西海市契約規則 平成17年4月1日西海市規則第55号 改正 平成17年8

○西海市契約規則
平成17年4月1日西海市規則第55号
改正
平成17年8月30日規則第195号
平成17年10月3日規則第198号
平成18年3月27日規則第8号
平成19年7月24日規則第45号
平成20年3月6日規則第9号
平成20年5月9日規則第57号
平成20年10月30日規則第66号
平成21年10月19日規則第55号
平成21年11月10日規則第62号
平成22年3月17日規則第9号
平成22年10月1日規則第36号
平成23年3月30日規則第14号
平成24年1月11日規則第7号
西海市契約規則
目次
第1章 総則(第1条―第4条)
第2章 契約の方法
第1節 一般競争入札(第5条―第16条)
第2節 指名競争入札、随意契約及びせり売り(第17条―第23条)
第3章 契約の締結(第24条―第32条)
第4章 契約の履行(第33条―第40条)
附則
第1章 総則
(通則)
第1条 西海市(以下「市」という。)が締結する売買、賃貸、請負その他の契約に関する事務の取
扱いに関しては、別に定めがあるもののほか、この規則の定めるところによる。
(定義)
第2条 この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 法 地方自治法(昭和22年法律第67号)をいう。
(2) 令 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)をいう。
(3) 落札者 収入の原因となる契約に当たっては最高の価格をもって入札をした者、支出の原因
となる契約に当たっては最低の価格をもって入札をした者をいう。
(4) 予算執行者 入札及び見積りの徴収をする者をいう。
(5) 契約者 市と契約を締結する相手の者をいう。
(契約事務の調整)
第3条 総務部長は、契約に関する事務の適正な執行を期するため、当該事務の処理について、必要
な調整を行うものとする。
2 総務部長は、契約に関する事務の適正な執行を期するため必要があると認めるときは、法第180
条の2の規定により委任若しくは補助執行させた職員に対し、その所掌事項に係わる契約事務の状
況について調査し、又は当該事務の処理について必要な措置を講ずべきことを求めることができる。
(入札参加者の排除)
第4条 市長は、特別の理由がある場合を除くほか、令第167条の4第2項各号のいずれかに該当する
と認められる者をその事実があった日から3年間競争入札に参加させない。その者を代理人、支配
人その他の使用人又は入札代理人として使用する者についても、また同様とする。
第2章 契約の方法
第1節 一般競争入札
(入札参加者の資格)
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第5条 市長は、令第167条の5第1項の規定により、一般競争入札に参加する者の資格を定めたとき
は、総務部総務課(以下「総務課」という。)において公示するものとする。
2 前項により公示したときは、資格を有する者の申請に基づき、契約の種類及び金額に応じた等級
別の競争入札参加資格者名簿を作成するものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、市長は、特に必要があるときは、一般競争入札に参加する者の資格
を定めたときの公示及び競争入札参加資格者名簿の作成について、別に定めることができる。
(入札の公告)
第6条 令第167条の6第1項の規定による一般競争入札の公告は、その入札期日の前日から起算し、
少なくとも10日前に次に掲げる事項を管財契約課において公告するものとする。ただし、急を要す
るときは、その期日を5日まで短縮することができる。
(1) 入札に付する事項
(2) 入札参加者の資格
(3) 入札又は開札の場所及び日時
(4) 契約条項、設計図書等を示す場所及び日時
(5) 入札保証金に関する事項
(6) 無効入札に関する事項
(7) 前各号に掲げるもののほか、市長が特に必要と認める事項
2 建設工事に係る一般競争入札の公告期間は、前項の規定のほか、建設業法施行令(昭和31年政令
第273号)第6条に規定する見積期間に基づき、次に掲げる区分によるものとする。
(1) 1件の設計価格が500万円未満の工事は、1日以上
(2) 1件の設計価格が500万円以上5,000万円未満の工事は、10日以上
(3) 1件の設計価格が5,000万円以上の工事は、15日以上
