Outline - 早稲田大学 理工学術院

理工ホームページ
理工学術院のホームページでは受験生の皆さんに役立つ情報を豊富に掲載しています。
志望学部・学科を選び、
受験の準備を進め、
学生生活をイメージするためにご活用ください。
詳しくはWEBで ⇒
早稲田大学理工学術院
検索
1 受験生の方
4 WASEDA 理工 ONLINE
5 WASEDA Rikoh-girls
http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol-rikou/
http://www.sci.waseda.ac.jp/rikohgirls/index.html
早稲田大学の理工3学部ってどんなところ?受験生や理工3学部に興味をお
理工系学部って、男子ばかりでは?と思ったら大間違い。理工3学部で
持ちの方に向けて、
「キャンパスライフ」
「オピニオン」
「研究力」
などのコンテ
は、多くの女子の先輩も活き活きと研究に取り組んでいます。憧れの
ンツを定期的に更新しています。理工3学部の魅力が満載の特設サイトです。
WASEDA Rikoh-girlsへのインタビューを掲載した特設サイトです。
http:www.sci.waseda.ac.jp/visitor/applicants/index.html
6
1
2
3
6 学部・研究科のホームページ
4
理工学術院ホームページに加えて、学部・研究科のホームページも公開しています。カリキュラムの特色、学科選択の仕組み、Q&Aなど詳細な情
報を掲載しています。
入学試験に関する情報、オープンキャンパス・キャン
パスツアーなどのイベントに関する情報、
カリキュラ
ムや就職状況などの学生生活に関する情報を掲載し
ています。
理工3学部の受験を考え始めたら、
まずは「受験生の
方」をチェックしてみましょう!
2 教員研究紹介
http://www.sci.waseda.ac.jp/research/
所属(学科・専攻)や氏名から、各教員の「研究テー
マ」や「活動情報」などを検索することができます。教
員の研究テーマを調べることにより、理工3学部で学
べる内容が見えてきます。また、各研究室が作成して
いるホームページにもリンクしていますので、興味
のある研究室をのぞいてみてください。
◦基幹理工学部・研究科
http://www.waseda.jp/fse/
◦国際情報通信研究科
http://www.gits.waseda.ac.jp/
◦創造理工学部・研究科
http://www.cse.sci.waseda.ac.jp/
◦情報生産システム研究科 http://www.waseda.jp/ips/
◦先進理工学部・研究科
http://www.ase.sci.waseda.ac.jp/
◦環境・エネルギー研究科
http://www.waseda.jp/weee/
5
3 理工紹介 MOVIE
http://www.sci.waseda.ac.jp/visitor/applicants/video/
理工3学部の特色、実験やカリキュラムの説
明、キャンパスの様子、学部・学科・領域・研究
科・専攻の紹介、模擬講義など、様々な映像コ
ンテンツを掲載しています。
INDEX
学術院長メッセージ/早稲田大学・理工学研究の歩み 02
機械科学・航空学科/機械科学専攻
23
化学・生命化学科/化学・生命化学専攻
38
理工学術院一覧
03
電子光システム学科/電子光システム学専攻
24
応用化学科/応用化学専攻
39
西早稲田キャンパス
04
表現工学科/表現工学専攻
25
生命医科学科/生命医科学専攻
40
キャンパスライフ/公認サークル一覧
06
電気・情報生命工学科/電気・情報生命専攻
41
学びから就職まで
08
創造理工学部・研究科
26
生命理工学専攻
42
実践をとおして学ぶ
10
建築学科/建築学専攻
28
ナノ理工学専攻
43
充実した教育・研究環境
12
総合機械工学科/総合機械工学専攻
29
共同先端生命医科学専攻
44
理工学術院英語教育センター
14
経営システム工学科/経営システム工学専攻
30
共同先進健康科学専攻
45
学部・大学院統合教育
15
経営デザイン専攻
30
共同原子力専攻
46
学費・奨学金
16
社会環境工学科/建設工学専攻
31
先端研究プログラム/関連研究組織
17
環境資源工学科/地球・環境資源理工学専攻
32
国際情報通信研究科
47
社会文化領域
33
情報生産システム研究科
48
環境・エネルギー研究科
49
アクセス・マップ
50
基幹理工学部・研究科
18
数学科/数学応用数理専攻
20
先進理工学部・研究科
34
応用数理学科/数学応用数理専攻
21
物理学科/物理学及応用物理学専攻
36
情報理工学科/情報理工学専攻
22
応用物理学科/物理学及応用物理学専攻
37
01
新しい理工学の地平を
早稲田大学が拓きます
理工学術院 学部・大学院一覧
早稲田大学 理工学術院
理工学術院の第2世紀
MESSAGE
School of Fundamental Science
and Engineering
School of Creative Science
and Engineering
School of Advanced Science
and Engineering
基幹理工学部 (p18)
創造理工学部 (p26)
先進理工学部 (p34)
学術院長メッセージ
はじめに2011年3月11日の大地震と津波による未曾有の災害で亡くなられた多くの
◦数学科
(p20)
◦建築学科
(p28)
◦物理学科
(p36)
◦応用数理学科
(p21)
◦総合機械工学科
(p29)
◦応用物理学科
(p37)
◦情報理工学科
(p22)
◦経営システム工学科
(p30)
◦化学・生命化学科
(p38)
◦機械科学・航空学科
(p23)
◦社会環境工学科
(p31)
◦応用化学科
(p39)
◦電子光システム学科
(p24)
◦環境資源工学科
(p32)
◦生命医科学科
(p40)
◦表現工学科
(p25)
◦ 社会文化領域
(p33)
◦電気・情報生命工学科
(p41)
方々に哀悼の意を表したいと思います。また被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
学部
1908年に大隈重信候によって創立された早稲田大学は、
2007年に創立125周年を迎
え、
その早稲田大学の理工科に始まる早稲田大学理工系の歩みは、
2008年に100周年を
迎え、
第2世紀に入りました。早稲田大学理工系100年の歴史はまさに我が国の近代化と
科学技術立国の歴史と言えますが、
私たちは次の100年、
理工第2世紀に果たすべき役割
を実現するためにさらに改革を進めています。
今回の震災に対しても理工学術院の多くの先生方が専門的立場から復旧・復興に大きく
貢献しています。例えば津波の研究、
電力の研究、
都市の再建の研究、
防災の研究等々、
多く
の分野で一日も早い、
復旧・復興に尽力しています。
理工学術院長
2007年には、
医療や社会・芸術文化に関連する新分野の学科と領域を新設し、
基幹理工
山川 宏
学・創造理工学・先進理工学の3学部・研究科および総合研究所より成る理工学術院という
大きな枠組みに改編しました。2009年からは北九州の情報生産システム研究科、
本庄キャ
ンパスの国際情報通信研究科と環境エネルギー研究科の3つの独立研究科を包摂し、
100
Graduate School of Creative Science
and Engineering
Graduate School of Fundamental Science
and Engineering
年を越える時間的拡がりに加え、
地域・空間的な拡がりを得、
理工系国際教育・研究拠点とし
Graduate School of Advanced Science
and Engineering
基幹理工学研究科 (p18) 創造理工学研究科 (p26) 先進理工学研究科 (p34)
ての発展を期することになりました。研究面では多くの大型プロジェクトの獲得や国際的
な連携を促進し、
教育面では文部科学省の国際化拠点整備事業
(G30)
に採択され、
2010
◦数学応用数理専攻
(p20)
◦建築学専攻
(p28)
◦物理学及応用物理学専攻(p36)
◦情報理工学専攻
(p22)
◦総合機械工学専攻
(p29)
◦化学・生命化学専攻
(p38)
◦機械科学専攻
(p23)
◦経営システム工学専攻
(p30)
◦応用化学専攻
(p39)
早稲田大学理工学術院は、
これらの問題に対して、
理工系の学問を基盤として果敢にチャ
◦電子光システム学専攻
(p24)
◦経営デザイン専攻
(p30)
◦生命医科学専攻
(p40)
レンジできる元気な学生の育成を目的にしています。
◦表現工学専攻
(p25)
◦建設工学専攻
(p31)
◦電気・情報生命専攻
(p41)
◦生命理工学専攻
(p42)
◦ナノ理工学専攻
(p43)
年9月には英語による授業のみで学位が取得できる課程を新設しました。
世界には、
エネルギー問題、
環境と地球温暖化問題、
人口問題、
食糧問題等々の問題など
早急に解決すべき難しい問題が多く存在し、
また最近では日本の震災からの復興や世界経
済の低迷からの脱却など焦眉の問題もあります。
大学院
HISTORY
早稲田大学・理工学研究の歩み
◦地球・環境資源理工学専攻(p32)
◦共同先端生命医科学専攻(p44)
1882
(明治15)
年
東京専門学校創立
1902
(明治35)
年
早稲田大学と改称
1908
(明治41)
年
日本最初の理工科として機械科と電気科設置
理工科開設当時の機械科実験室校舎
1882 東京専門学校創立
早稲田大学と改称
1902
竣工当時の大久保キャンパス
1949
(昭和24)
年
国立大学よりも2年早く新制大学に移行
理工科を新設し、
機械科、
電気科設置 1908
1920 新大学令による大学となり理工科を理工学部と改称
1967
(昭和42)
年
大学院を設置
大久保キャンパス新校舎に移転
理工学部研究所設置
1940
高度成長期のシンボルに
1949 新制早稲田大学開校
新制早稲田大学に大学院修士課程設置
1951
2007
(平成19)
年
大学院に博士課程を設置
1953
基幹理工、
創造理工、
先進理工の
3学部・3研究科体制に
大久保キャンパス新校舎に移転
1967
1979 環境保全センター設置
2004 理工系英語教育センター設置
2007 3学部・3研究科体制に
2008(平成20)年
2008 理工学部創設100周年。先端生命医科学センター設置
理工創設100周年
2009 理工学術院に3つの独立研究科を包摂
2010 国際コース設置
現在の西早稲田キャンパス
◦共同先進健康科学専攻
(p45)
◦共同原子力専攻
(p46)
Graduate School of Global Information and Telecommunication Studies
国際情報通信研究科 (p47)
Graduate School of Information, Production and Systems
情報生産システム研究科 (p48)
Graduate School of Environment and Energy Engineering
環境・エネルギー研究科 (p49)
早稲田大学理工学術院
検索
http://www.sci.waseda.ac.jp/
03
西早稲田キャンパス
学生生活施設
研究関連施設
西早稲田キャンパス
マイクロテクノロジーラボ
[55号館地階]
学生読書室
ナノの世界のものづくりをする施設です。
温度・湿度・気流などの環境条件を一定に
保つクリーンルーム
(写真左)
があります。
光露光装置 (→ p12)
核磁気共鳴装置
光電子分光装置
物性計測センターラボ[55号館地階]
先端生命医科学センター
(TWIns)
早稲田キャンパス
戸山キャンパス
東京女子医科大学と連携して、
医学と理工学の
融合した先端的な研究教育を行う拠点です。
本庄キャンパス
医科学センター
(TWIns)
、
本庄キャンパスをつなぐ連絡バスです。
本庄キャンパス
教育関連施設
学生読書室[52・53号館地階]
理工学図書館は、
大学の主要図書館の1つで、
国内外の理工系学術図書約30万冊
を所蔵しています。カリキュラムに則した図書は学生読書室にあります。
(→ p13)
レストラン[63号館1階]
力フェテリア[56号館地階]
物質の構造や性質を調べるための施設です。
(→ p12)
環境保全センター
[55号館地階]
西早稲田キャンパスと早稲田キャンパス・戸山キャンパス、
先端生命
理工学図書館[51号館地階]
先端生命医科学
センター
(TWIns)
定期排水分析
学生ラウンジ[51号館2階]
仲間との談笑、
サークルの打合せなど、
環境汚染を防止し、
環境負荷を削減
自由な時間が過ごせます。無線LAN環
し、
周辺住民の生活環境の安全をは
境も充実しています。
かっています。
(→ p17)
理工メディアセンター、
コンピュータルーム
[63号館3階]
理 工メ ディア セン ター はコン
情報ギャラリー[63号館1階]
ピュータを維持管理していると
63号館のエントランスホールとなる
ころですが 、
困ったときにいつ
あります。約470台のコンピュー
製図・CAD室
[57号館1階]
タは、
授業時間外の利用も可能
ドラフター
(製図台)
を使って
でも相談できるヘルプデスクが
です。
の手書きによる製図とパソ
大学院国際情報通信研究科と環境・エネルギー
購買部・書籍部
[57号館地階]
WASEDAものづくり工房
[61号館1階]
場所です。展示ケースの65インチモニ
さまざまなアイデアを自分の手で実現
ターには、
最新の情報や案内が掲載さ
できる工具や機器装置類を使用するこ
れます。ホール中央部には、
早稲田大学
とができ、
ものづくりをすることができ
「ロボット研究の原点」
ともいえる3体
ます。
のロボットが展示されています。
コンを使っての製図
(CAD)
振り子の物理
研究科のあるキャンパスです。
医薬品の合成
を学びます。授業時間外の
利用も可能です。
理工学術院統合事務所[51号館1階]
入試・広報、
学生生活から就職に至るまでの事務全般を扱っているところで
す。資料や情報が必要なときは、
こちらにご連絡ください。
北九州キャンパス
DNAの抽出
理工学基礎実験室
[56号館2・3階]
物理系・化学系・生命科学系の基礎実験
(1年
次の必須科目)
をするところです。
(→ p11)
大学院情報生産システム研究科のある
キャンパスです。
04
熱と拡散
[63号館地階]
実践的な技術を学び、
工学的な考え方や
センスを磨きます。
材料実験室[59号館1階]
工作実験室[59号館1階]
ものの強度や破壊のメカニズムなどを調
ものづくりの基礎や技術を学ぶ実験室で
査・研究するための実験室です。木材、
金属、
す。学生一人ひとりが、
生産現場で使われ
コンクリートなどの破壊検査や建造物の振
ている工作機械を実際に使って部品や試
都心線の
「西早稲田駅」
に直結
動実験をしています。
験片をつくりあげます。
しています。
西早稲田駅[出口3]
池袋と渋谷を結ぶ東京メトロ副
05
キャンパスライフ/公認サークル
大学で学んだ専門知識を将来に生かして
航空機の分野へ!
●機械科学・航空学科を
選んだ理由
●大学入学までの進路選択
当時数学が好きだったため、
文理選択で
もともと高校生の頃から、
航空機に興
理系を選択しました。しかし、
物理が苦手
味があったので、
将来は航空機などの
なため、
物理系に進むかどうかとても悩
みましたが、やはり機械・
機械に関する仕事がしたい、
と思って
いました。なので、機械についても航
●時間割
(2年生前期)
月
空についても学べる、
早稲田の機械科
たので、今の学科を目指
すことに決めました。
機械を使って金属を加工したりする実習。丁寧な指導の
おかげで、機械の操作がしっかり身に付きます。
火
水
木
2
金
●時間割
(4年生前期)
土
機械材料学
3
13:00〜14:30
4
14:45〜16:15
理工学
基礎実験2A
機械科学と
航空宇宙技術
基幹理工学部
機械科学・航空学科2年
5
16:30〜18:00
6
Concept Building
and Discussion 1
材料の力学1
18:15~19:45
何週かごとに違う先生がいらして、
機械、特に航空宇宙技術について
様々なお話が聞けます。
後藤夏実さん
現代企業論
工学系の
数理1
前半は講義、後半は演習の2時間つづ
きの授業。演習では分からない時、TAさ
んが優しく教えてくれます。
将来は環境に携わる仕事をしたいと
高校時代から漠然ではありますが環
境に興味がありました。地球温暖化や
うちに私たちの住む地球を守ってい
ぶことのできる環境資源工学科を志
きたいという思いが強く湧き上がり、
望しました。
環境に関する分野を選択しました。
火
水
木
千葉県出身
●大学での生活
金
1
卒業研究
2
体育
10:40〜12:10
3
資源問題に関する著書を読んでいく
染・資源の枯渇)を科学的見地から学
9:00〜10:30
10:40〜12:10
Academic
Reading 1
●大学入学までの
進路選択
身体を動かせる楽しい授業です!他の学部の学生との出
会いもあり、いい刺激をもらっています!
月
工学系の
ダイナミクス1
加工実習F
●環境資源工学科を
選んだ理由
いう思いから、
様々な環境問題(地球
温暖化・気候変動・大気汚染・水質汚
航空の分野に興味があっ
学・航空学科を志望しました。
1
9:00〜10:30
環境の世紀と呼ばれる21世紀。人と自然の共生の道を探り、
環境問題を解決に導く環境のプロを目指して!
土
卒業研究
卒業研究
卒業研究
ゼミ
授業
授業
授業
卒業研究
創造理工学部
環境資源工学科4年
13:00〜14:30
4
磯部貴陽さん
14:45〜16:15
機械・航空学科では2年生になると授業や実験も
専門的な内容になり、
難しくもなりますが、
さらに
興味深くなります。また、
私は、
サークルに入った
ことで学内だけでなくさまざまな大学の方々と交
流するなど、
今まで出来なかったこともたくさん
経験できました。勉強も大切ですが、
サークルや
バイトなどの時間も大切にして、
今しかできない
学生生活をたっぷり楽しんで欲しいと思います。
5
東京都出身
16:30〜18:00
6
●大学での生活
18:15~19:45
富士山頂や山麓で大気中酸性物
質の観測や新しい採取法の開発な
どを主に研究しています。
研究成果を発表する場です。 プレゼン
テーション力も身に付き、社会に必要なス
キルも学べる場です!
※TA
(ティーチング・アシスタント)
学部生の学習をサポートしてくれる大学院生
サークル活動
●早稲田大学宇宙航空研究会
WASA 鳥人間プロジェクト
ミュージカルの公演を行う団体です。稽古は
基本週4日以上という厳しい練習の日々で
すが、
出来上がる作品はどれも素晴らしく、
来場者数は毎作品1000人を超え、プロの
方々からも高い評価をいただいております。
鳥人間コンテストにむけて、
サークルの皆で協
力して人力飛行機を作っています。工作など
の経験がまったくなくても、
先輩方がしっかり
教えて下さるので、
日々楽しく活動しています。
●芸術
●スポーツ
理工学術院
公認サークルー覧
06
早稲田大学理工漕艇部
理工アメリカンフットボール部バッカス
理工深水会
早稲田大学理工ラグビー部
早稲田大学理工軟式庭球部
サークル活動
●Seiren Musical Project
早稲田大学理工サッカー部
早稲田大学理工バレーボール部
早稲田大学理工柔道部
早稲田大学理工軟式野球部
理工硬式野球部
理工硬式庭球部
Trial and Error Association
(T.E.A.)
