コ ア ラ ジ ヤ ー ナ リレ 2 0 1 6 年 5月 (2) 1 日 号 ( 平成5 年7 月1 4 曰第3 種郵便物認可) 榎 淳 子 川 け ツ 丁 臨床心理士 りお詞 にブ、 .り免 子供のお気 に入 りの物 と一 □に言 って も、それ は子供 によってそれぞれで、どうしてそんな もの を ? と いうもの をとて も大事 に していた りしますよね。お気 に入 りの物 は赤ち ゃんの 頃か らあ り、そ してそれ は 玩具だ け でな く、生活の中で身近 にある何かで あることも多いようです。子供はその発達の過程 において、 まず は感 じることか ら身の □りにある物 と関わ り( 遊び〉、新たな気付きや発見 を し、それを大好きな人 と 共有 し、様 々な ことを学んていきます 。 一 方 、子供のお気 に入 りの物の中には、それがな いととて も不安になるというもの もあります。例えば、 に□に入れて クチュクチユ した り、眠る時 にス リス リした り… 。 これ らには、子供の 気持ち を 緊張 したB 寺 落ち着かせる機能があるようです。 どち らも子供の発達 にとって はとて も大切なのですが 、今回は後者 につ いてお話 した いと思 います。 で、それがないとひど<不 安になる毛布、ぬいぐる ライナスの毛布 み、人形などの無生物を移行対象と呼びま した。一 スヌー ピーでお冊‖ 染みの漫画 「ピーナ ッツ」の登 般的に、生後 1年 目の後半か ら 2年 目にかけて出現 場人物、ライナスをご存 じで しょうか。お気に入 り する揚台が多いようです。子供はこれらを持ち歩い の毛布を手放さないポ ーズが有名で、いつも毛布を た り、チ ューチ ュー吸つた り、抱き じめた り、時に 目│きず つて歩いています。そ して、強気で騒 々 しく 攻撃 した りします。 て小言屋の姉ル ーシ ー に 「 現実を直視 しなさい │」 移行対象には、毛布以外にも、布団、シ ーツ、タ とDヒられ、時 々手放 してみた りするのですが、不安 オルケ ッ ト、ハ ンカテ、ガ ーゼなど、比較的早い年 で体が震えて しまいます。この毛布は、「 安心毛布 (セ 齢から身近にあるものが多 く、ぬいぐるみ、税など キュリテ ィ ・プランケッ ト)」として知られています。 がそれに続きます。これらに共通 しているの は、柔 らか くて肌触 りがよいということなのですが、それ 移行対象 イギリスの児童分析医 ・小児科医であるウィエコ ッ トという人 は、軍し 幼児が肌身離さず持ち歩 < も の は赤ちゃんが感 じるお目さんの特徴でもあ ります。 お目さんは、赤ち ゃんが生まれて しばらくの間、 かか りっき りで赤ちゃんを守 り、お世話 します。 し か し、赤ちゃんもやがて少 しずつ自分でできること が増えていくので、お母さんも少 しずつ完全な母性 的関わ りから手を31いていきます。 しか し、赤ちゃ んに してみれば、お目さんが自分から離れるとまだ まだ不安な気持ち になるわけです。そ ういう時に、 優 しく身を包んで守つて くれるお母さんの代わ りと なるのが移行対象です。移行対象によって子供は安 ,い や安全を感 じ、眠る時、初めての人と会 つた時、
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