OCTCニュースレター 4 発行日:2015年8月27日 OCTCニュースレター 1 発行日:2015年8月27日 センターNEWS 78回建設材料品質管理試験実務研修開催 6⽉19⽇(⾦)に沖縄県⽴博物館・美術館にて第78回建設材料品質管 理試験実務研修が開催されました。県・市町村の実務経験5年未満の若⼿ 職員を対象としており、建設⼯事での材料となる路盤材、アスファルト、 コンクリート等の品質管理の⼿法と試験内容等について解りやすく解説 しました。今回は那覇市の職員に多数ご参加いただき、また、県農林⽔ 産部の職員もご参加くださいました。 研修は1⽇を通して開催され、午前の部は「舗装材料の品質管理につい て」「リサイクル資材「ゆいくる材」について」、午後の部は「コンクリー トの化学的品質管理等について(コンクリートの化学的メカニズムな ど)」、「コンクリートの品質管理について(配合・施⼯など)」、「コン クリートの材料に関する品質管理試験について」の講義が⾏われました。 講師はすべて実際に業務を担当している建設技術センターの職員が務め ています。また、会場にはゆいくる材の説明パネルや実際のサンプル、 コンクリート供試体や鉄筋などを展⽰しており、⽬で⾒てわかりやすく 伝える⼯夫をこらしています。 この研修は毎年開催されており、また、秋には「沖縄県におけるコンク リート耐久性に関する研修会」も予定されています。 平良下地島空港線 伊良部大橋 技 Okinawa Constructional Technology Center 一般財団法人 沖縄県建設技術センター 理事長だより 次回研修予定:9月『建設工事の安全対策講習会』(県・市町村職員対象) 理事長 仲村 守 ⼀般財団法⼈として再出発した 沖縄県建設技術センター 建設材料試験 ◆コンクリート関係試験 ◆コンクリート⾻材試験 ◆鋼材試験 ◆路盤材料等試験 ◆アスファルト試験 ◆⼟質試験 (⼀財)沖縄県建設技術センターは、県・市町村からの出捐により設⽴された 県内唯⼀の建設材料系公的試験機関で、「ISO/IEC17025」JNLA登録試験所です。 一般財団法人 沖縄県建設技術センター 寄宮庁舎【総務部・試験研究部】 〒902-0064 沖縄県那覇市寄宮1丁目7番13号 (代表) TEL:(098)832-8442 FAX:(098)833-3306 (試験研究部) TEL:(098)833-4196 FAX:(098)836-5432 130344JP 当試験所は,⼯業標準化法 に基づく登録試験業者と してコンクリート圧縮強 度試験の登録を受けてい ます。試験所登録番号 (130344JP) URL:http://www.okinawa-ctc.or.jp/ 普天間庁舎【技術部・建築部】 〒901-2202 沖縄県宜野湾市普天間1丁目2番16号 (技術部) TEL:(098)893-5324 FAX:(098)892-2380 (建築部) TEL:(098)893-5611 FAX:(098)896-2702 昭和58年設⽴当初の当センターは、⺠法(34 条)の規定に基づいて設⽴された公益⽬的の財団 法⼈でした。その後、公益法⼈制度を抜本的に改 ⾰するため、平成18年3⽉に「公益法⼈制度改 ⾰関連3法案」が閣議決定、平成20年12⽉か ら施⾏され、新制度に移⾏しています。その背景 には、税制など様々ありますが、公益を求めなけ ればいけない財団が多額の利益を上げるなどとい う事態の回避も理由の⼀つのようです。 平成26年4⽉1⽇付で、当センターは⼀般財 団法⼈に移⾏しました。何が変わったかというと、 財団法⼈時と事業内容はほぼ⼀緒であり、外⾒上 の変化は⾒られないでしょう。⼀⽅、基本規定は 寄付⾏為から定款に変わり、⽬的は次のとおりと なりました。