「早期退職者の募集に関するお知らせ」並びに「中期経営計画について」

平成20年6月20日
各
位
会社名
株式会社 福田組
代表者名
代表取締役社長 福田 勝之
(コード番号 1899 東証第1部)
問合せ先
代表取締役副社長執行役員
管理本部長 品田 悦孝
早期退職者の募集に関するお知らせ
当社は、平成20年6月20日開催の取締役会において、早期退職者の募集を行うことを決議いたし
ましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.早期退職者募集の理由
建設市場が引き続き縮小する中にあって、供給過剰な業界構造は依然として解消されず、消耗戦
が長期化するものと考えられます。加えて、官庁工事の入札制度改革による受注競争の激化・落札
率の低下・受注コストの上昇などから、土木事業の採算性は急激に悪化しております。
このような経営環境に適合するため、当社は本日開催の取締役会において、将来に向けた安定的
な経営基盤の確立を期して、
「土木事業の縮小と人員規模の適正化による収益構造の改善」
、
「高年
齢化による高コスト体質と組織の硬直化の是正」を狙いに、
「中期経営計画」
(別紙)を策定し、早
期退職者の募集を行うことを決議いたしました。
2.早期退職者募集の概要
(1)募 集 人 数
約160名程度
(2)募集対象者
平成20年4月1日現在、満年齢45歳以上の総合職(但し、建築職を除く)
(3)募 集 期 間
平成20年7月14日∼平成20年7月28日
(4)退 職 日
平成20年8月31日(業務都合による例外適用あり)
(5)優 遇 措 置
退職者には会社都合退職金と特別加算金を支給するとともに、希望者に対し
ては再就職支援を行う
-1-
3.今後の見通し
応募者が募集人員に達した場合、特別加算金等の総額は16億円程度となりますが、平成21年12
月期の人件費等は、当期と比較して14億円程度減少するものと見込んでおります。
なお、中間及び期末業績予想につきましては、見直しの作業を進めているところであり、募集結果が
判明次第、公表させていただきます。
また、次頁以降に「中期経営計画」を掲載しておりますが、これらを確実に遂行するための新体制等
につきましては、改めて開示させていただく所存であります。
以上
-2-
(別 紙)
平成20年6月20日
各
位
会社名
株式会社 福田組
代表者名
代表取締役社長 福田 勝之
(コード番号 1899 東証第1部)
問合せ先
代表取締役副社長執行役員
管理本部長 品田 悦孝
「中期経営計画」について
当社は、平成23年度(2011年度)を最終年度とする「中期経営計画」を策定いたしました。
建設市場が引き続き縮小する中にあって、供給過剰な業界構造は依然として解消されず、消耗戦が長
期化するものと考えられます。加えて、官庁工事の入札制度改革による受注競争の激化・落札率の低下・
受注コストの上昇などから、土木事業の採算性は急激に悪化しております。
一方、当社の建築事業における主力マーケットである「商業施設」と「住居施設」は、法改正や資金
供給面の変化、資材高騰などにより大きな曲がり角にあります。このような状況を踏まえ、当社は以下
の内容を骨子とする「中期経営計画」を策定いたしました。
(1)建設事業の戦略的縮小と安定的な経営基盤の確立
①土木事業は市場環境に適合した事業規模まで縮小し、選別受注による採算性重視の経営
に徹する(200億円規模)
。
②建築事業は受注分野の裾野拡大と立替工事量の抑制により、外部環境変化に強い安定的
な経営基盤の確立を目指す(600億円規模)
。
(2)開発事業の推進
①立替工事量の抑制により創出される「資金調達力」および「リスク負担力」を開発事業
にシフトし、土木・建築に次ぐ第3の柱を育成する(100億円規模)
。
②開発事業は、これまで培ってきた不動産流動化に関するストラクチャーノウハウや売却
力をブラッシュアップするとともに、仕入力の強化と事業の安定化を図る。
③売上高の平準化とリスクの限定化を狙いに「中規模案件(1物件当たり20∼50億円
規模)
」を中心とし、出口戦略の徹底によるミドルリスク・ミドルリターン型の事業を
展開する。
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(3)人員規模の適正化による収益構造の改善
①事業規模900億円(土木200億円、建築600億円、開発100億円)
、売上総利
益57億円(売上総利益率6.3%)を前提としたコスト構造に改善する(早期退職者
の募集等により、総人員規模「売上高900億円・人員規模900人体制」を今期中に
実現する)
。
②人員規模縮小と競争力強化のトレードオフ関係を解決するため「選択と集中」を徹底す
る。特に土木事業部は、母体店である新潟本店を主力とし、拠点の統廃合を実施する(
「2
本店7支店13営業所」を「2本店5支店11営業所」に再編する)
。
(4)将来を見据えた組織構造改革
①45歳以上の早期退職者の募集により、高コスト体質と組織の硬直化を改善する。
②資格等級制度・役職制度等の人事制度を刷新し、組織の活力をアップする。
(5)2011年期末決算 主要損益数値目標(個別)
(単位:億円)
売上高
土木事業
200
建築事業
600
開発事業
100
計
900
売上総利益
57
営業利益
20
経常利益
15
(人員数)
900
以上
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