こちら - 山形の音楽活動を応援する会

螂
銀
種 子 は 楽 譜 、 うた うは果実。
もちろん、種子も樹 も枝 も葉も、 果樹 のみな らず、
自然 のあらゆる生命 とモノはうた って いまう。
けれ ど、わた したちがそれを感知 してくうた >を 聴 く、
また音楽 に還元できないのは、ほんとうに口惜 しいことです。
秋 の果樹園。生 い繁 る一面の緑 にたわわ と稔る、
紅や黄緑、黄金色にかがや く林 leiゃ 梨、洋梨たちの交響楽。
かつてセザンヌが、林檎 l個 を描 いて世界 を驚かせたように、
うたを、音楽を奏で られたら一― 。
わた したちは、 まだ 出会 った ことのない、未知の、音の果実を探 して い ます。
作曲家が、恋や苦悩や祈 り、社会や詩や絵や 自然 に触 発 され描 いた譜面 =音 楽 の種子 は、
まるで精緻な遺伝子の設計図 のようです。
そ してその成 果は、演奏家 という大地 に、 日や風や雨や鳥やム シや ヒ トがかかわ って
初 めて花を咲かせ、珠玉 の実をな らす ことがで きるのです。
古今東西の作曲家が夢見、つ くり上げた音の果実の歓喜を、
今 まさに生まれたばか りのようにみずみず しく現 してみたい。
無垢なかたちと色 彩、香 り、舌ざわ り、果汁が滴 る、 もぎたての果実のうたを。
ときに死 と再生 の影 を漂わせなが ら。
今なお詩情ゆたかな ドイツ・ ロマン派か ら、 20世 紀 フランス歌曲の精華、
イギ リス、 ドイツ、そ してマ レーシア、 日本 の現代 にいたる佳 曲、 く うた >ま で。
真澄なる歌唱に、芳醇なヴィオラの響 き、共 鳴する ピアノに朗読 を くわえ、
詩的で、彩 りゆたかなコンサー トを、昨秋 につづ けて贈 ります。
*****
今 年 は嬉 しい ことに 、 この 山形 で生 まれ た コ ンサ ー トが 、東京 と大 阪・ 岸和 田 で も公 演 す る機 会
に恵 まれ ま した。 本 コンサ ー トに さま ざ まなか た ちで ご支援 、 こ協 力 い た だ いた 皆様 に、 心 か ら
感謝 を 申 し上 げ ます。
そ して、今 日の 演奏 を喜 んで いた だ けた な ら、 また来 年 もあ らたな実 りをたず さえ、 山形 に還 っ
て きた い と願 って い ます 。
本 日は ご来 場、 誠 にあ りが と うござ い ま した 。
こ と しの 音 の 果 実 の 饗宴 を、 どうか 最後 まで、 心 ゆ くまで お 愉 しみ くだ さ い 。
主催 者
PRttGRAM
7 キーヨン チョン :「 鐘の音はまだ心に響いて」にか
Kee Yong chOn9(]971-マ
レー シア):Temple bel s st‖ │「 ng ng n my heart
2
プ リテン
3
フランス近代歌曲の精華
ドピュ ッシー :r星 月夜」 (sop
く」 (sop va,pf、 オリジナルはテノール、ホルンと弦楽合奏のための
BenJam n B■ tten〈 19131976イ ギリス):Now S eeps the Clmson Peta
詩 :ア ,レ フレッド テニ ソン卿
:「 深紅 の花弁 は眠 りに就
C aude Debussy(1862 ]9]8
アー ン
:「 牢獄 にて」
:「 泉 に よせ て 」
Da「 us M‖
pf)詩
:バ ンヴィル
フランス):Nuits d 01oies
(sOp pf)詩
Reynaldo Hahn(]874-]947
ミ ヨー
)
:ヴ ェルレーヌ
フランス):0'une
(sop pF)詩
haud(18921974
フランス):A
prison
:ロ ンサール
une Fonta ne
プー ランク :オ ペ ラ rテ ィレジアスの乳房』 よ り、
テ レーズのア リア 「いいえ、旦那様」 (sop pf)台 本 :ア ポリネール
F「 anc S Pou enc(1899]963
フランス):LeS mameles de TirOs as Non Monsieu「
mon ma「
`
ミヨー
:「
Darus M‖
I
四つの顔」 apつ
∼
haud(1892 1974
カ リフ ォル ニ ア娘
(ヒ
フランス):Quat「 e v sages
a caiforn enne)
Ⅲ ブリュッセル娘 (La bruxwlo se) V
‖ ウ ィス コ ン シ ン娘 (The w sconsonian)
パ リ娘 (La pansienne)
― 休 憩 ]5分 一
5
湯浅譲 二
:『
RDレ インか らの二 篇』 よ り 「愛 は似 る。 降 りくる雪の 一」 lsopl