3 前2項において、土曜日、日曜日及び国民の祝日並びに郵便によるときの郵送期間(3日以内)
は、期間に含めないものとする。
4 第1項の規定にかかわらず、市長は、特に必要があるときは、令第167条の6第1項の規定による
公告の方法及び公告する事項について、別に定めることができる。
(予定価格の決定)
第7条 市長は、一般競争入札に付するときは、あらかじめ、当該一般競争入札に付する事項の価格
の総額について予定価格を定めなければならない。ただし、価格の総額について予定価格を定める
ことができないものにあっては、単価について予定価格を定めることができる。
2 市長は、前項の規定により予定価格を定めようとするときは、入札に付する事項の取引の実例価
格、需給の状況、履行の難易、数量の多少、履行期間等を考慮して公正に決定しなければならない。
(最低制限価格及び全下判断基準価格の決定)
第8条 市長は、工事、製造又は委託の請負を一般競争入札に付する場合において、令第167条の10
第2項の規定による最低制限価格を設ける必要があるときは、予定価格の3分の2を下らない範囲
内で前条の規定の例によりこれを定めなければならない。
2 前項の規定により最低制限価格を付するときは、第6条の規定による公告において、その旨を明
らかにしなければならない。
3 市長は、第1項の規定により最低制限価格を設けた場合において、当該入札で有効となる札を入
れた者の全員の札が最低制限価格を下回る場合に限り有効となる全下判断基準価格を設けることが
できる。この場合において、全下判断基準価格は、予定価格の3分の2を下らない範囲内で定める
ものとし、第6条の規定による公告において、その旨を明らかにしなければならない。
(予定価格、最低制限価格及び全下判断基準価格)
第9条 予定価格は、入札執行中において、設計価格に対しランダム係数を乗じ決定された設計基本
価格に対しランダム係数を乗じこれを決定する。
2 予定価格は、入札会場において、入札書投函後、入札立会者が予定価格調書1部を作成し決定す
る。ただし、設計変更及び随意契約に伴う予定価格調書にあっては、見積書到着後、見積執行者が
1部を作成し決定するものとする。
3 最低制限価格は、予定価格調書作成と同時に予定価格に対しランダム係数を乗じ決定する。ただ
し、建設工事(西海市建設工事指名審査委員会規程(平成17年西海市告示第92号)の規定に基づく
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委員会(以下「指名審査委員会」という。)で最低制限価格を設定しないことと決定した建設工事
を除く。)以外のものについては、最低制限価格を設けないことができるものとする。
4 全下判断基準価格は、最低制限価格を定めたときに、予定価格調書作成と同時に最低制限価格に
対しランダム係数を乗じ決定する。
5 設計基本価格、予定価格、最低制限価格及び全下判断基準価格のランダム係数の範囲は、市長が
別に定める。
(入札保証金)
第10条 予算執行者は、一般競争入札に付そうとするときは、入札に参加しようとする者をして、そ
の者の見積金額の100分の5以上の入札保証金を入札前に納めさせなければならない。ただし、次の
各号のいずれかに該当する場合においては、入札保証金の全部又は一部を納めさせないことができ
る。
(1) 入札に参加しようとする者が保険会社との間に当該地方公共団体を被保険者とする入札保証
保険契約を締結したとき。
(2) 令第167条の5第1項の規定により、市長が定める資格を有する者による一般競争入札に付す
る場合において、落札者が契約を締結しないこととなるおそれがないとき。
2 前項に規定する入札保証金の納付は、次の各号に掲げる有価証券をもって代えることができる。
この場合において、担保として提供された証券の価格は、当該各号に定める価格とし、証券が記名
証券であるときは、売却承諾書及び委任状を添えたものでなければならない。
(1) 国債又は地方債 政府ニ納ムヘキ保証金其ノ他ノ担保ニ充用スル国債ノ価格ニ関スル件(明
治41年勅令第287号)の例による金額
(2) 特別の法律による法人の発行する債権 額面又は登録金額(発行価格が額面又は登録金額と
異なるときは、発行価額)の10分の8に相当する金額
(3) 金融機関の引受け、保証又は裏書のある手形 手形金額又は保証する金額(当該手形の満期
の日が当該入札保証金を納付すべき日の翌日以後の日であるときは、当該入札保証金を納付すべ
き日の翌日から満期の日までの期間に応じて当該手形金額を一般市場における手形の割引率によ
