の質の が14日以内の退院となっており、早期から 向上を目指す 介入し、患者の意思決定支援や退院のゴー ルのイメージを考えた関わりができるよう Ⅱ.目標 になってきていると考える。今後は情報共 1.退院支援のあり方や必要な知識を習得し、 有するためのプロファイルの記載の統一 適正な退院支援を実施できる や、退院支援に対する取り組みの病棟差を 2.看・看連携の構築を図る なくし、スタッフ全員が同レベルで関われ 3.退院支援に係る診療報酬の仕組みを理解 るようになることが課題である。 し、もれなく算定できる 2.実際の退院前カンファレンスをとおして、 カンファレンスに必要な情報の準備やカン Ⅲ.活動内容 ファレンスの持ち方を検討した。退院前カ 1.初回のプロジェクトで退院支援について ンファレンスや退院指導などをとおし、ケ の流れ、支援の3段階での看護師の役割に アマネージャーや在宅医との連携も少しず ついての講義を実施した。昨年度の退院支 つ件数が増加している。サマリーによる情 援フローチャートを修正配布し、支援の進 報提供だけでなく、電話での連絡や直接の 行を確認できるようにした。毎月、各病棟 話し合いなどもできるようになってきてい の退院支援事例をもとに検討会を実施し、 る。 病棟の課題や問題を明らかにすることがで 3.診療報酬の観点からみると、退院調整加 き、リンクナースの知識の向上につながっ 算に係る算定件数は増加している。当初全 た。病棟ではリンクナースが中心となり、 退院患者数の10%程度であったが、現在は 退院調整看護師と共に退院支援に生かして 約25%前後で推移している。また、介護支 行くように働きかけていった。また、退院 援連携指導料や退院時共同指導料など地域 後訪問事例をもとに実際の生活を紹介し、 医療機関との連携も増加している。入院時 在宅での生活上の工夫や、心配した以上に から、在宅の状況を把握し必要な連携が取 日常生活がおくれていることがわかり、退 れるようにしていくことが重要である。 −90−
© Copyright 2026 Paperzz