①総会の資料 PDF

2013 年度(第 40 回)
山崎農業研究所会員総会議案書
記念フォーラム資料
Ⅰ、総 会
Ⅰ-1
2013 年度活動報告
Ⅰ-2
2014 年度活動計画
Ⅱ、第 38 回山崎記念農業賞表彰式
Ⅲ、40 周年記念フォーラム
2013 年 7 月 27 日(土)
山崎農業研究所
総会次第
1)日時:2014年7月26日(土)
13:00~17:00
2)場所:ビッグスビル 地下 2F
(喫茶室ルノアール新宿三丁目店
東京都新宿区新宿二丁目 19-1
3)総会および記念行事
1、総会:13:00~13:45(45 分)
①事業報告・決算報告、
②監査報告
③事業計画・予算、
④山崎記念農業賞
マイ・スペース 6・7 号室)
事務局長 小泉浩郎、会計
監査 加藤勝正
事務局長 小泉浩郎、会計
・表彰理由
・表彰状・記念楯の贈呈
・受賞者のことば
受賞者に学ぶ」
①経過と評価
小泉浩郎(事務局長))13:45~14:00
②在来品種を磨く
野口種苗
③家族農業を守る
15:00~15:50
益永八尋
小泉浩郎
所長 安富六郎
松坂正次郎 氏(顧問)
2、記念行事:「山崎農業賞・山崎記念農業賞
(休憩:10分)
益永八尋
野口勲
氏
(15 分)
14:00~14:50
(50 分)
14:50~15:00
元船橋農産物供給センター
(50 分)
④耕してこそ農業 福島県有機農業ネットワーク
15:50~16:40(50 分)
⑤(質疑応答
20 分)
4)懇親会:17:00~19:00
場所:ビックスビル地下 1 階
魚屋
一丁
齋藤
敏之
大河原
新宿三光町店
氏
海
氏
Ⅰ総会議案書
Ⅰ-1 2013 年度
活動報告
(2013 年 7 月 1 日~2014 年 6 月 30 日)
1、基調報告
この1年、安倍政権によって、戦後レジームからの脱却、競争こそ成長とこの国とこの
国の農業・農村を変える諸改革が、唐突かつ拙速に打ち出され、全く展望のないまま進ん
でいる。特に、農業は成長産業と誇大宣伝、主権を失いかねないTPP加入に奔走し、農
業改革、農業の企業化・工業化、輸出産業化と市場至上主義のドリルが、現場の多様な営
農と暮らし方に容赦のない刃が向けられている。また東日本大震災からの復興は軌道にの
ったとは言い難く、原発事故の影響も含め避難者は 25 万人以上と言われている。
本年は、こうした急進的な政策展開と復興の混迷に戸惑いを隠せない農業生産現場の声
に注目し、研究会、現地研究会を開催し、所報「耕」などで課題や提案を発信してきた。
また40周年の節目に当たり、今後の山崎農業研究所のあり方について、顧問、幹事更
に次期役員候補者を含め話し合いを続けてきた。会員の減少、財政基盤の脆弱など問題点
が多いが、創立以来堅持してきた理念は、以前にまして発揮されるべき時期である。次代
に引き継ぐ価値がある理念と考え、次年度から一部人事の刷新を行い新たな体制で出発す
ることにした。
2、体制・運営
(1)幹事会
幹
事(所長)安富六郎
同(事務局長)小泉浩郎
同
安藤嘉章、石川秀勇、小井川敏子、大山勝夫、塩谷哲夫、田口均
田口三樹夫、益永八尋、山路永司、渡邊
監
事
博
加藤勝正
(2)事務局
小泉浩郎(総括、表彰)
渡邊 博(総務、事業) 田口
誌、出版) 石川秀勇(研究会)
均(機関
益永八尋(会計)
(3)顧 問
熊澤喜久雄、田渕俊雄、松坂正次郎、中川昭一郎、
(4)運営方法:事務局各担当幹事は、所掌事項について原案を幹事会にかけ決定、
運営は事項ごと会員の協力によって進めた。
3、事業報告
(1)「耕」の発行
No.131~133:320 部、交換・寄贈:21 部
(2)「はがき通信」
No.237(13/10/07)
、238(14/01/01)239(14/03/31)
、240(14/05/30)
、
(3)電子耕(メルマガ) 354~367 号、13 回発行
(4)研究会等
146 回(13/11/16)定例研究会(現地)
茨城県つくば市 なかのきのこ園
放射能汚染被害から産地再生の取り組みへ
参加者:NPO 法人 里山と食の安全を考える会 3 名、山崎農業研究所 9 名
147 回定例研究会(14/02/01) 参加者 11 名(講師 1 名含む)
「TPP 問題へのもう一つの視座」
―近代の超克・新しい農本主義・TPP・自給を語る―
講師:宇根 豊 氏(農と自然の研究所主宰)
148 回
定例研究会(14/04/26) 参加者 16 名(講師 3 名含む)
新たなアフリカ農業・農村開発支援と課題
高木
茂、岩本
彰、服部朋子(NTC インターナショナル㈱)
2013 年度会員総会(14/07/26)ビッグスビル地下 2F
喫茶室ルノアール新宿三丁目店
マイ・スペース 6・7 号室
東京都新宿区新宿二丁目 19-1 3
1)総会:2013 年度報告、2014 年度計画
2)山崎記念農業賞 授与式
松坂正次郎 氏
3)40 周年記念フォーラム:
「山崎農業賞・山崎記念農業賞
①経過と評価
小泉浩郎(事務局長)
②在来品種を磨く
野口種苗 野口勲 氏
受賞者に学ぶ」
