原動機付自転車の講習の実施に関する規程 (平成4年10月29日公安

原動機付自転車の講習の実施に関する規程
(平成4年10月29日公安委員会規程第2号)
(目的)
第1条 この規程は、道路交通法(昭和35年法律第105号。以下「法」とい
う。)第108条の2第1項第6号に規定する原動機付自転車の運転免許(以
下「原付免許」という。)を受けようとする者に対する原動機付自転車の運転
に関する講習(以下「原付講習」という。)を適正に実施するために必要な事
項を定めることを目的とする。
(原付講習の場所及び日時)
第2条 原付講習は、次に掲げる場所において行う。
(1) 佐賀県運転免許試験場
(2) その他、佐賀県公安委員会(以下「公安委員会」という。)の指定する場
所
2 原付講習の実施日は、公安委員会が行う原付免許試験の実施日に行うものと
する。ただし、悪天候等業務の遂行上やむを得ない場合に限り、原付講習の日
時を変更することができる。
(原付講習受講対象者)
第3条 原付講習の受講者は、原付免許を受けようとする者とする。
(原付講習を受講する必要がない者)
第4条 原付講習を受講する必要がない者は、道路交通法施行令(昭和35年政
令第270号)第33条の6第3項に規定されている者及び他の都道府県公安
委員会が行った原付講習を受講した者とする。
(原付講習の受講申請等)
第5条 原付講習を受けようとする者(以下「受講者」という。)は、原付講習
受講申請書(別記様式第1号。以下「受講申請書」という。)に、佐賀県手数
料条例(平成12年佐賀県条例第3号)別表第1第479号に規定する原付講
習手数料を添えて、申請しなければならない。
2 原付講習手数料は、受講申請書に佐賀県証紙条例(昭和39年佐賀県条例第
19号)の定めるところにより、前項の原付講習手数料の額に相当する券面額
の佐賀県収入証紙を貼付するものとする。
3 受講申請書は、警察本部運転免許試験場長(以下「主管課長」という。)を
経由して提出しなければならない。
4 前項の受講申請書の受理に当たっては、受講申請書に記載の者であることを
疎明する資料等により受講者の確認をしなければならない。
5 法第90条の2第1項ただし書の政令で定める原付講習を受ける必要がない
者は、これを証明する書類を添付しなければならない。ただし、公的機関へ照
会等により容易にその事実が確認できる場合は、省略することができる。
(原付講習の講習科目及び時間等)
第6条 原付講習の講習科目及び時間等は、別表のとおりとする。
(原付講習修了証明書の交付等)
第7条 原付免許試験に合格した受講者に対しては、原則として原付講習修了証
明書は交付しないものとする。
2
原付免許試験に合格する前に原付講習を受講した者から交付の申出があった
場合は、道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号)第38条第15
項の規定に基づき原付講習修了証明書を交付するものとする。
3 原付講習を受講した者が、原付講習修了証明書を紛失し、又は汚損したとき
は、主管課長を経由して原付講習修了証明書再交付申請書(別記様式第2号)
を提出し当該修了証明書の再交付を受けるものとする。
4 原付講習修了証明書再交付申請を受理した場合は、原付講習修了証明書に再
交付と朱書し交付するものとする。
(原付講習の委託等)
第8条 法第108条の2第3項の規定により、原付講習の実施を委託する場合
においては、おおむね次の事項を内容とする委託契約によって行うものとする。
(1) 公安委員会があらかじめ定めた原付講習の講習科目及び時間等によるほか、
主管課長の随時の指示に従い実施すること。
(2) 原付講習が前号に従って行われないとき、又は委託契約の条項に著しく反
する行為があったときは、直ちに原付講習の委託を解約できること。
(3) 原付講習は、資格認定を受けた原付講習の講習指導員(以下「原付講習指
導員」という。)が行うこと。
(4) 前号の原付講習指導員に対し、随時必要な研修を受けさせること。
(原付講習指導員の資格要件)
