識別マークの表示義務

問い合わせ先
農林水産省
総合食料局食品産業企画課食品環境対策室
〒100­8950 東京都千代田区霞が関1­2­1
TE L:03­3502­8111(代表)
内線5646 ~9 FA X:03­3508­2417
東北農政局生産経営流通部食品課
〒980­0014 仙台市青葉区本町3­3­1
TE L:022­263­1111(代表)内線433 6
関東農政局生産経営流通部食品課
〒330­9722 さいたま市 中央区新都心2­1
TEL:048­600­0600(代表)内線3139 FAX:048­740­0081
北陸農政局生産経営流通部食品課
〒920­8566 金沢市広坂2­2­60
TE L:076­263­2161(代表)内線3397 FAX : 076­232­5824
東海農政局生産経営流通部食品課
〒460­8516 名古屋市中区三の丸1­2­2
TE L:052­201­7271(代表)内線234 6 FA X:052­219­2670
近畿農政局生産経営流通部食品課
〒602­8054 京都市上京区西洞院通り下長者町下ル
TE L:075­451­9161(代表)内線2398 FAX : 075­414­7345
中国四国農政局生産経営流通部食品課
〒700­8532 岡山市下石井1­4­1
TE L:086­224­4511(代表)内線2161 FAX : 086­232­7225
九州農政局生産経営流通部食品課
〒860­8527 熊本市二の丸1­2
TE L:096­353­3561(代表)内線4282 FAX : 096­324­1439
内閣府
沖縄総合事務局農林水産部消費・安全課
〒900­8530 那覇市 西2­16­6
TE L:098­866­0156 FAX.098­86 6­0671
FA X:022­217­4180
食品関連事業者のための
識別マークの表示義務
〈資源有効利用促進法〉
きよずり
関係団体(清刷入手先)
■ 識別表示(識別マーク)の清刷について、下記の団体にお問い合わせください。
対象容器包装
識別表示
紙製容器包装
問い合わせ先
紙製容器包装リサイクル推進協議会
〒105­0003 東京都港区西新橋1­1­21 日本酒造会館3階
TEL :03­3501­6191 FAX:03­3501­0203
http://www.kami­suisinkyo.org/
「段ボール」と「アルミニウム
を利用していない飲料用紙容
器」を除く
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
〒105­0003 東京都港区西新橋1­1­21 日本酒造会館3階
TEL :03­3501­5893 FAX:03­5521­9018
http://www.pprc.gr.jp/
プラスチック製容器包装
飲料、しょうゆ又は酒類用
PETボ トルを除く
社団法人 食品容器環境美化協会
〒105­0004 東京都港区新橋4­27­4 新橋吉樹ビル5階
TEL :03­5472­4824 FAX:03­5472­4823
http://www.kankyobika.or.jp/
スチール缶・アルミ缶
飲料又は酒類用
PETボトルリサイクル推進協議会
〒103­0012 東京都中央区 日本橋堀留町1­4­3日本橋MIビル2階
TEL:03­3662­7591 FAX:03­5623­2885
http://www.petbottle­rec.gr.jp/
PETボトル
飲料、しょうゆ又は酒類用
飲料用紙製容器
アルミニウムを利用していな
いもの
紙パック
飲料用紙容器リサイクル協議会(全国牛乳容器環境協議会)
〒102­0073 東京都千代田区九段北1­14­19 乳業会館4階
TEL :03­3264­3903 FAX:03­3261­9176
http://www.yokankyo.jp
段ボールリサイクル協議会(日本段ボール工業会内)
〒104­8139 東京都中央区銀座3­9­11 紙パルプ会館10階
TEL :03­3248­4851 FAX:03­5550­2101
段ボール
(国際的リサイクル・シンボル)
ダンボール
関係団体(清刷入手先以外)
財団法人日本容器包装リサイクル協会
〒105­0001 東京都港区虎ノ門1­14­1 郵政互助会琴平ビル3階
TEL:03­5532­8597FAX:03­5532­9698
http://www.jcpra.or.jp/
農林水産省
財団法人 食品産業センター 〒107­0052 東京都港区赤坂1­9­13 三会堂ビル
財団法人 食品産業センター
平成14年12月
Copyright(C)2004 JAFIC All Rights Reserved.
Chapter 1.
循環型社会の構築に向けて
容器包装を利用するすべての事業者が対象!