り割り引いた金額又は当該割り引いた金額のうち保証する金額に応ずる額)
(4) 金融機関の保証する小切手 保証する金額
(入札の方法)
第11条 入札者は、入札書を作成し、封書に自己の名を表記し、入札の日時までに入札の場所へ提出
しなければならない。
2 一般競争入札の入札書は、郵便により提出することができる。この場合にあっては、封筒の表面
に「何入札書」と明記しなければならない。
3 前項の規定により郵便で差し出す場合にあっては、開札時刻までに到達しなかったものは、当該
入札はなかったものとする。
4 代理人が入札する場合は、入札前に委任状を提出しなければならない。
5 前項の代理人は、同一入札において2人以上の代理人となることができない。
6 入札者は、同一入札において他の入札者の代理人となることができない。
(無効入札)
第12条 次の各号のいずれかに該当する一般競争入札書は、無効とする。
(1) 参加資格のない者のした入札書
(2) 同一入札者がした2以上の入札書
(3) 入札者が協定してした入札書
(4) 金額その他記載事項が明らかでない入札書
(5) 前各号に掲げるもののほか、入札条件に違反して入札した入札書
(再度入札)
第13条 市長は、令第167条の8第3項の規定により再度の一般競争入札に付する必要があると認める
ときは、当初に入札した入札者のうち無効又は失格となった者を除いて、現に開札の場所にとどま
っている者に入札をさせるものとする。再度の入札をしてもなお同じときは、また同様とする。こ
の場合において、第11条第1項の規定を準用する。
(落札者の決定等)
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第14条 市長は、開札の結果、予定価格の制限の範囲内に達したものがあるときは、令第167条の9及
び令第167条の10の規定による場合を除き、収入の原因となる契約にあっては最高の価格をもって入
札をした者、支出の原因となる契約にあっては最低の価格をもって入札をした者を落札者として決
定しなければならない。
2 市長は、令第167条の9、令第167条の10又は前項の規定により落札者を決定したときは、直ちに、
その旨を落札者に別に定める落札決定通知書により通知しなければならない。
3 落札者は、前項の通知を受けた日から7日以内に契約又は仮契約(議会の議決に付すべきものに
限る。)を締結しなければならない。
(入札保証金の還付等)
第15条 一般競争入札の入札保証金は、入札終了後、直ちに入札者に還付するものとする。ただし、
落札者に対しては、契約を締結した後これを還付し、又は契約保証金の全部又は一部に充当するこ
とができる。
(入札経過の記録)
第16条 予算執行者は、一般競争入札が終了したときは、その経過を別に定める入札結果表に記録し
なければならない。
第2節 指名競争入札、随意契約及びせり売り
(指名競争入札の参加者の資格)
第17条 令第167条の11第2項の規定により、市長が定める指名競争入札に参加する者に必要な資格は、
西海市建設工事入札制度要綱(平成17年西海市告示第93号)で定める当該年度の入札参加資格者名
簿に登載された者とする。
(指名競争入札の参加者の指名)
第18条 予算執行者は、指名競争入札に付そうとするときは、入札に参加する者を5人以上指名しな
ければならない。ただし、特別の事情があるときは、この限りでない。
2 予算執行者は、予定価格500万円以上の工事等に係る入札参加者を指名するときは、あらかじめ指
名審査委員会の意見を聴き決定するものとする。
3 第1項の規定により入札者を指名したときは、指名競争入札通知書により、各入札指名者に通知
しなければならない。
(指名競争入札に係る関係規定の準用)
第19条 第5条から第16条までの規定は、指名競争入札をする場合について準用する。この場合にお
いて、第8条第2項中「第6条の規定による公告」とあるのは、「前条第3項の規定による通知」
と読み替えるものとする。
(随意契約)
第20条 令第167条の2第1項第1号の規則で定める随意契約の限度額は、次のとおりとする。
(1) 工事又は製造の請負 130万円
(2) 財産の買入れ 80万円
(3) 物件の借入れ 40万円
(4) 財産の売払い 30万円
(5) 物件の貸付け 30万円
(6) 前各号に掲げるもの以外のもの 50万円
2 予算執行者は、令第167条の2第1項第2号から第9号までの規定により随意契約に付するときは、
その理由を明らかにしなければならない。
(随意契約の見積書の徴取等)
