スライド 1 - (株)日本マーケティング塾

2012年8月21日発行 Vol.30
編集・発行:TERAKOYA運営委員会
トピックス
株式会社日本マーケティング塾の新体制と基本的考え方について
代表取締役社長
甲斐 貫四郎
7月17日開催の日本マーケティング塾第28回定時株主総会
後の「取締役会」において、代表取締役社長に選定され、就任
しました甲斐貫四郎です。現在、富士ゼロックスインターフィー
ルド(株)の代表取締役社長としての職務を担っており、2012
年9月末までは日本マーケティング塾と兼任の予定です。
事情をご勘案の程、宜しくお願い申し上げます。甚だ微力では
ございますが、伝統ある「日本マーケティング塾」の価値を改め
て見つめ直し、今後の成長に向けて専心努力する所存ですの
で野寄前社長同様、ご指導の程宜しくお願い申し上げます。な
お、「第28回定時株主総会」にて承認された「新体制」と、当日
ご出席の株主各位にご説明した「事業コンセプトと研修コース」
に関する基本的考え方は以下の通りですので、ご参照願えれ
ば幸いです。
≪新体制≫
代表取締役社長
取
締
役
取
締
役
取
締
役
取
締
役
監
査
役
甲 斐
三 浦
鳥 居
溝呂木
青 島
能 重
日本マーケティング塾の理念と事業内容
NMJの理念
企業の人材育成ニーズ
高い志の元、最新・最高の哲学と
マーケティングスキルを
時代の経営を担う人々に、
全人格的に伝授し、
課題解決力のある優秀な人材を育成する
会社の将来をリーディング
できる人材の育成
経営・マーケティングの本質を捉え
マネジメント力を有する幹部社員を育てたい
NMJの事業コンセプトと中長期コース(案)
①経営視点を備えた実践マーケティングの研鑽
⇒ 全社戦略レベルとしての戦略的マーケティングと言行一致マーケティングを学ぶ(企業現場訪問)
②テーマ別研修
⇒ 例)CSR・BCP・ISMS・営業力強化
③業務別研修
⇒ 例)ブランディング・プロモーション・商品開発・店舗マネジメント・営業開発
④経営視点を育成するコースの新設
⇒ 経営基礎コース/中小企業経営者向けコース(経営戦略企画・IT戦略) ※塾OB活躍の場 等々
⑤就職活動支援プログラム等
⇒ 大学・大学生のニーズに応え、入社後の各企業社内教育との連携を図る
研修コースの基本的考え方
研修コース
機能としてのマーケティング戦略
★本コース
経営・マーケティングの本質を捉え
マネージメント力を有する幹部候補
生を育成。
★短期コース
NEW
入門コース
NEW
経営基礎コース
NEW
中小企業経営者向けコース
★テーマ別研修
NEW
★業務別研修
NEW
講師・塾生
派遣企業OBが
一丸となって運営をサポート
言行一致マーケティングの導入 (現場を知る機会の創出)
製造
マーケ
ティング
財務
人事
全社レベルでの
戦略的マーケティング
貫四郎(新任)
功
直 隆
健 一
弘 幸(新任)
正 規
TERAKOYA秋企画のご案内
~震災遺児に進学の夢を~ “「みちのく未来基金」の活動を応援しよう” 先ずは、現地確認“宮城県被災地視察ツアー”にご参加を!
