2.豊かな老後を過ごし、 子供達が遺産相続で争わない為に! (1)50歳を

2.豊かな老後を過ごし、
子供達が遺産相続で争わない為に!
(1)50歳を過ぎると、それまで見えなかった物が見えてくる。
30歳代で頑張った人の40歳~50歳代は、仕事上では重要な位置に立ち、社会的信
用もつき、肉体的にはまだ十分に体力があり、家庭では中心になっている「人生が
最高に充実した時」になりますが、50歳を超えると急に自分の人生の終着駅が見え
てきて、それまで全く考えたことも無い事を考え始めます。
「子供たちは自分で生きる力をつけることができるだろうか?」「子供や孫達との
関わりはどうなるのか?」「子供達が巣立った後は、夫婦二人で、何を生甲斐に、
何を楽しみ、どう忍び寄る老いと付き合って生きようか?」、と今やってる仕事を
退いてから死ぬまでの20年~30年をどう生きるかをいろいろ考え始めます。
そして、「妻や子供達が相続で争わないようにしたい!」「その前に、まず夫婦二
人が今まで通りに豊かな生活ができるようにしたい!」「人生の最後を、私の人生
は良い人生だった、と締めくくりたい!」「さて、どうするか?」、と。
今まで
に「人生の終着駅迄をどう豊かに生きるか?」については今までもいろいろと考え
てきましたので、今後は、「どう死に立ち向かうか?」についても、心や体やお金
の専門家とも協力しながら、更に考えていきたいと思います。
(2)「心豊かな老後」とは何か?
まず、経済的な面で老後資金の心配がないこと、即ち、残る30年の生活費の準備
ができていること、自分達夫婦が病気になったり、介護が必要になった時に、子供
達に迷惑を掛けないでもいいだけの資金が用意されていること等です。
次に精神的な面では自分が誰かの役に立っていると思えること、家族や子供に心
配事がないこと、子供達と家族として良い関係にあること等です。
最後に、自分が居なくなった時に、子供達が相続で争わないように準備ができて
いますか?
そう言うことが準備できていれば、心豊かな老後と言える、と思います。
(3)人生が成功だったかどうかの判断基準
私は、人生の成功は「六つの健康」で計れる、と思います。 「心の健康」「体
の健康」「お金の健康」「家庭の健康」「社会の健康」「自然環境の健康」の六つの
健康が充実していればその人は幸せであり充実した成功者である、と言えます。
反対にその一つでも欠ければ、幸せな成功した人とは言えないでしょう。
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心の健康
自然環境の健康
家庭の健康
仕事とお金の健康
社会の健康
体の健康
①
「心の健康」は六つの健康を心がければ自然と満たされます。
自分の為だけではなく、人の為にも役立つことをやっていれば、生き甲斐と幸せ
が近寄ってきます。
「有難う」を1万回言うと幸せが近づき、10万回言うと「嬉
しい奇跡が起きる」そうです。
人間は心の持ち方で幾らでも幸せになれると言う
ことでしょうか。
②
「体の健康」は、ヨガの腹式呼吸で酸素を十分に取り込めば健康になれます。
更
に、「水素豊富水スティック」で水素の豊富に入った水を飲めば「成人病と老化の
原因になる活性酸素を水素で還元して消すことができる」ので胃腸内が綺麗になり、
血液が綺麗になるので、体中が何時までも若さを保てます。
現に私はこの水を飲
み始めてから、永年苦しんだ胃腸の弱さが無くなり、疲れなくなったのでゴルフに
行く時は何時もワンハーフやらないと気が済まなくなりました。
その上、気にし
ていた嫌な老臭が消え、頭髪が立ち上がり白髪がどんどん黒くなっており、足腰の
痛みが消えてしまい家にあったアンマ機が無くなり、自分では20歳若返ったと思
います。
自分で試してみて、本当に嘘のような効果が出たので、母親や友人知人
に勧めまくっています。成人病や老化現象で苦しんでいる方にはお勧めです。
(「若さを取り戻す水素スティック健康法」参照)
③
「お金の健康」
仕事で成功すれば、生き甲斐とお金の面で成功します。
老後のお金の問題につい
ては別稿で後述します。 (「副業の不動産投資でお金持ちになり、幸せになる」
参照)
④
「家庭の健康」
愛する妻と子供に恵まれたら幸せです。
のが親の勤めです。
その子供が立派に自立できるようにする
子供には財産をあげるのではなく、生きて行く力を付けてあ
げるのが親のやるべきことです。(「息子への手紙」参照)
⑤
「社会の健康」
人は人々に囲まれて社会の中で生きますので、その社会が健康であり、その社会の
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中で自分が頼りにされる関係にあることが成功者の基準になります。
