1月15日は小正月 小豆粥をいただきます。 関西で育った者にとって、小

取材日記 その7
1月15日は小正月
小豆粥をいただきます。
関西で育っ
た者にとって、小正月の朝に小豆粥を食べる
のは、当たり前の行事なんですが、今回「こあ」で金曜日の夕市に皆さま
に小豆粥を食べていただいたところ「初めてです」とおっしゃる方がほとんど
でした。所変われば品変わるとよく言いますが、本当ですね。
7日の「七草粥」はなぜか全国的な行事だったんでしょうか?皆さまに喜
こんでいただきました。さて、この小正月というのは大正月の後この日で
正月のすべての行事が終了しましたという区切りの日でもあります。
古くは「土佐日記」や「枕草子」などにも記されているそうです。暮れの
おせち料理作りから年始客の接待など何かと忙しかった正月の疲れをと
るための休息日とされています。その主役である一家の主婦のホットした
安堵する日「女正月」とも呼ばれています 。地方によっては女衆だけで酒
盛りをするところもあるそうです。まずはその日の朝「15日粥」といってお
粥さんを食べたのが慣習となったのでしょう。小豆は色が赤いので邪気を
払い1年の健康を願ってお粥サンの中に混ぜたと思われます。地方によ
っては鏡割のお餅を入れるところもあるそうです。ともあれ、2月はまた
「立春」の前日である節分の日がまいります。日本の四季の自然を思い
人を思って出来た風習を日本人の誇りとして、守っていかねばと改めて
思いをはせた一日でありました。