水島協同病院 緩和ケア通信.No.55 H25年6月 緩和ケアチーム 編集:松崎 6月になりました! 今回の緩和ケアニュースは・・ ご存じですか?がん性疼痛緩和記録テンプレートにありますので、是非ご覧下さい。 このテンプレートの記録には国から定められた項目を入れています。 この記録をカルテに入力する事でがん性疼痛緩和加算料を申請しています。 痛みについて、院内では、フェイススケールではなく、NRS(0-10)スケールに疼痛スケールを 統一させるよう働きかけています。また、このたび、看護記録検温表の疼痛スケールの項目を0-5→ 0-10に変更しています。検温表でも で数字を選択できるようになっていますので、 ご確認下さい。 特徴 デメリット VAS 10cmの線の上で痛みの程度をさして 理解力が不十分だったり、視力等 もらう。信頼性が確立されている。10c に障害があると使いにくい。痛み mの両端は「痛みはない」と「最悪の痛み」 が軽減していても値が除痛後よ りも強くなりやすい。 NRS(0-10) 数字で評価するので、口頭でも使用でき VASよりも理解しやすいが、表 る。信頼性が確立されているVASスケー 現が限られている。 ルとの高い相関が認められている。 フェイススケール 痛みの程度を顔の表情であらわしたもの。 VASとの相関性は低い。看護師 数字などの客観的評価が苦手な患者さん が患者の表情で痛みを評価しが でも簡便に痛みについて答えやすい。 ち。 ※ペインスケールを用いる際の原則は痛みをもつ患者さん本人に答えてもらうこと。 痛みは患者さん本人しかわかりません。看護師の主観で痛みを解釈しないようにしましょう。 甘野老(あまどころ) :百合科の植物。花言葉: 「元気を出して」 、 「心の痛みのわかる人」
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