⑥
「自然環境の健康」
自分が生きている地球環境、日本の環境、地域環境、住まいの環境が健康でなけれ
ば人は幸せにはなれません。
(「安くて、強くて、快適な住まい」参照)
(3)「50歳を過ぎてからの豊かな生き方」
68歳になって自分の人生を振り返ると、15歳から自分の人生を考え始めて、30歳ま
では「自分は何の為に生きているのか?」探り続けました。
が、結局は判らず、
32歳で結婚して、生活の為に働き始めて、「どうしたらお客様が喜んで下さるの
か?」考えるようになり、ようやく「自分はどうしたらいいのか?」「何をしたら
いいのか?」が具体的に判るようになり、夢中で働きました。 38歳で独立開業し、
「お客様と社員の喜びを自分の喜びと感じて」更に頑張りました。 41歳になって、
階段を上る時に心臓が痛むので「働き過ぎで体力が落ちている!」ことに気づき、
休みの日には夫婦でテニスを始めました。
体力はすぐに回復しましたが、今度は
「これが自分の本当に求める生き方か?」悩み始めました。 そして、一寸だけ「生
き甲斐になりそうな健康関連の他の仕事」をやってみましたが、「やりたいことを
やっているのに、うまく行かず、儲からず、損ばかりして、苦しくなって、止めま
した。
「自分のしたいことをやっても、利益が上がらなければ、人は生きていけ
ない!」ことが判りました。
「そうだ、こんなにお客様に喜ばれている不動産の
仕事があるのに、何を迷っていたんだ!」と気づき、それ以降は「俺は不動産に関
連した仕事以外には手を出さない!」と思い定めて、「今の仕事に迷いなく専念す
る」ようになりました。
それからは、苦労は山のようにありましたが、それをは
ね除けて「何とかする!」ことが自分の生き甲斐にもなりました。
そして、今思
えば、40歳~50歳代は仕事も、お金も、子育てや家庭も、体力も、精神力も、一番
充実していたし、「人生が一番充実した時」であった、と言う気がします。
そして、60歳から「5年後に息子を社長にすること」を目標とし、「新社長の為の
組織作り」を始めて、7年後の2年前に息子に社長を譲リました。
ところが、68
歳になった今、「新社長の経営方針等々と自分の期待とが食い違っていること」に
苦しんだり、「自分の仕事上の居場所が無くなったことや生き甲斐の無さ」に悩ん
だりしています。
人間とは、本当に勝手で難しい生き物である、と痛感します。
そしてようやく最近、「自分は、今後どう生きたらいいのか?」気持ちが決まって
「今後の自分の生き甲斐は
これまでもそうしてきたように、自分で創り出すしかない」と言うことです。
きました。
「譲った以上新社長を信頼するしかない」
では、「後20年何をして、どう生きようか?」ですが、これまで自分がやってきた
不動産関連事業の経験を活かし、「お客様と世の中の為になることを自分の喜びと
「老後の豊かな生活をどう創り出すか」と「相続(争族)で争わない
対策」に取り組み、その為の専門家チームを作り、お客様の個々具体的な問題に対
する」には、
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応・解決して行くことである、と考えるに至りました。
(4)日本社会の現状と50歳以上の生き方を相談する場所がないという現実
(1)日本人の平均結婚年齢は29歳と遅くなり、一所帯当たりの子供の出生は1.3人とな
り、毎年生まれてくる子供の数は110万人を下回っています。
その反面、第2次
世界大戦後に生まれた47年~56年生まれの人は「年間最高で230万人も生まれた団
塊の世代」を中心として1,927万人も居て、これからドンドンと老人化していきま
す。
「少子高齢化」「少産多死化」「人口減少時代」と言われるゆえんです。
数年後には、1年間に70万人の人口が減ると言われています。
これは、佐賀県や
山梨県の人間が毎年居なくなると言う数字であり、どれほぞ凄いことか判るでしょ
う。 この結果、高齢者の年金は減り、健康保険等々の保険も厳しくなることにな
ります。
どうしたらいいか、本気で考えなければなりません。
ところで、日本国民の個人金融資産は¥1,500兆円弱、不動産資産は¥1,200兆円
あります。
そして、この国民の金融資産の約70%、不動産資産の60%を60歳以上
の人が持っていると推定されています。
ます。
また、日本国民の80%は自宅を持ってい
この事実を活かして、日本国民の老後対策を考えることが必要である、と
思います。
(「日本国民を豊かにする為の一提案」参照)
(2)アメリカの「チェンジ」に続いて日本も「政権交代」が起き、日本国民の生活が変
わる境目に来ました。 はたして国民個人の幸せは深まるでしょうか?
