組立ラインラインライン(航空機)

2013 年 9 月 13 日
江崎通彦
ノーショテージ組立ラインの実現期間の実績とそのコツ
筆者は、川重、岐阜工場で社で、航空機の組立ラインスタート予定スタート日に、子部品ノーショーテ
ージ(子部品欠品なし)を、約 1 年半の間、その職にあるとき、実現した実績のノウハウの一部を下記
に記述します。
このノウハウは、今では考えられないような事情があり、現在には、引き継がれていないと思います。
これは、死を目の前にして、無念なことです。
書ききれない部分は、現状を見せてもらい、担当者に協力をして死ぬ前に、書き物として残したいと思
っています。
その詳細のノウハウの一般的な内容は、かって、ロッキード社からもらったスケジュール管理の原型ノ
ウハウに筆者ノウハウを加えたものであり、その認識、方針、コツの要点は次の通りです。
(1) 認識と方針
②
遅れてからでは手遅れである
③
遅れそうな見通しのあるもにつき、優先順序をつけ手分けをして、遅れないように、対処をす
る。
④ 遅れたもの再発防止までの対策をするが、必要以上の責任追及をしない。
⑤ 姿勢として、
「遅れた原因をさがして、原因を取り除くと言う考え方よりも、こうしさえすれば、
すスケジュールおくれは、なくなると言う対策をとりきる」という考え方が肝要になります。
(2) 準備
① 実現可能な作業手順とスケジュールを次ページの図表 1 に示すような考え方を持ったセットバ
ックを持った親子関係表を計画します。(部品の親子関係の間は、クッション日付けを、ゼロも
しくはせいぜい1日にして、親子関係、親孫関係のスケデュールバランス間で大きな齟齬を生じ
ないようにする必要があります)
② このほかにもちろん、当然、セグメント別組立シークエンスチャートとファインフローの考え方
も必要です。
K:¥0-My Documents¥1-作業ファイル
1¥d¥促進管理学¥ノーショテージ組立ラインの実現期間の実績とそのコツ.R1.doc
図表 1
③
実労働日に、0 から 999 までの日付を割りつけます(0~9999 でもよい)
。この割つけられた日
付が、作業優先順位になります。(従来のように、特急品、急行品と言う呼び方をやめて、XX
日遅れ品と言う表現を使ってその優先順位を明確にするようにします)(また、工程ごとに「差
し立」たて、優先順位の早いほど前に持ってきて見るようにします)
(現在、使っているしょっぷ・オーダーのワリカンスケジュールは筆者のかっての考案です)
④ ライン職以外のラインスタッフとして促進担当者を決める(どのレベルのラインスタッフかはプ
ロジェクト毎に妥当なレベルに決めます)
⑤ その促進担当には次の権限を与えます
A.遅れそうな工程のライン責任者に、工程が遅れそうであり対処するべきと警告を発します。
(工程が遅れそうかどうかの調査は、促進担当者の責任とします(註)
。
(註:どの部品、作業がどこの工程にあるかは、現在、コンピュータ上で基本的には、確かめることができるよ
うになっているとことを前提とします)
しかし、その遅れそうかどうかの調査には、ラインの責任者は、協力をする義務を持たせます。
また、自分の職場で、遅れそうで困っている場合は、ラインの人は、促進担当のスタッフに調整、
してもらうように、協力依頼をします。
協力をしない場合は、ラインの担当者でも、そのラインスタッフの上司に、その挙力しない件を
申し出る義務を持ちます。
(一方、この場合、そのスタッフは、ライン職でないので、この報告と、次のB項のライン関係
者を集める会議開催の権限のみを持っているようにします。
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1¥d¥促進管理学¥ノーショテージ組立ラインの実現期間の実績とそのコツ.R1.doc
即ちラインには命令権はないけれども会議の招集権とラインの人に代わって、調整権はあるもと
します)
B.その調整権だけでは、対処ができぬときは、その対策をとれるレベルのライン関係者を集め
て、予定通り作業が完了するように会議の召集権だけ与えます。
C.それでも遅れそうなときには、一段上の上司に、その件を報告し、更にレベルの高い調整の
指示をだしてもらえるようにする権限は持たせます。
D.調整指示を出さない管理職についてはしばらく様子を見て、もう一段上の、管理職(例えば
役員)(下請けや購入会社については、その納入担当者の上司)にその件を報告し、対処をし
てもらいます。
このようにすれば、大半のスケジュールは、最上位の責任者のところまで持って行く前に、
ケリがついてしまいます。
時期を見ても対処が遅れるようであれば、どこまででもその上司、または下請けを含んだ会社
の社長まで、対処をとっていただけるように促進スタッフは促進の権限を持ちます。
この場合、礼儀正しく、筋を通して、その権限の行使と報告をします。
E.促進担当のスタッフは、担当者間の、書類、もの、ツールのハンドキャリーを積極的に行う
ものとします。
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つrをラインの関係者を集めて関係者を集めて、
を経過 k をする
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