Uoli Yuasa〈 ]929-、 日本):LOve iS Ike the fa‖ ing snOvv
:「 空 」 (sop
:「 Sub‖
pf)
詩 :谷 川俊太郎
minal Hey J」
(pf)
日本民謡集 Jよ り 「子守唄」「ま い ま い」 ●op pつ
Michio Mamiya〈 1929- 日本)
δ 間宮芳生
:『
ア シ ュー マ ン
:「 3つ
の ロ マ ン ス 」 (va
pf、
オリジナルはオーボIと ビアノのための
)
Robett Schumann〈 ]810 1856 ドイツ)i3Romances Op 94
θ レッフラー
:「 4つ
の詩」 ●op va po
Char es Loeff er(]86]1935、
1
フランス)Ouatre
ジグ を踊 ろ う (詩 :ヴ ェル レーヌ)
Ⅲ セ レナー ド (詩 :ヴ ェル レー ヌ)
poemes op 5
‖ 角 笛 の 音 (詩 :ヴ ェル レーヌ)
V
ひ び割 れ た鐘 (詩 :ボ ー ドレール)
詩
:RDレ イン
吉 川真 澄 (ッ プラノ)
岸和口生また。相愛大学者楽学部声楽専攻卒業。桐朋学園大学研究科声楽専攻終了.口 中万美子、松本実和子、木村俊光、平山美智
子の各氏に師事 .Eア メリング、Uデ ィムス、Kラ ーキー 、餃 島有美子の各氏のマスタークラスを受講 。浜離官朝 日ホール「高橋アキ
ピアノドラマティック2000」 、紀尾丼ホール「 日本の作山 J、 ォペラ
「チェネレントラ」のクロリンダ役、アンサンブルノマド定期演奏会 神奈川
「サントリーサマーフェスティバ ル,「 東京ワンダーサイトリサイタルJな どに出演。また「口短調ミサ J「 浄土 J
県民ホール「21世 紀 の音楽地図」
のソリストを務めるなど、歌由、オペラ、現代音楽の幅広い分野で活躍している。第7回 松方ホール音楽大貧受賞。平成 16年 度文化庁国
内芸術インターンシップ研修生。今年6月 、間富芳生新作オペラ
「ポポイJで 主役入江舞を演じた。
般 若佳子 (旧 姓佐藤、ヴィオラ)
広島生まれ .桐 朋女子高等学校音楽科 、桐朋学園大学音楽学 部及びブリェッセルエ立音楽院卒業 .故 数住岸子、辰 巳明子、江戸純子
首沼準二 、セルジェ コロー、ライナー ホフマン、ポール ドュ クレルク ガース ノックスの各氏に師事 。2005年 に帰国するまでベルギーを
拠点にイクトゥス&プ ロメテウスアンサンブル 、モネエ立ォペラ劇場の公演に多数出演するなどヨー llッ パを中心に活躍。広島市最優秀新
人賞、キジアーナ名誉ディプロマ賞受賞。2004年 度文化庁芸術家海外研修員。現在 は関東、関西にてクラシックから現代まで多岐にわた
り活動している。秋吉台国際現代音楽セミナー招待演奏 家。ネクスト マッシュルーム プロモーションメンバー。
藤 田朗 子 (ピ ア′)
東京 芸術 大学音 楽学部器 楽科 〈
ビアノ専 攻 )、 パ リ国立 高等 音楽 院伴奏 r4、 同音 楽院第 二課 程室 内楽科 を事 業。ピアンを中 山ヒサ子 播
本三恵子 、倉沢仁子 辛島輝治 、伴奏法 を山洞 智 、Jean KOERNER室 内楽を Gerard BUQUET、 」ens MacMANAMAの 各氏 に師 事 .ソ ロ
の他 、ニース国際夏期講 習会 パ リオペラ座などで公式 伴奏者 をつ とめ 、パ リ音 楽院オーケストラなどでも鍵 盤楽器 奏者 として活躍
.室 内
楽 新 山初演などで国 内外 の演 奏家 と共 演 。またテュー′ヽセル バン奏者 の橋 本普 哉 と
「Duo TranspneumeJを 結 成 。1996年 オし幌交響 楽
団と共演 .2003年 より現代音 楽セミナー「秋吉 台の夏」、2004年 現 代音楽フェスティパ ル「A Temlo」
(フ ランス)、
楽祭などに出演 。
ス タ ッフ
制作
朗読 :斎 藤朋
舞 台進行 :鈴 木俊 ―、原田和真
運 営 i鈴 木幸子、佐藤亜希、斎藤 幸子、畑 山侑三 瑠美子
協 力 ‐NPO山 形 の音楽活動を応援 する会 Mプ ロジェク ト、
檄団 69/07、 劇 団の ら、楽天夢座、 マルメ ロ ほか
果実 :西 山形 の果実
フライヤー 宣伝美術 :井 原靖章
f晴 団
助成 :N馴
主催 :音 の 果実実行委員会
音 の 果 実 コ ンサ ー ト2009/秋
11/23 Mon 4pm 山形 文翔館議場ホール
11/27 F
7pm
12/6 Sun 2pm,7pm
東京 武蔵野公会堂
大阪 岸和田市立自泉会館
発 行元
音 の 果 実 実 行 委 員 会 tel o3-5627-7583 fax 03-5627-7584
e―
ma“ marme oyama@gma‖
com
2006年 より軽 井沢国際音