早稲田大学ニッシェスキークラブ
心身統一合氣道会
理工山岳自転車部
混成合唱団コール・ポリフォニー
早稲田大学アンサンブルギタール
Swing&Jazz Club
ロッククライミング
理工アメリカ民謡研究会
大学は学問を学ぶ場であると同時に自身の可能
性を広げる場だと強く感じています。そして色々
な経験から、
その可能性は広がるものだと思い
ます。
「 何事にも全力でチャレンジする」をモッ
トーに、
研究・サークル活動のほかに海外交流に
興味があったため、
カナダへ留学もしました。こ
の4年間の経験は非常に有意義なものであり、
自
身の成長を感じています。皆さんも、
大学という
場で自身の可能性を広げていってほしいと思い
ます。
●工学・芸術
早稲田大学リコシャ写真部
KONA HAWAIIANS
早稲田吹奏楽団
早大理工囲将会
早稲田うたおう会
早稲田大学宇宙航空研究会 (社)
日本国際学生技術研修協会
(IAESTE) エコランクラブ
早大理工素人無線会
早稲田大学マイクロマウスクラブ
Perspective研究会
早稲田大学オーディオ研究会 早稲田社会環境工学研究会
●その他
理工展連絡会
早稲田大学理工英語会
07
学びから就職まで
大学院の特色
次代を担う技術者・研究者を育てる
理工学術院の教育・研究体制
院生数約2,400名、教員数約700名
トップクラスの規模を誇る研究科
社会の発展に貢献する
多彩な研究プロジェクト
●大学院在籍者数の推移
3000
2783
理工学研究科と再編後の基幹・創造・先進理
本研究科では学会、産業界、社会との連携
工学研究科には修士課程2,
500名、
博士後
のもと世界的な研究教育拠点の形成を目
期課程400名が在籍しており、
日本でもトッ
指し最先端の研究に取り組んでいます。世
学部の特色
プクラスの規模を誇っています。この内、
修
界をリードする創造的な人材育成を図るた
一貫したカリキュラムにより基礎から専門までステップアップ
士課程は本学理工学部および教育学部理学
めの文部科学省研究拠点形成補助金事業
科・教育学部数学科から推薦された進学者が
(GCOE)
として「実践的化学知教育研究拠
学部のカリキュラムは、専門分野を一貫した教育体系で学
また、
これらの科目以外にも、
Tutorial Englishを含め全学的
べるよう、
A群
(複合領域科目、
外国語科目)
、
B群
(数学、
自然
なオープン科目や他大学から交流協定に基づいて提供され
科学、
実験・実習・制作科目、
情報関連科目)
、
C群
(専門教育
る科目もあります。学生の多様な学習意欲に応えるさまざ
科目)
、D群(保健体育科目、
自主挑戦科目)
の4群に分かれ
まな授業により、
技術者・研究者に欠かすことのできない幅
ています。4群は各学部・学科ごとに4年間の中で適切に配
広い知識を養います。
約7割で、
博士後期課程においても本修士課
程からの推薦進学者が約6割を占めていま
徹底した語学教育で
理工系の実践的な英語力を養成
体験型学習を重視し
充実した実験・演習科目を設置
高度な英語運用能力を養成するために1年から大
学部教育では体験型学習を重視し、
コンピュータ実習をはじめと
学院まで徹底した英語教育を実施。体系化した独
する多数の実験・演習科目を設置しています。例えば理工学基礎
自のプログラムにより、
英語で書かれた専門書や論
実験では、
1年生全員を対象に毎週1日かけて物理/化学/生命
文を理解し、
また英語でプレゼンテーションを行う
科学実験を実施。充実した実験・実習設備や技術系職員らによる
といった技術者・研究者に必要な語学力を養います。
1147
施する研究組織の支援では高度化推進事業
●学位授与数
ンター」
「 医・理・工融合生命研究センター」
博士後期課程───────── 約100名
修士課程────────── 約1,200名
した戦略基盤形成支援事業などの研究プロ
195
0
や大学の特色を活かした研究、地域に根差
研究費補助金をはじめとして各省庁との事
サポートなどにより、
実践的なスキルを養います。
業に参加するとともに、
地方自治体、
企業と
連携し基礎研究から応用研究まで社会的要
請の高いさまざまなプロジェクト研究に大
学院生も参加し、
活発に推進されています。
本研究科では、代表的な貸与奨学金である
日本学生支援機構奨学金(第一種・第二種)
(→p10・11)
CURRICULUM
A群
22ー28単位
1年次
2年次
3年次
4年次
の奨学金に応募すれば、ほとんどの学生が
なんらかの奨学金に採用されています。
●複合領域科目
西暦
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
在籍者数
(旧制含む)
2202名
2375名
2396名
2381名
2589名
2734名
2783名
2687名
2498名
2461名
2391名
2626名
2890名
国際情報通信研究科(本庄・早稲田)
、環境・エネルギー研究科
(本庄)や情報生産システム研究科(北九州)へ推薦で進学す
ることも可能です。
優れた人材を積極的に
受け入れる特別選考制度
本研究科は1984年度に社会人を対象とした特別選考制度を設置。また、
海外、
他学部、
他大学等の優れ
●詳細は学生部奨学課サイトへ
総合科目:
学際的課題を総合的に把握できる科目
基礎科目:
在籍者数
(旧制含む)
195名
144名
993名
1147名
1697名
1784名
1752名
1797名
1999名
2074名
2090名
2144名
2111名
《他研究科への推薦入学》
のほか、豊富な種類の学内および民間団体
の給付奨学金が用意されております。全て
144
1951年 1960年 1970年 1980年 1990年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年
西暦
1951年
1960年
1970年
1980年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
ジェクトが展開されております。さらに科学
高度な学びをサポートする
充実した奨学金
993
500
「材料・デバイス・システム連携開発研究セ
置されており、
基礎から専門までを無理なく学習できます。
(→p14)
が展開されています。
非常勤講師
(客員を含む)
が約400名です。
1697
1500
1000
また、最先端の研究開発プロジェクトを実
2391
2000
点」
「アンビ工ントSoC教育研究の国際拠点」
員が約300名、
他機関所属の教員・客員教員・
2626
2498 2461
2500
「グローバルロボットアカデミア」の3拠点
す。−方、
教員数は理工学術院本属の専任教
2890
2687
http://www.waseda.jp/syogakukin/
特論科目:人文・社会科学系科目や科学技術をめぐる諸問題に
複合的な視点からアプローチする科目
た人材も特別選考制度によって受け入れてきました。また、
本学理工学部
(旧制、
第−、
第二理工学部を
含む)
を卒業し、
社会で実務経験を積んだ人材を再度受け入れるリカレント学生特別選考制度を設置。い
ずれの選考方法も、
出願書類をもとに研究能力を総合的に判定し合格者を決定します。
●外国語科目
取得可能な資格(各種資格取得のための措置)
英語
(アカデミックコース、
コミュニケーションコース)
ドイツ語、
フランス語、
中国語、
スペイン語、
ロシア語
B群
22ー32単位
数学
62ー82単位
す。また、
学部卒業後に就職する学生も社会から高い評価を受けており、
一
免除等)
がとられている資格は以下の通りです。卒業後の実務経験
流企業などで活躍しています。
※国家資格受験要件は法律改正等により、
変更になる場合があります。
専門教育科目─各学科がそれぞれ特徴を生かした科目で構成
◎専門の入門科目、
基礎科目を中心に ◎専門基礎科目を中心に ◎専門応用科目を中心に ◎卒業研究を中心に
卒業研究等
大学院講義科目先取り履修
D群
現在、
基幹・創造・先進理工学部の6割以上の学生が大学院に進学していま
格取得のための措置
(受験資格取得、
国家試験の免除、
受験科目の
ご確認ください。
実験、
実習、
制作、
情報関連科目
C群
指定科目の単位を取得した場合、
あるいは卒業した場合に各種資
での受験資格取得などの場合を含みますので、
最新の情報を必ず
自然科学
(物理学、
化学、
生命科学)
保健体育・自主挑戦科目
(
「理工文化論」
「ボランティア」
「インターンシップ」
など)
学部・大学院統合教育を推進
学部で大学院講義科目が履修可能
学部
学科
数学科
応用数理学科
情報理工学科
基幹理工学部
機械科学・航空学科
電子光システム学科
表現工学科
社会環境工学科
3年次
(一部の学科では4年次より)
から研究室に所
理工学術院では学部・大学院統合教育プログラムを推進していま
属します。教員の指導を直接受けながら研究に取り
す。これは学部から大学院修士課程さらには博士後期課程修了ま
化学・生命化学科
組むなかで、
学生は知識の受け手から、
新たな発見、
で効率的に学ぶことを目的にしたプログラムです。大学院進学者
発明を目指す創造者へと飛躍を目指します。そして
は4年次に大学院講義科目を先取りして履修することができ、
「飛
び級」
が認められた場合には、
博士の学位が入学から最短6年で
といえるものです。
取得することが可能です。
(→p15)
資格
陸上無線技術士 第一級
陸上無線技術士 第一級
建築士 一級・二級
技術士
建築設備士
土木施行管理技士 1級・2級
創造理工学部 総合機械工学科
経営システム工学科
環境資源工学科
物理学科
応用物理学科
完成した卒業論文は、
いわば4年間の学びの集大成
先進理工学部
応用化学科
生命医科学科
電気・情報生命工学科
教員免許状
数学、
情報
数学、
情報
数学、
情報
数学、
理科
数学、
情報
情報
理科
理科
情報
測量士・測量士補
土木施行管理技士 1級・2級
理科
理科
数学、
理科
数学、
理科、
情報
危険物取扱者 甲種
毒物劇物取扱責任者
危険物取扱者 甲種
毒物劇物取扱責任者
化学工学修習士
理科
理科
理科
電気主任技術者 第一・二・三種
数学、
理科、
情報
陸上無線技術士 第一級
(2012年4月現在)
08
学部
研究科
(修士課程)
留学7名 0.4%
資格試験等7名
0.4%
その他41名
2.5%
また、
教員免許状
(中学Ⅰ種、
高校Ⅰ種)
を取得するには、
卒業に必要な
単位のほかに、
「教科/教職に関する科目」
を履修する必要があります。
建築学科
3年次から研究室に所属し
幅広い視野と深い専門性を養う
就職状況
進学
(修士後期課程)
55名 5.6%
その他22名
2.4%
就職400名
24.7%
進学
(修士課程)
1159名
71.8%
就職816名
91.8%
主要就職先
IHI
アクセンチュア
旭化成
旭硝子
味の素
いすゞ自動車
エーザイ
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ
エヌ・ティ・ティ・データ
エヌ・ティ・ティ・ドコモ
大阪ガス
大林組
花王
鹿島建設
(鹿島)
キヤノン
キーエンス
KDDI
JFEスチール
シャープ
清水建設
新日本製鐵
積水ハウス
石油資源開発
全日空
ソニー
大成建設
竹中工務店
大日本印刷
デンソー
電通
東京ガス
東京電力
東京都職員Ⅰ類
東芝
凸版印刷
日立製作所
トヨタ自動車
富士通
日揮
富士フイルム
日建設計
ブリヂストン
日産自動車
本田技研工業
日本アイ・ビー・エム
三井住友銀行
日本設計
三菱商事
日本テレビ放送網
三菱重工
日本電気
(NEC)
三菱東京UFJ銀行
日本電信電話
三菱電機
日本ユニシス
みずほフィナンシャルグループ
任天堂
ヤフー
野村證券
山下設計
野村総合研究所
リコー
パナソニック
五十音順
東日本電信電話
東日本旅客鉄道(JR東日本)
(2010年3月現在)
09
実践をとおして学ぶ
伝統を引き継ぎ、
探求する力を育む実験教育
視点とセンスを磨く豊富な基礎実験
豊富なテーマで基礎知識を習得
ものづくりの楽しさや遊びの要素も取り入れ、自主性を育成
全1年生が物理系14、化学系6、生物系2の全22テーマの基礎実験を経験、理工学的
センスを磨きます。高校時代に物理・化学・生物のいずれかを学習してこなかった学
生も、理工系分野の基礎知識を習得します。
基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の前身である理工学部は、実際にも
のに触れ現象を体験する「実験教育」を教育の原点として重要視し、創設当初から
教育体制を整え、
充実させてきました。
実験・実習を中心とした体験型の授業により、教室での講義内容をより理解する
とともに将来必要な技術の基礎を身につけることができます。また、
「実際に創り
上げる過程」
を経験することが自ら進んで課題に取り組む力を育みます。
この伝統的な実験教育の特徴は理工3学部に引き継がれています。
試行錯誤を重ね、
解決方法を発見する力を体得
多くの友人とともに試行錯誤を重ね、高学年時に、自分の専門性が発揮できるよう考
え抜く力を身につけます。
身近な題材を扱った実験や、ものづくりや遊びの要素を取り入れたユニークな実験
などを通して、21世紀に必要な幅広い視野や独創的な発想力を養い、自主性を伸ば
します。
五感を磨き探求心を育てる
知識としての学問と最新テクノロジーを融合した実験も多数。五感を使って、従来の
やり方にとらわれない柔軟な視点や学問的な探求心を育てます。
■基礎実験の一例
エアホッケーの物理
(物理系)
レンズを作る
(物理系)
ナイロンの合成
(化学系)
エアホッケーゲームを利用し、円盤同士の衝突や円
盤と壁との衝突、跳ね返り運動を調べます。円盤の
動きをビデオカメラで録画、運動量や角運動量、力学
的エネルギーを算出し、自らの手と目で物理的関係
を考察します。
一般のレンズは中心からずれて入射した光は歪みを
生じます。この実験では、
大学独自に開発した装置を
使ってアクリル棒を削り、約20倍の倍率を持った歪
みを生じない非球面レンズを作成し、
ものづくりの楽
しさや大切さを実感し、
光学技術の基礎を学びます。
ナイロンを使って繊維やマイクロカプセルを作成、
その構造や引っ張り強度の相関を調べます。人口赤
血球モデルを用いて界面張力、浸透、透過の物理化
学現象を観察、
酸素運搬機能を理解します。
細胞の顕微鏡観察
(生命科学系)
光学顕微鏡で動物細胞と植物細胞の基本的な構造
と、植物細胞の体細胞分裂の過程を観察し、細胞に
ついての理解を深めます。また、顕微鏡の種類によ
る見え方の違いを学習します。
エレクトリックギター
(物理系)
電磁誘導
(物理系)
身近な楽器のひとつエレキギターは、弦の振動をど
のように電気信号に変換しているのか?実際にピッ
クアップを組み立て変換の原理を理解します。得ら
れた電気信号を加工し、音質の変化の様子を観察。
それが物理的にどのような意味を持つのかを考察し
ます。弦の振動周波数と、弦の長さおよび線密度と
の関係も定量的に解析します。
磁石がコイル内を通過すると発生する誘導起電力。
電磁誘導と自由落下する物体の運動をコンピュータ
を使って解析します。磁石がコイルを通過する時に
発生する電圧を測定。またコイルに流れる電流から
生まれる磁束が、磁石の運動にどういう影響がある
かについても考察します。
技術者・研究者としての素地を養う多彩な専門実験
実践力の体得
知識から知恵を生み出す
各専門分野では、
時代の最先端に触れる実験が用意され 多彩で専門的な実験科目を通し、
知識から知恵を生み出
ています。文献では到底得ることのできない実践力を体 す力を育みます。卒業論文では、
その知恵を絞って解決
得。
「知っていること」
と
「できる」
は違うことを体感します。 困難な課題を自ら解決する経験を積みます。
研究分野を支える支援体制
技術スタッフは卒業・修士論文のための技術相談など、
最
先端の研究をバックアップ。安全に研究ができる環境も
整備しています。
■専門実験の一例
充実した実験・実習カリキュラムと教育環境
理工3学部には、
新入生全員が履修する理工学基礎実験をはじめ各学科の教育プロセス
に沿って特色ある専門実験科目が設置されています。実験・実習科目は100科目を超え、
それぞれの科目は工夫されたユニークな内容となっています。
基幹理工学部 表現工学科
〈プロジェクト学習〉
創造理工学部 総合機械工学科
〈メカトロニクスラボ〉
先進理工学部 応用化学科
〈無機・分析化学実験〉
表現工学科が掲げる芸術表現の探求と芸術活動を
実現する、あるいは開発するための技術の追求を目
的としたプロジェクトです。
「 各論」の授業で習得し
た知識や技術を、実際の作品制作や、技術研究に役
立てるための実践的プログラムによる基礎演習で、
自分の特性、将来の希望に応じて参加することがで
きます。
機械(メカ)の性能はエレクトロニクスとの組み合わ
せによって飛躍的に向上させることが可能です。各
種のセンサやアクチュエータを活用したメカの製作
も容易であり、
メカトロニクスに必要な基礎的な点
を理解し、設計法を学ぶことができます。
実際にLine Following Robot(LFロボット)を作成
し、ロボットを構成する電子部品、半導体素子やセン
サなどの特性を基礎実験として実施し段階的に理解
していきます。
実験の安全教育から化学分析に用いる実験器具・試
薬の基本操作を習得します。容量分析は古典的な分
析手法ですが、現代でも重要な手法です。この手法
を用いて化学分析の概念や各種機器分析の手法を
学びます。講義で修得した化学の原理や理論が具現
化されます。
これらの実験・実習科目では、
担当教員を中心に助手やティーチング・アシスタント
(大学
院生)
、
専門技術を有する職員がそれぞれの特徴を生かした多角的な指導をしています。
また、
専門分野ごとの大規模実験室には、
学生一人ひとりが直接触れて実験できるよう多
くの設備が設置されています。
このような充実した実験教育環境だからこそ、
科学技術の発展を担った多くの人材が巣
立ってきたのです。
10
11
充実した教育・研究環境
スケールメリットを活かす盤石なサポート体制
より高度な装置をより多く リサーチサポートセンター
学科の枠を超えて共通的に利用できる施設を組織
的に管理・運営しているのがリサーチサポートセン
ターです。共通化することで機器や装置の重複を避
けることができ、
より高度な装置をより多く配備した
充実した研究支援体制を実現しています。
物性計測部門
分子構造解析や結晶構造解析、
表面・形態構造解析、
元
素・熱分析などの技術支援を行っています。核磁気共鳴
装置や電子顕微鏡といった物質の構造を解析する最先
端の大型分析装置や計測機器が整備されています。
専門性の高い技術スタッフが
全面的にバックアップ
日本の基幹産業が必要とする高レベルな教育・研究
活動を支えてきたのは、約100人からなる技術者集団
(私立大学では最大規模)。経験豊富なスタッフが実
験教材の開発や実験指導、安全な教育研究環境整備に
携わり、
学部教育を組織的にバックアップしています。
微細加工・計測部門
自由なものづくりができる
「WASEDAものづくり工房」
「小さなやってみたい」
から
「本格的なものづくり」
まで
西早稲田キャンパスには、
カリキュラムとは関係なく
自由にものづくりができる「WASEDAものづくり工房」
があります。この工房では「小さなやってみたい」から
「本格的なものづくり」まで、さまざまなアイデアを自
分の手で実現できる工具や機器装置類を使用するこ
とができます。また、相談ができる技術スタッフが常駐
し、学生のものづくりをサポートしています。
ローム株式会社との連携教育プログラム
WASEDAものづくりプログラム
独創的なアイデアを形にするための「ものづくり」企画
を募集。実現性や創造性などの観点による一次選考を
通過したアイデアについては、その実現をサポートし、
独創的で技術的に優れた作品を表彰しています。
学生参加型プロジェクトで
実践力を磨く
「仕組みづくり」も「ものづくり」のひとつと考え、工房
を効果的に活用する仕組み作りに学生が主体的に関
わるプロジェクトを実施しています。これにより学生
ニーズを踏まえた環境整備だけでなく、早稲田生同士
が関わり高めあうといった相乗効果で、他大学を凌駕
する実践力を磨ける環境を用意しています。
半導体製作・評価、回路製作・評価、電気計測などの技
術支援を行っています。半導体加工装置、触針式膜厚
計等を備えたクリーンルームを開放し、
機械工学、
物性
物理、化学、材料工学など幅広い分野で活用されてい
ます。
材料・工作部門
このリサーチサポートセンターを構成する4部門
「物性計測」
「微細加工・計測」
「材料・工作」
「バイオ」
には物性計測センターラボ、
マイクロテクノロジー
ラボといった研究用共同利用施設や多種多様な分
野の実験教育用施設が属しており、
多くの学生、
研究
者に開放しています。
また、
学部4年生・大学院生を対象とした技術教育や
依頼加工・測定、
分析、
技術相談などの技術サービス
の提供も行っています。
各種材料や構造物の強度評価、試作加工などの技術支
援を行っています。実構造物の強度評価など様々な目
的に応じた強度試験が可能です。また、本格的な工作
機械が充実しており、加工技術を学ぶ場としての役割
も果たしています。
バイオ部門
複数の大手企業と連携した「テクニカルエキスパート
制度」も導入しています。これは企業から早稲田大学
に迎え入れた技術者が実験教育の一端を担うことに
より、学生が実社会で活躍している技術者に直接触れ
ることのできる画期的な制度です。
世界的に注目されている生命科学分野の先端的研究
や本学が古くから取り組んできた医療と工学を融合し
た学際的研究などを支えていきます。
西早稲田キャンパスでは、
1万人規模の人が理工
学に関わっています。これら大勢の人が毎日快適
に過ごせるのも、
一人ひとりが安全に対し意識を
高く維持できる仕組みがあるからです。理工だか
らこそ
「安全」
を論理的に捉えて、
事故や災害を未
然に防ぐ術を考えなければなりません。こうして
培った防護意識が、
やがて巣立っていく早大生に
12
安全意識の高い人材育成
これまで、工房設立に向けWASEDAらしさを追求した
ものづくり空間を実現するプロジェクトや「ちょっと
やってみようかな」
という学生のものづくりゴコロをく
すぐり、
工房利用を推進する方法について企画・実施す
る学生プロジェクトなどの取り組みを進めています。
充実した情報リソースを活用し、
情報スキルを磨く。
1万人の安全教育 ─ロジカルに「安全」を考える─
よって、
志高く社会に広げられていくのです。
木材やプラスチック、鉄鋼材料など、
いろいろな加工ができます。
電気工作、
工芸用のツールもそろっています。
刺繍ミシン、旋盤、パネルソー、エアプラズマ切断機、
アクリル曲
げヒーター、はんだごて、糸ノコ盤、発泡スチロールカッター、電
動ドリル、彫刻刀など本格的な工作機械から、汎用工具までそ
ろっています。
実践的な総合訓練
理工の目指す安全教育は実験室や研究室におい
西早稲田キャンパスでは、
より現実的なシチュ
て安全に作業するためだけには留まりません。や
エーションを想定した避難訓練を年複数回実施
がて社会に出ていく時に、
ものづくりの場で欠か
し、学生と教職員が組織的に災害に対し臨める
せない危険予知や危機回避の能力を習得した学
ように、連絡系統や対応マニュアルを見直して
生を世に送りたい、
という大学の強い信念があり
います。
ます。
また、
訓練では避難誘導の他にも、
起震車や消火
入学初年に配当されている基礎実験から、
研究室
器取り扱いといった、
よりリアルな体験ができる
向け安全講習会に至るまで、
学生と指導教員が一
イベントを用意し、
防災意識を身につけてもらえ
体となり取り組んでいます。
るよう工夫しています。
徹底した安全教育プログラム
厳格な薬品管理体制
各種講習会での指導、実践的な避難訓練、
「 安全
早稲田大学では購入・保管・使用・廃棄の流れを一
e-ラーニング」、冊子「安全のてびき」などによっ
元管理するシステムCRIS
(Chemical Registration
て、
安全意識の高い人材育成を目指したプログラ
Information System)
を採用しています。このシス
ムの拡充に力を注いでいます。大規模キャンパス
テムでは、
研究室で薬品使用状況を確認すること
であっても徹底した安全教育が施されるよう、
継
もでき、
日常的に安全を意識する習慣を身につけ
続的に活動しています。
る一つの機会にもなっています。
理工学生読書室と理工学図書館
西早稲田キャンパスには「理工学生読書室」と「理工
学図書館」があります。理工学生読書室には授業に役
立つ理工系図書が約11万冊あります。理工学図書館
は学部4年生以上が主な利用者となっている研究図
書館です。理工系の資料約32万冊、内外の学術雑誌
約7,500種を所蔵しています。また、文献探索や学
内で利用できない文献を入手するサポートを行って
います。
また、理工学図書館では専門分野の今を知ることがで
きます。各種学会誌が閲覧でき、各分野の研究動向を
知ることができます。日ごろから興味を持った分野に