第21条 予算執行者は、第20条第1項各号により随意契約に付するときは、2人以上の者から見積書
を徴さなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合は、この限りではない。
(1) 契約の目的又は性質により契約の相手方が特定されるとき。
(2) 市場価格が一定している場合であって、一般競争入札又は指名競争入札に付する必要がない
物品を購入するとき。
(3) 1件の予定金額が5万円以下の物品の購入、物品製造、業務委託及び物件借上又は20万円以
下の修繕及び緊急を要する修繕をするとき。
(4) 令第167条の2第1項第3号又は第4号に規定する契約を締結するとき。
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(5) 予算執行者が、2人以上から見積書を徴することが適当でないと認めるとき。
2 予算執行者は、前項の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する場合は、当該見積書を
徴さないことができる。
(1) 新聞その他の定期刊行物及び例規集等の追録の購入
(2) 価格、送料等が表示されている書籍の購入
(3) 専売品等で価格が公定しているものの使用又は購入
(4) すでに起工された工事等の設計変更に伴い変更請負額を定めるもの。ただし、設計変更後の
額が、第20条第1項各号の随意契約の限度額を超え、かつ、設計変更前の額の2割を超えて増額
するものを除く。
(5) 不動産の借入れ
(6) 1件の予定金額が5万円を超えないもの(物件の売り払いを除く。)
(7) その他予算執行者が特に見積書を徴することが適当でないと認めるとき。
3 契約変更により契約金額を増額できる範囲は、原則として次の各号により処理することとする。
(1) 当初契約額が2,000万円未満のもの 10割以内
(2) 当初契約額が2,000万円以上4,000万円未満のもの 変更契約差額が2,000万円以内
(3) 当初契約額が4,000万円以上のもの 当初契約額の5割以内で、かつ、その額が6,000万円以
内
(4) 特殊大規模工事等 主務課と協議のうえ、指名審査委員会に付議して定める範囲
(随意契約の予定価格等)
第22条 第7条及び第9条の規定は、随意契約について準用する。ただし、次の各号のいずれかに該
当する場合は、予定価格調書の作成を省略することができる。
(1) 130万円以下の場合
(2) 不動産を購入し、又は借り入れるとき。
(3) 第28条第3項第6号の規定に該当するとき。
(4) 市長が特に必要がないと認めるとき。
(せり売り)
第23条 予算執行者は、せり売りをしようとするときは、職員を指定し、当該職員をしてせり売りを
させなければならない。ただし、特に必要と認めるときは、職員以外の者からせり売り人を選び、
職員を立ち会わせてせり売りを行うことができる。
2 第5条から第7条まで、第9条、第10条、第15条及び第16条の規定は、せり売りについて準用す
る。この場合において、第16条中「入札結果表」とあるのは「せり売り結果表」と読み替えるもの
とする。
第3章 契約の締結
(契約書の作成)
第24条 予算執行者は、契約を締結しようとするときは、次に掲げる事項を記載した契約書を作成し
なければならない。ただし、契約の内容によりその記載事項の一部を省略することができる。
(1) 契約の目的となる給付の内容
(2) 契約履行の場所
(3) 給付の期限又は期間
(4) 対価の額
(5) 対価の支払方法及び支払時期
(6) 監督又は検査の方法及び時期
(7) 契約保証金
(8) 当事者の債務不履行の場合における遅延利息その他の損害金
(9) 危険負担
(10) かし担保責任
(11) 契約解除の方法
(12) 契約に関する紛争の解決方法
(13) 前各号に掲げるもののほか、契約の履行について必要な事項
2 工事又は製造の請負契約に係る契約書には、工事費等内訳明細書、図面、設計書及び仕様書の添
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付がなければならない。
(契約書の特例)
第25条 130万円以下の契約を締結する場合においては、請書又は承諾書をもって前条の契約書に代え
ることができる。
2 前項の請書又は承諾書には、前条第1項各号のうち、必要な事項を記載しなければならない。
(契約書及び請書又は承諾書の省略)
第26条 前2条の規定にかかわらず、予算執行者は、次の各号のいずれかに該当するときは、契約書
