˙ 行政執務スペースは均質なモデユールのユニバー サルスペースをめざし、 様々な使われ方に対し、 柔軟に対応が出来る高いフレキシビリティを備え ます。 ˙ 2階の活気ある市民恊働センターロビーを介して 議場を設けました。絶えず市民と議員がふれあい、 顔の見える議会をめざします。1階の“がんじゅう 御庭”からも、行政執務スペースからも見え、開か れた議会を象徴します。 ˙ ڥɾઃඋʹର͢Δྀ ˙ݐશମʹ͍ͭͯ 島風が、一年を通じて この地をやさしくつつみ、太 陽の光や雨は多くの恵みをもたらします。その恵みを 最大限に活かしながら、厳しい夏の日差しや蒸し暑さ、 台風や豪雨など、自然の厳しさにも十分備えた庁舎 と します。 ˙লΤωϧΪʔɾলࢿݯ 「中間期の北 ʙ 北東風を受とめ分配するハイビスカ スルーフ」 中間期の北から北東にかけての風を受けとめ、御庭に 導き、コアンダ効果により通風をもたらします。テラ スは憩いの場としての環境を形成、執務空間は空調時 間の短縮を図ります。 ワンストップ型窓口 ˙ਫࢿݯͷ॥࠶ར༻ 下水道整備が実施されるまで浄化処理水の中水再利 用を行い、整備後には雨水の中水利用を行う等、水資 市民総合案内カウンター 源を余すことなく利用する計画とします。自然の恵み である雨水は、浸透舗装やトレンチを設け、積極的に 浸透させ、地下水の滋養・湧水の保全を行います。 ˙ଠཅͷܙΈ 太陽の光は ハイビスカスルーフや日射遮蔽ルーバー で制御するとともに、 拡散させたやさしい光として、 庁舎内に取り入れます 。また、太陽熱温水器の設置を 検討し、新エネルギーの熱源利用を検討します。 ˙Ҭͱͷ࿈ܞ 市民恊働センター利用相談 現在、ユインチホテルでは 環境省の補助を受け、天 然ガスによるコージェネレーションシステムの導入・ 地域への電力・熱エネルギー供給計画が推進されてい ます。この「自律分散型のエネルギー網」の構築に向 けた、熱受給、EV 充電施設の連携など、地域との連携 を図る ことも検討します。 ˙lίϯύΫτͰੑͷߴ͍ݐஙz Λͭ͘Γ·͢ 新しい庁舎は、市民が集い、くつろぎ、出会う「市民協 働センター」の中にあります。市民と行政と新しく街を 訪れた人を結ぶ、御庭、回遊路と市庁舎、そして市民恊 働センターが コンパクトに構成された複合施設です。ガ ヤガヤ、ワクワクの南城市の拠点です。 ˙৽͍͠ޫ؍εϙοτͷੋͯ͠ͱۄඇ͍ͨݟ ݱݐஙΛΊ͟͠·͢ 沖縄の「環境共生型建築・中庭形式」を踏襲した環境建 築です。 世界的にも現代建築は新しい観光資源 であり若人ほど興 味があります。 南城市らしい環境建築を意図した ハイビスカス屋根 の “がんじゅう御庭”は“観光のスポット”として多くの 人を集める沖縄・南城ツーリズムの目玉です。 ˙ଟతʹ͑Δl͕Μ͡Ύ͏ޚఉz 回遊路 と 市庁舎、そして 市民恊働センターに囲まれた ˙ ˙ࡁܦੑͷྀ 1 階に集約した市民が利用するサービス 自然エネルギー・資源を最大限活用し、ランニングコ ストの軽減を図ります。 スペースは、フロアー全体を見透し 、吹 抜を介して各階ともつながり、利用者に とってわかり易い空間です。 環境配慮型施設として グリーン化手法によるLCCO2,LCC の低減を図るとともに、ビルエネルギー管理システム (BEMS)による 保全業務の省力化、効率的運用など竣 工後も改善を図る計画 とします。 ˙ “がんじゅう御庭”と連続するワンスト ップスペース では、総合ガイドに受付 ˙ 発券を設け、音声案内及び電光掲示板に よる案内システムを導入します。来館者 の迷いを未然に防ぎます。 