はじめてのJavaプログラミング とりあえず,やってみよう. 一般的なプログラム作成手順 1. ソースコードの作成: 人間が理解できる言葉で コンピュータへの命令リストを書く.ただし,英語. 2. コンパイル: ソースコードをコンピュータが理解 できる言葉(機械語)に翻訳する. 3. 翻訳した言葉をコンピュータに実行させる. Javaでは? 前頁の項目2.: ソースコードをコンパイルすると (バイトコードと呼ばれる)クラスファイルが作成される. 前頁の項目3.: Java仮想マシン上のインタープリタ でクラスファイルを機械語に翻訳して,コンピュータに 実行させる. 仮想マシン上で動くからこそ,プラットフォーム(OS)を 選ばない.ただ,インタープリタを使うので実行速度が遅い. 何故,Java? • 一言で言うと,オブジェクト指向だから. ・・・プログラム構造がすっきりしていて,大規模な ソースコードを書いても読みやすい. • コンパイルの際に,ソースコードの間違いなどを 指摘してくれる.・・・C言語だとそうは行きません. • タダ.Sun MicrosystemsがJDKを無料配布. コマンドプロンプトの使い方(1) • Windows・・・スタート>すべてのプログラム> アクセサリ>コマンドプロンプト コマンドプロンプトを起動すると,「現在の ディレクトリ」が表示される. • C:¥WINDOWSというディレクトリからCドライブの sampleという別のディレクトリに移るには,コマンド ラインから C:¥WINDOWS>cd C:¥sample (赤字の部分)を打ち込み,エンターキーを押す. コマンドプロンプトの使い方(2) • USBメモリなどの外部記憶媒体がFドライブに割り 当てられているならば, C:¥WINDOWS>F: 今日はFドライブのルート・ディレクトリを使う. 余談: MacではターミナルがWindowsのコマンド プロンプトに当たる.(iTermを使う人もいる.) プログラムのコンパイル(1) • ソースコードの名前をsample1.javaとする. <ソースコード> class sample1 { public static void main(String args[]) { System.out.print ln(“こんにちは”); } } プログラムのコンパイル(2) • 注意: ソースコードを書くときは,Word等の ワープロソフトを決して使わないこと! ・・・文字情報などの余計な情報まで保存されて しまう.メモ帳かTeraPadを使う. Unix系のOSではEmaxなどを使う. プログラムのコンパイル(3) • F:¥>javac sample1.java Fドライブのルート・ディレクトリにsample.class がというクラスファイルが作成される. プログラムの実行 • F:>java sample1 インタープリタがクラスファイルを機械語に翻訳し, プログラムをコンピュータに実行させる. 結果: こんにちは とモニタに表示される. 今日の課題(1) • http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~shakoj31/ (「2007年度 プログラミング実習」のページ) からsample1をコピーして,メモ帳に貼り付け, ファイル名をInvMatrix.javaとして,Fドライブの ルート・ディレクトリに保存. これをFドライブ上でコンパイルし,実行してみよう. 今日の課題(2) • 余力のある人は,「2007年度 プログラミング実習」 のHP第3週の教材「アプレットの復習」を読んで, sample8かsample9をアプレットで表示してみよう. ・・・アプレットとはブラウザ上で動作する比較的 小さなjavaプログラム.動的なweb pageの 作成を可能にした最初のソフトウェア.
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