及び請書又は承諾書の作成を省略することができる。ただし、公有財産に関し契約するときは除く。
(1) 20万円以下の契約をするとき。
(2) 国若しくは公団、公庫等の政府関係機関又は地方公共団体と契約するとき。
(3) せり売りに付するとき。
(4) 物品を売り払う場合において、買受人が代金を即納してその物品を引き取るとき。
(契約締結の通知及び期間)
第27条 落札者が決定したときは、直ちに落札決定の通知をしなければならない。
2 落札者は、前項により落札決定の通知をした日から7日以内に契約保証金又はこれに代わる担保
を納付若しくは提供し、契約を締結しなければならない。
3 落札者は、前項の期間内に契約書を作成しないときは、落札者としての権利を失う。
4 法第96条第1項第5号の規定に基づく議会の議決を要する契約については、議会の議決を得たと
きに本契約を締結することを内容とする契約(仮契約)を締結しなければならない。
(契約保証金)
第28条 予算執行者は、契約を締結したときは、直ちに契約者をして契約金額の100分の10以上の契約
保証金を納付させなければならない。
2 契約保証金の納付は、次に掲げる担保の提供をもって代えることができる。
(1) 国債又は地方債
(2) 銀行又は市長が確実と認める金融機関等の保証
(3) 公共工事の前払金保証事業に関する法律(昭和27年法律第184号)第2条第4項に規定する保
証事業会社の保証
3 前2項の規定にかかわらず、契約者が次の各号のいずれかに該当するときは、契約保証金の全部
又は一部を納付させないことができる。
(1) 契約者が保険会社との間に当該地方公共団体を被保険者とする履行保証保険契約を締結した
とき。
(2) 契約者が、法令に基づき延納が認められる場合において、確実な担保を提供したとき。
(3) この契約による債務の履行を保証する公共工事履行保証証券による保証
(4) 物品を売り払う契約を締結する場合において、契約者が売払代金を即納するとき。
(5) 契約金額が、300万円以下であり、かつ、契約者が契約を確実に履行するものと認められると
き。
(6) 国若しくは公団、公庫等の政府関係機関又は地方公共団体と契約するとき。
(7) 公益法人又は公共的団体等と契約するときで、特に市長が契約を確実に履行するものと認め
るとき。
(8) 不動産を借り入れるとき。
(9) 建設工事以外の契約で随意契約を締結する場合において、特に市長が契約を確実に履行する
ものと認めるとき。
(契約の変更等)
第29条 予算執行者は、必要があると認めるときは、契約者と協議し、又は契約者からその責めに帰
さない理由により履行期限の延長をしたい旨の申出があったときは、これを調査して、当該契約の
内容を変更することができる。
2 予算執行者は、契約者からその責めに帰す理由により履行期限の延長をしたい旨の申出があった
ときは、これを調査し、やむを得ないと認めるときは、遅延利息を付し、当該期限の延長を承認す
ることができる。
3 予算執行者は、前2項の規定により、契約の内容を変更しようとするときは、速やかに別に定め
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る変更請書を提出させなければならない。
(契約の解約)
第30条 予算執行者は、契約者がその責めに帰さない理由により契約の解約を申し出たときは、これ
を調査し、やむを得ないと認めるときは、当該契約を解約することができる。
(契約の解除)
第31条 予算執行者は、契約の履行に当たり、契約者が次の各号のいずれかに該当すると認めるとき
は、契約の定めるところにより当該契約を解除することができる。
(1) 契約の締結又は履行について不正の行為があったとき。
(2) 契約者の責めに帰す理由により履行期限までに給付を完了する見込みがないとき。
(3) 監督又は検査に際し、監督又は検査に携わる職員の職務の執行を妨げたとき。
(4) その他契約条項に違反する行為があったとき。
2 前項の規定により契約を解除しようとするときは、別に定める契約解除通知書を当該契約者に送
付しなければならない。
(契約保証金の還付)
第32条 予算執行者は、契約に基づく給付が完了し、当該契約の履行を確認したとき又は第30条の規
定により解約したときは、速やかに、契約保証金を還付する手続をとらなければならない。ただし、
契約による担保義務が終了するまでその全部又は一部を保留することができる。
2 予算執行者は、前項の規定にかかわらず、契約期間が複数年に亘る契約の締結に伴い納付させた
