国産大豆の入札取引参考資料 (財)日本特産農産物協会 平成19年4月 1 国産大豆の流通の概要 平成17年産 契 約栽培 販 売 数量 生産量 23万トン 黒大豆 以外 22.5万トン 黒大豆 集荷数量 約14万トン 生産者からの委託 により全農、全集連 が販売した大豆 8.5万トン 全農、全集連が 買い手との播種前 契約に基づき販売 した大豆 2次 1次 問屋 問屋 (納豆製造業) 2.1万トン 全農、全集連が買 い手との相対により 販売した大豆 (みそ醤油製造 業) (その他大豆加 工品製造業) 入 札取引 落 札 数量 約9万トン 農家消 費・直売、種子用等 (豆腐製造業) (煮豆製造業) 相 対取引 販 売 数量 その他 2.1万トン 実需者 3.8万トン (財)日本特産農産物協 会が行う入札取引で落札 された大豆 落札価格は、契約栽培、 相対取引の価格に反映 (小売り業) 注.農林水産省作物統計、大豆情報 委員会資料、 (財)日本特産農産物協 会業務資料より作成 2 大豆入札取引の概要 開設:(財)日本特産農産物協会(平成12年産以降) 取引参加者(平成18年産登録者) 売り手 2者(全農、全集連) 買い手 192者(雑穀問屋、豆 腐製造者他) 取引概況 年産 上場数量 落札数量 落札価 格 落札率 千トン 千トン 円/60kg % 17年産累計 83 38 6,931 45.3 16年産累計 35 35 15,836 99.8 上場対象の大豆 ・農産物規格規程に基づく普通大豆1~3等及び特定加工用検査合格品 ・大豆交付金暫定措置法に基づく大豆交付金交付対象大豆(農協等を通じて交付金対象大豆として流通す る大豆) 上場ロットの単位 ロット単位で上場、1ロット9.6トン(160袋/60kgあるいは320袋/30kg)以上の数量 上場ロット表(ロット明細書)に示される情報 (1) ロット明細書 ・産地品種銘柄等の区分 産地名(道府県名) 銘柄:粒区分(大粒・中粒・小粒・極小粒)及び品種名 ・荷姿・量目の区分 紙袋(30kg)、樹脂袋又は麻袋(60kg)、フレコン(600kg、660kg、750kg、900kg等) ・入札年月日 ・受渡年月日(受渡期限) 3 大豆入札取引の手順 日程 売り手 前月20日 まで 入札 前週 金曜 協 会 買い手 翌月の入札日・上場予定数量公表 上場申し出 入札書・上場ロット表作成 (~月曜) 送 信 (メール・FAX) 入札前日 (火曜日) 入札保証金確認 受 信 入札当日 (水曜日) 受 信 入札書送信 (FAX) 入札書の受信 は、午前10時 から正午まで 入札システムへの入力 落 札 処 理 入札翌日 (木曜日) 月 末 取引監視委員会の確認 受信 売買契約書作成 落札結果送信 (FAX・郵便) 月次結果公表 受 信 売り手全農の 売買契約書作 成は、アグリネッ トサービス 4 見本 5 ■国産大豆の検査の基準等〔検査規格〕 1.種類 普通大豆、特定加工大豆及び種子大豆(粒別はいずれも大粒,中粒,小粒及び極小粒) 2.銘柄 区分I~III(粒別,産地別) 別紙 3.品位 最低限度 種類 普通大豆 整粒 粒度 (%) (%) 等級 1等 85 70 2等 80 3等 70 項目 規格外 特定加工用大豆 合格 規格外 最高限度 水分 被害粒、未熟粒、異種穀粒及び異物 (%) 計 著しい被 害粒等 異種穀粒 異物 (%) (%) (%) (%) 1等標準品 15 15 1 0 0 70 2等標準品 15 20 2 1 0 70 3等標準品 15 30 4 2 0 形質 1等から3等までのそれぞれの品位に適合しない大豆であって、異種穀粒及び異物が50%以上混入していない もの。 65 70 標準品 15 35 5 2 合格の品位に適合しない大豆であって、異種穀粒及び異物が50%以上混入していないもの。 0 ※普通大豆の色の区分は、黄色、黒色、茶色、青色とし、それぞれの色の大豆にはその色以外の色のものの粒が1等級 のものにあっては0%、2等級のものにあっては5%、3等級のものにあっては10%を超えて混入していてはならない。 ※特定加工用大豆…豆腐・油揚、醤油、きなこ等製品の段階において、大豆の原形をとどめない用途に使用される大豆。 6 根拠法令:農産物検査法に基づく農産物規格規程(農林水産省告示)
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