2期生 4年次通信 Cosmo Science 2016 市立札幌開成 中等教育学校 第2-5号 2016 年4月 25 日 Stimulating Experience and Learning for the Future コズモの 4 月①SSH講演会「はやぶさ・はやぶさ2と宇宙創成の神秘」 ―ブラウン大学上級研究員 廣井孝弘先生(4 月20日) 小惑星探査機「はやぶさ」のキセキ(軌跡・奇跡)とその帰還については、我々 日本人の感動を呼んだ記憶もついこの前のような気がするところですが、その 研究に携わった廣井孝弘先生の講演を生で聴く機会を得ました。このような世 界の第一線で活躍する科学者が来て下さるのもSSHの特権であり、まさに「ホ ンモノ」に触れる貴重な時間でした。 「宇宙の話」となれば、あまりにも話が大 きすぎて最初はピンと来なかったかもしれませんが、宇宙を考えることで世界 平和を考えられる、世界平和のために科学と宗教のありようを考え直すという、実は身近な問題として考え ることができたお話でした。この貴重な聴講を機にますます自然科学探究心の関心が深まるものと思います。 また事後の質疑応答でも何人かの4年次の生徒が積極的に発言していました。実に素晴らしい、その姿勢こ そが「コズモフロンティアイズム」です。 【生徒の感想(文意を損ねない限りで表記改)】 ・はやぶさやはやぶさ2は人類には「できない」と思われていたことをやり遂げたという話を聞いて、自分 の不可能なことへも挑戦していきたいと思いました。(男子) ・先生は自分で「こうじゃないか?」と考えたらすぐに行動に移し、研究に没頭したというのが素晴らしい と思いました。研究者の視点から講演は“本当の声”が聞けるから、とても良い機会だと思いました。今 後の講演が楽しみです。 (女子) ・前から宇宙とはなんなのかと思っていたけれども、今回の講演で謎が解けたわけではなく、また謎が深ま りました。だからその謎の真理を知りたくてウズウズしています。(男子) コズモの 4 月②SGH「北大FSP“Gセミ”」(4 月21日、自由参加) 本校SGHで提携する複数ある研究団体のひとつに、北海道大学国際本部 「FSP(First Step Program:一般教育演習として単位認定する科目) 」が あります。「FSP」とは北大生の留学プログラムであり、このたびその留学 報告会に4年次の生徒が複数参加しました。この「FSP」で行うセミナー 「Gセミ」では、20代の若者が実際に体験した海外留学体験の「ホンモノ」 の話から刺激を受けるだけでなく、大学生のプレゼンテーションを生で学ぶ貴 重な機会でもあります。この大学生向けのセミナーに「高校生」であるコズモサイエンスの生徒が参加でき るのはSGHの特権です。この日は「北米班」と「アジア班」の2つのコースに参加した現役北大生のプレ ゼンテーションを聴きました。特に印象的だったのは「将来の可能性を狭めないために、失敗を恐れずに積 極的に挑戦すること」という企業訪問をした北大生への、日系企業人の方のメッセージでした。 この「Gセミ」はたびたび開催されますので、その都度掲示板でお知らせします。自由参加、参加費無料、 現地集合・現地解散です。少しでも興味のある人は、実施時間帯や自身の都合との折り合いがつく範囲で積 極的に参加しましょう(資料準備の都合から、希望者は事前に本校担当までお知らせください)。
© Copyright 2024 Paperzz