私たちの国は大量生産・大量消費によって大きく発展しましたが、その一方で、廃棄物は増え続
け、これらがもたらす環境への影響は大きな社会問題です。この問題を解決するためには、大切
な資源を有効利用することで環境に負荷が少ない循環型社会の構築が求められています。
下記の5つの容器包装に識別表示が
義務づけられています。
リデュース
Reduce
(廃棄物の発生抑制)
スチール缶
アルミ缶
PETボトル
(飲料又は酒類用)
(飲料又は酒類用)
(飲料、しょうゆ又は酒類用)
循環型
社会
リユース
紙製容器包装
プラスチック製容器包装
(
「ダンボール」と「アルミニウムを
利用していない飲料用紙製容器」を除く)
(飲料、しょうゆ又は酒類用の
PETボトルを除く)
リサイクル
Reuse
Recycle
(廃棄物の部品等としての再使用)
(廃棄物の原材料としての再利用)
分別排出のために識別表示はとても重要です
消費者にゴミを資源として認識してもらい、分別排出を容易にすることが重要です。そのため
の目印が「識別マーク」です。すでに、実施されている「スチール缶」
「アルミ缶」
「PETボトル」
に、
「紙製容器包装」
「プラスチック製容器包装」が加わりました。消費者に容器・包装の素材
をわかりやすく表示することにより資源の有効利用を一層促進することができます。
補
足
説
明
資源有効利用促進法
識別表示
廃棄物の発生抑制と再生資源の利
用促進を目的として、平成13年4月
に施行。
消費者が分別排出することを容易にするための表示。
従来から識別表示が義務づけられていたスチール缶、
アルミ缶、PETボトルに加えて新たに紙製容器包装
とプラスチック製容器包装にも識別表示が義務づけ
られた。
法律に基づいたものでないが、飲料用紙容器(紙パッ
ク)
と段ボールは自主的な識別表示が行われている。
財団法人 食品産業センター Copyright(C)2004 JAFIC All Rights Reserved.
飲料用紙製容器
1
指定表示製品(法第2条第11項)
再生資源の利用促進のための分別排出を容易にする識別表示を行うべき製品。
紙パック
(アルミニウムを利用したものを除く)
段ボール
ダンボール
指定表示製品(施行令第5条)
●鋼(スチール)製の缶・アルミニウム製の缶(飲料、酒類が充てんされたもの)
●ポリエチレンテレフタレート製(PET)ボトル(飲料、しょうゆ、酒類が充てんされたもの)
●紙製容器包装、プラスチック製容器包装
●塩化ビニル製建設資材(硬質塩化ビニル製の管・雨どい等)
●小形二次電池(密閉形蓄電池)
2
Chapter 2.
消費者向け商品に利用される容器包装に関連する事業者には識別表示義務があります。
ただし、その対応は利用・製造・輸入している容器包装によって異なりますので、下記の
識別表示義務履行フローチャート
フローチャートを参考に判断してください。
判断基準の詳細については、次ページ以降の「7つのポイント」と「Q&A」を参考にして
確認してください。
YES
※2
消
費
者
向
け
商
品
通常の
容器包装
国
産
品
無地でなく
かつ
表示可能
YES
NO
関連容器包装
あり ※4
関連容器包装が
無地でかつ
表示不可能
NO
YES
NO
YES
※3
輸
入
品
いわゆる
包装紙
YES
印刷または
刻印がある
国産品と
同じ
判断基準
1枚当たり面積が
2
1,300cm より
広い
NO
特定の商品を
包むために
製造される包装
YES
NO
NO
表示義務あり
表示義務なし
表示義務あり
表示義務なし
YES
容器包装の仕様
(素材・構造)
の指示が可能
※5
業
務
用
NO
YES
表示義務あり
NO
表示義務なし
シール・ラベル
等に
日本語表示あり
※1
表示義務なし
補
足
説
明
※1 業務用の注意点
業務用であっても直販店などで消費者
に直接販売される可能性がある商品
の容器包装には表示義務があります。
※2 通常の容器包装
「容器」とは商品を入れるもの(袋も
該当します)
、
「包装」とは商品を包む
ものです。また、容器包装リサイクル
法では、
「商品が費消されたり、商品
と分離された場合に不要になるもの」
を容器包装と定義します。
財団法人 食品産業センター Copyright(C)2004 JAFIC All Rights Reserved.
