12月号♪ え 2014/12/5 半田工業高校保健厚生部 期末テストお疲れ様でした!今年も残すところあと1ヶ月となりました。 みなさんにとって今年はどんな 1年でしたか?1年生は高校へ入学し、2年生は先輩になり、3年生は就職や進学に向けて…と、それぞれ いろいろなことがあったと思います。私にとっては、新しい職場で新たな出会いのあった、新鮮な1年でし た。みなさんも、今年 1 年を振り返って、ぜひ今後の生活に生かしてみてください。 そろそろインフルエンザが流行してくる季節です・・・ 本校ではまだインフルエンザの報告は受けていませんが、 すでにインフルエンザが流行してきている地域 もあるようです。 インフルエンザにかかると1週間ほど登校できないため、 体調面でも授業面でも大変な思いをするのは自 分自身です。また、 “ 感染症 ”であるため周りの人にうつしてしまう可能性が高いことが問題です。自分 の健康はもちろん、 友達や家族など周囲の人の健康も考え、 予防接種やマスクの着用などを心がけましょう。 特に2年生のみなさんは、1月末に修学旅行があるので、早めの予防接種をおすすめします。修学旅行前 健康調査では、すでに予防接種済みの人が22人、修学旅行までに接種する予定の人が88人、接種する予 定のない人が123人でした(11月21日現在) 。 予防接種は、受けたら必ずインフルエンザにかからないというものではありません。ウイルスが体内に入 っても、発熱や関節痛などの“ 発症を抑制 ”し、発症しても肺炎やインフルエンザ脳症などの“ 重症化 を防ぐ ”ことを目的としています。ワクチンの予防効果は、接種した2週間後から5ヶ月程度までと考え られており、 季節性インフルエンザワクチンはそのシーズンに流行が予測されるウイルスに合わせて製造さ れるため、 「去年インフルエンザにかかったからいいや」とか「去年予防接種を打ったから今年は打たなく てもいいかな」と考えずに、毎年の接種が効果的です。 インフルエンザ・かぜの予防!! ① ② ③ ④ ⑤ 栄養・休養・睡眠を十分にとり、抵抗力をつける。 石けんでの十分な手洗いとうがいをし、マスクを着用する。 部屋の換気、加湿をする。 人混みを避け、外出は控える。 発熱・咳・嘔吐等の症状の場合には、無理に登校せず、 速やかに医師の診察を受ける。 ※ 医師が認めた場合は、この 限りではありません。 ※ 幼児(小学生未満)は、発 症後5日を経過し、かつ解熱 後3日を経過するまで出席停 止です。 12月1日 世界エイズデー エ イ ズ HIV/AIDS ってなぁに?? 去る12月1日は「世界エイズデー」でした。愛知県では12月1日~7日をエイズ予防強化週間として います。みなさんにはあまり馴染みのない日かもしれませんが、日本を含め、世界には HIV 感染者・AIDS 患者が多くいます。HIV は他人事ではありません。HIV・AIDS について、正しい知識をもちましょう。 HIVとは? Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス) 病原体から体を守っている細胞に感染するウイルスで、 ヒトの免疫力を徐々に弱めていきます。 2012 年末の時点では、日本で の HIV 感染者は 14,706 件、 AIDS 患者は 6,719 件でした。 AIDSとは? Acquired Immuno-Deficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群) HIV に感染した結果、細胞の中で HIV が増え免疫力が低下し、ふだんは 感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。 代表的な23の疾患が決められており、1つでも発症した時点で AIDS と診断されます。 感染経路は? HIV は、粘膜(腸管、膣、口腔内など)や、血管に達するような傷から感染します。傷のない皮膚からは 感染しません。HIV に感染すると、HIV は血液、精液、膣分泌液、母乳などに多く分泌されます。 ①性的感染:HIV 感染は、性交渉による感染が最も多いです。コンドームによる予防が可能です。 ②血液感染:輸血、注射器の共用による麻薬の回し打ち、医療現場での針刺し事故などが主で、日常生活で はあまりありません。他人の血液には、直接触れないようにしましょう。 ③母子感染:母親が HIV に感染している場合、胎内感染、出産時の産道感染、母乳による感染があります。 世界エイズデーは、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消 を目的に、WHO(世界保健機関)が 1988 年に制定したもので、毎年 12 月 1 日を中心に、世界各国でエ イズに関する啓発活動が行われています。 “レッドリボン(赤いリボン)”は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、 病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。 この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題とな ってきた 1980 年代の終わりごろでした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーテ ィスト達にもエイズがひろがり、エイズに倒れて死亡するアーティスト達が増えていきました。そう した仲間達に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリ ボン”をシンボルにした運動が始まりました。 この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国 連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関 して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。 このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身に つけることによって、エイズをみんなで考えましょう。 ※厚生労働省ホームページより引用
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