契約保証金又は第28条第2項第1号に定める担保について、当該契約に基づく会計年度ごとの給付
が完了し、契約の履行を確認したときは、そのつど、当該履行を確認した債務に対して相当と認め
る部分について、これを還付する手続をとることができる。
第4章 契約の履行
(履行の監督)
第33条 予算執行者は、法第234条の2第1項の規定による監督は、自ら又は職員に命じ、若しくは職
員以外の者に委託して、必要な監督をしなければならない。
2 前項の規定により監督を行う者(以下「監督職員」という。)は、契約に係る設計図書等に基づ
き、契約の履行に立ち会って工程の管理、履行中途における試験又は検査を行う等の方法により監
督し、契約者に必要な指示をしなければならない。
3 監督職員は、監督をしたときは、その内容、指示した事項その他必要な事項を別に定める監督日
誌に記録しなければならない。
(給付の検査)
第34条 予算執行者は、次の各号のいずれかに掲げる理由が生じたときは、自ら又は職員に命じ、若
しくは職員以外の者に委託して、当該契約に基づく給付の完了の確認をするため必要な検査をしな
ければならない。
(1) 契約者が給付を完了したとき。
(2) 給付の完了前に出来高に応じ、対価の一部を支払う必要があるとき。
(3) 物件の一部の納入があったとき又は契約による給付の一部を使用しようとするとき。
2 前項の規定による検査を行う者(以下「検査職員」という。)は、契約書、設計図書等に基づき、
又は必要に応じて、当該契約に係る監督職員及び契約者又はその代理人の立会いを求めて、当該給
付の内容及び数量その他について検査しなければならない。
3 前項の場合において、特に必要があると認めるときは、一部破壊若しくは分解又は試験をして検
査を行うことができる。この場合、検査又は復元に要する費用は、当該契約者が負担するものとし、
予算執行者は、この旨を契約書に明らかにしておかなければならない。
4 検査職員は、前3項の規定による検査の結果、契約の履行に不備があると認めるときは、契約者
に必要な措置をとることを求めなければならない。
(検査の立会い)
第35条 検査職員は、前条に規定する検査を実施しようとするときは、必要に応じて、監督職員以外
の職員の立会いを求めることができる。
(検査調書の作成)
第36条 検査職員は、第34条に規定する検査の結果、給付の完了が確認されたときは、別に定める検
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査調書を作成しなければならない。ただし、随意契約を締結する場合において第20条第1項各号に
定める額以下のものについては、関係帳票類にその旨を記録することによって、これを省略するこ
とができる。
(権利義務の譲渡)
第37条 契約者は、契約によって生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、又は承継させてはならない。
ただし、あらかじめ、その内容を明らかにして市長の承認を得たときは、この限りでない。
(一括委任等の禁止)
第38条 契約者は、契約履行について、その全部又は大部分を一括して第三者に委任し、又は請け負
わせてはならない。ただし、その内容を明らかにして、市長の承認を得たときは、この限りでない。
(部分払、前金払及び概算払)
第39条 予算執行者は、契約に基づく給付の既納部分又は既成部分に対し、その完納又は完成前に代
金の一部を支払う特例があるときは、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める金額の範囲
内において部分払をすることができる。
(1) 物件の買入契約 既納部分に対する代価
(2) 工事又は製造その他の請負契約 既成部分の代価の10分の9
(3) 給付の確認ができる役務の契約 既成部分の代価の10分の10
2 前項の規定による部分払をすることができる回数は、次の各号に掲げる契約金額の区分に従い、
当該各号に定めるとおりする。ただし、市長が特に必要と認めるときは、回数を増減することがで
きる。
(1) 1,000万円以下 0回
(2) 1,000万円を超え5,000万円以下 1回
(3) 5,000万円超 2回
(4) 給付の確認ができる役務の契約 12回以内
3 前項第3号の規定により2回目の部分払をしようとするときは、その都度、当初からの既納部分
又は既成部分について第1項に規定する金額を算定し、当該算定した金額から前回までの支払済額
を控除して得た額を支払うものとする。
