SL-GMS J/Developer ユーザ事例 ビルや駅舎で活躍する Web ベースの設備管理システム「OCTBAS-i」 アイテック阪急阪神株式会社様 ご開発 はじめに 設備管理システムの Web 監視画面は、スケジュール設定、トレン 阪神タイガース公認の全国向け ADSL インターネット接続 ド測定履歴、受変電系統制御、警報監視、遠隔操作など、多様 サービス「Tigers-net.com」を提供しているアイテック阪急 な画面で構成されており、中央監視システムで収集されたデータ 阪神株式会社様は、業界をリードするシステム・インテグ 駆動で、SL-GMS J/Developer によって高速に表示されます。 レータとして、IT 社会の急速な進展をトップ技術で支えて います。同社のビル関連事業では、ビルや駅施設などのエレ ベータ、エスカレータの設計支援と販売で、バリアフリー 社会実現への一翼を担い、活躍されています。 また、同社ではオープン系の最新技術を取り込み、エレベータ、 エスカレータや防犯設備などのさまざまなビルや駅設備の監視制 御を行なうビル管理システムの設計開発の数々を手掛けて来ら れました。そのノウハウとテクノロジーを結集した、同社の総合ビル 管理システム「OCTBAS-i (Open Control Technology / Building Automation System)」では、SL-GMS J/Developer によってその 監視画面が一新され、Web ベースで運用できるようになっていま す。さらに、現場でプログラミングすることなくその Web 監視画面 を 変 更 で き る シ ス テ ム 専 用 の ビ ル ダ ー が 、 SL-GMS Custom スケジュール設定画面 Editor で提供されています。 システム概要 総合ビル管理システム「OCTBAS-i (Open Control Technology / Building Automation System)」は、電力・空調などの設備を Web 画面を利用して監視制御したり、遠隔からのリモート監視や、機 器異常発生時にメール送信により外部へ連絡するなど、従来の 管理者のみのビル管理システムから、オープンな設備機器監視 システムへと変革しています。 この OCTBAS-i の中枢となる「BA (Building Automation) システ ム」は、米ビル・システム業界の標準技術となった LonWorks (米 エシェロン社開発) 知的分散制御ネットワーク技術やアイテック トレンドグラフ画面 阪急阪神社製の自立分散型コントローラによる中央監視システム をコアに、設備の運転・故障・警報監視や運転制御、実績データ の収集を行ない、エネルギー管理や LCD 照明・空調の制御、課 金管理など他の OCTBAS-i 構成システムと連携します。そして、 今回一新されたその Web ベースのグラフィック監視画面に、SL 社の比類なくコンパクトで高速な SL-GMS J/Developer が採用さ れています。SL-GMS J/Developer は、コンテンツリッチでシンク ライアントな Java のリアルタイム・ダイナミック GUI を容易に構築す るための開発ツールで、世界の監視制御システムの数々で使用 されています。 熱源系統図画面 画面の構成 SL-GMS J/Developer では、さまざまな動的属性を持ったグラフ ィック・オブジェクトを SL-GMSDraw エディタで対話的に作成し、 その動的振る舞いをすぐにプレビューして確認できるため、多種 多様の監視制御画面を迅速に開発することができます。さらに、 現場でプログラミングすることなく、これらの監視画面を容易に変 更し、保守費用を最小限にできる、システム専用のオーサリング 環境が、SL-GMS Custom Editor で構築されています。SL-GMS Custom Editor は、オブジェクト・パレットやデータとの接続など、ア プリケーション固有のビルダーとして作り込むことが可能で、その 開発工数を、数人年から数人月に削減します。 おわりに SL 社の比類なくコンパクトで高速なリアルタイム GUI 技術とそのエ ディタ技術は、国内でも 1991 年来、数々の監視制御システムや 製品に組み込まれてきました。アイテック阪急阪神様のビル設備 管理システムはオープンな最新技術を駆使し、機能性・拡張性・ 運用性の向上とライフルサイクル・コストの低減を実現し、都市ビ ルの新しい価値を創造されています。SL-GMS J/Developer と SL-GMS Custom Editor 製品が、また新しい業界主要製品の市場 投入の早期実現で貢献できました。 「高性能な Web 監視画面を迅速に開発できるばかりではなく、 OCTBAS-i システム固有のカスタム・エディタを容易に開発でき たことより、プログラミング知識がない現場でも、容易にグラフィッ ク監視画面を変更できる。これにより、現場の画面保守にかかる 費用を削減し、そのときおりの顧客要求にタイムリーに対応できる ことが、今回の SL-GMS を選択する上での重要な点となった」と、 アイテック阪急阪神様のエンジニアリングソリューション部の青山 浩昭課長はコメントされました。 ◆ 本事例集の一部、または全部の無断転写転載を禁じます。 ◆ 本事例に記載されている商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 S01- 0707
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