Ver.1 2005/12/12 KP Deeper NR 『用途特徴』 Paste 疎水性繊維の赤外線吸収剤(保温剤)分散液状タイプ ・ KP Deeper NR Paste は、疎水性繊維、例えばポリエステル繊維、或いはC DP,ナイロン繊維の染色加工工程で、染料と併用して繊維に吸着させるこ とができます。 ・ 綿繊維でも、バインダーを使用することで吸着させることができます。 バインダー:日本化薬製 Kayacryl Resin T-126 (シリコン変性アクリル樹脂系) ・ 可視∼近赤外領域の光を吸収する繊維製品を得る事ができます。 ・ レーザー光の選択吸収、断熱用途の繊維製品に適用可能で、保温効果があ ります。 ・ 組成物が緑色をしており、生地にやや着色しますので淡色への使用は避け て下さい。 『品質規格』 1. 外観 緑色分散液状 2. イオン性 アニオン系 3. 融点 194℃ 4. pH 7∼8 (1g/L 水溶液) ・浸染法 5. 使用方法 2.0∼10. % owf 染色温度.時間 (染色浴pH4.5) 130∼135℃,60分染色 ・パッド法 20∼100g/L 6. 7. 荷姿 取り扱い注意 20kg入り缶 目、皮膚および、衣類に触れない様に、適切な保護具を 着用し、作業する。 日本化薬株式会社 Ver.1 2005/12/12 「保温効果試験」 素材:ポリエステル織物、綿織物 1.浸染処理(ポリエステル織物) KP Deeper NR Paste 2.0% 処理温度.時間 染色pH4.5 浴比 1:30 135℃.30分 染色後処理 還元洗浄 リダクタントPET(日本化薬製)1g/L 85℃.15分 2.Pad-Dry-Bake (ポリエステル織物) KP Deeper NR Paste 20g/L ミグノン NS(センカ) 20g/L (センカ:マイグレーション防止剤、アクリル酸系) Pad(Pick Up=70%) → Dry(90℃,2min) → Back(180℃,2min) → 水洗 → 還元洗浄 3.Pad-Dry-Bake (綿・ポリエステル織物) KP Deeper NR Paste 20g/L Kayacryl Resin T-126 30g/L バインダー(シリコン変性アクリル系) 測定方法:試験布で10cm×1cmの袋を作成し、その中にデジタル温度計のセン サーを差込、屋外にて太陽光を当て時間による温度変化を測定。 (測定日 2004年11月9日、天候:晴れ、気温21.5℃) 日本化薬株式会社 Ver.1 2005/12/12 ポリエステル織物の保温効果 未処理 浸染法 Pad法 温度(℃) 35 30 25 20 0 5 10 15 20 時間(分) 25 30 35 30 35 綿織物のバインダー効果 無添加 レジンT126 温 度 (℃ ) 35 30 25 20 0 5 10 15 20 時間(分) 25 製品使用上の注意 弊社より販売しております製品は,工業用の用途に使用されることを前提に製造され,製品化されております。 すなわち繊維素材の前処理,染色及び仕上加工の用途に限って使用頂いております。 製品用途:繊維用染料または染色加工用薬剤 なお,ここに記載された技術情報や推奨処方は弊社の最新知識にもとずくものですが,限られた小試験のデー タであり,あらゆる規模,用途,範囲での再現を保証するものではありません。従って,すべてのケースについ て予備テストをお奨め致します。記載された内容には弊社の自由にコントロールできない関連特許も含有してい る場合がありますのでご注意下さい。 各々の製品の安全性については,弊社の製品安全データシート(MSDS)を良くお読み下さい。 日本化薬株式会社 −以上−
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