とアーティストとのお金のやり取りについて (イニシャル分

レーベル(easy + nice)とアーティストとのお金のやり取りについて (イニシャル分) 2016年4月14日版
①デジタル販売の場合(Bandcamp経由)
デジタル販売の場合、bandcampとpaypalによる中間マージン以外のコストが存在しないので、
レーベルに最終的に入ってきた売上のうち、
50パーセント分をレーベルからアーティストさんへのバックとします(つまり山分けです)。
たとえば、700円のデジタルアルバムが一枚売れた場合、レーベルに大体528円入ってきますので、
このうちの50%、つまり264円くらいがアーティストさんの取り分となります。
②CD販売の場合(Bandcampから)
バンドキャンプでCDアルバムが売れて、最終的にレーベルに入ってきたら、その金額から
制作コストを抜き、さらにそのうちの35パーセントをアーティストに支払います。
たとえば、1000円のCDアルバムが一枚売れると、大体771円ぐらいがレーベルに入ってきます。
そこから制作コスト551円を引くと、利益は220円です。
レーベルはカスタマーへの郵送の手間などがありますので、利益の中で、こちらが多めに
(65パーセント)取らせていただきます。
そこで、この場合、最終的に一枚あたりのアーティストさんの取り分は77円ほどになります。
③CD販売の場合(レーベルからの手売り、もしくはレーベルが直接店に委託したり売ったりする場合)
レーベルがBandcamp以外の経由で手にした売上金額から、制作コストを引いた金額をレーベルの
利益とすると、そのうちの15パーセントをアーティストに支払います。
たとえばもし店置きで、1000円のCDアルバムを650円で買い取ってもらった場合、
(650-551)X0.15=アーティストは約14.85円を手にすることになります。
(もし、これが赤字になった場合は、アーティストさんの収支には計上しません)
④アーティストさんがCDを手売する場合・・3枚までのCDは、形式上、原価で買い取っていただく形になります。
ただし、この金額はすべての収支(後述)がプラスに転じるまでは、レーベルから支払を要求しません。
これは、「アーティストさんが最初にレーベルにお金を払わなければならない状況を作らないため」です。
(ただし*⑥のケースを除く)。原価は今の時点で551円で考えていますが、変動する場合もありえます。
⑤このとき、レーベルからアーティストさんに送料などがかかる場合は、そこも計上して、
形式上のマイナス分とさせていただきます。
*⑥アーティストさんがCDを手売する場合で、3枚を越える分のCDを送ってほしい場合については、
3枚を超えた分の原価の120パーセント(+送料)の値段でレーベルから買い取っていただきます。
これについては、トータルの「収支」↓と関係なく、前金でレーベルに支払ってください。
これらをトータルした(①+②+③)-(④+⑤)がプラスになったとき
(これを「収支」と呼ぶことにします)、初めてレーベルからアーティストさんへの支払いが発生します。
支払の際、振込手数料等が発生する場合は、ここからまた引かせていただきます。
この収支がプラスに転じるまでの間、
レーベルからアーティストさんに支払いを請求することはありません。(*⑥の場合を除く)
たとえば、3枚のCDをレーベルからアーティストさんが受け取ったとします。
そうすると、この時点で(-551)X5=-1799に加えて、かかった送料分が「形式上の負債」として発生します。
しかし、アーティストさんの作品がレーベルから売れれば、「この形式上の負債」は減っていきます。
「収支」がプラスに転じた瞬間からは、レーベルからの利益が期待できます。
このシステムにより、アーティスト側は初期投資なしにCDをリリースし
また、(形式上の負債は別として)無料で受け取った3枚までのCDを売って、利益を得ることも出来ます。