期待した
いところですが、これからはドンドン進む「少子高齢化」
「人口減少」時代の中で、
どう考えても、どう対処しても、「年金は目減りし」「医療保険等々の各種保険は
少なくなる」ことは必定です。
る時代ではありません。
我々の老後を国や政治家だけにとても任せておけ
ところで、我々50歳代以上の日本人は、戦後の焼け野原
から登り坂を駆け上り、80年代後半のバブル最盛期を経て、それからは下り坂を駆
け下りて来た力強く逞しい世代です。
ですから50歳を過ぎたら「これからまだ続
く30年以上の人生の締めくくりの時」を「自分の力」で「豊かな老後生活に変え」
「死して後は子供達が遺産分けで争わないようにする」力がある、と思っていま
す。 私も2年前に社長を息子に譲り、会長になりましたので、今後は人生最後の
ライフワークとして「豊かな老後生活と相続(争族)対策」に取り組むことにしま
した。
我々が本当に知りたいのは、「自分達夫婦の老後を豊かに過ごす為にはどうしたら
いいのか?」「自分が居なくなった時、残された妻や子供が仲良く豊かに生きられ
るようにするにはどうしたらいいのか?」「その為に今からやれることは何がある
のか?」なのではないでしょうか。
(3)
そう考えると、相続が起きてから対応しているのでは十分なことはできません。
まだ元気で力のある内に、相続が起きる前に、各専門化の意見を聞きながら、自分
達夫婦の将来と家族の将来を考えて、子供達も納得いく方法を決めておくことが大
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事なことになります。
今までも、相続問題が起きたら、節税は税理士が、遺産相続は弁護士が、不動産
の処理は不動産業者が、建築については建築業者が、将来の老後生活設計について
はFPが、それぞれ自分の分野で対応してきました。
しかし、税理士は税金対策しかできないことが多く、同様に弁護士は依頼人の利
益のためにしか動かないし、不動産業者は売り買いして手数料を稼ぐことにしか興
味がないことが多いし、保険業者は保険を売りつけることに熱心なだけ、銀行はお
金を貸し付けて金利を稼ぐのが仕事の中心になっている、と言うのが残念ながらの
現実なのではないでしょうか。
我々専門家がやるべきことは、その疑問を持った人々のそれぞれ違った状
況に応じて、生きている内に、元気で力のある内に、自分でその問題に対応するこ
とができるようにすることこそが大事なのではないか、と考えるに至りました。
そこで、
そこで、NPO非営利活動法人相続アドバイザー協議会の勉強会に参加して、相続
アドバイザー常食資格を取得して、フィナンシャルプランナー(FP)、税理士、弁
護士、司法書士、行政 書士、測量士、生命保険業者、建築業者、不動産業者、医
者等々の専門家とチーム を組んで「豊かな老後生活と相続(争族)対策」に取り
組んで行くことにしました。
*
毎月第三・第四土曜日の9:30~12:00、明和地所賃貸センター2Fのセミナー室で
「心豊かな老後を過ごし、子供達が遺産相続で争わない為に!」セミナーを開催
し、各種専門家と共に個別相談会もやって行きます。
そして、相続は一人一人、一つ一つ事情が違う問題ですので、セミナーを開き、
個別相談に応じ、一つ一つ具体的に対応・実現して、皆様にご利用頂けるようにし
て行きたい、と念じています。
2009年10月1日
-5-
記