12 月 tel 048(262)8431 http://www.kawaguchi.science.museum (2014 年) 上旬 21 時頃 下旬 20 時頃 星図の見方 自分が見ている方角を下にして、 (西の空を見るときは西を下にし て持つ)頭の上にかざして見ます。 月 齢 満月6日、 下弦14日、 新月22日、 上弦29日 惑星情報 水星 夕方 西(月末) (さそり座 → へびつかい座 → いて座 -1等級) 金星 夕方 西(中旬以降) (へびつかい座 → いて座 -4等級) 火星 夕方 西(いて座 → やぎ座 1等級) 木星 真夜中 東(しし座 -2等級) 土星 明け方 東(てんびん座 1 → 0等級) ☆ ふたご座流星群が極大(14 日夜) 三大流星群のひとつである「ふたご座流星群」は毎年安定して多くの流星が見られます。今年の極大 時刻は 14 日 21 時であること、未明から明け方にかけ下弦の月が夜空を照らすことから、夜のはじめ頃 に観察すれば、空の明るい川口でも流星を見ることができるかもしれません。夜になると冷え込むので、 暖かい服装で観察してください。 流星群は彗星と深い関係があります。彗星の軌道には彗星から放出されたチリが帯状に残り(ダス ト・トレイルといいます) 、そこを地球が通りぬけるとき、流星群となるのです。つまり流星群にはそ の元になった彗星(母天体といいます)が存在しています。 「ふたご座流星群」の母天体はダスト・ト レイルの軌道からファエトンという小惑星だとされました。この天体は、その後の観測からチリを出し つくした彗星だと考えられてきましたが、近年の観測で尾が見つかり、今でも彗星として活動している ことが分かっています。 ☆ 冬の北十字 はくちょう座に並ぶ星々は、南天にある南十字に対して北十字と呼ばれています。この十字は、古代 フェニキアやエジプトでも空を飛ぶ鳥と見立てていました。今月は夜のはじめ頃、北西の地平線に十字 架が立っているように見えます。クリスマスを迎えるこの時期、空の十字架を探してみてください。
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