PowerPoint プレゼンテーション - Gallery Forgotten Dreams

PRESS RELEASE
Gallery Forgotten Dreams
2014年9月27日(土)~10月13日 (月・祝)
開催概要
開催内容 : 中沢 梓による平面作品 約16点
会 期 :
2014年9月27日(土) ~10月13日(月・祝)
12:00 ~ 19:00
月・火曜休廊
但し、10/13(月・祝)は営業
会 場 : Gallery Forgotten Dreams ギャラリーフォガットンドリームス
東京都江東区白河1-3-21 2F
Tel & Fax 03-5809-8217
オープニングレセプション : 2014年9月27日(土)
17時より Gallery Forgotten Dreamsにて
お問い合わせ先
Gallery Forgotten Dreams ギャラリーフォガットンドリームス
担当:田原 誠
〒135-0021
東京都江東区白河1-3-21 2F
Tel & Fax 03-5809-8217
Mail [email protected]
Website http://www.forgottendreams.biz/
愛らしい美人画の純粋無垢な美しさに晴れやかな気持ちになれる
純粋無垢な愛らしさ。
中沢 梓の作品は、日本画の特色でもある線描を活かしながら、実にすっきりと仕上げられて
いる。
そして人物や馬、猫など対象となるモティーフを確かな筆致で描き上げているのだが、受ける
印象はとても柔らかいもので、素朴と言っても良いような、何だかほっとする温かさに心が和む。
彼女の作品を観ていると、思わず顔がほころんでしまうような、落ち込んでいる時でも楽しく
晴れやかな気分にからりと転じてしまうような、前向きな力をもらえる気がしてくる。
描かれている対象を惜しみなく愛おしんでいることが、ストレートに伝わってくるからだ。
「可愛さ」と「愛情」その二つの愛を重ね合わせた上での「愛らしさ」なのである。
100名以上のアーティストが年一回一堂に会する大規模なグループ展「見参 2012」に
おいて、オーディエンス賞(来場者による人気投票)第3位を獲得しているのも、そういった観
る者が素直に理解し共感できる「打ち解け易さ」を存分に持ち合わせているからであろう。
ちなみにこの時の1・2位は山科理絵氏、岡村智晴氏と既に人気の二人であり、彼らに次いで
の第3位というのは見事な成績であると言える。
色遣いにおいても同様である。
前回の「物語展」でもそうだったように、日本画材の持つ透明感を精一杯活かすべく、出来る
限り混色せず濁りの無い色で描いているため、爽やかで清々しいことこの上ない。
本来は「人・馬・弓」の三位一体を理想の境地として凜々しく躍動感のある騎馬武者を描き上
げる力のある作家ながら、Gallery Forgotten Dreamsにおいてはギャラリーの持つカラーに合わ
せていただき、可愛い作品が中心を占めている。
前回の「物語展」では、東西のお姫さまを題材に、「物語絵」とも言うべき文字通り掌に納ま
るサイズの掌品を編み出し、メインに据えていた。
今回のテーマは「かんばせ」。
前回のような物語性よりも、むしろ女性が持つ美しさそのものに焦点を当てている。
古典的な風俗の女性から今を生きる女性までさまざまな姿、とりどりの表情をした見目麗しい
美人像が描き上げられる。
しかし、どの女性もとても純真で清らか、無垢な輝きに満ちている。
「愛らしさ」という言葉の中には、この清純な(イノセンスな)品格も籠められている。
結婚して名古屋に転居した後出産を経て、二年ぶりの個展開催となる。
当ギャラリーにとって、最初に縁の生まれた作家であり、何とも感慨深い。
ライフスタイルが激変する間も画業を怠ること無く弛まず積み重ねてきた成果を、しかと御覧
いただきたい。
作者のことば
個展「かんばせ」には、私の憧れと無いものねだりが詰まっています。「もう少し背が高ければ」と
か、「もう少し早く生まれていれば」とか。
今更言っても始まらない、どうにもならない事が、美人画を描く原動力になっていると、手を動か
しながら感じます。
目尻のすこし上がった感じ、鼻の角度、整った輪郭、自分から見てうっとりするくらい、綺麗な人
が描きたいのです。
今回描いた作品たちは、こうした私の女性としての理想のかんばせをしています。
少しでも多くの方に、共感していただければ幸いです。
なかざわあずさ Profile
略歴:
1984 東京都に生まれる
2009 女子美術大学大学院 日本画研究領域 修了
4月、馬を描くため社団法人東京乗馬倶楽部にて研修生となる。
現在 画業の傍ら、日本画講師として活動する。 愛知県在住
受賞歴など:
2008 源氏物語一千年記念祭「源氏物語の姫君たち展」 優秀賞
2009 パルテノン多摩公募‘09 「子供を見つめる」 入選
2010 ドローイング・デッサン・版画コンクール 入選 銀賞 ロジェ・ブイヨ賞
2011 パリ国際サロン 出品招待
展示、その他の活動:
2008 8人による日本画展「WOMAN」(Jトリップアートギャラリー)
2009 全日本弓道連盟月刊機関誌「弓道」の表紙絵を担当。 (平成21年1月号第704号より、同年1
2月号第716号まで)
岩野雅代・中沢梓による日本画二人展「differences」(画廊るたん)
4大学(女子美、多摩美、武蔵野美、東北芸大)大学院卒業生による有志学外展 「START」
(東京銀座画廊)
2010 坂口優美、中沢 梓による木版画、日本画二人展「気のあう二人~同時開催・二人の母展~」
(世田谷美術館区民ギャラリー)
第一回個展「中沢 梓展~人と馬~」(画廊るたん)
2011 女子美術大学OG愛知在住作家展「Jアート」(愛知県立美術館)
新日本画古典研究会・準備展(おうぎや:GINZA FIVE 2F)
2012 宝居智子・中沢 梓による「第一回 新日本画古典研究会・蚕雅展」(銀座 月光荘)
2013 グループ展「忘れられた夢」(Gallery Forgotten Dreams)
2014 宝居智子・中沢 梓による「第二回 蚕雅展~日本の美を愛す~ 」(ギャラリー・ショアウッド)
個展「やまとを描く 中沢 梓 日本画展」(伊勢丹新宿店)
三人展「筆三味線」(金沢21世紀美術館)
みやじまゆういち・中沢 梓「日本画二人展」(丸善 丸の内本店ギャラリー)
まなざし
純白
2014
455x333mm
紙本著彩
2014
455x380mm
紙本著彩