ついて調べることは今後の進路や所属研究室の選択
にも役に立ちます。
学術情報データベースや
電子ジャーナルを活用
充実したコンピュータセミナーで
IT技術をスキルアップ
各種データベースや電子ジャーナルを利用して、学術
情報の検索・収集、
雑誌論文の閲覧ができます。Web上
で閲覧できる資料には
「Nature」
「Science」
をはじめと
して約85,000タイトルの学術誌があります。そのほ
か、
「朝日新聞」
「日経新聞」
などの4大紙はもとより、
世
界各国・各言語の新聞
(NewspaperDirect収録紙)
や約
40万タイトルのe-bookも利用可能です。印刷された
本や雑誌だけでなく、
こういった電子資料を有効に活
用して、
教養を深めることも大学時代には大切です。
充実した学習・研究活動をする手助けになるのはもち
ろん、普段の学生生活・余暇を充実させるためにも活
用されています。
コンピュータやインターネットを利用する上で必要と
なる知識やマナーを身につけるための「コンピュータ
セキュリティセミナー」を入学と同時に開催するほか、
ケースに応じた情報スキルの活用法や情報技術の基
礎となる理論などを学ぶ情報関連科目、
コンピュータ
セミナーを開催しています。
■これまでの開催事例
Office基礎(Word編、Excel編、PowerPoint編)、データベース
(Access入門編、応用編)、LaTeX(入門編、応用編)、Cプログラ
ミング(入門編、応用編)、Visual Studio C#(基本文法編、応用
編)、Mathematica入門、MATLAB入門、
ネットワーク技術(入門
編、理論編)、
Illustrator入門、
Photoshop入門、
基本情報技術者試
験解説など
13
理工学術院英語教育センター
学部・大学院統合教育
CENTER FOR ENGLISH LANGUAGE EDUCATION IN SCIENCE AND ENGINEERING (CELESE)
理工系学生に必須のスキルである
実践的な英語力を養成します
高い専門性を養う学部・大学院統合教育
教育理念
CURRICULUM OUTLINE
常に時代の最先端を行く科学技術の教育・研究を行い、
優れた技術
グラムを推進しており、
理工学部全体の大学院への進学率は6割以
者・研究者を数多く輩出してきた早稲田大学。数学や物理学といっ
上です。このプログラムでは学部から大学院まで効率的に学べる
た原理追求を目指す
「理学」
(基礎)
と、
社会に貢献する技術に結び
よう、
学部在学中に大学院講義科目の履修が可能。3学部とも
「飛
つく工学
(応用)
を融合させた独自の教育・研究プログラムにより、
び級制度」
を利用すると、
博士の学位が入学から最短6年で取得す
高い専門性を有し、
かつ広い視野で問題をとらえる能力を備えた
ることができます。
(応用化学専攻は飛び級なし)
人材の育成に力を注いでいます。また、
学部・大学院統合教育プロ
アカデミック科目
1
コミュニケーション科目
2
3
4
学部プログラム
1年
Communication Strategies1/2
必修科目
2年
多様な
能力を有し
個性豊かで
意欲ある学生
Academic Reading 1/2
Concept Building and Discussion 1/2
新入生対象の授業
「理工文化論」
で
学習意欲を高める
6
大学院
修士課程
学部
Academic Lecture Comprehension 1/2
5
基礎学力の養成
・論理的思考力
・実践的学力
・幅広い教養
3年
Technical Writing 1/2
理工学術院英語教育センターは、
国際レベルの研究者・
技術者を育成し世界に送り出すことを目的とし、
理工系
課題探求
能力の養成
・発想力
・分析力
・論理構成力
専門的研究能力の養成
・高度な専門知識
・理論構築
・手法開発、
応用
世界のトップレベルで
研究ができる
創造性豊かな研究者
現在、
以下の教育目標を掲げ、
そのプログラムと教材の
4年
度に設置されました。
広い視野と深い洞察力を有し
充分な専門的素養をもった人材
Technical Presentation
学生に適した実践的な英語教育を行うために、
2004年
Special Topics in Functional English
先端領域をカバーする3学部17学科
学部・学科チャート
●専門書や論文が
理解できること
●プレゼンテーションや
講演が理解できること
●論文などが書けること
意思疎通
能力
●プレゼンテーションや
講演が行えること
大学院プログラム
1年
理工系英語の教育目標
国際人
として
飛び級制度を導入
3学部とも
「飛び級制度」
を利用すると、博士の学
位が入学から最短6年で
取得できます。
(応用化学専攻は飛び級なし)
開発を行っています。
発表能力
9
国際社会でリーダーとして
活躍できる高度な専門家
理工学術院英語教育センターの概要
技術者・
研究者
として
8
大学院
博士課程
OUTLINE
理解能力
7
Professional Communication 1/2
●双 方向でのコミュニケーショ
ンが行えること
Advanced Technical Presentation
2年
●クローバル社会の動向を
理解できること
他大学卒対象
(選択科目)
Workplace English 1/2
基幹理工学部(p18・19)
創造理工学部(p26・27)
先進理工学部(p34・35)
数学科
建築学科
物理学科
応用数理学科
総合機械工学科
応用物理学科
情報理工学科
経営システム工学科
化学・生命化学科
機械科学・航空学科
社会環境工学科
応用化学科
電子光システム学科
環境資源工学科
生命医科学科
表現工学科
社会文化領域
電気・情報生命工学科
この教育目標を達成するために、
プレースメント・テスト
に基づく習熟度別クラス編成、
グローバル・スタンダード
による英語力測定などを行いつつ、
多様な英語科目を英
は、
この教育目標に沿った英語力リキュラムを提供して
そして大学院へ
1年
語で提供しています。理工学術院英語教育センターで
理工系の分野では、
英語が世界共通語となっていま
2年
理工学術院生を取り巻く状況
本学部卒対象
(選択科目)
数学応用数理専攻
情報理工学専攻
機械科学専攻
電子光システム学専攻
表現工学専攻
になるにせよ、
日常のメールやレポート・論文執筆、
プレゼンテーションを英語で行う場面が多く予想さ
れます。また、
卒業後の就職や進学・留学の際には、
専門知識に加え、
高度な英語運用能力を持っている
ことが求められ、
昇進の際の条件にもなっています。
論文を使う専門の授業が多くあります。
14
創造理工学研究科
先進理工学研究科
建築学専攻
総合機械工学専攻
経営システム工学専攻
経営デザイン専攻
建設工学専攻
地球・環境資源理工学専攻
物理学及応用物理学専攻
化学・生命化学専攻
応用化学専攻
生命医科学専攻
電気・情報生命専攻
生命理工学専攻
ナノ理工学専攻
共同先端生命医科学専攻
共同先進健康科学専攻
共同原子力専攻
Workplace English 1/2
す。したがって、
将来、
技術者になるにせよ、
研究者
さらに、理工学術院では英語で書かれた教科書や
基幹理工学研究科
早稲田大学理工学術院英語教育センター
検索
http://www.celese.sci.waseda.ac.jp
環境・エネルギー研究科
Advanced Technical Presentation
情報生産システム研究科
Advanced Technical Reading and Writing 1/2
国際情報通信研究科
います。
p47〜p49参照
15
学費・奨学金
先端研究プログラム/関連研究組織
学費・諸会費
(初年度)
(参考:2012年度)
基幹理工学部
(単位:円)
創造理工学部
1年度
入学時
先進理工学部
1年度
後期
(秋学期)
入学時
1年度
後期
(秋学期)
入学時
後期
(秋学期)
入学金
200,000
0
入学金
200,000
0
入学金
200,000
0
授業料
556,500
556,500
授業料
556,500
556,500
授業料
556,500
556,500
教育環境整備費
135,000
135,000
教育環境整備費
135,000
135,000
教育環境整備費
135,000
135,000
基礎教育充実費
100,000
0
基礎教育充実費
100,000
0
基礎教育充実費
100,000
0
50,000
50,000
1,500
1,500
0
0
情報理工学科
30,000
機械科学・航空学科
30,000
電子光システム学科
表現工学科
学生健康
増進互助会費
校友会費
1,500
1,500
0
0
44,000
44,000
総合機械工学科
47,000
47,000
経営システム工学科
40,000
40,000
社会環境工学科
47,000
47,000
環境資源工学科
48,000
48,000
学生健康
増進互助会費
1,500
1,500
校友会費
物理学科
実験実習料
応用数理学科
建築学科
実験実習料
実験実習料
数学科
応用物理学科
化学・生命化学科
応用化学科
生命医科学科
電気・情報生命工学科
学生健康
増進互助会費
校友会費
737,000
物理学科
応用数理学科
総合機械工学科
1,040,000
740,000
応用物理学科
733,000
740,000
表現工学科
環境資源工学科
1,041,000
741,000
数学科
建築学科
723,000
電子光システム学科
情報理工学科
機械科学・航空学科
1,746,000
電子光システム学科
表現工学科
1,780,000
経営システム工学科
1,766,000
社会環境工学科
1,780,000
環境資源工学科
1,782,000
電気・情報生命工学科
化
応用物理学科
化学・生命化学科
1,786,000
応用化学科
生命医科学科
早稲田大学入学センター
検索
http://www.waseda.jp/nyusi/exp/index.html
奨学金 (参考:2011年度)
早稲田大学の多様な奨学金制度は、
全国の大学でもトップクラスの給付人数・金額実績があります。
●学内奨学金の例
(給付:返還不要)下記以外にも数多くの奨学金があります。
奨学金の趣旨
奨学金額
募集人数
年間1,000,
000円
全学部2〜4年生:78名
創立125周年記念奨学金
早稲田大学創立125周年を記念し、
各学部の教育理念および目的にかなう
学生に対して育英または経済援助を行うことが目的
年間500,000円
2〜4年生
基幹・創造・先進理工学部:224名
小野梓記念奨学金
早稲田創立当初の功労者小野梓を記念し、
修学上特に経済的に困難な学生
を援助することが目的
年間400,
000円
全学部1〜4年生:625名
めざせ!都の西北奨学金
遠隔地域
(東京都・神奈川県・埼玉県・干葉県以外)
の国内高校出身者に入学後
の経済支援を行うことが目的。成績優秀であれば、
4年間継続して支給
年額400,000円
全学部:500名程度
奨学金額
募集人数
●学外奨学金の例
日本学生支援機構
(一種:無利子貸与)
日本学生支援機構
(二種:有利子貸与)
奨学金の趣旨
国の育英奨学事業で、
経済的理由により修学困難な者に学資を貸与することによ
つて、
社会に貢献する人材を育成することが目的。採用されると、
標準修業年限
まで継続可能。
(毎年度末に成績考査があります)
自宅通学月額30,
000円
または54,
000円
自宅外通学月額30,
000円
または64,
000円
全学部1〜4年生
月額30,
000円、
50,
000円、
80,
000円、
100,
000円、
120,
000円から選択
全学部1〜4年生
基幹理工学研究科
情報理工学専攻
先進理工学研究科
ナノ理工学専攻
AT:アンビエントテクノロジー
誰もが安全に、
快適で、
使い易い情報環境を実現
IT:インフォメーションテクノロジー
新アーキテクチャとソフトウェアで
高度な情報サービスを実現
NT:ナノテクノロジー
新材料と革新的デバイスで
高性能・超小型化を実現
NT,
IT,
ATをチップとして統合するSoC
ASoC研究センター
(グローバルCOE拠点)
約130の団体。その約8割は給付奨学金
団体により異なる
団体により異なる
地方公共団体奨学金
団体により異なる
団体により異なる
団体により異なる
早稲田大学奨学課
教育研究
交流
留学生交流
海外研究拠点
(早大)
海外連携大学
産学連携
ASoCコンソーシアム
教育カリキュラム
海外拠点
CIR
SSSD etc.
人材の環流
ダブル・ディグリー制度
キャリアパス形成
グローバルロボット
アカデミアプログラム(GRAP)
スクーリング科目群
海外滞在研究
Methodical
連携
サマースクール
Robotics
プラクティス科目群
On Research Training
理論と実践の循環教育
高い学問知
学内拠点
研究科・専攻
学内研究所
副アドバイザリー制度
研究室の渡り歩き
GCOEサロン・工房
実践的アイデア
「突破力」
のある若手研究者・技術者
理工学術院総合研究所
総合研究機構
(プロジェクト研究所)
◆所長:中川義英
◆所在地:西早稲田キャンパス55号館
◆http://www.wise.sci.waseda.ac.jp/
社会との連携を図りつつ、
学際研究を含む理工学の基礎及びその応用に関する研究を有機的かつ効率
的に推進するため以下2つの研究所を設置しています。
◆機構長:森原 隆
◆所在地:早稲田キャンパス研究開発センター
◆http://www.kikou.waseda.ac.jp/
本学の専任教員が中心となって共同研究に取り組む研究組織。全学的な組織であり、
理工学術院の教
員も数多く参加しています。2011年12月1日現在、
118のプロジェクト研究所があります。
各務記念材料技術研究所
ナノ理工学研究機構
◆所長:堀越佳治
◆所在地:〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2−8−26
◆http://www.waseda.jp/zaiken/
本研究所は1938年に
「鋳物研究所」
として設立されました。現在は、
理工学術院研究重点教員15名を
中心に、
より広い材料分野の研究が行われています。
◆機構長:逢坂哲彌
◆事務所所在地:早稲田キャンパス研究開発センター
◆http://www.all-nano.waseda.ac.jp/nano/index.htm
基盤技術であるナノテクノロジーを担う研究者を終結した組織として、
産官学連携のもとにグリーンイ
ノベーション・ライフイノベーションに関する最先端の研究を展開しています。
理工学研究所
重点領域研究機構
◆所長:木野邦器
◆所在地:西早稲田キャンパス55号館
◆http://www.wise.sci.waseda.ac.jp/r_index.html
産学官との連携研究の推進及び若手研究員の育成に力を入れています。外部研究資金により約100
のプロジェクト研究や、
受託・共同研究が行われています。
◆所長:黒田一幸
◆所在地:西早稲田キャンパス55号館
◆http://www.waseda.jp/environm/
実験系廃棄物の適正な管理、
定期的な排水監視、
分析機器の開放と分析相談、
化学物質管理、
eラーニ
ングを用いた環境・安全教育などを行っています。
IT研究機構
◆機構長:高畑文雄
◆事務所所在地:西早稲田キャンパス63号館5階20室
◆http://www.it.waseda.ac.jp/
現在6つのプロジェクト研究所を擁し、
情報・通信分野の研究開発を戦略的に行い、
外部資金を多岐に
渡り受託する等、
積極的な研究活動を展開しています。
検索
http://www.waseda.jp/syogakukin/
16
Global Robot Academia
◆拠点リーダー:藤江正克
(創造理工学研究科 総合機械工学専攻)
今後私達が世界に先駆けてRT
(Robot Technology)
を
「真の知的社会基盤」
へ成長させる
には世界中の先進的な研究者をひきつける教育研究拠点を形成し、
国際的な視野を持っ
てRTに取り組む若手研究者群を育成することが急務となっています。人とRTの共生を目
的とした世界最高水準の教育研究拠点
「グローバルロボットアカデミア」
研究所を設立し、
RTの原理と体系を抽出した
『体系的ロボット学』
の構築と教育を行っています。また、
交流
を続けてきた海外拠点と戦略的な連携を行い、
国際的な研究環境と教育プログラムを整
備しています。これらの取り組みにより、
「高い学問知の構築力」
と
「実践的アイデアの創造
力」
を併せ持った
「突破力」
のある若手研究者・技術者を育成することで世界に貢献してい
くことを目指します。
環境保全センター
民間団体奨学金
詳しくは学生部奨学課サイトへ⇒
拠点を構成する専攻とカバーする分野
情報生産システム研究科
情報生産システム工学専攻
(北九州市)
国際情報通信研究科
国際情報通信専攻
関連研究組織
大隈記念奨学金
早稲田大学の創立者大隈重信を記念し、
建学の精神を顕揚して、
人材の育成
に資することを目的とする奨学金で、
学業成績を重視して選考
奨学金名称
特色ある
教育
lnternational Research and Education Center for Ambient SoC
◆拠点リーダー:後藤 敏
(情報生産システム研究科 システムLSI分野)
アンビエント社会とは、
人々に
「取り巻く
(=アンビエント)
」
情報環境が見えないかたちで溶
け込み、
人間の状況を賢く感知し、
環境の側から必要な情報を必要な時に提供したり、
快適
な環境、
安全安心な環境を保持したりするという世界といえます。本プロジェクトの特徴
は、
次世代の超小型高速高性能の集積回路、
アーキテクチャ、
ソフトウェアそしてアプリケー
ションやサービスまでを射程に入れ、
アンビエントと
「SoC
(Sensor,
Software and Service
on Chip)
」
という2つのコンセプトを結合しているところです。当拠点はこの独創的なコ
ンセプトにより文部科学省のグローバルCOE拠点に採択され、
2007年度の開始以来、
151名の博士号取得学生
(内72名が留学生)
を輩出し、
1800件近くの学術論文を著名な国
際会議と論文誌に発表してまいりました。世界のトップレベルの人材の育成を目指し、
活動
を更に進展させる計画です。
(基幹理工学研究科・情報理工学専攻、
電子光システム専攻、
先
進理工学研究科・ナノ理工学専攻、
国際情報通信研究科、
情報生産システム研究科が担当)
。
グローバルロボットアカデミア
電気・情報生命工学科
詳しくは入学センターサイトへ⇒
学
精密合成部門
階層制御部門
界面・表面部門
生体機能部門
理論・先端計測部門
※参考 大学院
(修士課程、
学内進学)
入学者の学費等は、
年間約1,100,000円です。なお、
学外からの進学者は、
別途入学金200,000円が必要です。
奨学金名称
アンビエントSoC教育研究の国際拠点
Global COE for Practical Chemical Wisdom
◆拠点リーダー:黒田一幸
(先進理工学研究科 応用化学専攻)
本拠点は、
材料やデバイス開発につながる複合化学の実践を目指しています。ナノ化学と
生活・材料をつなぐには、
中間スケールの化学の展開が必要で、
隣接分野を取り込みなが
らメソスケール化学を開拓します。欧米亜の有力大学との多面的な連携を通じて、
社会に
貢献する化学・材料科学分野の世界最高水準の拠点の一つとしてさらに発展することを
目標としています。先進
メソ化学
理工学研究科の化学系
新物質創製
学術創成
教員が主として参画し、
グ
志高い
ローバルな視野での人材
「化学の英知」
社会貢献
ネットワーク 国際水準の
交流と共同開発を行い、
博士
博士課程大学院生や若手
研究者への支援、
産学・海
外連携による実践研究の
化学知
訓練など種々のプログラ
ムを用意し、
本拠点に集
う大学院生を世界に通用
実践的
する人材として育成する
研究
ことを目指しています。
化
学
物理学科
1,774,000
総合機械工学科
743,000
「実践的化学知」
教育研究拠点
生命医科学科
年額合計
年額合計
応用数理学科
1,043,000
応用化学科
文部科学省は、
大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、
世界最高水準の研究基盤の下で世界をリードする創造的な人材育成を図るため、
国際的に卓越し
た教育研究拠点の形成を支援し、
国際競争力のある大学づくりを推進しています。早稲田大学理工学術院から、
3件が教育研究拠点に採択されました。
ナノ
1,033,000
1,040,000
1,023,000
年額合計
経営システム工学科
社会環境工学科
機械科学・航空学科
化学・生命化学科
グローバルCOEプログラム
ソ
メ
情報理工学科
合計
1,037,000
合計
0
建築学科
合計
0
数学科
文部科学省の
「卓越した研究拠点
(Center of Excellence)
」
育成プログラム
◆機構長:深澤良彰
◆所在地:早稲田キャンパス研究開発センター
◆http://www.kikou.waseda.ac.jp/jyuten/index.php
重点領域研究機構は、
2009年4月に発足した早稲田大学を国際的な研究大学として脱皮させるため
新たに設置された基盤組織です。2011年度は2分野4研究が採択され、
重点領域研究機構に22の
プロジェクト研究所が設置され活動を行っています。
先端科学・健康医療融合研究機構
◆機構長:浅野茂隆
◆所在地:早稲田キャンパス研究開発センター
◆http://www.waseda.jp/scoe
国内外の医療機関および先端理工学研究機関と連携し、
QOLの推進を目指した健康医療に関する融
合研究をグローバルに展開しています。
グリーン・コンピューティング・システム研究機構
◆機構長:松島裕一
◆所在地:早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター
(40号館)
◆http://www.kikou.waseda.ac.jp/gcs/
本機構は経済産業省による支援を得て建設されたグリーン・コンピューティング・システム研究開発セ
ンターにおいて、
低消費電力・高性能次世代プロセッサ及びそれを活用した周辺技術の産官学連携研
究を推進するための組織です。
17
School of Fundamental Science and Engineering / Graduate School of Fundamental Science and Engineering
基幹理工学部・研究科
次世代の社会を支えるキー・テクノロジー、
物質・材料、
エネルギー、
航空宇宙、
情報、
コミュニケーションに関する科学技術を探究。
全ての科学の
未来を見据えて…
理と工の一体化による先端研究と
それに基づく教育を行うという
芸術を
実現する工学
早稲田大学理工学部の
工学と数学の
キャッチボール
数学
基幹理工学部では、
新しい時代の基幹となる科学技術を創出し、
時代を切り拓き世界で活躍でき
基幹理工学部の
特色
る人材の育成をめざしています。そのために次世代のキー・テクノロジーである物質・材料、
エネ
ルギー、
航空宇宙、
情報、
コミュニケーションに関する科学技術の基礎と、
その根幹にある数学お
よびこれらをつなぐ応用数理を中心として教育・研究を展開します。1年次学部共通カリキュラ
定評ある伝統を継承し、
基幹理工学部では、
ムにおいて、数学、物理学などの数理科学の基礎や、モデリングなどの基礎工学、
さらに情報工
「理」
の基盤となる数理科学、
表現工学
学や表現工学を学び、
基礎学力を養うとともに将来の進路を見極め、
2年進級時に志望の専門分
応用数理
野に応じて学科を決定します。3、
4年次には研究室に所属し、
研究の楽しさに触れながら、
専門
「工」
の基盤となる基礎工学に
分野について基礎から応用までを修得します。さらに問題を発見し解決するといった実践力を
養い、
技術者・研究者として活躍できる素養を磨きます。また、
各専門分野を支える数理能力を養
重点を置いた教育体制のもと、
Freshman
現代科学技術の基幹を担う数理科学、
情報科学、
機械科学、
材料科学、
電子光科学、
う
「基幹共通科目」
や、
理工学の幅広い知識と見識を有する優秀な人材を育成するため、
自分の
専門分野以外も選択できる
「基幹副専攻制度」
を設置しています。
電子光
システム
表現科学などの専門分野の教育を行います。
情報理工
学部との強力な連携に基づき、
教育・研究を展開。
専門分野を体系的に学び、
確実にレベルアップできるカリキュラム。
幅広い教養の上に理工学の基礎を修得し、
これをもとに地球規模で考え行動し、
機械科学・
航空
ナノと光の
テクノロジーが
豊かな生活を創る
新しい分野に創造的に取り組む意欲と
能力を備えた人材の育成をめざします。
コンピュータと
ネットワーク技術で
世界を支える
進化したメカニクスが
精密機械から航空機まで造る
基幹理工学研究科は、
数学応用数理、
