12月号

平成27年12月1日
伊勢崎市立境南中学校
寒さも本格的になり、南中は体調を崩してしまう人が多くなっています。市内ではインフルエ
ンザの流行が始まっていますので、手洗いうがいなどの予防はしっかりしていきたいですね。
今年は太田市「ときざわレディスクリニック」の時澤俊也先生を講師としてお招きしました。
「日本は、医療技術も高く安全な国であるが、それでもな
お出産時に亡くなるお母さんや、生まれても長く生きられ
ない赤ちゃんがいるという現実もある。今ここにみんなが
いるということは、0ではないリスクを乗り越えて、みん
なを産みたい、みんなに会いたいというお母さんの熱い思
いがあったんだよ。」というお話から、時澤先生の家族写
真を紹介しながら講演会が始まりました。
大切な命を育むための妊娠が、望まれたものではなく中絶をせざるを得ない悲しい状況も多数あるこ
とや、性交渉により性病に感染してしまうことなども、映像やデータを提示しながらお話しして下さい
ました。また、これらの内容を三択の問題にして、関心をもたせ、先生は生徒の間をまわりながら考え
させました。自分の性とからだについて知り、それぞれの違いを認め理解し、人として思いやりをもっ
た行動が、新しい命をつなぐ明るい未来へとつながるのだという、時澤先生からのメッセージがこの講
演会で伝わってきました。
生徒の感想
◯大人になるための貴重は話が聞けました。私はずっとこの
ような話は恥ずかしいと思っていましたが、とても大切な
ことだと思いました。性病というものがあることを知らな
かったので、からだのしくみや危険なことなどがわかってよかったです。
(女子)
◯今まで、教えてくれる人が少なく、性行為のことを真面目に考えたことがなかったけど、どれほど
重要な事か分かりました。将来、彼女と性行為をして、性病になりたくもないし、うつしたくもな
いので、気をつけたいと思います。将来、本当に子供のことを考えたいと思います。
(男子)
保護者の感想
★明るく楽しく性教育をしていただき、良かったです。性病の事などは
大人の私でも全然知らなかったので、とても勉強になりました。
★家族の中では、なかなか話さない内容なので、とても良かったです。
12月 1 日の世界エイズデーは、
HIV とエイズについて、
知識と理解を深めるために、日本だけではなく世界中で多
くの活動が世界中で行われています。正しい知識と行動は、
HIV に感染している人への理解につながり、偏見や差別を
なくします。
リットル型にした赤いリボン(レッドリボン)
を身につける事は「自分はエイズに対する偏見や
差別を持たない、HIV 感染者・エイズ患者の方々
を理解し、支援していきます」という事を意味しています。
エ
イ
ズ
こうてんせいめんえき ふ ぜ ん しょうこうぐん
A I D S (後天性免疫不全 症 候 群 )
HIV感染が引き起こす体の状態
HIV感染によって免疫力が低下し、さまざまな感染症にかかるようになった状態。
予防薬や完治させる薬はありませんが、発症や進行を遅らせることは可能です。
エイチ
アイ
ブイ
めんえき ふ ぜ ん
h I v(ヒト免疫不全ウイルス)
ウイルスの名前
感染すると、体を守ってくれている免疫の仕組みが
働かなくなります。
HIVの感染力は
弱く、次のような事
では感染しません。
咳・くしゃみ
給食の食器
プール・お風呂
蚊・ダニ
あくしゅ
*保健室の窓*
12月16日(水)14:00~体育館で学校保健委員会を開催します。一昨年より取り組んで
いる応急手当についてです。今年のテーマは「健康力をアップして、ケガを予防しよう」です。
今年も生徒と職員で作った劇を中心に発表をします。保健委員会全員で猛練習中です。また、今
年はゲストティーチャーとして、栃木SCの鈴木チーフトレーナーさんにご講演いただきます。
ご都合のつく保護者の方はお誘い合わせの上、ぜひご参観ください。よろしくお願いします☆