第9条 原付講習の実施の委託を受けた者(以下「受託者」という。)は、原付
講習指導員について、次の各号の要件を備えた者を選任しなければならない。
(1) 21歳以上の者であること。
(2) 原動機付自転車を運転することができる免許を現に受けている者で、当該
運転免許を受けていた期間(当該運転免許の効力が停止されていた期間を除
く。)が通算して3年以上のものであること。
(3) 原動機付自転車の安全運転に関する技能及び知識を有し、運転指導の実務
経験が豊富な者であること。
(4) 過去2年以内に運転免許の取消し、又は運転免許の効力の停止の処分を受
けたことがない者であること。
(5) 原付講習の指導について不正な行為をし、又は原付講習指導員として適当
でないと認められる行為をしたことにより、その職を解任された日から起算
して2年以上経過している者であること。
(6) 刑罰法令に違反し罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、若しくは
執行を受けることがなくなった日から起算して2年以上経過している者、又
は現に起訴されていない者であること。
(7) その他人格、識見ともに優れ原付講習指導員としてふさわしい者であるこ
と。
(原付講習指導員の資格の審査申請及び認定)
第10条 受託者は、公安委員会に対し、原付講習指導員資格審査申請書(別記
様式第3号)に原付講習指導員となろうとする者の氏名、住所及び前条に規定
する要件を満たすことを明らかにした書類等を添付し、主管課長を経由して提
出するものとする。
2 当該申請に係る原付講習指導員としての審査を行い、適性を有すると認めた
ときは、原付講習指導員資格認定書(別記様式第4号)を交付するものとする。
(原付講習指導員認定の解除)
第11条 原付講習指導員が次の各号の一に該当するときは、その認定を取り消
すものとする。
(1) 運転免許の取消し又は運転免許の効力の停止の処分を受ける者
(2) 原付講習の指導について不正な行為をし、又は原付講習指導員として適当
でないと認められる行為をした者
(3) 罰金以上の刑罰法令に違反した者
(4) その他原付講習指導員としてふさわしくない行為をした者
2 前項の資格認定の取消しは、原付講習指導員資格認定取消通知書(別記様式
第5号)をもって通知するものとする。
3 原付講習指導員の資格認定取消を受けた原付講習指導員は、受託者を経由し
て原付講 習指導員資格認定書を速やかに返納しなければならない。
(原付講習実施結果の報告)
第12条 受託者は、原付講習終了後、速やかに原付講習実施結果報告書(別記
様式第6号)を主管課長を経由して提出するものとする。
(指導監督)
第13条 原付講習の実施を委託する場合において、受託者に対し、指導監督を
行わなければならないものとする。
2 前項の指導監督を行う場合に必要があると認めるときは、受託者に対し事情
を聴取し、又は関係帳簿、書類等の提出を求めることができるものとする。
(月例報告)
第14条 受託者は、毎月分の原付講習の実施結果を、翌月の5日までに、原付
講習実施結果報告書(別記様式第7号)を主管課長を経由して報告しなければ
ならない。
(補足)
第15条 この規程に定めるもののほか、原付講習の実施に関し必要な事項は警
察本部長が別に定める。
附 則
この規程は、平成4年11月1日から施行する。
附 則(平成6年5月10日公安委員会規程第6号)
この規程は、平成6年5月10日から施行する。
附 則(平成8年8月21日公安委員会規程第5号)
この規程は、平成8年9月1日から施行する。
附 則(平成13年3月30日公安委員会規程第4号)
この規程は、平成13年4月1日から施行する。
附 則(平成18年3月23日公安委員会規程第1号)
この規程は、平成18年4月1日から施行する。
附 則(平成19年5月30日公安委員会規程第1号: 原動機付自転車の講習の実施に関す
る規程等の一部を改正する規程 )
この規程は、平成19年6月2日から施行する。
別記様式〔省略〕