2008 年 10 月 株式会社モリテック・インターナショナル 日本市場における顧客対応の充実・販売強化、中国市場でのさらなる事業拡大に向けて 経営戦略を再構築、2008 年 10 月より新たにスタート マンション、ホテル、オフィス、病院、学校などの建築向けスチールドアを製造・販売する株式会 社モリテック・インターナショナル(本社:東京都中央区 社長:大庭 直己)では、中国・無錫の生 産拠点を日中合弁企業に変更し、日本市場向けに、中国で部品を生産し日本で完成品を生産す るという新たな経営戦略を構築し、2008 年 10 月より事業展開をスタートいたします。 経営戦略の再構築により、日本市場においては、顧客ニーズへの対応をさらに充実させ、販売 拡大につなげるとともに、中国市場においては、総合建材メーカーとしてさらなる事業拡大を目指 していきます。 当社の従来からの強みであるコスト競争力を維持し、品質のさらなる向上に取り組みながら、将 来的な株式上場を視野に入れ、さらなる競争力の強化を図って参ります。 当社は 2008 年 9 月、100%子会社である中国の現地法人「無錫茂泰(モリテック)特種門有限公 司(本社:無錫 董事長:大庭直己 ※以降、無錫モリテック)」の株式の一部を中国の防火ガラス メーカー、「無錫市裕成防火設備有限公司」(本社:無錫 代表者:陳莉星)を引受先に、一部譲渡 して、従来の日本独資企業から、日中合弁企業に改組いたしました。当社はこの株式譲渡による 売却資金により財務基盤強化を図り、経営戦略の再構築を実行して行きます。 日中合弁会社に移行した無錫モリテックは、スチールドア、シャッター、ステンレスサッシ、アルミ サッシ、カーテンウォール、建築金物の生産や内装工事業務に加え、防火ガラスなど建材用ガラ スに生産品目の裾野を拡大していきます。今後は、2009 年度に施行される中国国家防犯ドア及び 1 級防火ドアのライセンスを取得し、総合建材メーカーとしての事業展開を図り、従来参入を見合 わせてきた日系プロジェクト以外の中国国内ローカルプロジェクトにも積極的に参入していきます。 同時に、モリテック・インターナショナルによる日本市場向けの製品については、無錫モリテック を部品メーカーとして位置づけ、当社の 100%子会社で日本国内工場としていた株式会社シナガ ワ(本社:名古屋市港区 社長:猪飼義美)をモリテック・インターナショナルブランドで生産する全 製品の“日本国内メーカー”として認定し、(株)モリテック・インターナショナルが営業・販売を担う 体制といたしました。 製品に対する品質保証に関しては、モリテック・インターナショナル中日本支店 名古屋工場/ (株)シナガワは、2008 年 9 月 27 日認定日として ISO9001 の認証を取得したことにより、既に同認 証を取得している無錫モリテックと併せ、当社グループ全体として、国際基準(ISO)に準拠させた 品質管理・品質保証を裏付けとした製品を生産・提供していきます。 * 無錫モリテックで生産したヒンジ、ハンドル、ドアクローザーなど付属金物を含む部品を日本国 内に輸入し、(株)シナガワの工場や、当社独自の協力工場ネットワークである「MFF(モリテック・フ ランチャイズ・ファクトリー)」拠点においてノックダウン方式にて完成品生産を行います。 MFF は、当社が自社開発した「板金加工総合支援システム」をソフトウェアとして日本国内の他 の板金加工会社やスチールドアメーカーに販売し、その販売先を当社の協力工場としてネットワー ク化しているものです。板金加工総合支援システムは、現場で設計され、ゼネコンが承認する「製 作施工図」から加工データを作成する段階で、自動的かつ瞬時に加工データを作成することがで きるというものです。 無錫モリテックで生産した部品を現場に近い日本の港の倉庫に搬入し、その倉庫内もしくは MFF 拠点、(株)シナガワの工場で組立を行うため、物流コストが削減できるため、従来のコスト競 争力を維持することが可能です。 MFF 拠点は、既に札幌、名古屋、神奈川で稼働を開始するなど順調に進捗しており、2008 年 12 月には「鋼製建具対応制定図面集」を整備し、今後は MFF 拠点を拡充を図りながら、日本国内で の完成品生産体制をさらに強化していきます。 