総合ガイドの両翼に、クイックサービス (証明書発行)とスローサービス(窓口相談) ߦࣥ εϖʔε ࢢຽዛಇ ηϯλʔ ͕Μ͡Ύ͏ޚఉ をゾーンに別け、異種目的の利用者の交 差を避け、プライバシーに配慮したカウ ンター とし、サービスが全ての市民に解り 易く迅速に提供できる窓口を配置します。 “がんじゅう御庭”は、ひとと視線が交差する中心 です。 ここで催すイベントは、施設すべての人がいつの間にか 参加してしまう、ワイワイ、ガヤガヤの賑わいです。御 ガラス張りの開放的な設営とし、 庁舎機能とを分棟にすることで 場と車寄せの動線を敷地外周 に沿うように配置し、人と車 が交差しない計画です。 時間外や休館日の利用が可能な 計画 とします。 “がんじゅう御庭” と連続した市民交流ロビーは内 駐車場の一部や車寄せに屋根 を設置することで雨に濡れず 外一体となった様々なイベント をはじめ市民の活動を支える場 に車の寄付きを可能にします。 となります。 ˙্෦ߏ 建物構造は耐震壁をバランス良く配置したフラットス ラブ RC 構造とします。高耐久性を持つ 100 年コンクリ ートを使用し免震構造と組み合わせることで、コンク リートの劣化・ひび割れを低減し、外壁のメンテナン スフリーや建物の長寿命化を図ります。柱材のプレキ ャスト化,フラットスラブ構造による型枠の単純化を 図り、施工性の向上に努めます。 ˙֊ߴ͞ͷରԠ ˙ࢢிࣷ૯߹ҊΧϯλʔ 庭に面した市民開放スペースから、子供たちの明るい声 が聞こえます。 ˙ೆࢢͷlάεΫͱϋΠϏεΧεzͷඒ͠ ͍ݐஙܗଶ ˙ࢢຽዛಇηϯλʔ ˙ 市庁舎の窓口を御庭に面した1階に集中し、ワンストップ型の総合 窓口、 両翼にクイックサービス(証明書発行)とスローサービス(窓 “がんじゅう御庭”を囲い、それぞれの階がテラスを有する段床状 の構成です。 わかり易いサイン表示で利用者を案内し、ユニバーサルデザインに 配慮した建物構成とします。 口相談)を配置。目的の異なる利用者の交差を避け、プライバシー 施設は御庭に面し見通しの良いすり鉢状で、吹き抜けを介して各階 と視覚的につながり、来館者は全ての場所からイベントを見る事が できます 。刺激的にふれあい、憩える空間です。 人と車を明快に分離した駐車場からのアクセス など、全ての市民に 解り易く、利用しやすい施設です。また、議場へは、開かれた議会と に配慮したカウンターにします。 建物外周壁は日陰、通風の最大効率上の 25 度傾いてい ます。しかしそれは、効率的側面だけではなく、視覚的 して2Fの傍聴ロビーへと容易にアクセスできます。 梁のないフラットスラブ構造を採用 し、さらに設備 シャフトと耐震壁を一体化して設備の水平展開を極力 少なくすることにより、 階高さ 3.0m に対し天井高さ を最大限に確保 する計画とします。 ˙໔ߏͷ࠾༻ 免震構造により 、耐震安全性Ⅰ類を確保し、 避難施 設・防災拠点に相応しい構造 とします。免震ピットの 一部は防災備蓄倉庫として活用します。免震の擁壁を に沖縄の風土性を色濃く反映した“現代のグスク”のよう な形態です。強い日差しから市民を守る大屋根ルーバー の形は、市民が集った時の花飾りをイメージした南城市花 クールトレンチとして利用し、空調の外気取り入れを 行います。 のハイビスカス です。 階高さへの対応 ߏʹର͢Δྀ ˙ 歩車分離を徹底し、施設へは 人は前面道路から、車は駐車 ˙ࡁܦੑͷྀ ハイビスカスルーフ 免震構造の採用 地面の掘削を最低限に抑える 敷地マウンドアップ工 ルーバー クールトレンチ がんじゅう御庭 法、マットスラブ基礎、最薄免震工法の併用 により、 耐震構造と同程度の躯体コスト・工期を目指します。 また、柱やクールトレンチのプレキャスト化、フラッ トスラブによる型枠の単純化 は施工性を大きく向上さ せ、職人が不足する現在の社会情勢に配慮します。
© Copyright 2024 Paperzz