3
※3 いわゆる包装紙
デパートやスーパーなどの小売業者
が販売する時に商品を包む紙製また
はプラスチック製のいわゆる「包装
紙」と呼ばれているものです。
※4 関連容器包装
特定の商品の容器包装を構成する他の
部分のうち、識別表示の義務があるもの。
スティック・シュガーのように、食品が細長
い紙製の袋に入った上で紙製の箱に入
っている場合、スティック・シュガーの袋か
ら見て紙箱が関連容器包装となる。ステ
ィック・シュガーの袋に識別表示をするこ
とが形状等から不可能であっても、関連
容器包装である紙箱に識別表示が可能
であれば、一括して表示することが必要と
なる。
4
※5 輸入品の表示義務
輸入販売事業者が容器包装の素材もし
くは構造または商標使用のいずれかを指
示した場合は、国産品と同様に扱いま
す。それらの指示がない場合には、商品
に日本語表示のある商品については表
示義務があります。
Chapter 3.
識別表示の7つのポイント
包装紙にも、表示義務が生じる場合があります
社名やブランドなどが印刷された包装紙は表示義務が
あります。印刷のない無地の包装については、シール
やラベルが貼られていなければ識別表示の義務はあり
ません。
識別表示は、定められた様式とサイズで!
また、1枚あたりの面積が1,300
識別表示の義務はありません。ただし1,300
サイズは、識別マークの上下長が「印刷またはラベル貼り付けで6mm以上」
、
「刻印・エン
として製造される場合は、表示義務があります。
識別表示は、消費者にとって分かりやすいことが重要であり、マークの分かりやすさ
(鮮明
度、識別性、注目度)
を損なわない範囲での加工は認められています。デザインも様式に
参考 A3判(本パンフレット見開きサイズ)約1,250
反しない範囲で自由です。
H
a
紙
a
θ
W
L
デザイン(様式に反しない範囲で自由)
H:高さ
L:短外径 LはHの7/8
W:長外径 WはHの1.1倍
a:楕円の切れ目の幅
(Hの7/100以内)
θ:楕円の傾き(45°)
文字の大きさ
●印刷又はラベル貼付の場合6
●刻印・エンボスの場合8
以上
以上
輸入品にも全て表示義務があります
紙製容器包装リサイクル推進協議会のデザインです
自ら輸入したものを販売する輸入販売事業者は、その
a
c
プラ
b
a
a:一辺の長さ
b:正方形の切れ目の幅
(aの2/5以内)
c:正方形の切れ目の幅
(aの1/14以内)
文字の大きさ
●印刷又はラベル貼付の場合6
●刻印・エンボスの場合8
以上
輸入品について識別表示を行う義務があります。対象
以上
となる容器包装は、以下の要件を満たしたものとなり
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会のデザインです
ますから、各々に即した識別表示が求められます。
無地の
包装紙
識別表示が省略可能な場合
素材上、構造上、その他やむを得ない理由
技術上
表示できない
ネット包装
により識別マークを付すことができない場合
は省略できます。
a)無地の容器包装
識別表示義務が適用される容器包装の用件
識別表示の方法
海外で容器包装を製造する場合、製造を発注す
る場合、または容器包装の素材、製造、自己の
商標等の使用等を直接または間接的に指示でき
る場合
国産品と同様のルールに則して識別表示を行う
印刷、シール・ラベル等による日本語表示があ
るもの
日本語表示部分に、構成されている全ての容器
包装について一括して識別表示を行う
●例:キャラメルの場合
b)形状や素材面から識別表示が技術的に
補
足
説
明
b)不可能な容器包装
ただし、他に「関連容器包装」があり、識別
表示が可能であれば、そちらに一括して識別
外袋:PP
表示をしなければなりません。
財団法人 食品産業センター Copyright(C)2004 JAFIC All Rights Reserved.