「良質な社会資本の整備と秩序ある 地域社会の健全な発展を⽬指し、それらを担う⼈ 材の育成、社会資本の整備や維持管理及び安全・ 安⼼な住環境の実現への⽀援等を⾏い、もって広 く県⺠の福祉の増進に寄与することを⽬的とす る」この定款の⽬的が、これからの当センターの ⽴ち位置であります。 公益法⼈と⼀般法⼈の違い 全国の建設技術センター等で組織する全技協 (略称)会員は37団体あり、当センター同様 に公益法⼈改⾰によって、28団体が公益財団 法⼈か公益社団法⼈(公益法⼈と⾔う)に、ま た8団体が沖縄と同じ⼀般財団法⼈(⼀般法⼈ と⾔う)に移⾏しました。(京都は公社です)。 どんな違いがあるかを調べてみました。 解説書によれば、公益法⼈は法律で定められ た公益認定を受けることが条件です。⾏政庁の 監督の下、税制上の優遇を多く受けつつ主に公 益⽬的事業を実施していく法⼈が選択し、公益 を名乗ること(ネームバリュー)が出来ます。 ⼀⽅、⼀般法⼈は⽐較的⾃由な⽴場で、⾮営 利部⾨において、可能な範囲で公益⽬的事業を 含む様々な事業を実施していきたい法⼈が選択 すると解説されています。当センターも、公益 法⼈を⽬指して⼿続きを進めましたが、継続し て実施していく事業のうち、公益⽬的事業(研 修事業・建設技術情報提供事業・建設材料試験 事業・調査研究事業・公共⼟⽊施設台帳管理事 業)の費⽤⽐率が全体の50%以上とならない 為、認定要件に合致せず、⼀般財団法⼈に移⾏ した経緯があります。 なお、⼀般財団法⼈への移⾏認可申請では公 益⽬的⽀出計画に掲げた実施事業は研修事業で あります。 当センターの⻑期計画では将来、公益法⼈を ⽬指すものとしております。他⽅、⼀般財団法 ⼈であっても⾮営利法⼈であり、公益⽬的事業 の展開が⽐較的⾃由であることなどから、より ニーズにあった社会貢献が出来ると⾔う意⾒も あります。 OCTCとは『Okinawa Constructional Technology Center (沖縄県建設技術センター)』の略称です。 OCTCニュースレター 2 発行日:2015年8月27日 業務紹介 第1回 沖縄県リサイクル資材評価認定制度運営業務 試験研究部 建設リサイクル班 はじめに 沖縄県では、廃棄物最終処分場の延命化と天 然資源の消費の抑制を図り、持続可能な『資源 循環型社会』の実現を⽬指すために、「沖縄県 リサイクル資材評価認定制度(以下、『ゆいく る』)」を制定した。これは、県内で排出された 建設廃棄物等を原材料として製造されたリサイ クル資材について、沖縄県が安全性や品質及び 性能を評価・認定し、これを公共⼯事で積極的 に利⽤していく制度である。沖縄県建設技術セ ンター(以下、『当センター』)は受付機関とし てゆいくるの運営に係る様々な業務を⾏ってい る。 制度概要 ゆいくるは平成16年度に制定され、今年で12 年⽬になる。平成26年度末時点において11品⽬ 539資材がゆいくる材として認定されている。 ゆいくる材に認定されるには、品質・性能や再 ⽣資源の含有率、環境への安全性等の様々な基 準に適合する必要があり、それらの適合状況を 審査した結果を基にリサイクル評価委員会(以下、 『評価委員会』)で審議される。評価委員会を経 て認定されたゆいくる材は公共⼯事において優 先的に利⽤される。コンクリート殻などの建設 廃棄物はゆいくる材製造業者へ優先的に搬出さ れ、ゆいくる材の原料としてリサイクルされる。 また、ゆいくる材の品質を維持していくため に、『ゆいくる材品質管理要領』が定められて おり、これに則ってゆいくる認定業者には⾃社 品質管理試験を、ゆいくる材を使⽤する施⼯業 者には現場簡易試験等が義務付けられている。 のでその内容が⼗分かどうかを審査し、実際に製 造⼯場において申請通りの品質管理を⾏っている かどうかを⼗分に確認する。 評価委員会では、ゆいくる材の認定の他に、評 価基準の改訂についても審議する。製品の品質・ 性能について記載のない資材については評価基準 への追加記載が必要となり、JISや公的な要領、 要綱などに基づき設定した基準を精査して評価委 員会へ付託する。 