『XMF』5000 台目を北米大手印刷会社に納入

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ
ハイブリッドワークフローシステム『XMF』5,000
台目を北米大手印刷会社に納入
Mercury RIP アーキテクチャによる圧倒的な生産性に高評価
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社
平成 27 年 6 月 4 日
2007 年の発売以来、優れた効率性・安定性などで高い評価を得ている富士フイルムのハ
イブリッドワークフローシステム『XMF』が、このほど、世界累計販売台数 5,000 台を達
成した。
5,000 台目が導入されたのは、アメリカの印刷会社、Christmas City Printing 社。同社
は、1981 年にレタープレス、グリーティングカード、招待状、名刺の印刷所として創業し
た同社は、急速に大手総合商業印刷会社へと変貌を遂げた。
Christmas City Printing 社のバイスプレジデント Chris Sicinski 氏は、次のように語って
いる。
「XMF の導入により、当社のこれまでのワークフローと比べて 10 倍の効率化を達成
できました。面付けが統合され、顧客(ユーザー)の制限がなくなり、さらに 3D プルーフ
機能が搭載されたことで、より迅速にジョブをこなせるようになり、お客さまにもとても
喜んでいただけるようになりました」
XMF の最新バージョン V6.1 は、Adobe 社の高速レンダリング技術「Mercury RIP アー
キテクチャ」をベースとした「ジョブの並行処理」により、従来比 2~10 倍の圧倒的な演
算処理能力を実現。プリプレスの生産性向上に大きく寄与している。たとえば、CTP やプ
ルーファー、デジタル印刷機への出力ジョブが重なった場合でも、“処理待ち時間”が最小
限に抑えられ、各出力機をムダなく有効に運用することが可能。また、CTP セッター(67
版機)複数台の RIP 処理を 1 台の XMF でこなせるため、出力機に対する RIP の台数を大
幅に減らすことができ、管理の手間やコストが削減できるだけでなく、出力機間の演算一
致性をつねに確保することも可能になる。
また、Web ポータルシステム『XMF Remote』は、時間や距離の制約なしに校正・承認
作業を進行できるオンライン校正機能や、作業の進行状況を“見える化”できる進捗管理
機能などにより、クライアントや協力会社とのコミュニケーション、部門間・拠点間のや
り取りを大幅に効率化することができる。最新の R10.1 では、HTML5 に完全対応し、タ
ブレット端末も含めた幅広い環境で活用可能になっている。
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社のワークフロー事業部長・辻
重紀は、
「XMF は、高度な自動化機能や多彩なリモート機能などによって、生産現場にも、
コミュニケーション環境にも、大きな変革効果をもたらすワークフローシステムです。そ
の“変革力”が世界市場で受け入れられていることを、大変うれしく思っています」と述
べている。
富士フイルムでは、今後も XMF のさらなる機能強化に取り組むとともに、ワークフロー
ソリューションのいっそうの拡充を図り、ユーザーのビジネス拡大・企業成長に貢献して
いく。