情報理工学、
機械科学、
電子光システム学、
表現工学の5つ
大学院
基幹理工学
研究科の
特色
の専攻を設置しています。学部での学びを基盤に、
より高度な先端研究に取り組みます。本研究
科の特長のひとつはカリキュラムにあります。科学技術が飛躍的な進歩を遂げている今日、
学部
教育だけでは基礎や関連知識の修得は困難になっています。こうした状況を考慮し、
本研究科で
は、
学部・研究科における一貫教育の実践を理念とし、
学部教育と連携したカリキュラムを設置
しています。その特色として、
専門分野やその関連分野を体系的に学べること、
幅広い関連分野
を学ぶことにより自らの専門の科学技術領域における位置を理解できることが挙げられます。
また、
工学・技術への応用に配慮した体験型学習を取り入れ、
産業界との強力な連携を保ちなが
ら独自の研究・教育を行います。これらの研究・教育の中で、
新しい時代に要請される研究領域
を開拓し、
先端研究に挑戦する能力を有する人材の養成をめざしています。
基幹理工学部・大学院基幹理工学研究科を構成する学科と専攻
数学科(→p20)
応用数理学科(→p21)
情報理工学科(→p22)
機械科学・航空学科(→p23)
数学応用数理専攻
数学応用数理専攻
情報理工学専攻
機械科学専攻
代数・幾何・解析から数値シミュレー
ションまで幅広い領域をカバー。数
学を深く追究するとともに、
物理学、
理工学、
社会科学などにおける数理
現象を理解できる高度な知識や数
理感覚を身につけます。
数学と自然科学・各種工学との架け
橋となる応用数理。本学科では物
質の数理構造や数理ファイナンス、
情報セキュリティといった領域を学
び、
さまざまな分野の問題を数学の
観点から研究します。
情報科学、
情報工学、
通信工学を追
究。ハードウェアやソフトウェア、
コ
ンピュータネットワークなど、
最先端
情報技術を総合的に学び、
高度情報
化社会に貢献できる知識やスキル
を習得します。
機械工学の基礎的な知識と技術を
学び、
それらを総合化して実践でき
る力を養います。主な研究領域とし
ては熱流体、
設計、
精密機械、
機械材
料、
力学系、
システム制御、
航空・宇宙
などがあります。
■基幹理工学部の教育課程
そして大学院へ 基幹理工学研究科、国際情報通信研究科、他研究科
自分を知り、
また社会のニーズを知り、自分の専門を追求する
数学科
応用数理
学科
情報理工
学科
機械科学・
航空学科
電子光
システム
学科
表現工学科
4年
一貫教育 ゆっくりと深く
電子光システム学科(→p24)
表現工学科(→p25)
電子光システム学専攻
表現工学専攻
ナノエレクトロニクス、
バイオエレク
トロニクス、
システム設計、
LSI、
光エ
レクトロニクスなど、
情報技術を支
える基幹技術について幅広く学び
ます。学際的な研究も積極的に推進
します。
アート・デザイン制作、
音楽、
メディ
アマネージメント、
そして表現科学・
技 術( サイバ ーシアター 、立 体 映
像 表 現 、音 響 な ど)を 学 び ます 。
学外連携プロジェクトも積極的に行
います。
大学院
基幹理工学研究科
数学応用数理専攻 情報理工学専攻 機械科学専攻
電子光システム学専攻
表現工学専攻
・基幹副専攻制度
数理科学の基礎と基礎工学を取得した上で、専門をじっくり学ぶ
3年
理工学の幅広い見識を身に付ける
・基幹共通科目
2年進級時に学科選択
専門分野を支える数理能力を養う
どの学科が自身に合っているか、勉強してから決定する
2年
1年次は学部共通カリキュラムで学ぶ
1年
どの分野にするか、
1年間勉強してから考える
数理科学の基礎
基礎工学
情報科学と表現工学
充実した英語教育
数学
物理学
モデリング
理工学基礎実験
Cプログラミング
コンピューティングと表現
実践的な読解力と
コミュニケーション
能力の育成
学部単位で入試を実施
※1年間学んでから、志望学科を決めることができます。
18
詳しくは学部サイトへ⇒
http://www.waseda.jp/fse/
19
あらゆる自然科学の基礎を学ぶ
究め、
拓き、
創る−はてしない応用数理の環
Undergraduate Program in Mathematics / Graduate Program in Pure and Applied Mathematics
Undergraduate Program in Applied Mathematics / Graduate Program in Pure and Applied Mathematics
数学科/数学応用数理専攻
応用数理学科/数学応用数理専攻
Outline
代数
解析
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
幾何
Outline
応用
代数系
選択科目
基幹理工学部/数学科
す。数学における理論はひとたび証明されれば、原理的
幾何系
選択科目
解析系
選択科目
にすべての人がその正しさを確かめることができます。
21世紀は社会構造の大変革の時代であり、
工学、
数理科学、
社会科
応用系
選択科目
4年
は、
急速に変化する産業界の技術動向を取り入れ独創的な新技術
を創出できる人材は育てられません。そのためには、
理論的な基礎
数学特別演習(セミナーの練習)
つがえされるようなことは決してなく、数学は最もユニ
をしっかり身につけた上で応用研究ができる人材の育成が必須の
バーサリティと信頼性が高い学問であるということがで
代数学B
幾何学B1
測度論
保険数学
きます。皆さんも新しい数学的真理を発見、
証明、
発表す
代数学C1
幾何学B2
関数解析A
計算機概論
代数学C2
幾何学C
微分方程式論A
数値解析A
れば、
それは世界に認められ、
未来に伝えられてゆくもの
発展を続けると同時に、
あらゆる科学研究の理論的基礎
となり、
技術を支え、
人類の文化全般と関わり続けていま
応用するための知識や技術の獲得ができる教育を目指します。
ベクトル空間と幾何
解析学入門
代数学序論
集合と位相
多変数解析
確率統計概論
また、
自然科学、
社会科学や工学の現場で遭遇する具体的な問題を
数学基礎論
掘り下げていくと新しい数学の創造にいたったという例は歴史を
2年
現代数学演習
野を教育の柱とし、
単に技術の修得にとどまらず、
物事の
数学B
(微分積分学)
根源的な構造を見抜き、
解析を行う数理的思考力を持つ
数学A
(線形代数)
学生を育てることを教育の目標としています。
保険数理
経済数理
数理モデル
非線形現象
進路の方向性
1年
■学部卒業者の進路
■修士課程修了者の進路
電気・機械・製造 1%
電気・ガス 3%
官公庁 3%
化学 3%
その他 3%
鉄鋼 6%
ソフトウェア
20%
コンサルタント 1%
数学の現代における位置づけを反映して卒業生(旧・数
教員 2%
その他(公務員等)13%
理科学科)は数学の研究者を目指す他に、保険、金融、情
報関連企業等の多方面で活躍しています。
なお、数学科において数学(高校、中学)および情報(高
校)の教職課程が用意されています。最近では大学院修
金融 6%
保険 7%
情報・通信 9%
金融・証券・保険
14%
Future
解析力学
量子力学
数学と工学に関する基礎教育に時間をかけるため、大
その他 2%
電機・機械 4%
情報・通信
6%
す。また、
大学・研究所の研究者、
官公庁や教員への道筋
も存在しています。
■修士課程修了者の進路
電気・ガス 3%
官公庁 3%
化学 3%
その他 3%
鉄鋼 6%
ソフトウェア
20%
情報・通信
9%
大学院進学 85%
教員 11%
電機・機械 11%
博士課程進学
17%
金融・証券・保険
14%
学生からのメッセージ
数学を実社会で役立てたい
私が数学に興味を持ったのは大学1年生の時です。大学で数学を学び、
数学という分野が広大であり、
自由な
数学だけでなく、
統計学やプログラミングなど幅広い領域を学ぶことができる点に魅力を感じ、
この学科を選び
学問であることを知りました。
ました。応用数理学科では2年次に数学とプログラミングの基礎のみをじっくり学ぶため、
専門分野を学ぶた
数学では頭の中で考えたことが、
それを証明することで、
確かなものとなります。そのためには、
数学の様々な
めの基盤をしっかりと身につけることができます。3・4年次では、
人それぞれ自分の興味に応じて授業を選択
理論を学ぶ必要があります。数学の理論に登場する概念は抽象的です。しかし、
抽象的に定義することで概念
しています。私はその中でも実社会全体の中で非常に大きな役割を持つ金融工学に興味があり、
今後研究をす
の一般化が可能になり、
かえって問題の本質が明らかになることもあります。私たちが直接目で見ることので
るために日々学んでいます。学べる領域が広いからこそ、
自分の新たな関心や将来の可能性を広げることがで
きない高次元の対象までも数学を使うことで分析できるようになります。グロタンディーク曰く、
「誤りを恐れ
き、
そのことが応用数理学科の一番の魅力となっています。また、
応用数理学科は学科の人数が比較的小規模
と思っています。
なため、
試験前は学科の皆で切磋琢磨して勉強に励んだりと、
アットホームな雰囲気もこの学科の魅力である
応用数理学科3年
西脇ひろみさん
早稲田理工学術院 数学科
検索
http://www.math.sci.waseda.ac.jp/math/
20
解析
数理物質学
現象・物理
サービス 4%
学院進学を奨励しています。そこで培われた幅広い知
ることと真理を恐れることとは同じこと」
である。誤りを恐れず、
学部で学んだことを基に、
研究の道を歩みたい
大橋 耕さん
幾何
■学部卒業者の進路
進路の方向性
誤りを恐れず数学の真理へ
数学科3年
微分方程式
電磁気学
る人材の育成も本学科・専攻の目標です。
Message
学生からのメッセージ
数値解析
位相
といえます。このように具体的な現象から新しい数学を創造でき
学・石油といった軽から重までの産業への就職が可能で
電機・機械 11%
集合
数学
熱・統計力学
決ではなくいろいろな場面にも適用可能な真に深い応用というも
金融・医薬・自動車・電気・電子・機械・重工・金属・鉄鋼・化
博士課程進学
17%
数式処理
プログラミング
ふりかえっても非常に多く見られます。すなわち、
その場限りの解
識と深い技術は産業全般に対応可能であり、
情報・保険・
情報・通信
9%
教員 11%
士課程修了後に教職につく学生が多くなっています。
Message
大学院進学
61%
統計
のは、
数学的にも深く美しい原理にその結果が帰着することが多い
基礎の数学
情報数学
論理
確率
流体力学
基幹理工学部 共通科目
Future
代数
大学院基幹理工学研究科/数学応用数理専攻
大学院基幹理工学研究科/数学応用数理専攻
す。数学科では代数学、幾何学、解析学、応用数学の4分
代数学A
素養の修得から始め、
それらを工学、
自然科学、
社会科学の現場に
情報理論
ことばの数理
ものとなります。そこで本学科・専攻では、
数学を中心とする理学的
3年
物理数学
となります。数学はそれ自体魅力ある研究テーマとして
信号理論
学の分野で活躍しようとする人材には多様な学問的素養が求めら
れています。また、
これまでの即戦力養成のための実践教育だけで
応用数理学科
設置科目
さらに、一度認められた数学理論が新たな理論によりく
計算・情報
基幹理工学部/応用数理学科
数学は人類の歴史と共に歩んできた学問であり、他に類
を見ないユニバーサリティと幅広い適用性をもっていま
人間・社会
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
数学講究A・B(セミナー)
と感じています。
早稲田理工学術院 応用数理学科
検索
http://www.apmath.sci.waseda.ac.jp/
21
世界の科学技術の発展に貢献できる人材の育成
力学を軸に様々な分野で活躍できる知識・方法を学ぶ
Undergraduate and Graduate Programs in Computer Science and Engineering
Undergraduate Program in Applied Mechanics and Aerospace Engineering / Graduate Program in Applied Mechanics
情報理工学科/情報理工学専攻
機械科学・航空学科/機械科学専攻
Outline
Outline
■情報理工学科のカリキュラム
基幹理工学部/情報理工学科
情 報 科 学 、通 信 工 学 、情 報 工 学 を 融 合 し た I C T
専門必修科目
(Information and Communication Technology)
は、
21
ア
(システムLSI設計、
超高性能・超低消費電力コンピュー
・情報理工学実験B
専門選択科目
合的に進め、
世界の科学技術の発展に貢献できる人材の
幅広い知識を求めて
り、今後の産業分野における競争力強化のために、
この
ICT技術を習得した多くの優れた人材が求められていま
3年
タ等)、
ソフトウェア(プログラミング言語、
コンパイラ、
OS、
ソフトウェア工学、
コンピュータビジョン、
アルゴリ
ズム、
人工知能等)
、
ネットワーク
(インターネット、
衛星通
信、
モバイルコミュニケーション、
マルチメディア、
セキュ
大学院基幹理工学研究科/情報理工学専攻
ワーク応用(ヒューマノイド、クラウド、バイオインフォマ
4年
リティ、
ユビキタスネットワーク等)
、
コンピュータ・ネット
・卒業論文A/B
育成を目指しています。
■学部卒業者の進路
メディア 1%
進路の方向性
学部卒業生の60%〜70%が大学院修士課程に進学し
コンサルティング
3%
ます。主な就職先には、情報通信事業者、電気機器メー
メーカー
5%
■修士課程修了者の進路
公務員 1%
金融・商社 1%
カー、
ソフトウェアメーカー、
シンクタンク、国家公務員、
電力 1%
メディア 3%
公務員 2%
鉄道・航空 3%
電力 1%
その他 4%
金融・商社
5%
学系の科目を中心にした講義、
実験・実習を行います。また、
機械
メカトロニクス
工学の高度かつ先端分野として航空・宇宙分野を位置づけ、
機
械工学分野の新たな方向としての教育・研究を推進します。
進学 76%
で高い信頼と永続的活動を約束されているように、
世界に通用
流体力学
大学院では、
熱流体科学部門、
応用数学部門、
システム・環境エネ
実習
環境
電気
制御
運輸系
情報通信・サービス系
電力・ガス系
電子・電気機器系
建設・土木系
公務員・商社系
官公庁 2%
進路は就職と大学院の進学に分かれます。重工・輸送機
熱エネルギ
力学
■学部卒業者の進路
進路の方向性
熱力学
物理・数学
情報処理
設置されていて、
高度な教育と実験・理論研究を通して、
指導的
Future
製図
実験
ジニアとしての基礎を習得することができます。
■修士課程修了者の進路
化学・素材 1%
金融・保険 2%
食品・薬品・化粧品 1%
鉄鋼・金属 2%
電気・ガス・水道業 1%
運輸 2%
その他 2%
運輸 5%
電気・ガス・水道業 5%
官公庁 4%
化学・素材
7%
情報・通信・
サービス業
10%
情報・通信・
サービス業
4%
卒業生の多くは大学院への進学を目指し、
より専門性の
建設 1%
機械・電気
電子 58%
大学院進学 77%
高い研究職やメーカーでの設計開発エンジニアになる事
も可能となります。
進学 6%
情報・通信 12%
設計
するエンジニアと同時に問題解決力の高い資質を有するエン
思われます。学部・大学院教育の一体化にともない、
学部
メーカー
26%
材料力学
コンピュータ
機械科学・航空学科では、
機械系エンジニアがあらゆる産業界
機械材料
熱機関
精密
工学の基本となる材料力学、
流体力学、
熱力学に代表される力
ルギー部門、
材料設計・加工部門、
機能設計・マイクロ工学部門が
材料加工
流体機械
科学として基礎学問
(物理・数学)
を重視した教育を実施し、
機械
精密などの多方面にわたる製造業に大半が就職すると
情報・通信
43%
チャンスにも恵まれ、
幅広い分野での活躍が可能です。
自動車系
大学院
「機械科学・航空学科」
では、
この基本的な考え方を踏襲し、
機械
器
(自動車・鉄道・航空機)
、
電機、
材料
(鉄鋼・金属・繊維)
、
コンサルティング
5%
金融機関などがあり、
また、
ベンチャー等新しいビジネス
Message
学生からのメッセージ
機械・電気電子 6%
鉄鋼・金属 10%
学生からのメッセージ
知れば知るほど、
コンピュータが好きになる
次世代の航空機開発に向けて
私はパソコンで絵を描くことが好きで、
CG技術に興味を持っていたため情報理工学科へ進学しました。授業で
私が飛行機に興味を持ったのは、
中学の頃でした。次第に飛行機の作り手になりたいという気持ちが強くなり、
はハード・ソフトウェアや通信技術等様々な面からコンピュータについて学んでいます。また、
「プロジェクト研
今は夢で終わらせたくない!ともっと強く思うようになりました。機械科学・航空学科の中でも細かく分野が分か
究」
という制度を利用して3年次から研究室に所属し、
大学院生と共に研究を行っています。現在は、
オンライ
れており、
授業を通じて自分の進みたい道を見つけることができました。研究室で飛行ロボットコンテストに参
ン手書きデータ
(筆圧や筆記速度・時間)
から学習者のつまずきを推定するという研究を進めています。今後は
加した時は、
飛行機を作る難しさ、
仲間と協力し合う楽しさを学ぶことが出来ました。最近は自動車の様に飛行
絵やCGと手書きデータに関する研究も行いたいと思っています。このような経験から、
今まで学んできた知
機にも
「エコ」
が必要となり、
電動航空機の開発も進められています。また、
この学科では宇宙産業に触れられる
識は全て研究活動に生かせることに気付くと共に、
自分の知識不足を日々感じています。今後さらに知識を増
のも魅力の一つです。飛行機に乗るような感じで宇宙の入り口まで行くサブオービタル宇宙機は、
ますます宇宙
やし、
社会に貢献出来るような技術を生み出していきたいと思います。
を身近にすると思います。将来は少しでも航空宇宙業界に貢献できるように頑張っていきたいと思います。
情報理工学科3年
機械科学・航空学科3年
野澤明里さん
八木橋美穂さん
早稲田理工学術院 情報理工学科
検索
http://www.cs.waseda.ac.jp
22
精密機器系
就職先
鉄鋼・素材系
に有用な装置あるいはシステムを作り上げる学問・技術」
です。
な役割を果たせる能力を養います。
Future
Message
機械工学とは、
「エネルギーと資源を物理法則に基づいて人類
重工・産業機械系
大学院基幹理工学研究科/機械科学専攻
ティクス、情報検索等)などの先端技術の教育・研究を総
・確率・統計概論
・情報社会論
・情報系の生命学
・情報系の電磁気学
専門選択必修科目
・ロボティクス
(2コース以上を修得)
・最適化アルゴリズム
・SoC設計技術A/B/C
・トラヒック理論
メディア・通信コース 電子情報システムコース
情報科学コース
・情報系の量子物理学
・伝送理論
・マルチメディアとモバイル通信
オペレーティング
信号処理
・高性能計算
ソフトウェア工学
システム
・情報理工学実験C
ネットワーク
プログラミング言語
コンピュータ
制御と管理
・プロジェクト研究A/B
アーキテクチャ
計算知能論
・ヒューマンインタフェース
情報理論
言語処理系
・データベース設計
・データマイニング
さらなる専門性を追求
・分散組み込み・リアルタイム処理
・量子コンピュータの基礎
・コンテンツ流通技術とシステム
・情報通信・放送技術
・パターン認識
・情報セキュリティ
・コンピュータグラフィクス
・自然言語処理
・生命情報処理とICT
2年
す。情報理工学科および情報理工学専攻では、
ハードウェ
・プログラミング
・情報数学
・回路理論
論理回路
・コンピュータシステム論
・情報ネットワーク
・アルゴリズムとデータ構造
・電子回路
・情報理工学実験A
世紀の科学技術を推進するためのキーテクノロジーであ
航空・宇宙系
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
基盤となる科目群
基幹理工学部/機械科学・航空学科
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
早稲田理工学術院 機械科学・航空学科
検索
http://www.amech.waseda.ac.jp/
23
芸術・デザインと科学・技術の融合
Undergraduate and Graduate programs in Electronic and Photonic Systems
Undergraduate and Graduate Programs in Intermedia Art and Science
電子光システム学科/電子光システム学専攻
表現工学科/表現工学専攻
Outline
Outline
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
物質移動論 分子エレクトロニクス
レクトロニクスと光エレクトロニクスをナ
3年
ノからマクロなサイズに至る各階層で、基
礎となる物質科学に立脚して研究していま
な機能を持つデバイスを集積するシステ
量子デバイス
量子化学
固体物理
高周波回路
光ファイバ通信
光エレクトロニクス
機能集積システム
必修科目
選択+必修
システム設計
医用電子工学
現、
メディアデザイン、芸術記号論などを学ぶこ
とができます。将来のメディアは、
ますますマル
SoC設計
技術
ニバーサリティ、
モバリティなどが強調されるで
情報理論
情報数学
しょう。
「音楽・音コミュニケーション」
「 わせだチャンネ
電子光システム概論
情報、
通信、
材料、
物理、
化学、
生物と分野分
いて、
21世紀に相応しい統合的な学術分
代数
微積分
化学
基礎物理学
モデリング
コンピュータ
野を作り出すことを目指しています。
Future
進路の方向性
電子と光の科学技術を基礎から勉強し、
その分野での専
門性を身につけることができます。電気・電子メーカー、
■学部卒業者の進路
■修士課程修了者の進路
通信・放送 4%
金融・コンサルタント 1%
ソフト・情報 4%
食品 1%
通信・放送事業体
5%
その他 1%
コンピュータ・グラフィック制作II 音空間デザイン 藝術空間論
映像表現論 特殊映像合成 オルタナティブ映像制作
統計・パターン認識
音声処理
プロジェクト学習、
そしてそれらに関連したキャ
メディア
マネージメント系
情報理論
音コミュニケーション
Future
■学部卒業者の進路
電気・機械・製造
8%
放送 4%
その他 13%
者(芸術表象系)、生活場のポテンシャルを創造し開発する、複合的メディアの表現者(メ
総合電機
メーカー
25%
ディアデザイン系)、科学技術、表現者および生活者を結ぶ人材(メディアマネージメント
系)
、
表現・コミュニケーション科学技術を開発する人材
(表現科学系)
を養成します。
その他メーカー
大学院進学
43%
87%
大学院進学
87%
大学院進学
55%
情報・通信
10%
広告・制作
10%
公益企業 7%
※学科所属研究室の理工学部再編前のデータをもとに
作成しました。
※表現工学専攻は2011年度に新設されたため、
進路データはまだありません。
Message
学生からのメッセージ
電子光システム学科でマテリアルの研究へ
学生からのメッセージ
より
「新しく」
より
「面白く」
電子光システム学科のカリキュラムは非常に多彩。2年生から3年生までの講義、
演習、
実験を通じて、
マテリア
「面白い物を創りたい」
表現工学科に必要なのはその情熱です。表現工学科にはその環境が揃っています。立
ルから、
ナノテクノロジー、
フォトニクス、
システム設計まで、
現代社会を支える科学技術の基礎全般に触れるこ
体映像、
音響、
画像処理などの最先端技術の授業。CG制作、
ドキュメンタリー番組制作、
文章表現などの制作実
とができます。加えて、
理学系と工学系両方の先生方が学科に所属されていて、
サイエンスからエンジニアリン
習。そして、
授業外でもクリエイティブな活動をしている仲間達。そんな仲間達と一緒に、
技術者、
表現者が協力
グまで、
「広い領域」
を
「広い視野」
を持って学べることが、
学科の最大の特徴です。機器の材料となる金属や半
し合い、
面白い物を創りだす。それが表現工学科という場所です。かく言う私も、
音響の研究室で、
音響を通し、
導体のような固体の物性を研究することは電子・光分野の基盤となりますが、
それには数学と、
ミクロな世界を
工学的な側面から次世代メディアを創造しようと勉強をしています。また、
授業外では、
学科の仲間達と一緒に
記述する量子力学や固体物理をはじめとした物理理論が不可欠です。私は理学の立場からの物性研究に興味
コンテンツ制作のプロジェクトを行っています。このように一緒にクリエイティブな活動をしてくれる仲間達
が表現工学科にはいます。そんな表現工学科で、
一緒に面白いことをしてみませんか?