4 前金払をした契約に対して部分払をしようとするときは、既納部分又は既成部分の割合に応じた
金額を差し引き支払うものとする。
5 公共工事の前払金保証事業に関する法律第2条第1項に規定する公共工事の前金払の金額は、次
の各号に掲げる契約金額の区分に従い、当該各号に定めるとおりとする。ただし、物品等の完成品
を受領する場合は、前金払をしないものとする。
(1) 300万円以下 0パーセント
(2) 300万円超の工事請負契約 契約額の40パーセント以内
(3) 300万円超のその他の契約 契約額の30パーセント以内
6 前項の規定は、中間前金払をする場合において準用する。
7 前2項の前金払をする場合は、第28条第2項第3号の保証事業会社の保証により前金払額相当の
保証がされたときとする。
8 予算執行者は、契約に係る支出について、西海市会計規則(平成17年西海市規則第49号)第76条
各号の規定に基づき概算払をするときは、一括払又は部分払により支出できるものとする。
(対価の支払)
第40条 予算執行者は、第34条の規定による検査に合格したものでなければ、当該契約に係る支出の
手続をとることができない。
2 予算執行者は、第30条又は第31条の規定により契約を解約又は解除したときは、当該契約に基づ
く給付の既納部分又は既成部分で検査に合格した部分に対する対価を支払うものとする。
3 対価の一部について、前金払又は部分払をしたものがあるときは、契約の履行による完納又は完
成による最終の対価から差し引き支払の際にこれを精算するものとする。
附 則
(施行期日)
1 この規則は、平成17年4月1日から施行する。
(経過措置)
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この規則の施行の日の前日までに、合併前の西彼町財務規則(昭和62年西彼町規則第3号)、西
海町財務規則(昭和43年西海町規則第9号)、大島町財務規則(昭和39年大島町規則第6号)、崎
戸町財務規則(昭和54年崎戸町規則第2号)、大瀬戸町財務規則(昭和63年大瀬戸町規則第1号)
の規定によりなされた契約に関する事務のうち、この規則の施行の際引き続き継続しているものに
ついては、それぞれこの規則の相当規定によりなされたものとみなす。
附 則(平成17年8月30日規則第195号)
この規則は、平成17年9月1日から施行する。
附 則(平成17年10月3日規則第198号)
この規則は、平成17年10月11日から施行する。
附 則(平成18年3月27日規則第8号)
この規則は、平成18年3月28日から施行し、平成17年4月1日から適用する。
附 則(平成19年7月24日規則第45号)
この規則は、公布の日から施行する。
附 則(平成20年3月6日規則第9号)
1 この規則は、公布の日から施行する。
2 この規則による改正後の西海市契約規則第21条第2項第5号、第22条第2号及び第28条第3項第
8号の規定は、この規則の施行の日前に行われた不動産の借入れについて適用する。
附 則(平成20年5月9日規則第57号)
この規則は、公布の日から施行し、平成20年4月1日から適用する。
附 則(平成20年10月30日規則第66号)
この規則は、公布の日から施行する。
附 則(平成21年10月19日規則第55号)
この規則は、平成21年11月1日から施行する。
附 則(平成21年11月10日規則第62号)
(施行期日)
1 この規則は、公布の日から施行する。
(経過措置)
2 この規則の施行の日前に行われた令第167条の2第1項第4号に規定する契約の締結又は不動産
の購入に係る随意契約に関して予定価格調書の作成を省略した場合の手続は、この規則による改正
後の西海市契約規則の相当規定によりなされた契約の締結又はなされた手続とみなす。
附 則(平成22年3月17日規則第9号)
この規則は、平成22年4月1日から施行する。
附 則(平成22年10月1日規則第36号)
(施行期日)
1 この規則は、公布の日から施行する。
(経過措置)
2 この規則の施行前に締結した契約に基づき行った公共工事の前払金保証事業に関する法律第2条
第1項に規定する公共工事に係る前金払については、この規則による改正後の西海市契約規則第39
条の規定に基づきなされたものとみなす。
附 則(平成23年3月30日規則第14号抄)
(施行期日)
1 この規則は、平成23年4月1日から施行する。
附 則(平成24年1月11日規則第7号)
この規則は、公布の日から施行する。
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