国内生産拠点においては、当社が 2008 年 6 月より発売した「e-Door」シリーズに搭載される「オ フセットタイト」、「アクシスタイト」、「フィンガーガード」、「ラチェットヒンジ」、「e-Door」シリーズのリニ ューアルドア「e-Change」(全て特許申請中)の生産体制を既に整えており、これらの生産量を大 幅に向上させていきます。 さらに、従来より、無錫モリテックにおいて生産してきた「装置産業向け製品」の日本国内での受 注が順調に拡大していることから、国連の危険物輸送勧告の公式認定「UN 規格」を取得している 「UN ステンレスコンテナー」や特殊加工品などの販売拡大も図っていきます。 2 「株式会社モリテック・インターナショナル」会社概要 中国国内では、高級玄関ドア「e-door」シリーズや特注対応製品は、上海環球金融センター(上海ヒルズ)、 上海三菱商事ビル、蘇州日立製作所、凸版印刷・上海、天津日本電装、上海森ビル、上海資生堂、無錫村 田電子、北京日本国大使館、上海日本総領事館など、数百件の採用実績があります。 また、日本国内においても、千葉県のザウススキー場跡地の大型マンション「サザンクロス」、獨協大学、 東京モード学園、グラントウキョウなどにドアの実績を、ペニンシュラ東京、中部国際空港、グラントウキョウ などに建築金物やスケープアート、モニュメントと言った特注対応製品の実績を有しています。 ・社 名 株式会社 モリテック・インターナショナル ・所在地 moritec International Co.,Ltd. 〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町 15 番 15 号ルネ小舟町ビル ・創 業 ・設 立 1994 年(平成 6 年) 2003 年(平成 15 年)7 月 ・資本金 ・役 員 10 億 1,756 万円 代表取締役 取締役常務執行役員 取締役執行役員 ・主要営業品目 グループ各社持株会社 軽量玄関扉・鋼製建具・建築装飾金物・内装金物等の設計・製作・施工・販売 ・建設業許可番号 国土交通大臣 許可(般−18) 第 271765 号 建築業の種類:板金工事業、建具工事業、内装仕上工事業 一級建築士事務所登録 ・輸出入業者番号 ・主要株主 大庭直己 石井元仁 猪飼義美 東京都知事 登録 第 54001 号 事務所の種類 : 一級建築士事務所 1J164(JASTPRO 登録番号) 大庭 直己、大和SMBCキャピタル株式会社 三井住友海上キャピタル株式会社、三生キャピタル株式会社 「株式会社シナガワ」会社概要 ・社 名 株式会社 シナガワ ・所在地 ・設 立 〒455-0055 愛知県名古屋市港区品川町 2 丁目 29 番地 1985 年(昭和 60 年)8 月 ・資本金 ・役 員 7900 万円 代表取締役 ・事業内容 鋼製建具設計・製作・施工 建築金物設計・製作・施工 猪飼義美 3 「無錫茂泰(モリテック)特種門有限公司」会社概要 ・所在地 〒214037 中国江蘇省無錫市金山北工業経済園区 5-6 号地 ・設 立 No.5-6, Jin Shanbei Industrial Economic Park, Wuxi, 214037, China 1994 年(平成 6 年)10 月 ・資本金 ・役 員 US$300 万 董事長 大庭直己 総経理 副総経理 陳 莉星 竹内 一洋 ・主要営業品目 副総経理 万 一鳴 軽量玄関扉・鋼製建具・建築装飾金物・内装金物等の設計・製作・販売 ・批准証番号 ・輸出入業者番号 37520 3200732246428 ・資本比率 株式会社モリテック・インターナショナル (30%) 無錫市裕成防火設備有限公司 (70%) ※(株)モリテック・インターナショナルの 100%子会社としていた無錫モリテックの株式を無錫市裕成防火 設備有限公司に株式譲渡し、合弁会社に移管。 *** 本件に関するお問い合せ先 *** 株式会社モリテック・インターナショナル (横浜ショールーム) 広報・IR・秘書室 室長 : 石井 元仁 〒230-0053 神奈川県横浜市鶴見区大黒町 18-24 イシカワ横浜ビル 3F TEL: 045-508-0520 FAX :045-511-1100 http://www.moritec-intl.com/index.html 4
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