を持ち、
今後は研究室で物理理論の勉強と実験を通じて、
固体のミクロな世界を探求したいと思っています。
電子光システム学科3年
表現工学科4年
佐藤兆樹さん
山部 薫さん
早稲田理工学術院 電子光システム学科
検索
http://www.eps.sci.waseda.ac.jp/
24
応用音響
視覚芸術キュレーション論 アートマネージメント
コンテンツマーケティングリサーチ インタラクション研究
出版企画・編集論 コンテンツクリエイティブビジネス
視覚メディアマネージメント I 視覚メディアマネージメントII
進路の方向性
その他
21%
ます。より高度で専門的な能力を身につけるために大学
Message
波形解析と線形システム
インターメディア メディア・エルゴノミクス バーチャルリアリティ制作
インタラクティブ・センシング I インタラクティブ・センシング II
工学系
放送・メディア論 放送技術・メディア論 音響表現基礎 録音技術論
科学・技術を理解し、
その意味を問い、
新しい価値および芸術概念に挑戦するような表現
素材メーカー、
通信・放送事業体などが主な就職先になり
院修士課程への進学も推奨されます。
「アンビエント・スペース・プロジェクト」などの
リアデザインを基に学習して行きます。
メーカー 1%
プロジェクト学習2
卒業論文・制作
大学院基幹理工学研究科/表現工学専攻
大学院基幹理工学研究科/電子光システム学専攻
1年
けするのではなく、
ナノテクノロジーに基づ
ル」
「メディアデザイン」
「先端メディアと人間工学」
大学院
インターメディア 音楽プログラミングI 音楽プログラミングII 表現構造論
メディアデザイン論 コンピュータ・グラフィック制作I
芸術系
選択科目
ム化を目指しています。電子、電気、回路、
論理回路
表現工学基礎(芸術)
表現工学基礎(科学)
映像制作・CG基礎
文章表現基礎
コンピューティングと表現 音楽表現基礎
音響学基礎
プロジェクト学習1
モデリング
立体映像表現
藝術空間基礎
画像処理基礎
ロボティクス表現デザイン
キャリアデザイン1
4年
芸術表現論I 芸術表現論II 視覚芸術理論 写真表現 I 写真表現 II
メディアアート表現論 インターメディア作曲I インターメディア作曲II
チモーダル(複合性)、
インタラクティビティ、ユ
電磁気学
回路理論
ミュニケーション、音楽、
インターメディア作曲、
映像制作、
コンピュータグラフィックス、芸術表
制御工学
LSI
アーキテクチャ
表現工学科では、
立体映像表現、
ヒューマンエル
ゴノミクス(人間工学)、音響学、音響表現、音コ
伝送理論
集積回路
電子回路
電子デバイス
既約表現論
選択科目
光通信システム
センサネット
センサ工学
化学
生物
2年
イスの開発に直結します。さらに、
さまざま
MEMS
相平衡
熱統計力学
量子力学
解析力学
す。それは、新しい機能を持つ材料やデバ
フォトニクス
3年
基幹理工学研究科 表現工学専攻へ推薦
材料の
機器分析
ます。電子光システム学科ではそうしたエ
電子・光科学
ナノテクノロジー
2年
基幹理工学部/表現工学科
現在の高度な情報社会の基盤を支えてい
物質科学
マテリアル
1年
必修科目
電子や光を利用・制御するテクノロジーは
4年
基幹理工学部/電子光システム学科
電子と光を主役とした科学技術で豊かな社会を創ります
早稲田理工学術院 表現工学科
検索
http://www.ias.sci.waseda.ac.jp/
25
School of Creative Science and Engineering / Graduate School of Creative Science and Engineering
創造理工学部・研究科
photo:shinkenchiku-sha
創造理工学部は、
多様な人間の価値に基づく
豊かさを創造するために、
さ
追
5学科が密接に連携しながら教育・研究を展開。
真に豊かな社会の創造に貢献できる人材を育成します。
地球的
視点
求
様
さまざまな問題を科学技術の観点から解決し、
多様な価値に基づく新しい豊かさの創造をめざ
しています。そのため人間・コミュニティに関連する建築・エンジニアリング系や環境・社会基盤
系の5つの学科が、
密接に連携しながら教育・研究活動を展開します。また学生が技術者・研究
多
「ヒューマン・アクティビティ」
を支援し、
創造理工学部では
「ヒューマン」
「生活」
「環境」
という3つのキーワードに基づき、
社会が直面する
創造理工学部の
特色
環境資源工学
な
豊
か
の
者として重要な
「創造力」
「発想力」
「分析力」
「展開力」
を修得できるように、
具体的な課題に取り
「グローバル環境」
に調和する空間・装置・
組むプロジェクト・ベースト・ラーニング等による実践的教育や演習・実験を重視。さらにはイン
コミュニティ創出技術および
社会環境工学
建築学
循環システム技術に関する実践的教育と
ターンシップや産業界との共同研究といった社会との双方向教育・研究にも力を注いでいます。
技術者
倫理
また、
本学科では5学科を横断する組織として
「社会文化領域」
を設置。これらは高度専門技術者
に必要とされる教養の修得を目的としており、基幹・創造・先進の3理工学部共通の教育を担っ
先導的研究を展開します。
ています。
社会文化領域
創造理工学部は、
この理念を源とし、
特色ある分野の自律と発展を図りつつ、
photo:shinkenchiku-sha
デザイン
能力
理工系連携と異分野融合による
総合機械工学
自
覚
新教育・研究体制および新学問領域を創成し、
地
コミュニケーション
能力
の
プレゼンテーション
能力
海外とのプロジェクト連携を強化して
国際性の高い人材教育と研究を実施します。
高度な知識と幅広い教養を備え、
社会の諸問題を解決できる科学技術者を育てます。
経営システム
工学
球
市
民
創造理工学研究科では、次世代の新しい価値や技術を創造できる高度な専門知識やスキル
大学院
創造理工学
研究科の
特色
を備えた人材の育成を目的とし、
建築学、
総合機械工学、
経営システム工学、
経営デザイン、
建設
工学、
地球・環境資源理工学の6つの専攻を設置。単に豊かさを追求するのではなく、
地球環境に
も配慮する技術者倫理に基づいて、
実践的かつ先導的な研究に取り組みます。カリキュラムに
おいては、
学部の学びを基盤としたより高度な専門科目とともに、
6つの専攻の共通科目を設置。
これにより幅広い視点から新鮮なアイデアを生み出し、
生活・地域・地球といった各種レベルに
おける技術や学問の発展と、
その実践に貢献できる力を養います。また、
技術者・科学者として大
きく成長するためには欠かせない、
高度なコミュニケーション能力や人文・社会学的教養の修得
にも力を注いでいます。
創造理工学部・大学院創造理工学研究科を構成する学科と専攻
建築学科(→p28)
総合機械工学科(→p29)
経営システム工学科(→p30)
社会環境工学科(→p31)
建築学専攻
総合機械工学専攻
経営システム工学専攻
経営デザイン専攻
建設工学専攻
建築の歴史や建築のデザイン、
まち
づくりや建築工学など、広範な建
築の知識を学習。設計に関する演
習で実践的なスキルを養うほか、
建築工学の実験・実習を通じ、
専門
的な知識を身につけます。
ものづくりの技術をいかに社会で
役立てていくかを追究。デザイン・
共 創 、ロ ボ ティクス・医 療 福 祉 、
環境・エネルギーといった学際分
野 、境 界 分 野についても学び 、社
会に貢献できる能力を養います。
経営システム工学とは数理技術、
システム 技 術 、情 報 技 術 、人 間要
素技術を中心に統合化した科学技
術 。この 技 術 を活 用し、さまざま
な組織におけるシステムの問題を
解決できる能力を養います。
社会環境工学とは環境と自然、
そ
して人間の生活に密着した工学。
自然と調和した国土の開発や、
人
間が文化的な生活を送るために必
要な施設の建設、
維持などに関わ
る専門知識や技術を学びます。
環境資源工学科(→p32)
社会文化領域(→p33)
地球・環境資源理工学専攻
資源の開発や利用、
環境問題、
自然
災 害 に 関す る 予 測・軽 減 、資 源リ
サイクル、
廃棄物対策など環境と
資 源に関 わる学問・技 術を追 究 。
自然環境と調和した人工資源循環
システムの創造をめざします。
26
科学技術を取り巻く社会科学分野の知
識や、
外国語の学習およびその言語が使
われている地域や文化について学び、
研
究者・技術者として活躍するために必要
な国際的・学際的な素養を修得します。
高度専門技術者に必要とされる教養の習得を目
的として社会文化領域が設置されており、
基幹・創
造・先進の3理工学部共通の教育を担っています。
大学院
創造理工学研究科
建築学専攻
総合機械工学専攻 経営システム工学専攻
経営デザイン専攻
建設工学専攻
地球・環境資源理工学専攻 ■創造理工学部が育成する人材像
人間・生活・環境の諸問題
少子高齢化
ロボット
安心・安全
医療・福祉
生活のグローバル化
人間、社会、環境に
調和する建築デザインに
取り組む人材
環境・エネルギー
都市計画
CSR
(企業の社会的責任)
地球規模の資源、環境、
防災などの諸問題に
取り組む人材
人間・社会の観点から、
経営システムを
デザインする人材
人間・社会の観点から、
学際・境界分野の
プロジェクトを推進する人材
建築学科
資源循環
総合機械工学科
環境と調和し、より安全・
安心な社会基盤づくりに
貢献する人材
経営システム工学科
社会環境工学科
環境資源工学科
社会文化領域
詳しくは学部サイトへ⇒
http://www.cse.sci.waseda.ac.jp/
27
豊かな人間生活を支える芸術と技術の総合を学ぶ
実践的に学び工学的センスと論理的思考力を身につける
Undergraduate and Graduate Programs in Department of Architecture
Undergraduate and Graduate Programs in Modern Mechanical Engineering
建築学科/建築学専攻
総合機械工学科/総合機械工学専攻
Outline
Outline
■建築学科/建築学専攻のカリキュラム概要
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
機械工学の基礎科目と実践的演習科目とが密接に連携したカリキュラム構成
論理的思考力・工学的センスの統合
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
建築学科および建築学専攻は建築芸術分野と建築工学分野から構
成されています。2000年度より、
UNESCO/UIAの建築教育憲章に
適合する学部大学院を一貫する6年間の教育課程を実施し、2009
大学院創造理工学研究科 博士後期課程
D2
建築学専攻
年度には国際的な建築教育の認定機関であるUIA
(国際建築家連合)
から世界の大学が互いに認め合う国際水準の教育として、
日本で初
6
(M
2)
進学もしくは卒業
5
(M1)
建築芸術分野の建築史は各時代の建築表現と技術、
社会と建築の関連
創造 理 工 学 部 / 建 築 学 科
創造理工学部
建築学科
を学びます。国内の他、
カンボジア、
ベトナムなど海外の歴史遺産の修
高度専門研究課程
芸術系
工学系
る実践的な設計演習を中心に、
国内外で活躍する建築家や建築企画者
の養成を目指します。都市計画は徹底した現場での演習を基礎に、
都
市デザインから市民参加のまちづくりまで実践的に研究しています。
者とともに「ものづくり」を実践していく感覚やコーディ
ネーション能力を育成します。
これらの教育はプロジェクト研究所、
研究センター
(理工
※
6年間一貫教育
機械材料設計
設計工学
生産システム
構造力学
マイクロ・ナノ
材料工学
医療・福祉機器
制御工学
モビリティ
研究テーマ
集団的課題解決演習
環境・エネルギー
次世代モビリティシステム
航空・宇宙機器
クリーンエンジン
共同設計支援
基礎・機械製図
熱機関
自動車用ハイブリッド 遠隔作業・遠隔教育
機械設計製図
インタラクションデザイン 数値シミュレーション
ニューロリハビリテーション
電気自動車
燃料電池
LCA・リサイクル設計
機械工学実験
環境教育プログラム
生体モデルシミュレーション 知的財産
パートナーロボット
高性能ヒートパイプ
エンターテイメントロボット
二酸化炭素分離回収
農林業支援ロボット
機械加工実習
環境マネジメント
輸送機器材料
機械・環境の知能化
電力・プラント材料
安全安心システム
シニアフレンドリー機器
医療診断支援システム ユニバーサルデザイン
コミュニカビリティ支援
高度化医療支援
バイオエンジニアリング
機械加工学
す。建築構造は建築物の形態/空間を実現し、その安全性・使用性を
確保するために、先進的・創造的技術につながる研究を行います。建
最適設計法
デザイン・創造法演習
総合機械領域
ロボティクス
宇宙構造設計
熱力学
たORT
(オン・リサーチ・トレーニング)
を核とします。
基礎教育課程
建築設備、建築環境、都市環境、防災工学の技術や理論を研究しま
流体力学
総研・環境総研)
、
サテライト研究所
(本庄早稲田・北九州・
岐阜)
における学科を超えた世界最高水準の研究を通し
1
建築工学分野の環境工学は環境エネルギー問題への対応をめざし、
えたプロジェクト的研究を展開します。
はなく「人づくり」にまで拡張することを目的として、
生活
専門教育研究課程
建築学の知識
設計製図演習
建築工学実習
2
ならびにそれらの開発と社会的評価について、
科学を超
教育面では「技術」を単に「ものづくり」にとどめおくので
社会での実務研修
実際的専門研究
3
材料力学
べき分野の諸問題を解決していくための機械の設計原理
4
復保存も手がけています。建築計画は建築家として活躍する教員によ
機械力学
宙開発、
コミュニティづくりといった現代社会が取り組む
創造理工学 部 / 総 合 機 械 工 学 科
めての認定を受けました。
修士課程
環境、
エネルギー、
医療福祉、
ロボット・ヒューマノイド、
宇
D3
D1
機械工学の基礎科目と実践的演習科目とが密接に連携したカリキュラム構成
メカトロニクス実習
機械設計・加工演習
ヒューマンインタフェース
工学的実践演習
コミュニケーション
ゼミナール
メカトロニクス工学
※UNESCO/UIA建築教育憲章に適合
築生産は新素材、新構法や施工技術の開発や生産管理などの実務に
大学院創造理工学研究科/総合機械工学専攻
大学院創造理工学研究科/建築学専攻
直結する課題について研究します。
Future
進路の方向性
■学部卒業者の進路
■修士課程修了者の進路
不動産業 0.7%
総合商社 1.1%
損害保険業 0.7%
教育(その他)0.7%
金属製品製造業 0.7%
学部・大学院
(修士)
の6年一貫カリキュラムのもと、
学部
広告業 0.7%
食品製造業 0.7%
学生の約7割が大学院へ進学しています。修士課程修了
制作業 1.4%
その他 4.1%
者の進路は、
建設、
設計、
不動産、
広告、
交通、
公務員、
証券
運輸業
1.4%
など多彩です。博士課程への進学者も増加しています。
公務員
1.4%
サービス業
2.0%
建設業 8.1%
Message
非営利団体 2.2%
ハウスメーカー
2.2%
情報機器産業
2.2%
広告業
3.3%
進学
77.7%
電気機械器具製造業 1.1%
卸売業 1.1%
鉄鋼業 1.1%
出版業 1.1%
普通銀行
1.1%
総合建設業
27.2%
交通
サービス業
4.3%
進学 4.3%
組織設計
事務所
25.0%
電気・ガス等 4.3%
その他
4.3%
不動産業
7.6%
公務員
6.5%
Future
進路の方向性
学部・大学院教育の一体化にともない、学部卒業生の多
くは大学院に進学し、
より専門性の高い研究職や製造業
における設計開発エンジニアになることも可能となりま
す。就職先は、
自動車、
重工、
プラント、
精密機器、
鉄鋼、
運
輸、
その他サービス業など多岐にわたっています。
“環境”
の視点からみた建築の可能性
對馬聖菜さん
精密機械
器具製造業
2.4%
大学院進学
(他大)
3.0%
大学院進学
(早大)
67.3%
輸送用機械器具
製造業 6.5%
学生からのメッセージ
創ること・彩ることが小さい頃から好きでした。また、
室内環境に敏感だった覚えがあります。
機械工学と言うと、
私はロボットや構造物の設計をするイメージを持っていました。しかしそれだけではなく、
建築と一言で言っても様々な領域があり、
早稲田では意匠/都市計画/歴史/環境/構造/生産の6分野が互いに
たくさんの機械を全体として最も効率良く運転する方法の探究や、
エネルギー損失の現状分析と低減の可能性
補完し合って、
研究や教育が行われています。私はその中でも近年特に注目されている
「環境に配慮した建築」
の追求など、
エネルギーマネジメントも機械工学の得意分野です。私は、
石油や天然ガスから・熱・電気
(動力)
に興味を持ち、
環境分野で卒業論文を書くことにしました。建築物の建設・運用・廃棄に伴うエネルギーは大き
を取り出すときに、
どの程度の割合で変換できうるのか、
無駄はどこまで削減できるのかについて学んできまし
く、
その削減は喫緊の課題です。私は研究室で、
快適性・知的生産性を維持しながらも省エネルギー性が高い
た。この勉強は、
ものづくりをしている工場だけでなく、
あらゆる場所で必要となります。
建築とはどのようなものかについて考え、
学んでいます。人間のことも考えなくてはならないので、
とても魅力
環境に優しい機械で人々の生活を豊かにしたいと考える私は、
エネルギーマネジメントの知識を活かして、
地
思っています。
熱発電とゴミ処理の技術に携わりたいと思っています。将来、
それらの技術を一歩でも進化させることが目標
総合機械工学科3年
田島早織さん
早稲田理工学術院 建築学科
検索
http://www.arch.waseda.ac.jp/
28
非鉄金属
繊維工業 1.4%
製造業 1.4%
専門商社 1.4%
放送業 1.4%
石炭・石油製品製造業 1.4%
証券業 1.4%
化学工業
2.9%
その他 8.6%
情報サービス業
輸送用機械
2.9%
器具製造業
専門サービス業
18.6%
2.9%
電気機械器具
鉄鋼業 2.9%
製造業11.4%
電気・ガス・
水道業 2.9%
精密機械器具
建設業 4.3%
製造業 11.4%
運輸業 5.7%
通信業 7.1%
一般機械器具製造業 5.7% 大学院進学(早大)5.7%
鉄鋼業 1.8%
一般機械器具製造業 1.2%
電気・ガス・水道業 1.2%
運輸業 1.2%
その他 8.3%
すべての人が快適に暮らせる技術を環境に優しい機械で叶えたい
的な分野です。今後ますます重要性が増す地球環境問題に、
建築環境という視点から少しでも貢献できればと
建築学科4年
■修士課程修了者の進路
情報
サービス業
1.8%
普通銀行
1.8%
電気機械
器具製造業
3.6%
Message
学生からのメッセージ
■学部卒業者の進路
です。
早稲田理工学術院 総合機械工学科
検索
http://www.mmech.waseda.ac.jp/
29
快適で信頼できる社会の経営をデザインする
環境と人々の活動が調和した社会基盤の充実に向けて
Program in Industrial and Management Systems Engineering
Undergraduate Program in Industrial and Management Systems Engineering / Graduate
Graduate Program in Business Design and Management
Undergraduate and Graduate Programs in Civil and Environmental Engineering
経営システム工学科/経営システム工学専攻
社会環境工学科/建設工学専攻
Outline
Outline
経営デザイン専攻
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
モノづくり
経営システム工学とは、
システム概念を用いて組織にお
社会環境工学は、地球的視点から自然環境の保全、人間
社会基盤部門
ける問題発見及び解決を行う、
すなわち経営システムの
環境の向上、人間社会の安全・安心等を工学的に取り扱
研究者
教育者
作業者
デザイン・開発・運用・保守及び改善・管理などを統合し
た経営目標達成のための工学、科学技術です。経営資源
消費者
経営者
管理者
的な生活を送るために必要な社会基盤を整備し、
人間が
自然との協調と共生の中で生活するための方策を実現
問題の発見、問題の体系化、
コンピュータや数理・情報技
術を駆使した問題分析や解決方法に関する最新の専門
しています。研究・教育は、経営の諸分野の体系とあり方
コンピュータ
情報・通信
経営システムは、
人間、
コンピューター・情報・通信、
機械設備・ものなどから構成される
生産・流通などの
総合システムです。
機械・設備・もの
することが社会環境工学の重要な役割です。社会環境工
学は、
Civil and Environmental Engineeringと英語で言
接に関係し合った工学です。前身である土木工学科60
を検討する分野別展開とそこで活用される工学的アプ
年の歴史的蓄積を踏まえ、
現代の社会の要請に応えるべ
ローチによる手法別展開の融合によって形成されてい
く、
自然と調和した社会の開発や文化的な生活を送るた
ます。また、学部・大学院の連携した専門教育という狙い
めに必要な社会基盤施設、具体的には橋やトンネル、河
から、学科卒業生の進路として「経営システム工学専攻」
川の堤防などの防災施設等の計画・設計・建設・維持管
と
「経営デザイン専攻」の二つの大学院があります。前者
理、水質改善などの環境保全、
また安全で安心できる都
は、広範な経営システムのモデリングに重点を置き、経
市や地域の計画・デザイン・マネジメントのために必要な
研究を行います。建設工学専攻においては、社会環境工
で深い思考力と分析力の習得を目指した専攻です。後者は、価値創造産業の事業創造・改革に焦点を当て、関係する研究分野の教員が連携
学と同様のコンセプトのもとで、
より一層専門性を深め
して行うPBL(Project Based Learning)、社会人学生までを対象とするなどの新しい教育形式で、事業経営の実践力の習得を目指した専攻
た研究を進めます。
まち
づく
り
計画
■ ・マネ
交
ジメ
通
■
計
都
ント
画
市
■
部門
景 ・地
観・ 域
計
デ
ザイ 画
ン
学
・防 災工 理学
環境 震防 ・水
学
学
■地 川工
学
盤工
■河 岸工 ・地
学
■海 質力
工学
■土 環境
水
■
大学院創造理工学研究科/建設工学専攻
大学院創造理工学研究科/経営システム工学専攻/経営デザイン専攻
営数理、情報・システム、人間、生産に関係する研究分野
CIVIL AND
ENVIRONMENTAL
ENGINEERING
い
りあ
お
との
然
門
自
災部
います。この語が示すように市民生活と自然環境とが密
創造理工学 部 / 社 会 環 境 工 学 科
創造理工学部/ 経 営 シ ス テ ム 工 学 科
である人・物・設備・金・情報の有効活用を基本課題とし、
知識の教授と同時に、
新しい知見・成果を得ることを目指
■構造力学
■構造設計
■コンクリート工学
■橋梁・トンネル・海洋構造物
う学問です。技術者倫理に基づいて、人間が安全で文化
です。
Future
進路の方向性
■学部卒業者の進路
■修士課程修了者の進路
専門
サービス業
3.82%
流通
サービス業
4.08%
学部卒業生の半数近くが大学院に進学します。経営シス
テム工学の応用範囲は極めて広く、
多種多様な職種にお
いて卒業生が活躍しています。就職先も製造業、
金融・保
進学 2.04%
その他就職 6.12%
金融保険業
6.87%
取得して仕事に就く者もいます。大学の研究・教育者を目
情報
サービス業
12.21%
指す者もいます。
製造業 13.74%
Message
その他サービス業 3.05%
その他サービス業
4.08%
その他就職 5.34%
険業、
コンサルティング、サービス業など、多岐に渡りま
す。公認会計士や弁理士、中小企業診断士などの資格を
流通サービス業 3.05%
大学院進学
51.91%
金融保険業
14.29%
専門
サービス業
8.16%
Future
例年学部卒業生の4〜6割が大学院に進学します。就職
先については社会環境工学・建設工学の幅の広さを反映
なるのは、
公務員、
