ムールード・フェラウン シンポジウム

共同利用・共同研究拠点「イスラーム地域研究」公開研究会
「ムールード・フェラウン没後50周年記念シンポジウム」のお知らせ
2012年12月1日(土)に早稲田大学にて下記要領で「ムールード・フェラウン没
後50周年記念シンポ ジウム」を開催します。
本年はアルジェリア独立50周年に当たるとともに、停戦直前に暗殺された作家
ムールード・フェラウン(1913‒62)の没後50周年ともなります。
フェラウンは1950年に発表された『貧者の息子』によってアルジェリア文学の
礎を築いた作家であり、マグレブにおける〈最初の小説家〉として広く認知さ
れています。
本シンポジウムは、このアルジェリアで最も愛読された作家の非業の死を追悼
し、その後のマグレブ文学の飛躍的発展を顕彰することを目的に、当分野の専
門研究者からなる〈マグレブ文学研究会〉によって企画されました。
フェラウンのみならずマグレブ文学を本格的に紹介する講演会としても本邦初
の試みになります。
当該地域のみならず文学一般に関心をお持ちの皆様のご来場をお待ちしており
ます。
マグレブ文学研究会
記
「ムールード・フェラウン没後50周年記念シンポジウム」
Journée Mouloud Feraoun
【日時】2012年12月1日(土)14:00-17:00
【場所】早稲田大学早稲田キャンパス1号館4階401号室
(キャンパス案内図は以下からどうぞ)
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
13:30 開場
14:00―14:05
趣旨説明(鵜戸聡)
14:05―14:15
イントロダクション:フェラウンとは誰か?(茨木博史)
14:15―16:00
報告 第1部
茨木博史(四日市大学)「フェラウンとアルジェリア、フェラウンとカビリー:
『日記』について」
石浜裕子(一橋大学)「カビリー、フランス、〈アルジェリア〉:フェラウン
文学の場所」
〈休憩5分〉
報告 第2部
青柳悦子(筑波大学)「遺作小説『記念日』:〈自己変革〉の文学として」
石川清子(静岡文化芸術大学)「レイラ・セバールとフェラウン:失われた〈父
の言語〉を求めて」
鵜戸聡(東京大学)「フェラウンからカテブへ:〈母〉を救おうとする息子た
ち」
〈休憩15分〉
16:15―17:00
全体討議
青柳・石川・石浜・茨木・鵜戸+細田和江(中央大学)
主催:マグレブ文学研究会
共催:京都大学イスラーム地域研究センター(中東現代文学研究会)
早稲田大学イスラーム地域研究機構
問い合わせ先:マグレブ文学研究会(鵜戸聡)[email protected]