大阪市立日東幼稚園 平成 25 年度 運営に関する計画・自己評価(総括シート) 1.学校運営の中期目標 現状と課題 ○園周辺は電気屋街やマンションが多く立ち並び、自然環境が少ない。そして、家族構成はほとんど が核家族で自然や様々な人とふれあったり、思う存分体を動かして遊んだりする体験の少なさが感 じられる。戸外で遊ぶ経験も少なく、砂や泥などで汚れることに抵抗を感じる子どもやすぐに転ん でしまう子ども、人とのかかわりに戸惑う子どもも見られる。そのため、身近な人や自然とかかわ り、体を動かす楽しさや人の温かさや優しさにふれるなど、心を揺さぶる直接体験ができるよう環 境構成や援助を工夫し、豊かな心を育んでいきたいと願う。 また、近年、外国にルーツのある子どもが多く在籍している。言葉や文化などの違いからコミュ ニケーションの難しさがあり、子どもも大人も互いの理解が必要と考えられる。園全体で、子育て の悩みや困ったことを気軽に相談でき、互いに理解し合える仲間作りができるよう取り組む必要が あると考える。 中期目標 【視点 学力の基礎の向上】 ○平成27年度の本園におけるアンケート調査で、「お子さまは、身近な自然や環境に興味・関心を もって活動していますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の 割合を75%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 【視点 道徳心・社会性の育成】 ○平成27年度の本園におけるアンケート調査で、「お子さまは、いろいろな国やその国の言葉や遊 びなどに興味・関心をもっていますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)」と回答 する保護者の割合を70%以上にする。 (カリキュラム改革関連) ○平成27年度の本園におけるアンケート調査で、「お子さまは、きまりや約束を守って安全に行動 しようとしていますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者の割 合を70%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 【視点 健康・体力の保持推進】 ○平成27年度の本園におけるアンケート調査で、「お子さまは、体を動かして遊ぶことを楽しんで いますか」の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を80%以 上にする。 (カリキュラム改革関連) ○平成27年度の本園におけるアンケート調査で、「手洗い・うがいをきちんとしていますか」の項 目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を75%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 【視点 幼稚園マネジメント】 ○平成27年度の本園のアンケート調査で、「幼稚園は、困ったときや悩んだときに相談に応じてく れますか」の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を65%以 上にする。 (カリキュラム改革関連) ○平成27年度の本園のアンケート調査で、「お子さまは、地域の人や小学校、保育所、未就園児と の交流活動に楽しく参加していますか」の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答 する保護者の割合を80%以上にする。 (マネジメント改革関連) 2.中期目標の達成に向けた年度目標 【視点 学力の基礎の向上】 ① 本年度のアンケート調査で、 「お子さまは、身近な自然や環境に興味・関心をもって活動しています か」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者の割合を70%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 【視点 道徳心・社会性の育成】 ① 本年度の本園におけるアンケート調査で、 「お子さまは、いろいろな国やその国の遊びや言葉などに、 興味や関心を持っていますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者 の割合を65%以上にする。 ② 不注意や危険な行動に伴う怪我を50%以下にする。 (カリキュラム改革関連) (カリキュラム改革関連) ③ 本年度の本園におけるアンケート調査で、 「お子さまは、きまりや約束を守って安全に行動しようと していますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者の割合を60% 以上にする。 (カリキュラム改革関連) 【視点 健康・体力の保持推進】 ① 本年度の本園におけるアンケート調査で、 「お子さまは、体を動かして遊ぶことを楽しんでいますか」 の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を70%以上にする。 (カリキュラム改革関連) ②本年度の本園におけるアンケート調査で、 「手洗い・うがいをきちんとしていますか」の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者の割合を70%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 【視点 幼稚園マネジメント】 ① 本年度の本園のアンケート調査で、 「幼稚園は、困ったときや悩んだときに相談に応じてくれますか」 の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を60%以上にする。 (カリキュラム改革関連) ② 本年度の本園のアンケート調査で、 「お子さまは、地域の人や小学校、保育所、未就園児との交流活 動に楽しく参加していますか」の項目について、「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護 者の割合を70%以上にする。 (マネジメント改革関連) 3.本年度の自己評価結果の総括 本年度の園運営全体を通して、年度目標の達成状況はアンケート調査の結果から、おおむね目標どおり に達成することができたといえる。その主な要因として、取組内容の指標では具体的数値をあげて目標を 立てたことで、教職員がより明確に目標達成に向けて取り組むことができ、共通理解しながら進めること ができたことや日々の教育活動や子どもの活動の様子を保護者にも分かりやすく知らせるように工夫した ことがあげれる。特に、集会を増やしたことで自ら体を動かして遊ぶ子どもの姿が多く見られるようにな った。活動を通して体にもしなやかさが見られ、安全指導を重ねた結果、不注意や危険な怪我も減り、安 全に対する意識が高まってきた。外国にルーツのある家庭が増えたことで、外国籍の保護者の方の協力を 得ながら、様々な国や文化に興味をもつ子どもや保護者が増えた。今後、さらに様々な国や文化への興味 や理解が広がるよう教師自身も教材研究し、知識を高めていきたい。地域との交流活動では回を重ねる毎 に人と接する楽しさや喜びを感じ、笑顔で参加する子どもが多くなった。 子どもの健やかな成長には園と家庭との連携が大切であり、安心して子育てができるよう個々に丁寧な 対応を心掛けてきた。アンケート結果から、多くの保護者が園の教育に対して理解し協力しながら子育て されていると見受けられた。この信頼関係が続いていくよう今後もきめ細やかな対応に努めたい。そして、 子どもも保護者も安心して楽しく園生活を送るために周りの人とつながりがもてるような活動内容や援助 のあり方を検討し、取り組んでいきたい。 (様式2) 大阪市立日東幼稚園 評価基準 平成25年度 運営に関する計画・自己評価(目標別シート) A:目標を上回って達成した C:取り組んだが目標を達成できなかった B:目標どおりに達成した D:ほとんど取り組めず目標も達成できなかっ た 年度目標 【視点 達成 状況 学力の基礎の向上】 ①本年度のアンケート調査で、 「お子さまは、身近な自然や環境に興味・関心をもって活動し ていますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者の割合を 65%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 年度目標の達成に向けた取り組み内容、取り組みの進捗状況を測る指標 A 進捗 状況 取組内容①【区分 幼児理解】 ・幼児理解に努め、教職員で共通理解する。 指標 ・月に1回保育の打ち合わせを行い、子どもの実態や課題について話し合う場をもち、 B 共通理解を図る。 取組内容②【区分 環境】 ・子どもの実態や季節に合わせた環境構成を行う。 指標 B ・子どもの実態や季節に応じた環境構成について毎月1回、話し合う。 取組内容③【区分 園・家庭・地域との連携】 ・子どもが季節を感じながら自然とかかわって遊ぶ姿や自然に関する情報などを保護者に伝 え、啓発する。 指標 A ・栽培計画に基づいて、親子栽培を年2回行う。 ・ 「自然に関するたより」を年2回発行する。 年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析 【年度目標】について ○ 本年度のアンケート調査で、「お子さまは、身近な自然や環境に興味・関心をもって活動しています か」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)と回答する保護者の割合が90%以上で、年度 目標を上回った。毎日の降園時に保護者に向けて日々の取り組みを話したり、写真掲示をしたことで 園内での子どもたちの活動の様子を保護者により伝えることができた。また、隣接する公園には草花 で遊べる環境もあり、季節に応じて保育の中に取り入れたり、自然物が豊富な秋にはドングリや落ち 葉、小枝やマツボックリなどを製作や遊びに発展させながら、子どもたちが自然を感じることが出来 るような取り組みができた。 【取組内容】について ① 行事の打ち合わせや反省会を通して、学年ごとに子どもの実態に合わせて取り組みを工夫し、クラ スに応じた活動を検討することが出来た。