レプリカ法による金属組織観察 (PDF形式、451kバイト)

分析・試験・評価ソリューション
株式会社 日立パワーソリューションズ
レプリカ(スンプ)法による金属組織観察
1. 概要
実機プラントに長期間使用されている材料は、予防保全上その経年劣化の度合を
診断することが必要である。診断法の一つとして、レプリカ法による金属組織観察法
がある。
本手法は、非破壊で金属組織中の炭化物、ボイドの区分等信頼性の高い評価が
できる。
2. 特徴
・大型製品、据付製品の非破壊検査(出張対応可)
・FE-SEMによるレプリカの高倍率観察(分解能:1.5nm)
・SEM像の画像処理による金属組織中の炭化物、亀裂、ボイドの定量化
3. 適用例
・一般機械構造物(火力、水力、原子力プラント、産業機器製造プラント等)の予防
保全、余寿命診断、金属組織確認評価
研磨
研磨
電動グラインダー
析出物
ボイド
エッチング
化学エッチング
電解エッチング
フィルム
レプリカ貼付け
エッチング
レプリカ採取
導電膜コート
導電膜
Pt、C蒸着
レプリカ採取
観察
光学顕微鏡
電子顕微鏡
画像処理
レプリカ観察手順
レプリカ採取作業状況
観察事例の紹介
下図はCr-Mo-V鋳鋼の試験片切り出しによる組織写真とレプリカによる組織写真の比較を示す。
実試験片の観察に対し、光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡(SEM)とも遜色なく、結晶粒内及び結晶粒
の炭化物やボイドを観察できている。
試験片観察
レプリカ観察(スンプ)
光学顕微鏡
電子顕微鏡
(SEM)
対応可能なあらゆる金属材料のレプリカ法による金属組織観察を承ります。また、どこの現場にも出向いて対応致します。
株式会社 日立パワーソリューションズ
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2016.5