鉄道・道路、
エネルギーや通信、
建設関
鉄道・道路・運輸
4.5%
らにITや金融などのソフト分野から社会を支える仕事に
つく人もいます。
Message
学生からのメッセージ
コンサルタンツ
2.2%
メーカー
6.3%
不動産 6.3%
エネルギー
18.8%
公務員
14.6%
ゼネコン
6.7%
通信 6.3%
進学
6.3%
メーカー
4.5%
係といった、
まちづくりや社会基盤をつくる仕事です。さ
情報
サービス業
20.41%
エネルギー 2.2%
通信 3.4%
して、近年ますます多様化しています。とはいえ、中心と
製造業
40.82%
■修士課程修了者の進路
金融他 3.4%
不動産 3.4%
進路の方向性
進学
55.1%
金融
6.3%
公務員
18.8%
ゼネコン
12.5%
鉄道・道路・運輸
18.8%
学生からのメッセージ
経営に関する
“知識”
に加えて
“スキル”
が身に付く
「幸せなくらし」
のための工学
この学科の特徴はただの知識だけでなく、
経営全般の最適化に必要なスキルも学べることだと思います。私は
「すべては人々の幸せなくらしのために。
」
学科コンセプトに掲げられたこの一文に感化され、
私は社会環境工
そこに魅力を感じ本学科への進学を決めました。講義では
「人間工学やロジスティクス、
ファイナンスなどの経
学科への進学を選びました。私たちの生活を支える社会基盤をつくることに興味のあった私は、
この学科のカ
営に不可欠な領域に対し、
実際に統計学やシステム理論などの工学的アプローチで最適化を行う」
といった実
リキュラムはとても魅力的だと感じています。具体的には、
これまでに構造、
防災、
地盤、
水環境、
空間設計、
都市
験や演習が数多くあるので身になる学習が行えると思います。私は多くの領域の中から特に人間工学に興味
計画など、
社会環境についての基礎を幅広く学んできました。当たり前のように享受している
「幸せなくらし」
を持ちました。今後は様々な手法を駆使して、
商品に内在するニーズの抽出に関する研究に取り組んでいこう
の実現の裏には、
数多くの課題があり、
またそれを乗り越えるための技術の進歩があるのだと肌で感じました。
と考えています。また前述した通り扱う範囲が広いため学習に関して忙しいと感じる部分もありますが、
学科
今後は、
地域活性のための空間デザインをテーマとした研究をしたいと考えています。これまでに得た幅広い
全体で仲がよくお互いに助け合いながら学習しているので楽しく取り組むことができます。
知識をもとに、
多角的な視点から
「人々の幸せなくらし」
のために何が可能かを考えていきたいです。
経営システム工学科3年
社会環境工学科3年
中東大介さん
村田直哉さん
早稲田理工学術院 経営システム工学科
検索
http://www.mgmt.waseda.ac.jp/
30
■学部卒業者の進路
早稲田理工学術院 社会環境工学科
検索
http://www.civil.sci.waseda.ac.jp/
31
資源循環型社会の構築と地球環境保全をめざして
理工的素養と国際的視野を基盤に、
社会に活かせる文理融合をめざして
Undergraduate Program in Resources and Environmental Engineering / Graduate Program in Earth Sciences, Resources and Environmental Engineering
Division of Socio-Cultural Studies
環境資源工学科/地球・環境資源理工学専攻
社会文化領域
Outline
Liberal Arts
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
リベラル・アーツ
環境保全工学
本学科は、
環境保全工学、
資源循環工学、
素材プロセス工
教養科目を通して、
理工系出身者が備えるべき幅
資源枯渇・
汚染・砂漠化
広い教養や知識を提供するとともに、
それぞれの
岩石・土壌
地殻情報工学
資源形成過程解析など多岐にわたっています。こうした
地質学
幅広い知識や経験を総合することにより、現実の環境調
本領域では、理工系の学生に向けた多様な語学・
資源科学
教員が科学技術や産業・社会・人間とのかかわり
環境・
エネルギー
問題
人間・社会
関係をめぐる
諸問題
雇用・
労働問題
著作権・
知的財産権
問題
文化摩擦
科学技術の
社会への
影響拡大
知識基盤
社会の到来
創造理工 学 部 / 社 会 文 化 領 域
鉱物・
エネルギー資源
棄物適正処分、低環境負荷型エネルギー開発、地殻環境
基礎的科目
(人文社会系科目及び外国語科目)
1年
ます。
国際的な連携
善、環境調和型リサイクリング、環境調和型素材開発、廃
生物絶滅・
森林破壊
人間
システム
地域
おくるために必要な大気・水・森林環境保全、
作業環境改
人間性や高い見識、
的確な判断力が求められてい
熱
文化・芸術
汚染・
海面上昇・
異常気象
生物
倫理
水
2年
心理
太陽
資源循環
システム
社会
り、理工系出身者には、それだけいっそう豊かな
を持続可能とし、かつ自然環境と調和した豊かな生活を
保全、
自然災害とその予測・防災、
地球・太陽系物質循環、
3年
歴史
創造理工学 部 / 環 境 資 源 工 学 科
象は、
各種資源の採取、
分離・精製、
再生利用、
適正処分な
どの資源利用・循環に関わる技術に始まり、
そのシステム
専門知識や技術は、
生活や社会の仕組み、
世界の
あり方に影響を及ぼし得る大きな力を持ってお
資源問題
政策
環境問題
社会・文化に関連する領域の体系
経済
資源・環境・エネルギー問題を教育・研究します。その対
4年
環境
温暖化・汚染・
オゾン層破壊
地球
システム
緊の課題となっています。その一方で、理工系の
情報通信
宇宙
加わり、地球の成り立ちを含めたグローバルな視点から
ノベーションを支える人材をどう育成するかが喫
知的財産
大気
分野で構成されています。大学院では岩石学と地質学が
産業や科学技術の高度化・国際化が進む今日、
イ
素材プロセス工学
文学・思想
開発環境工学
産業界等との連携
学、
開発環境工学、
地殻情報工学、
資源科学の6つの専門
資源循環工学
将来の科学者・技術者に求められる素養
宗教対立
に関する研究を行っています。
岩石学
和・資源循環に関する新たな問題を発見し、それらを解
決する能力を養います。
大学院創造理工学研究科/地球・環境資源理工学専攻
Course
コース
専門学科通常コース卒業
社会文化領域では、
社会文化領域コースを設置し、
各専門学科から
毎年3年次に若干名の学生を受入れ、少人数の演習および卒業論
Future
■学部卒業者の進路
化学・食品・製薬
2%
進路の方向性
本学科/専攻卒業生は、金属、セラミックス、石油、鉱業、
官公庁・教育
3%
機械、
電気、
化学、
食品などの各種製造業や、
情報通信、
建
商社 3%
設、商社、官公庁、各種行政法人、運輸など様々な分野で
情報・通信
3%
活躍しています。学部卒業生の約7割が大学院に進学し
運輸・交通 2%
金融・証券 2%
サービス・販売 2%
その他 5%
Message
進学 2%
金融・証券
2%
運輸・交通
2%
石油・エネルギー
15%
その他
13%
鉱業・
金属工業
10%
商社 5%
石油・エネルギー
12%
化学・食品・製薬
7%
演 習
門知識に加えて、
人文・社会科学的な知識や考え方を学んでもらう
3年
ことで、
科学技術や産業・社会の間に横たわる課題の解決に資する
2年
基礎科目
幅広い視野と柔軟な思考をもった人材の育成をめざしています。
1年
綜合科目
卒業論文
基礎演習
特論科目
理科系の大学院に進学しています。就職先はメーカー、
銀行、
商社
入 学
など多岐にわたっています。なお、
本領域には大学院がありません
ので、
大学院に進学する場合は他学科や他大学となります。
情報・通信 8%
機械 8%
Literacy
学生からのメッセージ
創造理工リテラシー
創造理工 リテラシー
創造理工リテラシーは創造理工学部1年生の必修科目です。全員が一
土のスペシャリストになり、
環境修復に取り組みたい
授業の構成
堂に会する講義と5学科混合の少人数演習から成り立っています。
環境資源工学科の魅力は、
私たちを取り巻く自然環境に関することであれば本当に幅広く学べるところです。
よりよい環境を構築しようという意思があるなら、
学びたいことが自然と見つかる学科だと思います。
私は入学前から地球の水資源問題に興味を持っていましたが、
今日まで3年間学んで、
水の浄化ひとつとって
も様々なアプローチがあることを知りました。私は今後、
土を用いた汚染水浄化について研究していきたいと
思っています。重金属や有機物を効率よく吸着する土を探し出して分類できれば、
環境負荷が少ない汚染水浄
化技術が確立できるはずです。水環境問題がグローバル化していくこの時代に、
土たちと戯れながら、
最も大
切な資源である水を考え、
私たちの生きている環境をよくすることに貢献していきたいと思っています。
環境資源工学科3年
橋本典子さん
早稲田理工学術院 環境資源工学科
検索
http://www.env.waseda.ac.jp/
32
4年
領域コースではおおよそ卒業生の3分の2が就職し、
残りが文科系・
環境・
リサイクル
12%
電気機器
5%
への就職が多く、
最近では環境・リサイクル関連企業への
就職が増えています。
サービス・販売 2%
官公庁・
教育 3%
進学
67%
ており、修士課程修了者では石油・エネルギー関連企業
文の指導を行っています。領域コースでは、
各学科で身につけた専
■修士課程修了者の進路
領域コース卒業
私たちの周りは人類の行く末を左右しかねない問題が取り巻いており、
オリエンテーション
学部長挨拶 各班の顔合わせ
パネルディスカッション
それは厳密な科学的方法だけでは解決できません。現象は不確定要
素を含み、解決のための唯一の正解はなく、人間の利害関係の中で現
演習
講義
実的な選択が必要になります。他者への地道な説得作業も欠かせませ
演習
講義
知識と技法
ん。創造理工学部における学問領域の実践には、
人文社会諸学の知識
や思考方式に加え、
言語による高いコミュニケーション能力が求められ
知的財産
口頭発表
ます。この科目では、
正解の見えにくい問題を扱う手法や言語による主
リスクコミュニケーション
コミュニケーション
張・議論の技法を習得するとともに、
「人間、
生活、
環境」
をキーワードに
技術理論
プレゼンテーション
掲げる創造理工学部の特質を理解することも目指しています。
多層文化論 Ⅰ・Ⅱ
文章作法 Ⅰ・Ⅱ
早稲田理工学術院 社会文化領域
検索
http://www.div.sci.waseda.ac.jp/
33
School of Advanced Science and Engineering / Graduate School of Advanced Science and Engineering
先進理工学部・研究科
「物質」
「生命」
「システム」
をキーワードに最先端の研究を展開。
多様な領域で新しい価値の創造に貢献できる人材を育てます。
自然科学を基礎として、
最先端の理学・工学・
医学の融合領域まで、
世界最高水準の研究・
教育および社会への実践的な貢献を実行する
先進的な学部・大学院です。
エネルギー・
環境
医工学
システム
インテグレーション・
ロボティクス
先進理工学部では自然科学を基礎として
「物質」
「生命」
「システム」をキーワードに先進的な研
先進理工学部の
特色
遺伝子機能
と情報
究・教育を展開。ナノテクノロジー、新エネルギー、環境、バイオテクノロジー、創薬など、時代の
最先端を行く新領域のテーマに取り組みます。具体的には、
1年次から学科ごとに専門分野を学
習。それぞれの分野のスペシャリストに成長するための基礎知識をしっかりと身につけます。一
低学年時には各学科の基礎となる学問体系を
方、
学部共通のカリキュラムでは物理や化学、
生命科学、
数学、
情報といった科目を学び、
専門知
着実に修得すると共に、
高学年・大学院では
学科・専攻の壁を越えた
識の修得を支える基礎学力を徹底して養います。また、
国際的なフィールドで活躍するために不
細胞機能:
計測と制御
計算物理化学
可欠な語学力や倫理、
知的財産、
技術政策といった教養の修得にも力を注ぎます。さらに本学部
では大学院への進学を推奨しており、
よりレベルの高い研究を通じて、
さまざまな領域において
最新の学術分野における知識を修得し、
High QOL
エンジニアリング
ナノマテリアル
創薬科学
各自の可能性にチャレンジしながら、
新しい価値を創造できる研究者・技術者の育成をめざしています。なお、
学部入試は、
学科毎に
募集しますが、
理科パターン
(物理・化学・生物から2科目選択)
が同じであれば、
第2志望学科を
選択することができます。
専門
基礎科目
幅広い分野でリーダーとして世界的に
活躍できる研究者・技術者を養成します。
生命医科学科
カリキュラム
化学・生命化学科
カリキュラム
「創薬科学」
「
、ナノマテリアル」
、
「システムインテグレーション・ロボティクス」
、
「エネルギー・環境」
「
、医工学」
、
応用物理学科
カリキュラム
「High QOL エンジニアリング」
、
国内外の研究をリードする教員が揃う研究・教育環境。
世界の研究拠点として新しい科学技術の創成をめざします。
電気・情報生命工学科
カリキュラム
物理学科
カリキュラム
応用化学科
カリキュラム
共通基礎科目
「遺伝子機能と情報」
「
、細胞機能:計測と制御」
などの
研究領域への人材輩出をめざします。
先進理工学研究科では、
社会的貢献と新たな学問領域の開拓を目的に、
物理学及応用物理学、
化
大学院
先進理工学
研究科の
特色
学・生命化学、
応用化学、
生命医科学、
電気・情報生命、
生命理工学、
ナノ理工学の7つの専攻を設
置。学部と密接に連携しながら、
より高度な教育・研究を展開し、
最先端領域で活躍できる人材の
育成をめざしています。本研究科の所属教員は、
これまでに高水準の学術的研究成果を社会に
対して数多く発信してきました。また、
文部科学省の21世紀COEプログラムやグローバルCOE
プログラム、
さらに文部科学省科学技術振興調整費戦略的研究拠点プログラムといった大規
模な研究プロジェクトを遂行するなど、
さまざまな分野において国内外の研究をリードしてきた
実績があります。こうした研究・教育環境を基盤に、
最高水準の研究拠点として、
最先端テクノロ
ジーやエンジニアリングの開発、
新物質の創製などに関する高度な研究を推進しています。さら
に欧米やアジアの大学との相互連携を積極的に進め、
国際的な大学院としての地位の確立をめ
ざしています。また、
他大学と連携し、
2010年4月より3つの共同専攻が全国に先がけて開設さ
先進理工学部・大学院先進理工学研究科を構成する学科と専攻
れ、
研究分野が一層広がりました。
物理学科(→p36)
応用物理学科(→p37)
化学・生命化学科(→p38)
応用化学科(→p39)
物理学及応用物理学専攻
物理学及応用物理学専攻
化学・生命化学専攻
応用化学専攻
さまざまな自然現象を理解するた
めに不可欠な物理法則に関する研
究・教育を展開。素粒子・原子核物理
学・宇宙物理学・物性物理学・生物物
理学といった科学技術の基礎とな
る分野を追究します。
物性物理学や複雑系の物理学・統計
力学・応用数学、
さらに計測・情報工
学や光工学など、
理学から工学にわ
たる幅広い領域をカバー。物理学を
駆使し、
科学技術を創造する力を養
います。
物質の機能・構造を物質の根元であ
る分子のレベルから解析し、
理解し
ます。新規機能性物質の開発など、
実験・理論両面から追求します。生
命現象もその根元である分子の立
場から学びます。
セラミックス、
プラスチックス、
食品、
医薬といった専門分野だけでなく、
バイオ、
生命、
地球環境といった幅
広い知識を学習。化学工学も学び、
分子・物質を自在に操るスペシャリ
ストをめざします。
物理学科と応用物理学科の学部学生は、大学院では共に物理学及応用物理学専攻に進学可能です。
生命医科学科(→p40)
電気・情報生命工学科(→p41)
生命医科学専攻
電気・情報生命専攻
■先進理工学部・研究科の教育課程
学際型を含む先進的な大学院専攻
大学院
最先端の研究領域
創薬科学
大学院
先進理工学研究科
ナノ
マテリアル
学 部
医学と理工学に立脚した実学的教
育・研究を通して、
病気の解明や新し
い医薬品・医療デバイス・治療方法
の開発を行うことができる研究者
を養成し、
医工学分野での新たな学
問領域を創出します。
34
電気・電子・情報・生命系のみならず、
これらを融合する教育と先鋭的研
究を展開。環境エネルギー、
ナノテ
ク、
バイオ、
システム・情報、
医療工学
など21世紀最も必要とされている
分野の専門知識や技術を養います。
物理学及応用物理学専攻
生命理工学専攻
化学・生命化学専攻
ナノ理工学専攻 応用化学専攻
共同先端生命医科学専攻
生命医科学専攻
共同先進健康科学専攻
電気・情報生命専攻
共同原子力専攻
物理学及応用物理学専攻、化学・生命化学専攻、応用化学専攻、生命医科学専攻、
電気・情報生命専攻、生命理工学専攻、ナノ理工学専攻、
共同先端生命医科学専攻、共同先進健康科学専攻、共同原子力専攻
計算物理化学
システム
インテグレーション・
ロボティクス
医工学
エネルギー・
環境
遺伝子機能
と情報
細胞機能:
計測と制御
High QOL
エンジニアリング
特色ある学科専門教育プログラム、
カリキュラム
物理学科、応用物理学科、化学・生命化学科
応用化学科、生命医科学科、電気・情報生命工学科
充実した基礎科目・実験
徹底した語学教育
教養教育の重視
(物理、化学、生命科学、数学、情報)
(スキルとしての技術英語)
(倫理、知財、技術政策など)
<3理工学部共通の基盤>
詳しくは学部サイトへ⇒
http://www.ase.sci.waseda.ac.jp/
35
素粒子・宇宙から生物までの自然現象を解明する
次世代技術の芽と新しい物理をつくる
Undergraduate Program in Physics / Graduate Program in Pure and Applied Physics
Undergraduate Program in Applied Physics / Graduate Program in Pure and Applied Physics
物理学科/物理学及応用物理学専攻
応用物理学科/物理学及応用物理学専攻
Outline
Outline
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
物理学は自然現象を理論と実験の両面から研究し、
現象の本質を見通
物理で探る
生物、
物質、
素粒子、
宇宙
すとともに普遍的な法則を探ろうとする学問です。本学科は、
ミクロか
宇宙・素粒子
物理法則に関する研究・教育を行っています。応用物理学科とは教育・
研究の両面にわたって密接な協力関係にあり、
理学から工学までの広
範な教育・研究の機会を提供しています。大学院では、
物理学と応用物
理学は一つの専攻にまとめられ、
現代物理学の重要な課題とその工学
分野としては、
素粒子・宇宙物理学、
物性物理学、
生物物理学の3分野を
柱として、
現代物理学の重要な課題に取り組んでいます。素粒子物理
学では、
ミクロな量子世界を理論的に研究します。宇宙物理学では、
宇
特色のある学科です。物理学は自然の基本原理を追究する
学問です。応用物理学科は、最新の物理学を駆使して時代
を切り拓く画期的な科学技術を創造する人材の育成を目的
としています。既存技術を維持するだけでは、
急変し多様化
する現代社会の諸問題を解決することはできません。常識
物質
生物
超伝導の物理
目に見える量子の世界
新物質が生み出す新しい物理
相転移とパターン形成の物理
光の科学と技術
生命の物理
たんぱく質分子の構造と働き
細胞運動の仕組み
分子モーター
生体エネルギー
先進理工学部/物理学科
遠鏡による観測もしています。物性物理学では、
超伝導、
ボース・アイン
は、
生命を支配している基本的物理法則を理論的に研究するほか細胞
が生きている仕組みを、
個々の生体分子の働きを調べることにより明
自然の
究極的姿を
探る
せてはじめて独創的な技術が生まれます。また、
新しい技術
は基礎研究の発展を促す原動力になります。これは、
理学の
成果を工学へ応用し、逆に実問題を通して根本原理を振り
返るという理工学の精神そのものであり、
その意味で、
本学
ム、
研究内容、
研究設備などは改革が繰り返されてきました
が、
底流を流れる精神だけはいつまでも変わりません。大学
らかにします。この他、
応用物理学科に掲載されている研究を行うこと
院では、
物理学科と共通の物理学及応用物理学専攻に進学
も可能ですし、
学際的な研究も行っています。
でき、
さらに幅広い研究分野を選択することができます。
■学部卒業者の進路
進路の方向性
化学工業
2%
本学科の卒業生の約8割が大学院へ進学します。修士課
電気機械
器具製造業
2%
程修了生の約1割が博士課程に進学します。昨年は13
名の博士が誕生しました。卒業生の進路は電気、
機械、
通
リンパスなどとなっています。
Message
公務員・教育・
団体職員
4%
修士課程へ進学
75%
た企業は年によって異なりますが、
昨年度はNTTデータ、
電気・ガス・水道 2%
放送業 2%
博士課程へ進学 10%
運輸業 2%
その他 7%
国家公務員・
教職
5%
信・情報など多岐にわたっています。就職した人の多かっ
東芝、
日立製作所、
日本電気
(NEC)
、
キヤノン、
富士通、
オ
■修士課程修了者の進路
生命保険業 2%
その他
12%
精密機械
電気機械 器具製造業
8%
器具製造業
24%
鉄鋼・化学
工業 4%
運輸用機械器具
製造業 4%
銀行・証券・保険業 5%
他大学の修士
課程へ進学 5%
通信・情報
サービス業
18%
進路の方向性
専門商社 1%
程を修了すると約1〜2割が、さらに博士課程に進学し
ます。多くの卒業生が、
企業や国公立の研究機関、
大学な
どで研究活動を行っています。2010年度は14人の博士
ンにも対応が可能です。
世界に潜む普遍性と量子系の不思議な現象にふれて
加藤愛理さん
留学 1%
自営業
1%
その他
6%
修士課程へ進学
72%
他大学の修士
課程へ進学 8%
公務員・教育・
団体職員
4%
その他
12%
鉄鋼・化学
工業 4%
精密機械
電気機械 器具製造業
8%
器具製造業
24%
通信・情報
サービス業
18%
運輸用機械器具
製造業 4%
銀行・証券・保険業 5%
商社 8%
主な就職先
東芝・NTT・富士通・本田技研工業・ローム・NTTデータ・三菱電機・日立・ソニー・島津製作所・野村総合研究所・三菱UFJ証券・
三井物産・JAXA・国家公務員Ⅰ種
学生からのメッセージ
物理を学んでいて今まで気づかなかった物事のつながりに気づいたり、
直感に反するような現象に出会ったり
早稲田の応用物理学科の大きな特徴は、
扱っている分野がとても広いことだと思います。
「応用物理」
は物理学
できることは、
とてもexcitingなことです。
を使って我々の生活を豊かにする新しい技術を生み出す工学寄りの分野ですが、
ここでは素粒子原子核・宇宙・
私の好きな分野の1つの統計物理学では、
系の詳細によらない普遍性がみえることが魅力的です。例えば気体
物性のような基礎物理、
さらには数学・生命・経済といった分野も学ぶことができます。かくいう私も応用物理学
中の分子も固体中の電子も束一的に扱えたらすごいと思いませんか。また非平衡は生物など至る所にあるの
科ですが、
素粒子実験の研究室
(最近ヒッグス粒子や超光速ニュートリノで話題のCERNでの実験にも参加して
に、
まだ一般的な枠組みができていないってchallengingだと思いませんか。私はもう1つの好きな分野の量子
います)
に配属され、
応用とはほど遠い素粒子の研究を行うことになりました。もちろん材料・計測制御・情報通
多体系や量子情報の研究室に進む予定です。量子力学の世界は面白い現象が盛りだくさんで、
“More is differ
信といった工学系の授業や研究室も充実しています。物理を使って社会に貢献したい人にも、
まだ自分が何を
ていて、
とても夢のある分野です。
専門にしたいかわからない人にも、
私のようになんでもかんでもやりたい欲張りな人にもピッタリな学科です。
応用物理学科3年
鷲見貴生さん
早稲田理工学術院 物理学科
検索
http://www.phys.waseda.ac.jp/WP/
36
情報サービス業
4%
電気・ガス・水道 2%
