PDFダウンロード - 落雷抑制システムズ

船舶への落雷を保護するための避雷針
P
Pararrayos
避雷針
D
Desionnizador
消イオン
C
Carge
電荷
E
Electrostatica
静電気
2013年1月21日
船舶と落雷の歴史
鉄鋼船
大航海時代の帆船
船体、マスト 共に木製で高インピーダンスなため落雷すると被害 大
1799-1815の16年間で間で150隻に落雷
8隻のうち1隻は火災 水兵の死亡70人
10隻で完全破壊
by 英国海軍ハリス提督
船体が低インピーダンスなため、木造船より
は、落雷被害が少ない
柳に風
今後は、制御がネットワーク化されるので雷
被害の増加があり得る
この当時の木造船はピッチで防水していたので燃えやすかった
絶縁破壊電界 空気 35.5kV/cm
絶縁破壊抵抗 木材 8kV/cm
鉄鋼船でも、レーダー、ジャイロコンパスなどに支障
ヨットへの落雷被害
FRP船体にアルミ・マストで
マストをアースしてあれば
軽微
流れ易ければ ○
木造船体に木造マスト
の場合、被害は大
流れ難いと
×
落雷被害の度合い
良い
何も起こらない
95% 以上?
良い
何が起こるか?
運
悪い
電装品の破損
船体への損傷
レーダー、ジャイロ・コンパス、
無線機などへの障害
積荷や船体の破損
3-5% ?
PDCEで全てを「良い」以上に
1% 以下 ?
今までの系統
機械的なリンクで結合されている
ブリッジ
機関室
エンジン出力
エンジン
レーダー
操舵
電子機器は、無線機とレーダくらいで落雷を受けてもあまり影響が無かった
今後の系統
電気的なネットワークで結合される
ブリッジ
機関室
レーダー
電動機推進
エンジン
エンジン出力
ネットワーク
操舵
全てがネットワーク化されると落雷の影響を受けやすい
船体への落雷を防ぐ
船の中で一番高い所
船体を全てカバーできる位置に
GMDSSより高くするのは可
Global Maritime Distress and Safety System
木造帆船の時代から鉄鋼船になり落雷事故は少なくなった。。。が。。。
ネットワーク化が進むと被害が増加する可能性が大
実例:落雷 ⇒ レーダの損傷 ⇒ 夜間航行不能 ⇒ 昼間のみ航行 ⇒ 到着遅延
船舶でのアース
船体との構造体接地
塗装による絶縁の無いこと
船体を全てカバーできる位置に
電蝕ブロック
プロペラの材質:銅合金 ⇒ 海水【塩水】 ⇒ 船体材質【鋼鉄】 ⇒
電池を形成
そのために、イオン化傾向の大きな亜鉛ブロックで、電蝕を防止している
プロペラ周囲は、まるで電池の様な状態
⇒ 船体と海との導通あり
塗料では防ぎきれない
船舶での使用例
地球深部探査船 「ちきゅう」
船内には多数の科学機器が搭載されている
PDCE 避雷針
2011/07 から
2012/02 までの
スリランカ沖合調査
「本船付近への海面への落雷は多数認めるも
本船への落雷は無し」
落雷による影響
避雷針に落雷させても解決にならない
落雷を避雷針に誘導しても副作用が大きく解決にならない
9割のビルは、ビルの鉄骨構造を接地
に用いている
雷電流は、ビル鉄骨を分岐して流れ、
付帯設備に影響する
避雷針は、建物の保護が目的
付帯設備は、護れない
落雷による影響
ビルの中には数百キロのケーブルがある
ビルの中には配線が多数ある
電力用配線
照明用配線
エレベータ用配線
情報配線
セキュリティ用配線
ビル管理用配線
ポンプ用配線
鉄骨付近の配線には誘導電流が流れ、機器に異常をきたす
PDCE避雷針で落雷を避けることのメリット
従来避雷針の建物
PDCE避雷針で落雷を受けない建物
保護エリア
避雷針 ⇒ 建物の保護が目的
付帯設備の保護は不可能
↓
被雷すれば工場設備に障害
落雷しないので、落雷の影響なし
何故、船舶に落雷防止が必要か?
時代の要求を先取りした先進性
①
②
背景1:温暖化・亜熱帯化 で異常気象 落雷日数は増加
背景2:船舶もネットワーク化が進むと雷被害が大きくなる可能性大
①
②
③
④
⑤
落雷でも航行は停止できない
落雷で航行不能になったら大問題になる可能性
落雷は、地域により被害度が異なる 船舶は移動する
オプションとして用意 ⇒ お客さんの選択
安心のセキュリティ対策、安心の落雷対策、
避雷針の歴史と問題点
1752
避雷針の発明
ベンジャミン・フランクリン
避雷針の副作用
130年
130年
1881
エジソン電気照明会社
1899
2011
無線電信 実用
マルコーニ
現代文明は電力依存
昔ながらの処理では副作用が大
避雷針
二つの問題点
1. 雷電流の処理 地面に流しても周囲に副作用
2. 補足率は100%ではない。避雷針周囲への落雷を誘発
電力/情報ネットワーク時代で
は、ワザワザ落雷を発生させ
れば副作用が問題になる
落雷は安全に誘導すれば良かった時代
スマートグリッド時代の雷対策
は、「落雷を発生させない」こと
何故、260年前の技術に頼りきっているのでしょうか?