また、生活発表会の予行では、全員が保育を見合いなが ら様々な観点から職員間で話し合い、改善する場をもつことができた。また園内研修会を設け、多 方面から子どもの姿を捉える機会をもつことができた。 ② 毎月クラスの子どもの様子や遊びの流れなどを話し合いながら、泥んこ遊びや色水遊びなど時期に 応じた環境や、その都度子どもたちの発達や興味に応じた環境構成を行った。秋には、自然物を使 って、遠足で拾ったドングリでドングリ転がしをしたり、園庭にある落ち葉で手作りバックの飾り や製作に使ったりなど、自然物を取り入れながら遊びを充実させた。 ③ 1学期には花の種や芋の苗を植えたり、イチゴの収穫を楽しんだりした。2学期では、植えた花の 種とりをしたり、芋堀りをしたりし生長した喜びを感じながら収穫を楽しんだ。3 学期は雪遊びも経 験し、雪の感触冷たさを知る機会もでき、年少児にとっては年長児の遊び方を見て真似る中で行き 遊びの楽しさを感じることが出来た。他にも「自然だより」を発行したり、その月の子どもの様子 を写真掲示したりして、園生活の様子や取り組みを保護者へ知らせることが出来た。 次年度への改善点 ①月 1 回の打ち合わせ時間を十分にもち、しっかりと検討出来るようにしたい。 ②園舎周囲にある「探険コース」では四季折々の自然体験ができるため、安全面に配慮し利用方法を工 夫する。 ③栽培に関する教職員の知識向上をめざす。また、栽培知識のある保護者に協力をお願いし、保護者同 士の知識や関心を高めていく。 (様式2) 大阪市立日東幼稚園 評価基準 平成25年度 運営に関する計画・自己評価(目標別シート) A:目標を上回って達成した C:取り組んだが目標を達成できなかった B:目標どおりに達成した D:ほとんど取り組めず目標も達成できなかっ た 年度目標 【視点 達成 状況 健康・体力の保持増進】 ①本年度の本園におけるアンケート調査で、「体を動かして遊ぶことを楽しんでいますか」の 項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を70%以上にす A る。 (カリキュラム改革関連) ②本年度の本園におけるアンケート調査で、「手洗い・うがいをきちんとしていますか」の項 目について、 「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者の割合を70%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 年度目標の達成に向けた取り組み内容、取り組みの進捗状況を測る指標 進捗 状況 取組内容①【区分 体力向上の支援】 ・体を動かす内容を取り入れた集会を実施する。 B ・園外保育において、歩くことや体を動かす活動を実施する。 指標 ・年間20回以上、体を動かす活動内容を取り入れた集会を実施する。 ・歩くこと、体を動かす活動を取り入れた園外保育を年間5回、実施する。 取組内容②【区分 健康な生活習慣】 ・機会をとらえて、手洗い・うがいの指導・援助を繰り返し行う。 B ・手洗い・うがいの習慣が身につくように毎月ポイントをあてた指導を継続して行う。 指標 ・毎月1回、手洗い・うがい指導を実施する。 取組内容③【区分 健康な生活習慣】 ・健康な生活習慣の確立、体力向上のために必要な情報などを「保健だより」や学期末の保 B 護者会などで啓発する。 指標 ・ 「保健だより」を毎月発行し、子どもの実態に応じた啓発を学期末に実施する。 年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析 ①保育参観、子どもの日の集い等に向けて体操やダンスの集会を7回実施、運動会に向けて 10 回集【年 度目標】について 本年度の本園におけるアンケート調査で、 「体を動かして遊ぶことを楽しんでいますか」の項目について、 縄跳び・竹馬・一本下駄など挑戦できるものを年間を通じて遊べるようにしたことで、「そう思う(だい たいそう思う)」と回答する保護者の割合は 98%、 「手洗い・うがいをきちんとしていますか」の項目につ いては、幼稚園だけでなく、保護者会や降園時に家庭でも継続して取り組むよう啓発を繰り返したこと で 96%が「そう思う(だいたいそう思う)」の回答を得た。 【取組内容について】 会を実施、誕生会のダンスや未就園児との交流で体を動かす機会を積極的にとりいれた。園外保育では、 公園で鬼ごっこやかけっこ、山登り、遊具の活用、親子でのオリエンテーリング、大阪城の天守閣に登 る、動物園や通天閣への徒歩での園外保育の実施など身体を動かす活動を取り入れた。 ②毎月の保健指導でポイントを決めた指導を継続、機会を捉え個別指導をくりかえしたことで、遊んだ 後、食事前の手洗い・うがいはかなり身についてきたが、用便後の手洗いに課題がみられる。 ③保健だより、学期末の保護者会で、家庭での協力を得られるように啓発をしていった。休業中の手洗 い・うがいカレンダーから、家庭でもすすんで取り組む姿が見られた。 次年度への改善点 ①集会の時間を確保し、体を動かす機会をつくる。 ②毎月の保健指導の実施とともに、手洗い・うがいの機会をとらえ、実態を把握し必要性を知らせる指 導援助をしていく。 ③保護者には、子どもの実態を身近な例にあげて、啓発をすすめていく。 (様式2) 大阪市立日東幼稚園 評価基準 平成25年度 運営に関する計画・自己評価(目標別シート) A:目標を上回って達成した C:取り組んだが目標を達成できなかった B:目標どおりに達成した D:ほとんど取り組めず目標も達成できなかっ た 達成 年度目標 状況 【視点 道徳心・社会性の育成】 ①本年度の本園におけるアンケート調査で、 「お子さまは、いろいろな国やその国の遊びや言葉 などに、興味や関心を持っていますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う)」と 回答する保護者の割合を65%以上にする。 ②不注意や危険な行動に伴う怪我を50%以下にする。 (カリキュラム改革関連) A (カリキュラム改革関連) ③本年度の本園におけるアンケート調査で、「お子さまは、きまりや約束を守って安全に行動 しようとしていますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護 者の割合を60%以上にする。 (カリキュラム改革関連) 年度目標の達成に向けた取り組み内容、取り組みの進捗状況を測る指標 進捗 状況 取組内容①【区分 人権を尊重する教育の推進】 ・いろいろな国の言葉や遊びなどをクラスや集会で知らせ、いろいろな国の友達と遊べるよ うな指導を行う。 B ・いろいろな国の文化や生活に関心をもてるように絵本や歌などを教育内容に取り入れる。 指標 ・学期に1回、いろいろな国の言葉や遊びなどを知らせる集会を行う。 ・学期に1回、いろいろな国の絵本や歌などに触れて活動する。 取組内容②【区分 安全教育の推進】 ・安全に対する意識を高めるために、危険な行動や遊びの約束などを集会やクラスで話し合 い、指導する。 指標 B ・安全に対する意識を高めるために、毎月1回、危険な行動について子どもたちに知ら せ、安全について話し合う機会をもつ。 取組内容③【区分 防災教育の推進】 ・年間計画に沿って、防災に関する取り組みを行う。 ・ 「警備及び防災の計画」 「安全対策マニュアル」に基づき、災害時に備えた訓練を実施する。 指標 B ・全学年、学期に 1 回実施する。 ・通常の避難訓練を年 3 回、関係校との合同避難訓練を年 1 回実施する。 年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析 【年度目標】について ①本年度の本園におけるアンケート調査で、「お子さまは、いろいろな国やその国の遊びや言葉などに、 興味や関心を持っていますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の 割合を65%以上にする目標については 78%達成することが出来た。地域の現状として、多国籍の保 護者が多く、普段お送り迎えのときに遊びや歌を教えてもらう時間をとりやすく、集会などで多くの 方に知らせることができたことが、達成できた要因と思われる。 ②不注意や危険な行動に伴うケガを50%以下にする目標については、4月と10月と 1 月に調査を実 施した。その結果、不注意によるケガは 4 月 31%、10 月 38%、1 月 27%になり、目標を達成すること が出来た。10 月は体を活発に動かす活動が多くなる時期でもありケガが多くなったが、1 月には子ど もたちも回りの状況に気をつけて行動する力がつき、また 4 月からの安全指導の積み重ねもあり、不 注意によるケガの発生率は下降した。 ③本年度の本園におけるアンケート調査で、 「お子さまは、きまりや約束を守って安全に行動しようと していますか」の項目について「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を60%以 上にするの目標については、90%以上を達成することが出来た。 【取組内容】について ①韓国のわらべ歌を保護者、全園児で一緒に遊んだり、アメリカ人の保護者に英語で絵本を読んでもら ったりした。また、世界地図や地球儀を使って、友達の国などを知らせた。誕生会の後の集まりで、 地球儀を見ながら話をする中で、諸外国への関心が高まった。運動会では、ジェンカを踊り、世界中 に知られている曲なので、多国籍の保護者も楽しめた。また保育の中で、生活に使う言葉や数などを いろいろな国の子どもたちと一緒に言って遊んだり、中国語の絵本を読んだりした。 ② 入園間もない子どもたちに、年長児が一緒に危ない箇所を見て周り、遊具の安全な使い方を具体的 に知らせた。また、園生活に慣れた頃に、椅子の座り方や、階段の上り下り、安全なはさみの使い方、 大積木の安全な使い方、机の運び方、積木を積むときの高さ、などを知らせ、話し合った。また雨の 日の安全な遊び方についても話し合った。3学期にはドッジボール、竹馬などをするときに周りに人 が居ないか確認してから遊ぶようにしたり、スケーターのスピードの出し方などを知らせたりして、 自分のことだけでなく周りにも目を向けられるようにした。 ③ 避難訓練については3回実施。夏休み前には親子で防犯指導に参加し、誘拐などの防犯への意識を 高めることが出来た。