放送業 2%
博士課程へ進学 10%
非営利団体 1%
普通銀行 1%
食品製造業 1%
■修士課程修了者の進路
運輸業 1%
なんでもできる早稲田の応用物理学科
ent”
という言葉のように多粒子集まって初めて見える性質が面白く、
量子コンピュータの基礎になる研究もし
物理学科3年
生命保険業 1%
学部卒業生の約8割が毎年大学院へ進学します。修士課
Message
学生からのメッセージ
電磁気学
量子力学
統計力学
固体物理学
生物物理学
連続体の物理
非線形問題
■学部卒業者の進路
礎を武器に企業で活躍するもよし。いかなる将来ビジョ
主な就職先
東芝・NTT・富士通・本田技研工業・ローム・NTTデータ・三菱電機・日立・ソニー・島津製作所・野村総合研究所・三菱UFJ証券・
三井物産・JAXA・国家公務員Ⅰ種
理学系レクチャ
場の数理
波の物理
解析力学
熱力学
常微分方程式
フーリエ解析
複素関数論
Future
が誕生しました。究極の研究者を志すもよし、
物理学の基
商社 8%
基礎科目
大学院先進理工学研究科/物理学及応用物理学専攻
大学院先進理工学研究科/物理学及応用物理学専攻
Future
応用物理学ゼミナール
理工学基礎実験
物理学演習
数学演習
応用物理学実験
応用物理学演習
次世代技術
新しい物理
創設以来60年間、
常に時代の先端を行くためにカリキュラ
知的
好奇心の
追究
実験 演習
回路理論
プログラミング
工学
電子工学
計測原論
情報理論
応用確率過程
にとらわれない自由な着想を行い、
それを論理的に発展さ
科はもっとも理工学部らしい学科と言えるでしょう。学科
シュタイン凝縮、
磁性、
強誘電性などを研究しています。生物物理学で
工学系レクチャ
先進理工学部/応用物理学科
宙の始まりと進化、
天体の形成などを理論的に研究するほか、
電波望
応用物理学科は、
物理学を基礎として理学から工学にわた
る幅広い分野をカバーする、他大学にはほとんど例のない
宇宙と天体の物理
重力の理論
素粒子の物理
場の理論と量子力学
量子コンピューター
らマクロに至るあらゆる階層の自然現象を理解するために不可欠な
的応用の研究および現代の先端技術の基礎的研究を行います。研究
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
最新の
科学の成果を
社会に伝える
人材を育てる
早稲田理工学術院 応用物理学科
検索
http://www.phys.waseda.ac.jp/WP/
37
原子・分子レベルで見た先端的機能性物質の創造
役立つ化学・役立てる化学
Undergraduate and Graduate Programs in Chemistry and Biochemistry
Undergraduate and Graduate Programs in Applied Chemistry
化学・生命化学科/化学・生命化学専攻
応用化学科/応用化学専攻
Outline
Outline
■原子・分子から挑戦する化学
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
化学とはさまざまなモノが何からできているのか、
どんな
解析等を分子レベルで追及する学問であり、
これまで医
性質を持っているのか、あるいはあるモノから別のモノ
薬品、合成繊維、
プラスチック、等々を生み出して人類の
化学合成法
福祉に大いに貢献してきました。しかしまた、
それらの化
生物分子化学
学物質のいくつかのものは環境破壊の原因ともなってい
構造有機化学
ますが、
これらの環境を破壊する物質を除き、
きれいな自
有機化学
生命化学
へどのように変化するのかを調べる学問です。応用化学
先端システム
医学生物工学
とは、
この化学を基礎にして、
いかに役に立つモノを自在
分子生物学
につくりだせるか、
どのような手法を使えばうまくモノが
無機化学
錯体化学
子から構成される物質世界を解明する新たな方法論の
確立とそれに基づく新しい技術の開発が化学に課せられ
電子状態理論
機器分析化学
野に関する基礎知識や実験技術の習得と、
その関連知識
環境科学
構造化学
2007年度から新たに生命化学部門を増設し、有機化学
情報科学
部門(教員3名)
、
無機分析化学部門
(教員2名)
、
物理化学
応用化学実験Ⅱ
物理化学B
化学工学B
有機化学B
を柔軟に身につけることができる応用力を養います。ま
分光化学
光物理化学
計算化学
育てることを目指しています。化学・生命化学科専攻は、
分析化学
化学」を強く意識しています。学部の4年間では、専門分
た修士課程では、化学を用いたあらゆる領域において、
問題を発見し解決する能力を身につけ、研究者として自
物理化学A
無機化学B
化学数学B
化学工学A
立できる力をつけることに重点を置きます。さらに博士
化学数学A
無機化学A
課程では、
研究グループを率いることができる、
指導者と
応用化学入門
高校大学
接続科目
しての能力を醸成していきます。
有機化学A
基礎科目
応用化学
基礎演習D
応用化学総論
有機化学実験
生物化学
応用化学実験Ⅰ
応用化学
基礎演習C
無機・分析化学実験Ⅱ
応用化学
基礎演習B
無機・分析化学実験Ⅰ
分析化学B
化学工学基礎実験
有機化学基礎実験
分析化学A
実験科目
専門科目
先進理工学部/応用化学科
ナノテクノロジー
物理化学
化学工学実験Ⅰ
物理化学実験
1年
先進理工学部/化学・生命化学科
た最重要課題です。化学・生命化学科/専攻は、
このよう
理論化学
工業化学実験Ⅰ
講義
2年
す。従来の知識や技術を踏襲するだけではなく、
原子・分
化学工学実験Ⅱ
演習
応用化学科では、知識としての化学のみならず「使える
無機反応化学
工業化学実験Ⅱ
実験
つくれるかを追求する学問だといえます。そこで私たち
ケミカルバイオロジー
機能有機化学
然を後世に残すためにも化学は重要な役割を担っていま
卒業論文
3年
反応有機化学
4年
バイオテクノロジー
創薬科学
「化学」は物質の合成、物質の機能の実現、物質の機能の
な状況に積極的にチャレンジする創造性豊かな人材を
■応用化学科 専門必修科目
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
応用化学
基礎演習A
演習科目
部門(教員3名)、生命化学部門(教員4名)の4部門から
構成されています。
進路の方向性
学部生の大部分は大学院に進学します。その他の学部生
および修士課程の学生の就職先は、医薬・製薬、化学・食
■学部卒業者の進路
■修士課程修了者の進路
保険・証券 4.2%
情報・通信 2.9%
情報・通信
6.3%
留学 4.2%
その他 4.2%
化学・食品・
電気 8.3%
教育・
研究機関
5.9%
修士課程へ
進学 62.5%
石油、
ソニー、
田辺三菱製薬、
大日本印刷、
富士フイルム
他大学の
修士課程へ進学
10.4%
Message
公務員 2.9%
その他 14.7%
進路の方向性
保険・証券
5.9%
士課程を修了した学生の1〜2割近くが博士後期課程に
化学・食品
36.3%
博士課程へ
進学 8.8%
医薬・薬品 8.8%
究者として先端化学の研究開発に当たるか、技術者とし
電気・機械
14.7%
て広く生産に携わる分野で活躍しています。
Message
学生からのメッセージ
運輸・情報通信業 0.7%
公務員・教員・国立施設 0.7%
機械・電気・
電子機器
0.9%
その他
14.5%
公務員・教員・国立施設
2%
金融・保険業
2.4%
その他 9.3%
博士課程へ
進学 8.1%
化学・石油・
印刷 36.2%
金融・
保険業
2.1%
修士課程へ進学
76.3%
公共事業・
サービス
10.2%
医薬品・食品・
化粧品 14.2%
機械・電気・
電子機器 15.4%
学生からのメッセージ
身の回りから最先端まで
私はもともと化学が好きで、
また、
生命化学という分野に興味があったため、
化学・生命化学科へ入学すること
化学とは、
あるモノの性質や構造、
反応を調べる学問です。私たちが応用化学科で学んでいることは、
そういっ
を決めました。大学2、
3年になって生命化学の講義を受け、
生体内で起こるさまざまな現象を化学的な視点か
た物質の変化や特徴に関する
「化学」
の知識を、
実際に社会の役に立たせること、
つまり
「応用」
させる力を習得
らとらえることの面白さを実感しました。生体内における反応機構やタンパク質には未知なものが多く、
それ
しています。私たちの先輩は、
化学系の分野だけにとどまらず、
医薬品、
電気電子、
食品などあらゆる分野で活
が、
現在私が最も興味を抱いていることです。
躍しています。これは、
応用化学が最先端の科学の中心であり、
多くの問題解決の鍵になっているからです。ま
この学科に入ってよかったと思う点は、
生命化学だけでなく、
有機化学、
無機化学、
物理化学もしっかり学ぶこと
た、
昨今注目されている身の回りの環境問題やエネルギー問題に対しても、
応用化学の力が必要とされていま
ができる点です。これら全てを学ぶことで得た知識は、
直接的にも間接的にも、
他の分野の理解を深めてくれま
す。将来は、
この応用化学科で学ぶことを生かして、
今までになかった新しい形で社会に役に立つ技術を開発し
しつつ、
研究を進めて行けたらと考えています。
たいと思っています。
応用化学科2年
藪田宗克さん
早稲田理工学術院 化学・生命化学科
検索
http://www.chem.waseda.ac.jp/ja/
38
運輸・情報通信業 2%
医薬品・食品・化粧品 0.7%
公共事業・サービス
3.4%
す。生命化学も、
他の分野の視点からみることで実際さらに面白く感じます。研究室では、
これらの知識も活か
野田優子さん
■修士課程修了者の進路
化学・石油・
印刷
0.7%
進学し、博士(工学)を取得します。卒業生の大部分は研
広く学んだ化学の知識を研究に活かしたい
化学・生命化学科3年
■学部卒業者の進路
応用化学科・応用化学専攻では学部・大学院一貫教育を
基本としており、
例年7割以上が大学院に進学します。修
品、
電気・機械等多岐にわたっています。最近の主な就職
先:旭硝子、
味の素、
キヤノン、
資生堂、
新日本製鉄、
新日本
Future
大学院先進理工学研究科/応用化学専攻
大学院先進理工学研究科/化学・生命化学専攻
Future
早稲田理工学術院 応用化学科
検索
http://www.waseda-applchem.jp/
39
生命現象や病気の解明および医薬品・治療方法の開発を行う研究者の養成
21世紀を担う最先端テクノロジーを極める
Undergraduate and Graduate Programs in Life Science and Medical Bioscience
Undergraduate and Graduate Programs in Electrical Engineering and Bioscience
生命医科学科/生命医科学専攻
電気・情報生命工学科/電気・情報生命専攻
Outline
Outline
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
学部学科・大学院専攻/専門分野の概要
本学科・専攻は、
生命現象や病気の解明および医薬品・医
今、時代を支えているキーサイエンス、キーテクノロジーに
生命機能
材料科学
療デバイス・治療方法の開発を行う研究者を養成します。
学部の講義科目では、物理・化学・生命科学の基礎を十
分に学んだ上で、
分子細胞生物学や医学の基礎を学びま
す。実験科目では、
化学物質や分析装置の取扱いや遺伝
子・タンパク質の取扱い、
細胞培養、
動物実験の基本操作
環境生命科学
理工系科目
数学 化学 物理学
物理化学 応用数学
有機化学 分析化学
統計学 バイオマテリアル
理工学基礎実験
生体分子
集合科学
は、
生命科学、
環境エネルギー、
ナノテクノロジー、
情報通信、
といった分野があります。これらの分野はいくつもの科学技
術が密接に絡みあい、
相互に高めあって発展しています。
こうした傾向は今後、
ますます加速するでしょう。本学科・専
生命分子工学
攻は上記各領域を深く極めるテーマだけでなく
「生命体は電
を学び、
さらにバイオイメージング、
バイオマテリアルな
ど最新のバイオテクノロジーを身につけます。大学院で
の研究分野は、臨床データにもとづく癌遺伝子の同定と
生物物性
科学
機構の解明、
低酸素応答制御機構とその破綻に起因する
先進理工学部/生命医科学科
代謝疾患の解明、脳の形成・発達に関与するタンパク質
の同定と機能解明、
キラリティーに関する学際的研究、
医
神経生理学
生命科学系科目
医学系科目
生命科学概論
分子細胞生物学
生化学 微生物学
発生生物学 神経科学
バイオインフォマティクス演習
生命医科学実験
解剖・組織学実習
生理学 薬理学
免疫学 ウイルス学
創薬医学
臨床医学概論
療に向けた薬物や遺伝子の運搬体やナノバイオマテリア
ルの開発、新しい遺伝子解析技術の開発、新規遺伝子資
細胞情報学
循環制御
医科学
学ぶ目標がはっきりと見えている人にも、
これから、学びた
いことを探し始める人にも、
複数の領域が立体的におりなす
先進理工学部/電気・情報生命工学科
その機能解析、
心臓・血管病の原因解明、
神経の情報処理
気信号を仲立ちとした情報体」
であることをもとに、生命科
学と電気電子情報とを融合したテーマにも挑戦しています。
教育プログラムは、
先端研究との出会いをさまざまな角度か
ら可能にしています。
「将来の夢は何ですか?」
これまで考え
分子脳神経
科学
続けてきた問への答えはここでの学びを通して、
きっとみつ
かるはずです。皆さんの夢を実現するために、
異なる分野の
最先端で活躍する優秀な21名の教授陣がお手伝いします。
分子病態医化学
源の探索とバイオエンジニアリング研究、バイオマテリ
学部から大学院への進学や就職における推薦制度も充実し
アルやナノバイオデバイスの開発と細胞操作など多岐に
ており、
医・薬・理・工にわたり、
卒業生が活躍する場は無限に
わたります。
広がっています。幅広い専門知識と豊かな想像力を育み、
世
界の第一線へと羽ばたいてください。
■学部卒業者の進路
Future
■修士課程修了者の進路
進路の方向性
■学部卒業者の進路
進路の方向性
本学科は2011年3月に初めて卒業生を出し、
ほとんどが
大学院に進学しました。学科と同時にスタートした修士
他大学の
修士課程へ進学
6%
博士課程へ進学
14.5%
その他 2%
課程からは博士課程進学者および化学系、製薬系、食品
その他
36.4%
系など広い分野の企業や官公庁に進み活躍しています。
修士課程へ進学
92%
学部卒業生の約7割が本学大学院修士課程に進学し、
修
了後は電気・情報通信関連メーカー、
電力・エネルギー関
連、
化学・医薬・医療機器メーカー、
バイオテクノロジー、
マ
スメディア・放送、
鉄道、
航空、
シンクタンク、
商社、
国内外の
化学系
25.5%
教育・研究機関、
弁理士など多岐にわたる分野で活躍して
官公庁
3.6%
食品系 7.3%
います。更に進んだ研究者を目指す人は、
博士後期課程に
製薬系 12.7%
進学します。進路は、
国内外の大学・研究所、
企業の研究所
などです。
Message
Message
学生からのメッセージ
チャンスと挑戦
■修士課程修了者の進路
医薬・化学・食品 0.7%
メディア 0.7%
他大学へ編入学 0.7%
留学 0.7%
教育・研究・公務員
3.0%
医療機器・
精密機器
5.3%
進学 6.0%
修士課程へ進学
69.8%
他大学修士
課程へ進学
4.7%
電力・エネルギー 4.5%
メディア 1.5%
その他 総合電機
11.3% メーカー
14.3%
コンピュータ・
情報機器・
電子部品
13.5%
鉄道・航空
6.0%
情報通信サービス・ソフトウェア 6.7%
機械・重工・
プラント 6.8%
金融・商社・コンサルティング 7.5%
情報通信
サービス・
ソフトウェア
12.0%
医薬・化学・食品 8.3%
学生からのメッセージ
生体内のいろいろな機構を解明したい
僕は高校生物未履修で、
中学生レベルの知識で大学の学問を始めました。当然先生方のお話は意味不明で、
意
高校では理系の教科すべてに興味があり、
どの道に進むか決められませんでした。できれば、
もっと深い知識を
味不明なものに興味を持てるはずもなく、
1,2年の成績は燦々たるものでした。ただ単位を求め、
授業や実験に
つけてから決めたいと思いました。電気・情報生命工学科では幅広い分野の研究室があり、
ここだ!と感じ入学
なんとかついていくしかありませんでした。しかしいつしか、
そうした日々の中で鍛えられたものを実感できる
を決めました。入学してから様々な分野を学ぶうちに、
生体内の現象というのは様々な因子からなりたってい
ようになり、
興味が芽生え、
成績も上がり、
余裕が生まれる、
という正のサイクルが回りだしました。早稲田は、
ることがわかりました。誰かが設計したわけではないのに、
上手く組み合わさって生命を支えているのは非常
挑戦したい人には無限にも思えるチャンスを与えてくれる大学です。生命医科はまだ若い学科ですが、
新しい
に面白いと思います。抗体というのもよくできた生命現象の一つで、
体内で作られ多くの種類がありますが、
そ
ことに挑戦する人を応援する、
その精神は生きています。僕は井上研究室で興味のある神経科学についてより
れぞれ何か特定の物を認識します。卒業研究では、
この抗体を用いて外界情報の受容や体内のバランスの維持
理解を深め、
1年生の頃には考えもしなかった、
研究者を目指して挑戦を続けていこうと思っています。
に関係する因子を特定し、
その機能や分子メカニズムを解明していきたいと思っています。
生命医科学科3年
電気・情報生命工学科3年
川口雄久さん
持永聖良さん
早稲田理工学術院 生命医科学科 検索
http://www.biomed.sci.waseda.ac.jp/
40
総合電器メーカー 0.7%
電力・エネルギー
1.3%
金融・商社
コンサルティング
2.7%
その他
コンピュータ・
8.7%
情報機器・
電子部品
2.7%
大学院先進理工学研究科/電気・情報生命専攻
大学院先進理工学研究科/生命医科学専攻
Future
早稲田理工学術院 電気・情報生命工学科
検索
http://www.eb.waseda.ac.jp/top/
41
世界レベルに挑戦する理・工・医が融合した新学際領域専攻
豊かなくらしのために新しい学問領域を開拓し新産業創出に貢献
Graduate Program in Integrative Bioscience and Biomedical Engineering
Graduate Program in Nanoscience and Nanoengineering
生命理工学専攻
ナノ理工学専攻
Outline
Outline
生命システム分野
生命分子機能分野
多様な学科と専門分野と連動
環境微生物学
バイオ・ロボティクス 特論・演習
植物生理学
メディカル・ロボティクス 修士・博士研究指導
生態学
生物電子計測・制御
(理学・工学)
システム医生物学
生命設計解析システム
生命分子工学
理論生物物理学
生理活性物質科学
分子生理学
応用分光学
分子生殖生物学
総合生命理工学特論
実験生物物理学
分子生物学
(必修)
活性分子有機化学
分子遺伝学
無機バイオテクノロジー
脳科学
生命と環境・
生命と進化・
エネルギー
情報
本専攻は、
学際型専攻という2001年に開設された新しいタイプの
専攻で、
“バイオ”
をキーワードにいろいろな学科からこの大学院に、
推薦や入試で入学することが可能です。
その結果、先進理工学部の応用化学科、物理学科から来る学生が2
割、創造理工学部・総合機械工学科(医療・ロボット系)からが4割。
先端医療
現場実習
教育総合学術院・生物専修からが3割。あとは他大学、他学科から
の受験による入学者です。本専攻分野では、
理工学・医学・生物学な
生命と
運動・制御
ど学部の枠組を飛び越えた情報交換が必要な場面に出会うため、
生命理工学倫理論
(必修)
生命理工学
特別実習
生命と
情報・知能
学際領域であるナノテクノロジーを推進するには、
物理・化学・電気
の知識を広く身につけた人材の教育が急務となっています。早稲
田大学理工学術院は世界に先駆けて
「ナノ」
を標榜し、
それぞれの分
ナノケミストリー
ナノ基礎物性
半導体量子物理特論・演習 量子物性科学特論・演習
ナノキラル科学概論・演習 固体物理特論・演習
表面ナノ機能デバイス演習 表面ナノ物理学概論
凝縮系の理論物理特論・演習
総合ナノ理工学
特論(必修)
野の指導的立場で活躍する研究・教育者を多数擁しています。COE
設置による設備の充実を背景に、
産学連携と併せて
「ナノ理工学」
を
ゆえに、
本学の学部を横断するだけでなく、
本学以外の大学や社会
からも多くの学生を受け入れて、
研究と教育活動を行っています。
ナノ化学概論
物理化学特論
ナノ化学システム特論
ナノマテリアルアナリシス
ナノ空間化学特論
ナノ材料設計演習
ナノ機能表面化学演習
ナノ電子材料化学演習
ナノ電気化学特論・演習
高分子ナノ物性・材料特論
ナノ理工学
特別実験
(センター・オブ・エクセレンス)
研究拠点の形成および研究施設の
強力に推進する環境も整いました。本専攻はその学際性と開放性
多くの研究室は、
2008年に設立された東京女子医大との研究教育
他学部 他大学 社会人
学科の枠組みを超えた専門研究
ナノエレクトロニクス
基幹理工学部
電子光システム学科
電子材料特論
半導体工学演習
ナノデバイス工学
フォトニクス特論
ナノバイオフージョンシステム マイクロシステム演習
分子ナノ工学概論・演習
ナノ材料情報学演習
計算機実験学概論
ナノマテリアル・演習
ナノエレクトロニクス演習 ナノフォトニクス演習 先進理工学部
物理学科 応用物理学科
応用化学科 電気・情報生命工学科
連携施設(愛称:TWIns(ツインズ))に移り、研究がしやすい環境が
整いました。
医学概論
大学院専攻/専門分野の概要
大学院専攻/専門分野の概要
●ナノ基礎物性分野 ナノスケールは量子効果が顕著にはたらく領
れたナノマテリアルの機能を活かした種々のデバイスシステムなど
域であるとともに、
人工的な操作が可能な極限領域でもあります。ナ
について研究を行います。
生命理工の大学院生は、
教育・生物出身者は生物・生命分野、
創造理
像や本質を会得することができ、
高度な専門能力と視野の広い次世
ノスケールの物質の構造や諸性質・諸現象の解明を量子力学レベル
●ナノエレクトロニクス分野 電子や光など情報の最小担体を処理
工の総合機械出身者は機械工学分野、
先進・応用化学出身者は基礎
代リーダーが育つものと確信しています。また、博士後期課程に進
で行い、
さらに構造や現象の人工的な操作に必須の科学的知見を与
するデバイスを、
単にIT技術にとどまらず、
バイオテクノロジーや環
化学分野、
先進・物理学出身者は基礎物理学分野といった、
それぞれ
学する人も多く、
毎年10名以上が工学や理学の博士号を取得し、
社
えることを目的とします。
境科学などにおいても発展させることを目的とします。電気工学を
の学科での基礎教育を受けてから入学しています。その異なった学
会の各方面で、創造性豊かな研究企画、研究推進能力を発揮して活
●ナノケミストリー分野 精密合成や反応制御といった化学的アプ
基礎学問として、
ナノスケールでの物理、
化学、
生命現象を解析し、
そ
問を習得した学生群が、
大学院で生命理工学特論などの科目で集学
躍しています。
ローチを用い、原子レベルから構造や機能を制御したナノマテリア
の工学応用について研究を行います。
ルの創製、
およびそのための新規反応プロセスの開発、
さらに得ら
的な教育を受けることで、医工学、生命科学などの学際領域の全体
Future
Future
食品・化粧品 2%
進路の方向性
バイオ・ヒューマンサイエンス産業では、
多様な職種の需要が国際的に拡大し、
高度な専門教
その他
20%
育を受けた視野の広い人材が求められています。また、
大学等の教育・研究機関への就業機
会も増加しています。本専攻では理・工・医を共存させた新しい概念の研究教育環境を提供し
ており、
国際的視野をもつ博士後期課程修了者への期待が高まっています。
■修士課程修了者の進路
博士課程へ進学 3%
進路の方向性
情報・出版・
印刷 6%
教育
(国公立・私立)
8%
器、
自動車、
化学産業などの幅広い分野で活躍するものと考えられます。現在、
多くの企業が
ナノテクノロジー、
バイオテクノロジーおよびライフサイエンス関連事業への展開を図ってお
医薬・製薬・
化学 18%
コンサルタント 8%
山田陽子さん
電気機械
器具製造業
26%
精密機械