1. 趣旨
「みちのく未来基金」は、発起企業として塾と関係の深いカルビー(株)はじめ著名なカゴメ(株)、ロート製薬(株)が名前を連ね、“震災遺児に
進学の夢を”というテーマで、活動が進められています。そして、2012年4月には、94名の震災遺児の方々が、未来基金1期生として進学
され、現在2013年の2期生の受付が行なわれているとのことです。
今回、その「みちのく未来基金」で活動しているカルビーの安井さん(42期卒塾)より、「みちのく未来基金」の活動に対し、理解と協力を得た
いとの趣旨で、自ら現地を案内するので、先ずは現地の悲惨な被害の状況を見ていただいてはどうかとのご提案をいただきました。
つきましては、被災地に対する想いと子供達の進学の夢の実現を応援するという観点からも、おこがましいかもしれませんが、TERAKOYA
としても何等かの形で「みちのく未来基金」の活動を理解し、ご協力出来ればと考え、今回安井さんからご提案いただいた「被災地視察ツ
アー」を採り上げることに致しましたので、お一人でも多くの方のご参加を募らせていただきます。
2. 宮城県被災地視察ツアーの実施要領
【日時】
2012年10月13日(土)
10時頃JR仙台駅東口集合→被災地視察→17時~18時 JR仙
台駅東口解散
【視察予定場所】
宮城県南三陸町志津川エリア、石巻市雄勝町エリア
【費用】
仙台までの交通費各自にて実費負担。
仙台から被災地までの交通費及び途中での昼食代は
TERAKOYAにて負担。
【対象者】
TERAKOYA会員
【締め切り日】
参加ご希望の方は2012年9月15日(土)までにメールでお願い
します。
([email protected])
【今企画の幹事および被災地案内役】
安井正紀(第42期卒塾)
カルビー株式会社人材開発部震災復興支援担当
卒塾生著書のご紹介
―仕事で成果を出し、株で1億円稼ぐー
「実践マーケティングの法則」
このたび日本マーケティング塾第30期卒塾の佐野寿彦氏(日本たばこ株式会社)が、著書を出版されましたので、ご紹介いたします。
• タイトル
「仕事で成果を出し、株で1億円稼ぐ実践マーケティングの法則」
• 発行日
2012年6月20日
• 発行所
株式会社 幻冬社ルネッサンス
• 価格
1575円
• 紹 介
本書の「サラリーマンが本業で成果を出しながら、て、自分の業績を伸ばし、市場競争に勝てる部下を育成しながら、
コツコツ資産も増やし、さらに大人の遊びもさらに株式投資で1億円稼ぐ」という刺激的なタイトルに謳われている通
り、著者は、冒頭に「実践マーケティングの手法によって学べて、退職後も資産運用ができる、そんな投資方法を伝
授する」と自らの体験と実績の裏付けを以って語っています。
そして、全編に亘り著者の常に前向きな姿勢とバイタリティ、更には「戦略は展開して初めて戦略」といった水口先生
の教えをはじめ、“マーケティング塾で学んだこと”や“鈴木敏文氏(セブン&アイ・ホールディングス)の「単品管理」
の教え”を随所に引用し、株式投資への取り組みや、仕事としての営業活動にいかに採り入れ、生かしてきたかが
説明されており、その幅広い知識と実践力は、なかなかのものと感心させられます。
第38期同期会便り
 去る7月17日に開催された(株)日本マーケティング塾の定時株主総会を以って野寄氏が、代表取締役社長を辞任され
ました。野寄氏は、社長在任6期(23期~28期)の内、26期のみ赤字でしたが、他の5期は全て黒字を確保し、特に水口先
生がお亡くなりになった後、売り上げが伸び悩む中、大幅なコストダウンに努められ、利益を確保し、配当されるなどその卓
越した経営手腕に対し、改めて感謝と敬意を表し、惜しみない拍手を贈りたいと思います。
 新しい代表取締役社長として、塾OBの甲斐氏(卒塾第9期)が就任され、塾の事務所も五反田駅前の明るいオフィスビ
ルに移転されるのを機に、改めて“塾の理念”と“企業の人材育成ニーズ”を踏まえ、新創業とも言える取り組みをしようとの
熱い想いが伝わってきます。
 今回企業便りとして、カルビー(株)新価値創造課の小牧さんに、お忙しいところ同社のアンテナショップ「カルビープラス」
についてレポートを頂きました。「カルビーファンの創造」を目指し、現在5店舗を展開され、大変好評の為、更なる店舗展開
を計画中とのこと、是非身近なところにオープンしていただければと期待しております。
TERAKOYA運営委員会
FAX:03-6417-9063 MAIL:[email protected] TEL:03-6417-9062
企業便り
カルビーのアンテナショップ 『カルビープラス』について
カルビー株式会社 マーケティング本部 新規商品企画部 新価値創造課
小牧 緑(第34期卒塾)
カルビー株式会社では、お客様との直接のコミュニケーションを通して、“おいしい”“楽しい”を体感できるショップとして、カルビー アンテナ
ショップ『カルビープラス』を出店。
現在、原宿竹下通り店、新千歳空港店、東京駅店、ダイバーシティ東京 プラザ店、よしや河原町店を展開中です。
厨房で製造過程が見られる“揚げたてのポテトチップス”以外にも、おなじみの「じゃがりこ」の素材を揚げた“ポテりこ”等のホットスナック、
地域限定の「じゃがりこ」等、ご好評を頂いております。
私が所属する「新価値創造課」の商品は、まだ『カルビープラス』に置いてもらったことはないのですが、いずれここに置いてもらえるような
話題性のある商品を生み出したいと思っています。
■狙い
弊社では、『カルビープラス』を通じて、「カルビーファン」の創造を行いたいと思っており、具体的には以下を実現したいと考えています。
・情報収集機能UP ⇒ お客様と直接コミュニケーションすることにより、革新的な商品、または事業開発に役立てる
・広告&コミュニケーションUP ⇒ 店舗(商品)を通じて、カルビーファンを創造
将来的には、アンテナショップを事業としてステップアップさせ、カルビーの成長に貢献することを目論んでいます。
■基本構成
1.