以下の
包装紙であっても特定の商品を包むための専用包装紙
ボスの場合は8mm以上」になるように表示してください。
様式(主務省令で定める事項)
以下の包装紙には
5
個包装
●袋詰めのキャラメルの場合、外袋
に各容器包装の材質に合わせた識別
マークを見やすい箇所に表示し、部
位名を一括表示する。
無地の容器包装
容器包装の製造・利用及び輸入販売段階で、その表面に印刷、刻印・エンボス、シール・ラベル
が施されておらず、容器包装の製造段階においても刻印・エンボスが可能な成形工程を含まない
容器包装をいいます。
例えば、成形トレイについては、製造工程で刻印をすることが可能な成形工程が含まれますので、
無地の容器包装には該当しません。
6
原則として「個別表示」
、
多重容器包装には「一括表示」
も可能
識別表示の方法は、識別表示義務の対象となる「特定容器包装」各々に直接行うこ
とが原則となっています。しかし、多重容器包装で構成する商品の場合は、個別の
表示に代えて、表示可能な部分あるいは「同時に破棄されると認められる容器包装」
に一括して識別表示をおこなうことができます。
一括表示が認められる要件
プラスチック製容器包装の材質表示は義務づけられていませんが、識別マークの近くに材
質表示を行うことが望まれます。材質表示には材質の記号として、JIS K 6899-1 2000
(ISO 1043-1 1997)
で定められた記号を用いてください。なお、紙と金属についても、それ
らがプラスチック製容器包装の一部を構成している複合素材の場合、便宜上、下記の記
号により材質の表示を行います。
● 材質表示記号一覧表(JISK6899-1)抜粋
ポリエチレン単一の場合
一括表示の方法
◆「同時に廃棄されると認められる容器包装」の何れかに一括
多重容器包装
プラスチックには『材質表示』
も!
識別マークに
付帯して表示
表示する(各々への直接表示は省略可能)
。
◆一括表示の対象となる「同時に廃棄されると認められる容器
包装」以外については、個別に表示(「同時に廃棄されると認
められる容器包装」以外にまとめて表示しても、直接表示を省
材 質
識別マークと
離して表示
◆表示可能な「関連容器包装」に表示。
◆表示可能な「関連容器包装」が複数ある場合には、「同時に廃
棄されると認められる容器包装」への一括表示を優先。
>PE<
PE
主たる材質がポリエチレンで、エチレンー
ビニルアルコール樹脂との複合材質の場合
識別マークに
付帯して表示
一括表示の場合には、識別マークは上下に並べても左右に並べても構いませんが、各構
成部分の名称(法令では「役割名」
)
をその識別マークに併記することが必要となります。
備 考
アクリロニトリルーブタジエンースチレン樹脂 ABS
略することはできません)
。
無地の容器包装或いは表示に
技術的制約がある容器包装
記 号
識別マークと
離して表示
>PE, EVOH<
PE, EVOH
また、表示部を囲む外枠、各構成部分の名称(役割名)
、多重容器包装を構成する識別
エチレン−酢酸ビニル樹脂
EVAC
エチレン−ビニルアルコール樹脂
EVOH
ポリアミド
PA
ポリカーボネード
PC
ポリブチレンテレフタレート
PBT
ポリエチレン
PE
ポリエチレンテレフタレート
PET
ポリメチルペンテン
PMP
ポリプロピレン
PP
ポリスチレン
PS
ポリ塩化ビニル
PVC
ポリ塩化ビニリデン
PVDC
スチレン−アクリロニトリル樹脂
SAN
紙
P
金属(スチール、アルミ等)
M
通称:ナイロン
通称:PET・ペット
通称:塩ビ
表示対象外の容器包装の取扱いなどについては事業者又は業界ごとの対応に委ねられ
また、複合材質については、主要な構成材料を含めた2つ以上について表記を行うこ
ています。
ととし、主要な
(最大重量の)材料については下線を付します。
カップ麺の容器包装の表示例
複合素材:複数の素材からなる分離不可能なもので、用いられている素材は「プラスチック」
「紙」
「金属」等の組み合わせで構成。
重量構成比の一番多いものをもって主たる素材とする。紙や金属は、プラスチック製容器包装の一部でない限り、記
号表示は不要となる。
複合材質:複数の材質のプラスチックからなる分離不可能なもので、用いられている素材は全てプラスチックとなる。
カップ
外装フィルム
液体スープの素
補
足
説
明
ふた
多重容器包装
罰則等
容器包装
(外装フィルム、外箱、個包装等)
が二重以上 に重
なっているものや、複数パーツ
(容器本体、キャップ、ノズル
等)
からなる容器包装。
法第25条で「勧告」
「公表」
「命令」が、罰則等については法
第42条、法第43第2項及び法第44条に規定されている。
容器包装リサイクル法
役割名
多重容器包装で一括表示をする場合、容器包装の構成部
分
(カップ、ふた、シール等)
の名称を識別マークに付記するこ
とが必要とされる。この構成部分の名称を
「役割名」
という。
財団法人 食品産業センター Copyright(C)2004 JAFIC All Rights Reserved.