器具製造業
26%
情報サービス業 9%
主な就職先
ソニー、旭化成エレクトロニクス、リコー、オリンパス、富士通、
ローム、
みずほファイナンシャルグループ、
トヨタ自動車
Message
学生からのメッセージ
学生からのメッセージ
超伝導ダイヤモンドで今後のエネルギー問題解決に貢献する
私は有機合成の研究室で
「女性ホルモン類縁体の有機合成およびその生態活性評価」
を研究しています。有機
原子や分子レベルで現象を自在に操り、
これまでとは違った新しい価値観を生み出すことの出来るナノテクノロ
化学が苦手だった私ですが、
研究室のみんなの前向きな雰囲気に飲み込まれいつのまにか研究に夢中になっ
ジー、
ナノ理工学専攻では世界を先導する最先端のナノテクノロジーを研究することが出来ます。私はその中で
ていました。世界で初めてのものを作ることへの高揚感、
失敗の連続から成功に変わった時の嬉しさ、
同じ目
も宝石として有名なダイヤモンドを使って、
超伝導現象に関する研究を行っています。超伝導は極低温で電気
標を持ったメンバーとの日々、
今では有機合成がとても楽しいです。また、
私の研究室ではケミオカルバイオロ
抵抗がゼロになる現象であり、
発熱や損失のない素子や材料を作ることが出来るため、
今後のエネルギー問題
ジーを取り上げており、
生物専門の人達と一緒になって合成した化合物の生態活性を評価します。各専門領域
の解決策として注目を集めています。超伝導現象の理解には高度な数学や物理が必要ですが、
目の前で電気抵
のスペシャリスト達が集まって同じ目的を持ち議論し合う環境におかれ、
日々新しい知識が増えていく感じに
抗がゼロになった瞬間の喜びや感動は何物にも代え難いものがあります。将来は本専攻で学んだことを活か
わくわくします。多分野の人達と1つのゴールを目指して研究を行える環境を素晴らしく思い、
強いやりがいを
し、
これまでにない技術や商品を作ることで、
社会に貢献できるようなエンジニアになりたいと考えています。
感じます。
ナノ理工学専攻 修士1年
栗原槙一郎さん
早稲田理工学術院 生命理工学専攻
検索
http://www.bio.waseda.ac.jp/
42
運輸用
機械器具
製造業 9%
銀行・証券・
保険業 12%
博士課程へ進学
10%
やりがいを与えてくれる環境 ~同じゴールを目指す多分野の仲間~
生命理工学専攻 修士2年
化学工業 6%
り、
人材ニーズはますます大きな高まりを見せることになるでしょう。
主な就職先
キヤノン・富士フイルム・三菱電機・パナソニック・野村総合研究所
Message
鉄鋼業 3%
広告業 3%
電気・ガス・水道 3%
本専攻のこれまでの例からみて、
修士修了者の多くが、
電気・情報通信関連メーカー、
精密機
機械・電機
28%
大学院先進理工学研究科/ナノ理工学専攻
大学院先進理工学研究科/生命理工学専攻
■修士課程修了者の進路
早稲田理工学術院 ナノ理工学専攻
検索
http://www.nano.waseda.ac.jp/
43
医療イノベーション推進の基盤となるレギュラトリーサイエンスのリーダー育成
国内初の国立大学と私立大学との連携による共同大学院
Cooperative Major in Advanced Biomedical Sciences
Cooperative Major in Advanced Health Science
共同先端生命医科学専攻
共同先進健康科学専攻
Outline
Outline
共同専攻設置の目的/専攻の特色
イノベーション
の総合力を有することが求められています。
デマンド
端的な大学院教育により、
産業界で高く評価される教育実現に向け
効果
患者
国民
リーサイエンスを専門とする教員が本共同専攻の指導にあたり、
融
安全・安心
合的な教育研究を推進します。また、
東京農工大学からは、
バイオテ
クノロジー・食品・創薬を専門とする教員ならびに農学部・獣医学部に
リーサイエンス”を学んだリーダーを育成します。
所属し最先端研究を推進する教員が本共同専攻に参画します。
両大学の教員が融合して共同で同一専攻を組織することにより、
理
生命科学
学を融合した新たなサイエンスである“医療レギュラト
ニーズ
再生医療
スポーツ科学
疾患モデル研究
生活習慣病
がん治療 獣医学
免疫学 医薬・予防医学
民への提供を具現化するために自然科学と人文社会科
養成することを教育研究上の理念としています。
具体的には、
本学からは理学・環境・医科学・スポーツ科学・レギュラト
疾 病 予 防 ましたが、
さらに本共同専攻では最先端医療の創造と国
眼とし、
豊かな教養と広い国際感覚及び高い倫理観を有する人材を
産 官 学
心
が喫緊の課題です。2008年に東京女子医科大学と早稲
田大学は医理工融合による研究教育施設(通称TWIns)
環境浄化
て、
多様な課題に解決能力と探求能力を発揮しうる人材の育成を主
環境ゲノム
特定保健用食品
化学物質評価
時間栄養学
感染症
リスク評価 食理学
ハザード評価
レギュラトリーサイエンス
生命倫理
断科学としての“医療レギュラトリーサイエンス”の確立
を設立し、
再生医療、
人工心臓など多くの成果をあげてき
そこで、本共同専攻においては、理学・工学・農学の領域融合型で先
機
と人・社会の新たな関係を構築するための評価・予測・決
レギュラトリー
サイエンス
環境微生物学
に国民の安全、安心の問題も極めて重要です。したがっ
て複雑化・多様化する21世紀における革新的医療技術
の
薬理学
力と多彩な視点により学問領域を超えた判断能力、
リーダーとして
食科学
環境分析
療 技 術 強力に推進しています。一方、薬害事件に見られるよう
食品
食の安全・
安
大学院教育において養成される人材は、
国際的に通用する研究開発
環境科学
端医
経済・社会・文化のグローバル化が急速に進展している今日、
理系の
牽引役にすることを目的として、医療イノベーションを
制
先
シーズ
環境リ
ス
改善
ク
薬品・医療機器を国民に提供し、その産業を日本の成長
田大学)
との連携による共同大学院です。
御
管理
と
能
者に多くの福音をもたらします。国も世界最高水準の医
本共同専攻は、
国内初の国立大学
(東京農工大学)
と私立大学
(早稲
境
環
医療にかかわる先端的科学技術は医学の進歩により、
患
先進的科学技術による
医療の実現
共同専攻設置の目的/専攻の特色
健康の維持・増進
学・工学・農学の融合はもとより、
獣医学、
薬学、
スポーツ科学、
リスク
管理、
国際コミュニケーション等の幅広い分野を組み入れた教育プロ
グラム、
高度な博士後期課程教育スキームの体系化を実現します。
進路の方向性
Future
健康長寿社会の健康・医療・福祉に関するライフイノベーション等にかかわるすべての領域におけるリーダーを養成:
進路の方向性
(1)
研究や開発に関する推進や規制やガイドラインの企画・立案・実行に関わる行政官等を目指す人材(2)
研究機関や企業において新規技
本共同専攻では、
理学・工学・農学の領域融合型で先端的な大学院教育により、
多様な課題に解決能力と探究能力を発揮しうる人材の育成を
術を研究・開発の企画・立案・実行、
リスク評価・管理を実施する人材(3)
大学での研究ニーズ・シーズを企業の研究開発に橋渡しする人材
主眼とし、
豊かな教養と広い国際感覚及び高い倫理観を有する人材を養成することを目指しています。より具体的には、
医薬・食・環境などの
(4)
橋渡し研究・臨床研究・臨床治験の専門家を育成する人材、
融合領域開発・研究の国際的リーダーなど(5)
革新的医療技術の研究・開発
分野で活躍する人材の養成、
製薬・食品・ヘルスケア企業の研究・開発者や公的研究所・官公庁等、
幅広い企業や機関への就職を推進します。
大学院先進理工学研究科/共同先進健康科学専攻
大学院先進理工学研究科/共同先端生命医科学専攻
Future
と医療・社会を繋ぐインフラを整備し運営・経営する人材
(行政、
メディア、
コンサルティング、
サイエンスコミュニケーター、
弁理士や知財担当
者など)
Message
Message
学生からのメッセージ
我がドリーム:レギュラトリーサイエンスでの新社会科学分野の創出
新しい視点と切り口の健康科学を探究し世界に発信しよう
医師として新規治療機器を開発する過程で、
2007年政府グラント申請でレギュラトリーサイエンス
(RS)
と関
高齢化や生活習慣病等の疾病構造の変化に伴い、健康増進の重要性や疾病予防についての関心が非常に高
り、
RSの必要性を痛感した。衞研や厚労省で提案された分野だが参考書が存在せず、
治療機器に関し
“薬事に
まっています。そんな中、
本専攻では、
理学・環境・医科学・スポーツ科学・レギュラトリーサイエンスを専門とす
必要な科学的評価手法の確立”
という一つの解に手探りで到達した。2010年設立の共同大学院で教員の一人
る早稲田大学とバイオテクノロジー・食品・創薬ならびに獣医学を専門とする東京農工大学が融合して、
生命
であったが、
2011年年始に
“大学院生となってRSを学問しよう”
という天籟があった。生徒として受ける授業
科学、
環境科学、
食科学の分野において、
獣医学、
薬学、
スポーツ科学、
リスク管理等の幅広い分野を学び、
様々
の内容は充実し生命倫理や統計では新鮮な学術的刺激があり、
金曜日深夜まで格闘する課題や演習もよく練
な分野の先生方に助言を頂きながら研究活動に取り組んでいます。さらに、
国際的に通用する研究開発力とコ
られている。仕事との両立は簡単ではないが同級生やスタッフのサポートがある。さあ、
最も重要な家族への
ミュニケーション能力、
コーディネート能力を重視したカリキュラムにより、
学術的な専門性に加え国際性を養
同意を得て、
共にRSという学問分野を創出し、
日本発の医療イノベーション基盤を構築しよう!
うことができます。ともに健康について様々な視点からアプローチし、
追究し、
世界に発信していきましょう。
共同先端生命医科学専攻 博士1年
共同先進健康科学専攻 博士1年
村垣善浩さん
青木菜摘さん
早稲田理工学術院 共同先端生命医科学専攻
検索
http://www.jointbiomed.sci.waseda.ac.jp/
44
学生からのメッセージ
早稲田理工学術院 共同先進健康科学専攻
検索
http://www.healthscience.sci.waseda.ac.jp/
45
グリーンエネルギーの創生 大学教育と原子力産業の架け橋を目指して
豊かで先進的な情報通信社会の実現を目指して
Cooperative Major in Nuclear Energy
Graduate School of Global Information and Telecommunication Studies
国際情報通信研究科
共同原子力専攻
Outline
Outline
共同専攻設置の目的/専攻の特色
21世紀における人類社会の持続的発展に必要なエネル
ギーを確保するため、
早稲田大学と東京都市大学の連携
を核に、産学官が三位一体となり、原子力、加速器・放射
線応用及び新たなエネルギー利用に関わる技術面の研
研究科の特色
2 つの開発研究領域
原子力エネルギー領域
情報通信システム分野
高度化する情報通信システム分野を中心に、そこで展
開されるマルチメディアコンテンツ分野、技術の進歩に
放射線応用領域
よって生まれる新しい利活用、
問題点などを対象に、
工学
究・開発に従事する人材の育成を目的とした教育に重点
技術/文化芸術/社会科学など多様な分野の知を結集
をおいています。
して、
既成概念の枠に捉われない新しい視点から教育研
原子力のみならず機械・物理・電気・材料などの幅広い分
野を担当する教員が集結し、
専門性の高い知識と技術を
身につけるための系統的な学習を可能とするだけでは
原子炉物理学分野
究を行う研究科です。高度な専門知識と優れたキャリア
加速器応用理工学分野
原子炉熱流動工学分野
学生はカリキュラムの履修を通じて、情報通信技術の基
礎から応用まで、文化芸術的視点からの柔軟な発想、情
報化社会の現状とその問題点など、
幅広い分野に関する
原子力安全工学分野
知識の習得と多角的な視点からの問題発見/解決能力、
における技術訓練やインターンシップなど、現場での実
習を取り入れ、優秀な即戦力として活躍できる人材育成
マルチメディアサイエンス分野
Multimedia Science and Arts Area
目について講義や演習・研究指導を行います。
なく、
時代に即した関連分野知識の修得ならびに他分野
緊密な連携をとり、実際の原子力施設、及び加速器施設
●無線・衛星通信
●情報通信ネットワーク
●情報ネットワークシステム
●分散コンピューティングシステム
●光電波応用工学
●オーディオビジュアル情報処理
●ワイヤレスシステム
●インターネットコンピューティング
を有する教員が、
理工学から文化芸術に至る広範囲の科
との融合に必要な基礎知識を身につけるための教育プ
ログラムを構成しています。さらに、企業や研究機関と
Computer Systems and Network Engineering Area
新たな知見を創造する力を身につけることができます。
授業や研究指導は日本語と英語の2言語で実施してお
原子力安全の観点
を目指します。
り、
約30の国と地域から
『最先端の情報通信を学ぶ』
とい
共同原子力専攻では専攻の使命を達成するために、
原子力
う共通の目的を持った若者が集まっています。
社会環境分野
Info-Telecom Socio-Economics,
Network Business and Policy Area
●ユビキタス情報社会における経済・
企業の戦略的展開
●メディア産業組織
●研究開発政策
●情報通信法・経済法
●マルチメディア表現
●画像処理
●メディア芸術
●音声言語処理
●映像表現と創造
●メディアデザイン
●音響情報処理
●先端メディアと人間工学
●記憶・場・表現
エネルギーと加速器放射線応用の2つの研究開発領域を
車の両輪として、
世界をリードする研究教育を推進します。
Future
■修士課程修了者の進路
その他 10%
進路の方向性
本共同専攻では、
原子力及びその周辺技術に関する教育、
研究を行い、
未来の新エネルギー
創成実現を担う人材の育成を行います。また、
未知の部分が多い本分野の研究を集中的に行
うことで、
原子力産業と研究開発の発展を担い、
新しい現象の発見や装置の発明などを行え
研究科の名称のとおり、
情報通信に関連する企業
(通信キャリアや情報通信機器メーカー、
情報サービス産業等)
が主な就職先となっています。また、
社会人学生や留学生も多いことか
情報・通信
29%
広告・放送
6%
機械
電力
(重工業) 20%
20%
ます。原子力が有する特性上、
技術面のみならず、
安全面、
倫理面、
リスク管理の指導にも力
を入れ、
技術的にも人間的にも高い能力を有する人材を育成します。
博士後期課程進学
10%
※共同電子力専攻は2010年度に新設された専攻のため
予想データになります。
Message
Message
学生からのメッセージ
その他 14%
母国企業等
就職 6%
ら現職継続や母国企業等への就職が高い比率となっているのが特徴です。
電気
(綜合機器)
30%
のもと、
原子力学、
加速器理工学、
放射線理工学を中心とした様々な分野の教育、
研究を行い
起業・自営
6%
進路の方向性
官公庁・
独立行政法人
20%
る優れた能力を有した人材の育成を目指します。各分野の専門家によるトップレベルの指導
■修士課程修了者の進路
大学院国際情報通信研究科
大学院先進理工学研究科/共同原子力専攻
Future
現職継続・
元職復帰
19%
製造業 10%
学生からのメッセージ
原子力変革期元年! 共に原子力研究に挑戦しましょう
次世代通信の魅力一緒に体験しましょう!
3.11に起因する福島原子力発電事故以降、
原子力発電に関する研究、
開発はこれまでにない変革期に突入し
先端技術、
特に通信やインターネットが大好きな私は、
国際情報通信研究科を選びました。
ています。我々の研究室でも、
これまでの次世代型原子力プラントの開発、
既存プラントの高効率化に加え、
過
現在
“情報通信とスマートグリッド”
という自然エネルギー、
給電システムなどの最適電力システムと情報通信
酷事故が起きた際に電力を用いずに安全を保てるシステムの研究に励んでおります。今後は原子力と人々の
ネットワークについて研究を行っています。世界がエネルギー不足に迫られている現在、
スマートグリッドは省
共存がテーマになってくるでしょう。
エネ、
系統安定化だけではなく、
環境にも役立つと言われています。
また原子力発電プラントは、量子力学、流体力学、伝熱、建築、電気回路など理工知識の粋を集めた建築物と
GITSではこのような基礎研究から応用研究まで幅広く研究を行っています。授業や研究指導も日本語と英語
なっております。この魅力あり、
人々の生活に直結する原子力研究に、
是非一緒に挑戦しましょう。
の二言語で実施されており、
外国人でも不便に感じないと思います。
今後、
情報通信とスマートグリッドを合わせ、
研究を実用化させ、
より環境にも社会にもいい技術を提供しよう
共同原子力専攻 修士2年
国際情報通信研究科 修士1年
鈴木 優さん
呉 昊さん
早稲田理工学術院 共同原子力専攻
検索
http://www.nuclear.sci.waseda.ac.jp/
46
と思っています。情報通信が好き、
先端技術に興味がある方、
次世代通信の魅力ぜひ一緒に体験してみてくだ
さい。
早稲田理工学術院 国際情報通信研究科
検索
http://www.gits.waseda.ac.jp/GITS/
47
アジアおよび世界への知の発信拠点を目指して
環境に関わる持続可能性の実現を目指して
Graduate School of Information, Production and Systems
Graduate School of Environment and Energy Engineering
情報生産システム研究科
環境・エネルギー研究科
Outline
Outline
研究科の特色
研究科の特色
急速に深まるグローバル化のなか、
国際社会で活躍できる高度な研
2007年に開設された環境・エネルギー研究科は、全学的な
I
究者・技術者の育成が急務となっています。2003年に福岡県北九
州市に開設した情報生産システム研究科はアジアにおける知の発
信拠点を目指し、
これを支える技術者の育成と研究開発を推進して
まらず、
企業経営の視点から各種システムを構築・運営するための
報技術に関するハード・ソフトの両面にまたがる広範な教育・研究を
P
目指しています。生産システム分野はコンピュータネットワークを利
生産システム分野
用した生産情報システムを導入し、
より高度な生産性を追求してお
●経営・生産情報システム
●システム制御・プロセス制御
●機械設計・メカトロ
●プロセス運用監視・
設備保全管理
●センサ・MEMS・先進材料
●エネルギー・環境
ルなエンジニアの育成を進めています。システムLSI分野では産業
の米と言われる半導体技術の領域で、
将来の情報家電・自動車産業
官民学)
の共創による展開」
「
、大学の主体性・自律性を堅持し
●情報・通信モデル ●計算知能
●言語・メディア情報
●社会/経営情報
●ロボティクス・メカトロニクス
●光ファイバシステム
て研究・教育を行っています。さらに工業技術面での研究・教育に留
り、
生産現場を理解し、
かつ情報分野の知識も合わせもつグローバ
よる対応」
「
、現場・現物・現実主義での実践」
「
、4つの市民
(産
情報アーキテクチャ分野
LSI分野」
の3分野が相互に関連づけられ、
総合的な研究科を構成し
工学に適用される幅広い基盤工学である情報工学の現状を考え、
情
究センターと一体になって、
「学問領域統合型アプローチに
nformation architecture
います。
「情報アーキテクチャ分野」
「生産システム分野」
「システム
研究・教育を含ませています。情報アーキテクチャ分野はあらゆる
環境関係の研究者の糾合組織として開設された環境総合研
た社会との協働」
「社会のための技術・手法の開発・提案・実
、
践」
の5つの基本コンセプトのもと、
「知の創造・伝達・実現」
に
関するさまざまな活動を積極的に展開しています。
本研究科の研究指導は、
専任教員8名、
創造理工学研究科総合
S
roduction systems
機械工学専攻・環境総合研究センターの教員4名が担当して
ystem LSI
いますが、
授業科目は社会科学系研究科の教員にも多数担当
システムLSI分野
いただいています。理工系のみならず学内外の文系学部、
社会
●マルチメディア情報システム
●モバイル通信システム
●アナログ・高周波回路設計技術
●大規模デジタル回路設計技術
●LSI自動設計技術
●LSI検証・テスト技術
人、
留学生も多数入学しており、
多様な背景を持った学生がさ
まざまな関係者との連携のもと、
活発な活動を展開しています。
本研究科の授業は、
本庄・早稲田・西早稲田の3キャンパスで
開講していますが、
本庄キャンパスでの授業は特定曜日に集
の死命を制する各種システムのコンパクト化と高性能化に不可欠な
中して開講しており、
修士課程の学生は、
週2日本庄キャンパ
システムのLSI化に向け、
高度な教育・研究を進めています。
スに通学し授業を受けています。
Future
■修士課程修了者の進路
鉄道・航空 3%
進路の方向性
エネルギー 3%
その他業種 11%
本研究科は、
国際的に活躍できる技術者の育成を目指しており、
修了生は情報、
電気・電子、
機
その他 3%
機械 5%
■修士課程修了者の進路
研究所・シンクタンク
4%
その他 4%
進路の方向性
本研究科では、
環境・エネルギー問題に高い見識を持ち、
実践的・戦略的な行動・活動のでき
マスコミ 2%
運輸 6%
る人材の育成を目指しています。修士課程修了生は、
さまざまな分野にそれぞれの活躍の場
械などの分野でグローバルに活躍しています。就職先としては、
電気機器メーカー、
情報・通
信業界に加え、
カーエレクトロニクスコース開講後は自動車メーカーへの就職者も増加して
Future
博士課程進学
6%
います。
建設・エンジニアリング
7%
を定めており、
とくに機械・電気関連企業、
エネルギー関連企業、
自動車関連企業に就職する
電気機器
32%
自動車
13%
博士課程進学
9%
機械・電気
32%
割合が高くなっています。
情報・通信
17%
エンジニアリング
11%
自動車
エネルギー 17%
15%
Message
Message
学生からのメッセージ
世界中の学生の中で
皆で環境・エネルギー問題について考えよう!
情報生産システム研究科には、
世界中から学生が集まってきます。在籍する留学生の数が非常に多く、
そうい
本研究科には様々な分野から学生が進学してきますが、
全員が一つになることで環境・エネルギー問題の解決
えば学校で日本語を聞いてない!なんて日も。こうした環境で語学力が鍛えられるのはもちろんのこと、
日本に
に取り組んでいます。新たな発電・送電システム、
環境問題に対する政策、
新しいモビリティーコンセプトなど、
居ながらにして様々な国の文化や価値観を学ぶこともできます。研究の場面においても、
自分には無かった視
多方面から問題解決に取り組んでおり、
異なる学科出身の人と知識を交換したりプロジェクトで協力したりす
点や考え方などに触れることで、
自らの視野が広がります。情報アーキテクチャ、
生産システム、
システムLSIの
ることで、
環境問題全体像への理解を深めます。私自身は電動車両に関する研究を進めています。具体的には
3つの分野の中で、
私はLSIの分野を専門にしています。現在、
不揮発性素子を用いた応用回路の設計技術につ
非接触充電器を用いた電動コミュニティーバスを開発しています。私は学部で物理学を専攻し、
その知識を環
いて研究しており、
順序回路の状態遷移を解析することにより回路への書き込みを制御し、
消費電力を可能な
境にやさしい技術に応用できるので、
やりがいがあります。自分の持っているスキルを21世紀社会が抱える
限り削減することを目指しています。
最大の問題に対して活用したいと思っている方は、
本研究科への入学をお勧めします!
情報生産システム研究科 修士1年
環境・エネルギー研究科 修士1年
岡田直也さん
トーマス ポンテフラクトさん
早稲田理工学術院 情報生産システム研究科
検索
http://www.waseda.jp/ips/
48
学生からのメッセージ
大学院環境・エネルギー研究科
大学院情報生産システム研究科
※日本人修了生の進路データになります。
早稲田理工学術院 環境・エネルギー研究科
検索
http://www.waseda.jp/weee/
49