また、幼保小で合同に避難訓練を行うことができた。園内だけの避難ではすま ないときの避難の仕方について訓練することができた。 次年度への改善点 ①保護者へのアピール方法をもっと考えていきたい。また、当園ならではの特色である外国にルーツの ある子どもが多く在籍していることを活かし、いろいろな国の歌や遊びなどを教材研究していきたい。 (様式2) 大阪市立日東幼稚園 評価基準 平成25年度 運営に関する計画・自己評価(目標別シート) A:目標を上回って達成した C:取り組んだが目標を達成できなかった B:目標どおりに達成した D:ほとんど取り組めず目標も達成できなかった 年度目標 【視点 幼稚園マネジメント】 ①本年度の本園のアンケート調査で、 「幼稚園は、困ったときや悩んだときに相談に応じてくれま すか」の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合を60%以 上にする。 (カリキュラム改革関連) ②本年度の本園のアンケート調査で、 「お子さまは、地域の人や小学校、保育所、未就園児との交 流活動に楽しく参加していますか」の項目について、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答 する保護者の割合を70%以上にする。 (マネジメント改革関連) 年度目標の達成に向けた取り組み内容、取り組みの進捗状況を測る指標 取組内容①【区分 組織運営】 ・教職員間で協力体制を築くために、幼児一人一人の内面理解に努め、多面的に捉えられるよ う指導の在り方について話し合う。 指標 進捗 状況 B A A ・保幼小交流年間計画に基づき、交流活動を年間3回、実施する。 ・年間2回の教職員連携連絡会を行う。 取組内容④【区分 子育て相談・支援の取組】 ・優しさや思いやりのある温かなかかわりがもてるよう、地域の人や未就園児とのふれあい活 動を実施する。 指標 A ・各学期の終業式で、保護者に教育内容や子どもの育ちを写真など視覚的にわかりやすい 方法で知らせる。 取組内容③【区分 校種間連携】 ・進学への期待を感じることができるよう連携を図るために、地域の小学校や保育所との交流 を行う。 指標 状況 ・幼児理解や支援の在り方について毎月1回、ケース会議を行う。 ・保育打ち合わせを毎月1回行い、共通理解を図る。 取組内容②【区分 園・家庭・地域との連携の推進】 ・保護者とコミュニケーションを図り、連携を密にとるために、日々、園での子どもの様子や 育ちなどを簡単な外国語や身振りや手振りを取り入れながら知らせる。 指標 達成 B ・地域の方との交流を年4回以上実施する。 ・未就園児とのふれあい活動を月2回以上実施し、在園児と交流する。 年度目標の達成状況や取組の進捗状況の結果と分析 【年度目標】について ・本年度の本園のアンケート調査で、「幼稚園は、困ったときや悩んだときに相談に応じてくれますか」の 項目について、「そう思う(だいたいそう思う)」と回答する保護者の割合が90%で年度目標を上回った。 また、「お子さまは、地域の人や小学校、保育所、未就園児との交流活動に楽しく参加していますか」の項 目についても、 「そう思う(だいたいそう思う) 」と回答する保護者の割合が90%以上で年度目標を上回っ た。 ・懇談会だけでなく、降園時などを利用し保護者と普段からコミュニケーションをとり、些細なことも相談 できるよう努めた。 ・外国にルーツをもつ保護者も多く悩みを聞いたり、子どもの様子や手紙の内容など様々なことを担任だけ でなく、他の職員も一緒に一つ一つ丁寧に伝えたりした。 ・年長児は地域のお年寄りや小学校、保育所と交流を多くもつことができた。年少、年中児の交流は少なか ったが年長児の交流を知らせていたので自分達が交流する時を楽しみにしていた。保護者にも年長児の保護 者だけでなく、全園児の保護者に交流の様子を知らせることで期待感にもつながった。 【取り組み内容】について ①打ち合わせの日だけでなく、普段から子どもの様子を伝え合い幼児理解が深まった。 ②終業式でパワーポイントを使って子どもの育ちを保護者に知らせた。ホームページも随時更新した。外国 語を話せる保護者に必要なことを伝えてもらったり、担任だけでなく他の教職員で連携し伝えたりした。ま た行事前に保育参観を行い、子どもの様子や育ちを知ってもらった。 ③年度当初に小学校や保育所と年間計画をたてた。また、交流前後に細かな話し合いをし、教職員間で密な 連携を図ることができた。幼小連携の必要性を伝えたことで、地域の小学校との交流先が増えた。 ④未就園児とダンスや手遊びを通して触れ合う機会を多くもった。七夕飾り作りでは在園児が未就園児に教 えたり作ってあげたりし保護者に好評だった。また、運動会ごっこではリズム遊びや競技を一緒に楽しん だ。食事サービスに参加し、お年寄りの方と温かな交流をすることができた。 次年度への改善点 ①忙しい中でも打ち合わせの時間を十分もてるよう努める。 ①特別な支援を要する子どもについても全教職員で実態や支援の仕方について共通理解をする時間を設ける。
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