「社会」「環境」「政治」「経済」「生活の質」いずれも悪化 特に「環境」に対し

News Release from NORD 2014.5
社会環境変化に対する評価
「社会」
「環境」「政治」「経済」「生活の質」いずれも悪化
特に「環境」に対して評価は低く、「経済」の評価は拮抗
5 年前(2009 年)の調査結果と比べると全体的に評価は改善
ノルド社会環境研究所(本社:東京都中央区、代表取締役:久米谷弘光)は、社会環境
の変化に対する一般生活者の認識を把握するため、2014 年 3 月に、全国の 20 歳以上の男
女個人 709 人(有効回収)を対象に Web アンケート調査を実施しています。
本調査では、
「社会」
「環境」
「政治」「経済」「生活の質」の 5 つの側面の変化について、
それぞれ 5 段階評価でたずね、平均スコア(※)を算出しています。
※平均スコア:
「よくなってきている」10 点、
「少しよくなってきている」5 点、
「変わらない」0 点、
「少
し悪くなってきている」-5 点、
「悪くなってきている」-10 点として得点化した平均値。

「環境」は「悪くなっている」という評価が多く、「経済」は「よくなっている」と「悪くな
っている」という評価が拮抗している
5 つの側面の平均スコアを見ると、
「環境」の平均スコアが最も低くなっています。
(図 1)
。
「少し悪くなってきている」
「悪くなってきている」を合わせると、半数以上が悪化と認識
していいます。次いで、
「政治」
「生活の質」の平均スコアがほぼ同率で低くなっています。
一方で、「経済」は「良くなっている」「悪くなっている」という評価が拮抗し、平均ス
コアでみると最も高くなっています。これは、2012 年 12 月 26 日に発足した安倍内閣が掲
げた「アベノミクス」の効果による景気回復を実感している人が比較的多いことを反映し
ていると考えられます。
図 1: 社会、環境、政治、経済、生活の質の変化に対する認識
2014 年 [N=709]
き悪
てく
いな
る
っ
計て
100% (%)
(%)
25
43
-1.57
15
52
-2.65
26
44
-1.72
14
34
33
-0.54
14
17
39
-1.73
( )
0%
20%
社会 2
環境 1
政治
4
経済
3
生活の質 2
40%
23
60%
80%
31
14
29
33
23
34
30
31
14
15
18
23
33
44
よくなってきている (+10)
少しよくなってきている (+5)
少し悪くなってきている (-5)
悪くなってきている (-10)
21
19
25
( )
きよ
てく
いな
る
っ
計て
問: あなたは、最近のわが国の社会、環境、政治、経済、生活の質の変化に
ついてどのように感じていますか。
平
均
ス
コ
ア
変わらない (0)
このリリースに関するお問い合わせ先: 株式会社ノルド社会環境研究所
東京都中央区京橋 3-3-14 京橋 AK ビル 電話 03-5542-1061 担当: 大柴(おおしば)
ホームページ http://www.nord-ise.com/
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
政権交代前の 5 年前(2009 年)の調査結果と比べて全ての項目で評価が回復
政権交代前の 5 年前(2009 年)の調査結果に比べて、
「社会」
「環境」
「政治」
「経済」
「生
活の質」の全ての側面における平均スコアが回復しています(図 2)。特に、
「経済」の評価
の上昇幅が大きくなっています。2009 年当時は景気低迷、政治不信という状況を背景に、
政権交代が実現しました。2012 年に再び政権に返り咲いた安倍内閣の「アベノミクス」等
の政策は少なくとも増税前の本調査の時点では一定の評価を得ており、さまざまな批判が
あっても、政権交代に結び付くレベルではないといえます。一方で、「環境」の評価はあま
り上がっていません。景気回復を重視した政策が目立つ一方で、
「環境」に関する取組みや
施策が目立たないことや原発問題などが影響していると考えられます。
図 2: 社会、環境、政治、経済、生活の質の変化対する認識
2009 年と 2014 年の平均スコア比較
[2009 年:N=2,000、2014 年:N=709]
図 3: 社会、環境、政治、経済、生活の質の変化に対する認識
2009 年と 2014 年の比較 [2009 年:N=2,000、2014 年:N=709]
社会2009 1 7
21
社会2014 2
15
環境2014 1
14
政治2014
23
生活の質2014 2
15
24
34
18
48
30
23
21
31
31
生活の質2009 2 6
29
36
28
15
3
46
33
32
14
100%
33
33
19
経済2009 1 6
80%
31
24
政治2009 1 4
4
60%
38
23
環境2009 1
経済2014
40%
19
36
44
よくなってきている (+10)
少しよくなってきている (+5)
少し悪くなってきている (-5)
悪くなってきている (-10)
8
71
-4.83
25
43
-1.57
16
59
-3.30
15
52
-2.65
5
76
-5.98
26
44
-1.72
7
77
-5.77
14
34
33
-0.54
7
61
-3.83
14
17
39
-1.73
24
25
平
均
ス
コ
ア
( )
20%
き悪
てく
いな
る
っ
計て
( )
0%
きよ
てく
いな
る
っ
計て
変わらない (0)
このリリースに関するお問い合わせ先: 株式会社ノルド社会環境研究所
東京都中央区京橋 3-3-14 京橋 AK ビル 電話 03-5542-1061 担当: 大柴(おおしば)
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本調査の概要
本調査は、ノルド社会環境研究所の自主調査「社会環境に関するアンケート調査」の一環として行いまし
た。その概要は以下の通りです。
調査対象:全国の 20 歳以上の男女個人(インターネットユーザー)
調査方法:Web アンケート
サンプル抽出方法:生活者モニターからの無作為抽出(性・年齢別の人口比に応じて抽出)
有効回収サンプル数:709 サンプル
調査時期:2014 年 3 月 17 日~30 日
※2009 年調査は、同様の方法で 2009 年 7 月に実施しました。
株式会社ノルド社会環境研究所
“ピープルズシンクタンク”を理念とする独立系の民間調査研究機関。社会環境政策、地域計画、マーケティング、CSR、
広報・コミュニケーション分野の調査研究及びコンサルティングを行なっている。
このリリースに関するお問い合わせ先: 株式会社ノルド社会環境研究所
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