2.
3.
物販:限定商品やオリジナル商品といった希少性の高い商品を楽しんでいただく
例)地域限定お土産、ショップ限定商品の販売、キャラクターグッズ等の提供
飲食:オリジナルのファーストフードを提供することにより、カルビーの新しい魅力をお伝
えする
例)揚げたてのポテトチップス、ポテリコ等の提供
コミュニケーション:情報の受発信
例)ポテリコ等の新商品や限定商品の試食販売、推奨販売を実施して商品の価値
をお伝えすることに努めています。
■基本コンセプト
カルビーの提案する“おいしい”“たのしい”を体感できるショップ
魅力的な専用商品(サービス)と限定品で、非日常的な空間を演出して、豊かで楽しい気分を味わっていただく店舗を目指しております。
■現状と今後について
おかげさまで、担当者も驚くほど、多くの方にご来店頂き、まずは「カルビー」そのものを知っていただくことについては、順調に出来てきてい
ると感じています。
しかし、収益性については、まだ課題があります。
『カルビープラス』の製品は、工場と同じ工程を踏んで生産していますが、じゃがいものスライスなどに手作業を多く残しており、工場ほどには
機械化が進んでいないのが現状です。
飲食が好調で、売上比率が予想以上に高まっていることから、人件費が想定以上に増えてしまっています。
反面、物販の比率が下がったため、お客様単価が低下。
今後の事業の収益化に向けて、物販の充実をはかること等により、最適な売上高構成比を模索する必要があると考えています。
また、2015年度までに、主要都市を中心に10数店舗の展開を計画。
全国の皆様に、『カルビープラス』を楽しんでいただく予定です。
★アンテナショップ担当者の声★
総合企画事業開発本部 イノベーション開発事業部 鹿毛 賢一
2011年12月に原宿竹下通り店のOPENを担当させていただきましたが、
初めての試みが多く、想定外のことばかりです。
店頭で、お客様より直接お叱りやご指導をいただいたり、「おいしい!」とい
うお褒めの言葉をいただく事は本当にありがたく思っています。
今後は、1日1日学習しながら改善し、目的とする「カルビーファンの創造」の
実現を目指してまいります。
ご来店いただきましたお客様、ご協力いただいた関係各位へ心より御礼申
し上げます。
今後とも、カルビープラスをよろしくお願い申し上げます。
「45期日本マーケティング塾」は参加する塾生と、派遣先企業の満足度をより向上させるため、カリキュラムの一新を図りたいと思います。当
コースについては、当初予定より3ヶ月遅らせた2013年1月~5月を「開催期間」とすべく検討をしておりますので、宜しくご理解願います。
つきましては卒業生・OB各位からのご意見・ご要望をマーケ塾宛に数多く寄せて頂ければ幸いです。
以上、ご説明した内容に基づき、「年度別事業計画」を下記の通り整理致しました。これからの2年間が伝統あるマーケ塾としての「存在価
値」を再構築する期間だと認識しております。宜しくご支援の程、お願い申し上げます。
年度別事業計画概要
STEP1
STEP2
事業拡大期
STEP3
コンサル
事業領域
塾としての存在価値を再構築
幹部社員として送り出す為、コースプログラムを刷新
(営業・ファイナンス・リーガル・マネージメント等を知る)
講師と塾生が闘い、共に学び合う
派遣先企業数の回復
塾への信頼回復
異企業・異業種による
学びと研鑽の場
派遣先企業への訪問
塾に対するご意見・ご要望の確認と反映
1社1名を基本姿勢とする少数精鋭塾
中堅・中小企業
ニーズへの対応
カリキュラムの順次拡大
卒塾生・OB各位のナレッジ
活用
経営戦略立案~戦略企画
書 作成(プロセス実践研修)
中堅・中小企業経営サポート
派遣先企業の関連会社/取引先
地域地場中堅企業との関係性
構築
<資格保有者の活用>
中小企業診断士
ITコーディネーター
インストラクター
10社(10名+)による本コース開催(45期)
15社-20社(15-20名+)による本コース開催(46期)
突き詰める・考え抜く研修を徹底
最大限注力すること
塾生の声
派遣企業の声
“行って良かった!!”
