乳児のいる世帯に安全な水を政府の責任で 緊急に

2011 年 3 月 24 日
東北地方太平洋沖地震緊急災害対策本部
内閣総理大臣
菅直人
様
官房長官
枝野幸男
様
厚生労働大臣
細川律夫
様
新日本婦人の会会長
高田公子
乳児のいる世帯に安全な水を政府の責任で
緊急に必要量確保し、配布してください
未曾有の大震災・津波被害、原発事故に対する連日の不眠不休の活動、本当にご苦労
様です。
昨日、東京・金町浄水場の水道水から厚生労働省の乳児向け飲用基準規制値の2倍の
放射線物質が検出されたことに続き、本日埼玉・川口市や千葉・松戸市の浄水場でも検
出されていたことが明るみになり、衝撃がひろがっています。
「何軒も店をまわったが水
のペットボトルが1本も手に入らなかった。乳児優先にしてほしい」
「保育園では赤ちゃ
んのみ。2、3歳でも大丈夫なのか」
「安全な水をどうしたら手に入れられるのか」など、
切実な声が私どもの会にも届いています。
東京都は、550 ミリリットルのペットボトル飲料水 24 万本を乳児のいる家庭に配布す
るなど機敏な対応を始めています。政府は、「乳児の水道水摂取は控えてください」「冷
静な対応をお願いしたい」
「企業に増産をお願いする」とのよびかけにとどまらず、必要
分を確保し、提供することこそ責任ある対応です。
1、政府の責任で、乳児のいる世帯に安全な水を緊急に必要量確保し、配布してくだ
さい。保育園、小児病院などの乳幼児のいる施設に安全な水を提供してください。
1、スーパー等の量販店やコンビニエンスストアなどに「乳児世帯優先販売」措置を
とるよう、働きかけてください。