7
容器包装廃棄物の分別収集と再商品化を目的として、平成7
年6月に制定。平成9年4月から、ガラス製容器とPETボトル
に再商品化義務が適用された後、平成12年4月から新たに
紙製容器包装とプラスチック製容器包装も適用対象となった。
平成15年4月から罰則等が適用されます!
「識別表示」は、資源有効利用促進法が施行された平成13年4月から対象事業者に義務づ
けられています。注意していただきたいのは、容器包装リサイクル法とは異なり、小規模企
業者にも識別表示義務があることです。
勧告、公表、命令、罰則などの規定は、平成15年3月末まで猶予されます。
8
Chapter 4.
無地のレジ袋やロール袋は、
識別表示が必要ですか?
販売時に利用される無地のレジ袋などには、識別
表示の義務がないと解釈されます。ただし、レジ台
での表示などで情報提供をすることが望まれます。
家庭用と業務用に共通に使用する
容器包装の場合、
業務用にも識別マークが
付いてしまってもよいのでしょうか?
両者を区別し、業務用容器包装には識別マークが
付されないよう配慮することが望まれますが、区
別が困難で消費者が分別排出する可能性がある場
合には識別表示をしてください。
白色トレイは製造時に刻印をすることが可能な成型工
程があり無地に該当しないため、印刷がない場合で
も識別表示義務があります。
しかしラップが同時に廃棄されると認められる場合に
は、ラップに貼られた商品表示ラベルの上に識別表示
することによって、白色トレイの表面への表示を省略
することができます。
ラップは無地の包装にあたり、基本的に表示義務は
ありません。しかし、商品表示ラベルが貼られると無
地にはあたらず表示義務があります。
罰則等の適用はいつからですか?
平成15年4月1日以降に製造された商品および同日
以降に輸入された商品に付された特定容器包装に
ついて罰則の適用があります。
なお、報告徴収、立入検査、勧告、公表、命令な
どについても同様です。
識別マークを付けたら
どこかに届けるのですか?
また、使用料を払う必要はありますか?
届け出の義務は無く、使用料を払う必要もありませ
ん。
識別表示義務があります。箱入り商品に使用されて
いる合紙については、菓子箱中の台紙、中仕切り、
上げ底と同様に、商品の保護又は固定のために容
器と一体となって使用されていると考えられるので
対象となります。
識別表示をすると
容器包装リサイクル法の再商品化義務を
履行したことになりますか?
識別表示をする、しないによって容器包装リサイ
クル法の再商品化義務が発生したり、なくなった
りすることはありません。
すなわち、再商品化義務の有無は、あくまで容器
包装リサイクル法の規定によって判断されます。
識別表示をする場合に、容器包装リサイクル法の
義務の有無を確認し、履行してください。
識別表示は基本的には消費者が見やすい箇所に明
瞭に表示することが必要です。
業界のガイドラインは守らなければ
ならないのですか?
識別表示の部位名等は、消費者にわかりやすいこ
とから品目ごとに統一されたガイドラインに沿っ
た表示が望まれます。
業界のガイドラインの入手方法は?
当該製品に関連する業界団体に照会してください。
識別表示Q&A
Q
A
特定の商品の容器包装を構成する他の部分のうち表
示義務のある関連容器包装がある場合必要です。
※例:ネット状の袋に付随する印刷物やカバー等
表示不可能でも
表示の必要な場合が
ありますか?
参 考
表示不可能の場合とは、 素材上、構造上、その他やむを得な
い理由がある場合をいいます。たとえば、ネット状の袋がこれ
に該当します。
白色トレイや野菜を包む
透明なプラスチックのラップには
表示義務はありますか?
紙箱等の中で使われている合紙は
対象になりますか?
※合紙とは、2段3段重ねの
商品の間に敷いた紙の
ことです。
ふたの内側など、容器の内側で
開けないと外からは見えないところに
識別マークを付しても
よいのでしょうか?
財団法人 食品産業センター Copyright(C)2004 JAFIC All Rights Reserved.
9
10