“行かせて良かった!!”
の評価を
いただく!!!
株式会社日本マーケティング塾第28回定時株主総会報告
ご承知の通り、(株)日本マーケティング塾には、多くの塾OBの方が直接株主として出資し、その経営も塾OBの代表(野寄代表取締役社長)
に委ねられています。今回、その(株)日本マーケティング塾の「第28回定時株主総会」が、去る7月17日(火)に開催され、以下の通り報告
事項、並びに決議事項について審議され、それぞれ承認並びに決議されましたので、その概略をご報告致します。
TERAKOYAネットワーク会長 藤澤靖雄(第1期卒塾)
株主総会は野寄代表取締役による第28期(平成23年6月~平成24年5月)の事
業結果報告についで、能重監査役による監査結果の報告で始まりました。
この中で、特筆すべきは、厳しい経営環境が続き売上高が伸び悩む中、大幅なコス
トダウンに努めた結果営業利益では前年を上回る増収となったとの報告でした。
その後、剰余金処分、事務所移転に伴う本店所在地の定款変更、ならびに野寄代
表取締役の辞任に伴う取締役選任の3つの決議を行いましたが、いづれも参加者
全員一致で賛成し、決議を終えました。
終了後、懇親会を開催し、株主と会社役員との懇親を深めました。
大変お世話になりました
株式会社日本マーケティング塾の代表取締役社長を一身上の都合により、辞任いたしました。在任中のご支援に心からお礼申し上げます。
株式会社日本マーケティング塾前代表取締役社長 野寄晃良
2006年7月に藤澤前代表取締役社長からバトンを受け、6年の間
でしたが、皆様の多大なご支援により、安定的な経営を営むことが
できました。
この間、日本マーケティング塾の開催場所であったプレジデントホテ
ル青山の閉館、リーマンショック、水口先生の死去および東日本大
震災と、会社の経営に影響を及ぼす様々な出来事を体験しました。
2007年には、第1期から第38期まで会場として利用してきた、青
山一丁目駅前の卒塾生にとって大変なじみ深いプレジデントホテル
青山が閉館となり、会場探しの結果、都市センターホテルにて開催
することを決定しました。
その後、経営上コスト削減を余儀なくされ、現在のオンワード総合研
究所に移りました。
2008年には、リーマンショックに伴う経済不況がありましたが、株
式会社日本マーケティング塾にとって最も大きなショックと言えば、
水口先生の死去(1932年~2008年10月)でした。
先生の死去以降は、どうやって、先生の教えを伝えていこうかと、大
いに悩みました。
そして、最後は東日本大震災です。3月に予定していた第43期日本
マーケティング塾の卒論発表会を急遽5月に延期して開催すること
にしました。
この6年間を通して、
「戦略は展開されて初めて戦略」「真実は一つ、全てのコストは顧客
が負担する」「わかったかマーケティングではなく、できるか(やって
みるか)マーケティングが必要」
という3つのテーマを講義や演習を通じて、如何に塾生に会得しても
らえるかに全力を投じました。
お陰で、多くの塾生に通じ
たようで、卒塾時には全員
自信に満ちた笑顔を見せて
くれました。
代表取締役を降りましたが、
これからも日本マーケティン
グ塾では専任講師として塾
生の指導に当たる予定です。
これまで同様、故水口先生
の教えを身につけてもらえ
るように厳しく、楽しい塾を
目指していきます。