オイル・ランプ
夏季雷と冬季雷
PDCE避雷針はどちらにも効果あります
雲放電 【雲中、雲間】
落雷が発生する時の電界
強度は、通常の1千倍程度
まで上昇する
6000m
++++++
マイナス10℃
-------冬季雷 (正極性と負極性が混じる)
3000m
-18℃
夏季雷 (負極性が主体)
++++++
富士山頂 真夏 5℃
1000m
---------正極性落雷
負極性落雷
--------
++++++
-------- +++++++
--------
地面の電荷 【通常はマイナスであるが雷雲の直下にはプラスが誘起される】
避雷針の原理
通常避雷針
6000m
1】 先行放電は、まんべんなく落ちて来る
2】 お迎え放電を出して誘いに行く
3】 放電路が形成され、大電流が流れる
通常の避雷針
100m
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+++ +++
+++ +++
落雷を誘導する原理
1) 先行放電は(-)は、プラス電荷を求めて降りて来る
2) お迎え放電(+)を発して 先行放電(-)を迎えにでる
+++
+++ +++
(1)
PDCE避雷針の原理
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----------
先行放電は、まんべんなく落ちて来る
---
--プラス電荷を求めて降りて来る
---
マイナス電荷
---
お迎え放電を出さない
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---
PDCE避雷針
+++ +++
+++ +++
+++
落雷を誘発しない2つの理由
1) 上下電極の分極
上部:負電荷 下部:正電荷
2) 滑らかな球体で、放電し難い
お迎え放電を発生しない
+++ +++
3.PDCE避雷針で落雷を防げる理由 (2)
落雷発生のステップ
先行放電
お迎え放電
落雷の発生
放電路の形成
帰還電流
大電流との闘いは大変
これは自然現象で
防げない
先行放電
お迎え放電で阻止する
発生したら、ほぼ手遅れ
×
お迎え放電を発生
させない
放電路が形成され
ない
時間の経過
放電自体が発生しない
SPD
耐雷トランス
落ちた後始末
落雷抑制
有効性についての検証
1.実験室での放電実験
避雷針の性能についての規格に基づく
フランス ポー大学での放電施設での実験
2.地図上でのPDCE設置個所と付近への落雷情報の比較
気象情報提供会社 Meteorage 社 のデータを検証して
「ビューロベリタス」 は、PDCEが有効と認定
3.アンドラに於ける特定のPDCE設置個所での8年間の落雷データ
GSM基地局での過去8年の落雷データ
4. 日本での実績
約100台
5. インドネシアテレコム 112m鉄塔で今まで毎月あった落雷が
2009年から ゼロ になっている
その他、現場での実績多数
ビューロベリタス認定書
使用例
牛久大仏
浄土真宗 東本願寺派本山東本願寺によって造られた
全高120m(像高100m、台座20m)
ブロンズ立像としては世界最大
高さ85mの展望台まで参拝客が上がれ、落雷でエレベータ制御装置が
壊れると降りて来られなくなる
PDCE避雷針
参拝客の安全のために落雷
を防いでいる
ウィキィより転載
朝日新聞 神奈川版 2012/05/30
地球深部探査船「ちきゅう」 と 「牛久大仏」
に効果を確認したうえでの記事になっている。
牛久大仏
「過去に5-6回あったエレベータの事故が
3年前から無くなっている」
ちきゅう
「因果関係は何とも言えないが、落雷事故
は無くなっている
PDCE避雷針
PDCE-Marine 船舶用
PDCE避雷針
避雷設備の受雷部として使用
電源は必要ありません
接地部の塩類補給も必要ありません
接地は、必ず必要です
PDCE-Marine
船舶用
耐振動性能を向上
重量13Kg
どこに装備すべきか
レーダの故障 ⇒ 夜間航行不能 ⇒到着遅延
可燃物への引火 ⇒ 大きな事故
釣り船
釣り客の安全確保
PDCE避雷針
スパンカー
漁船
漁船の安全確保
PDCE避雷針
どこに装備すべきか
海上での高所構造物
クレーンのブームの角度に関わら
ず、常に天頂を向くPDCE
どこに装備すべきか
洋上風力発電
どこに装備すべきか
石油掘削リグ
メキシコ湾にて実際
に使用されています。
夏季雷での効果 (1)
小松市 2006年度夏季
PDCEを取り付けたタワー
高さ42m
夏季雷での効果 (2)
小松市 海上 2009年度
夏季雷での効果 (3)
小松市 海上 2009年度
PDCE避雷針についての情報
1. 「落雷抑制」で検索しますとHPがあります。
2. 「資料集」に各種の資料があります
3. 連絡先
[email protected]
045-264-4110
横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション 703
株式会社 落雷抑制システムズ