このように、ゆいくる材の認定においては、そ の品質・性能、安全性の確認において当センター は重要な役割を果たしている。また、認定後の品 質管理についても⼤きく関わっている。 品質管理 不適正なゆいくる材が現場に搬⼊されることを 防ぎ、適正なゆいくる材の調達及び品質管理を⾏ うために品質管理要領が定められている。その中 で、評価基準への適合状況と、廃棄物の適正な流 通を書⾯で確認する必要があるが、これはセン ターにおいて毎年認定業者からの報告を取りまと め、適正な運⽤を確認して報告書を発⾏している。 さらに、路盤材を扱う⼯事では、現場簡易試験 の他に、舗装⾯積が1500㎡以上の場合は当セン ターにサンプルを送付して不純物や新材の混⼊率 試験を⾏っている。 また、認定後は3年毎に更新が必要となり、そ の際には書類審査、⼯場審査にて品質管理が規 ゆいくるにおける当センターの役割 当センターは受付機関として沖縄県より業務を 受託しており、ゆいくるの運営における様々な活 動を⾏っている。 ゆいくるの認定に係る当センターの役割として は、①HP等で認定資材の新規募集・受付②申請 書類の審査③製造業者への⼯場審査④確認試験の 実施、または⽴会⑤審査結果の取りまとめ⑥評価 委員会の開催⑦認定証の交付などがある。新規の 申請については評価委員会にて製品の品質・性能、 環境に対する安全性や製造⼯程での品質管理等を 評価してゆいくる材として認定するかを審議する ため、予め重点的に確認する必要がある。確認⽅ 法は、リサイクル資材評価基準(以下、『評価基 準』)にある品質規定に則って品質・性能試験や 安全性試験を実施してその結果を評価する。また、 申請書に⾃社での品質管理内容が記載されている 発行日:2015年8月27日 OCTCニュースレター 3 おきなわアジェンダ21in宮古島 に出展しました 「ゆいくる」 ロゴマーク 『ゆいくる』は 『リサイクル』と 『ゆいまーる』 (沖縄の方言)を 掛け合わせたものだよ 定通り実施されているかを審査し、⽴会試験等で 品質を確認している。それとは別に、随時⼯場へ の⽴ち⼊り検査も実施し、品質の向上へ取り組ん でいる。 今後の課題 今後の課題については、ゆいくる材の需要の拡 ⼤がある。コンクリートやアスファルト等の特定 建設資材廃棄物からなる、路盤材なのどのゆいく る材は、原則使⽤となっており多く利⽤されてい るが、それ以外のゆいくる材については経済性を 考慮した率先利⽤であるため、利⽤状況が少ない のが現状である。そのため、当センターではア ジェンダ21環境フェアへの出展や、PRグッズの 製作、県市町村を対象とした建設材料品質管理試 験実務研修会にてゆいくる制度の説明等、幅広く 普及活動を⾏っている。今度も利⽤の拡⼤に向け て様々な活動を⾏っていく。 建設材料品質管理試験実務研修で 「ゆいくる」を紹介しました ゆいくる更新⼯場審査では⽴会試 験を⾏い品質を確認します ゆいくる材 認定資材紹介 再⽣資源含有コンクリート⼆次製品は、現在6つの認定 資材があり、その内訳は、「鉄筋コンクリート組⽴マン ホール」「ブロック式擁壁類」「境界ブロック類」「花壇、 塀積⽤化粧ブロック」となっている。 どの資材も、再⽣資源には溶融スラグが⾻材として使 ⽤されており、JIS規格を⼗分に満⾜しているもの となっている。 コンクリート⼆次製品は率先利⽤を図る資材となっ ており、沖縄県⼟⽊建築部の⼯事で使⽤した場合には ⼯事成績に加算される。 ※ゆいくる認定資材の確認は沖縄県⼟⽊建築部技術・建設業課HPまで http://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/gijiken/ 再⽣資源含有コンクリート⼆次製品
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