ヒアルロン酸 (既存添加物) 名 称:ヒアルロン酸(hyaluronic acid) 学 名:ヒアルロナン(hyaluronan) ヒアルロン酸は、グルコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種である。「hyaloid(硝子体) +uronic acid(ウロン酸) 」に因んで、 「hyaluronic acid(ヒアルロン酸)」と命名された。 ヒアルロン酸は、アミノ糖である N-アセチル-D-グルコサミンとウロン酸である D-グルク ロン酸と呼ばれる二糖が一列に規則正しく交互に結合しあった、極めて分子量の高い多糖類 である。コンドロイチン硫酸など他のグリコサミノグリカンと異なり、硫酸基の結合が見ら れず、またコアタンパク質と呼ばれる核となるタンパク質にも結合していない。 ヒアルロン酸は、動物の結合組織の成分であり、皮膚、腱、筋肉、軟骨、脳、血管などの 組織にも広範に分布している。とりわけ関節軟骨では、アグリカン、リンクタンパク質と非 共有結合し、超高分子複合体を作り、軟骨の機能維持に極めて重要な役割をしている。 構造式でわかるように、水(H2O)との親和性が高く、水の吸引する構造を持っている。こ の水溶液は非常に粘度が高く、安定した水との親和構造になっているので、温度や湿度の条 件に左右されずに常に一定の保水性を保持する性質があることから、皮膚の潤いや肌の弾力 性を維持するわけである。 しかも、加齢と共に動物体にあるヒアルロン酸は減少してしまい、保水力が低下すること になる。人間の場合は、赤ちゃん時のヒアルロン酸の量を 100 とすると、成人期、高齢期に はその 50%~25%まで減少してしまう。 ① 分子構造式 ② 由 来 鶏冠(とさか)、臍帯などから良質のヒアルロン酸が単離されるが、最近では乳酸菌や連鎖 球菌により大量生産される。 株式会社 住 FAPジャパン 所:〒210-0012 神奈川県川崎市川崎区宮前町 9 番1-303 加藤ビル TEL:044-201-1804 FAX:044-200-9119 Homepage:http://www.fap-jp.com/ ③ 食薬区分/法規・制度 [既存添加物]:製造用剤である①。 ④ 特性及び作用 ・ 優れた保水力により、関節軟骨の機能維持及び美肌効果。 ・ 高い粘弾性により、傷つきやすい細胞を保護する。 ・ 抗炎症作用により、関節痛みの緩和及び口腔粘膜炎症の抑え、改善。 ⑤ 安全性・有効性に関する情報 http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail573.html ◆「FAP」のヒアルロン酸 ◆ 品 名:ヒアルロン酸 名 称:ヒアルロン酸 原 料 由 来 :乳酸菌属発酵培養品 発酵菌種名:乳酸菌(Lactobacilli)属獣疫連鎖球菌(Streptococcus zooepidemicus) 原 産 国:中国 【特 徴】 ・ 乳酸菌属発酵培養品 ・ ヒアルロン酸含有量:92%以上(グルクロン酸 45%以上) ・ 平均分子量:100 万~150 万 Da.(主に化粧品用、化粧品グレード) ・ 50 万~100 万 Da.(主に食品用、食品/化粧品グレード) 5 万 Da.(主に食品用) 上記3種類があります。 ①厚生労働省: 「既存添加物名簿収載品目リスト」(最終改正:平成 株式会社 住 23 年 5 月 6 日) FAPジャパン 所:〒210-0012 神奈川県川崎市川崎区宮前町 9 番1-303 加藤ビル TEL:044-201-1804 FAX:044-200-9119 Homepage:http://www.fap-jp.com/
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