③家族農業を守る 元船橋農産物供給センター 齋藤 敏之 氏
④耕してこそ農業 福島県有機農業ネットワーク 大河原 海 氏
(5)受託事業
1)H25 滝発電所堆積土砂農地利用業務技術支援(NTCコンサルタンツ㈱)
2)H25 浜名湖北部地区その 7 業務技術支援(NTCコンサルタンツ㈱)
3)その他
(6)農村定点観測
本年度投稿者
(No.131)
「TPP交渉参加に思う」
寒河江 巌、大河原幸一、多田
敦、石川秀勇、北村
(No.132)栗原愛明、小林俊夫、町田庄一郎、井尻吉門
(No.133)小林俊夫、町田庄一郎、井尻吉門
誠
(7)表彰事業
受賞者:松坂正次郎 氏
贈呈理由:山崎農業研究所の活動および批判的農政ジャーナリストとしての活動
(8) 震災復興支援調査基金
本年度活動は無し。
(9)会員の動向
年月日
1996年6月30日
1997年6月30日
1998年6月30日
1999年6月30日
2000年6月30日
2001年6月30日
2002年6月30日
2003年6月30日
2004年6月30日
2005年6月30日
2006年6月30日
2007年6月30日
2008年6月30日
2009年6月30日
2010年6月30日
2011年6月30日
2012年6月30日
2013年6月30日
2014年6月30日
会員数
129
165
180
237
272
291
309
304
294
294
294
291
290
281
271
245
246
242
227
増減
36
15
57
35
19
18
-5
-10
0
0
-3
-1
-9
-10
-26
1
-4
-15
Ⅰ-2 2014 年度
活動計画
(2014 年 7 月 1 日~2015 年 6 月 30 日)
1、基本方針
現政権の重要課題は、3.11 からの復旧・復興と戦後レジームからの脱却だと
いう。創造的復興、積極的平和主義、そしてアベノミクスという造語をキャッ
チフレーズに矢継ぎ早に内容不明の諸改悪が続いている。その方法は、ショッ
クドクトリン(大惨事につけこんだ過激な市場原理主義改革)とトリクルダウ
ン(富める者が富めば、その富は自然に貧しい者にも浸透するという考えによ
る大企業優先政策)である。そこには、人々がそれぞれの風土の中で働き暮ら
しを立てている姿は見えない。ある古老は「難しい理論があったわけではない。
現場が困るからみんなで相談してきただけだ」と語る。現場の知恵や努力が活
かされることが大事ではないか。
山崎農業研究所は、本年で創立 40 周年を迎えた。科学は国民のためにあり、
農業研究者は、農業者と生活者のためにあるとし「現場に学び、現場と共に歩
む」ことを活動の基本としてきた。山崎農業研究所は、専任の研究者を抱えて
いるわけではない。会員やそれにつながる人々の経験や英知を集め、そして現
場を訪ねることを研究スタイルとしている。創立 40 周年に当たり耕 133 号でそ
の足跡を振り返り、その理念と歴史を支えに特色あるシンクタンクとして更な
る発展を図る。
2、体制・運営
(1)幹事会
幹
事(所長)小泉浩郎(新)
同(事務局長) 渡邊
同
監
(2)事務局
博(新)
石川秀勇、塩谷哲夫、田口
事
松野
渡邊
博(総括、事業)
均、益永八尋 山路永司
肇(新)
益永八尋(会計) 田口 均(機関誌、出版)
石川秀勇、西山和宏(新)
(3)顧
問
熊澤喜久雄、田渕俊雄、松坂正次郎、中川昭一郎、安富六郎(新)
3、事業計画
(1)
「耕」の発行・・
(★田口、☆渡邊)
(2)
「はがき通信」:随時(★渡邊、☆益永)
(3)幹事会:随時(★渡邊)
(4)定例研究会:10 月中旬(現地)
、12 月上旬(兼忘年会)
、3 月上旬、5 月中旬
(★渡邊)
(5)電子耕:隔週(★田口)HP にリンクさせる
(6)受託事業(未定)
(7)定点観測:前年度に継続
(8)表彰事業:選考委員会
震災復興支援調査基金を山崎記念農業賞基金に充当する。
(9)震災復興支援調査基金
この基金は中止し、繰越金は山崎記念農業賞に組み入れる。
第 38 回山崎記念農業賞表彰式
Ⅱ
山崎記念農業賞 功労賞
表彰式
選考理由
選考委員 小泉浩郎 (事務局長)
贈 呈
所 長
受賞者ご挨拶
安富六郎
松坂正次郎 氏
贈呈理由:現場主義に徹した農業ジャーナリストとしの足跡と山崎農業研究所の創設、発
展への功績
〇 山崎先生との関わりー「戦中戦後を生きのびて」(2016-11)抄録
私が上北沢の山崎不二夫先生宅に居候させていただいたのは昭和 20 年 3 月初めから約 3
年間である。東京農林専門学校(現農工大)の教授と学生という関係で、通勤、通学も先
生とご一緒であった。その間「赤紙」が来て昭和 20 年 8 月1日、静岡県磐田の航空情報・
東部129部隊に入隊、15 日目で終戦、郷里仙台に復員そして 10 月上旬復学した。昭和
21 年、食糧事情が最悪となり、山崎先生は上石神井に 50 坪の畑を借りで自給菜園とした。
鎌や鍬を積んだリヤカーで私が舵を取り先生と涼子奥様が後押しをして日曜ごとに野菜作
りに励んだ。私にとって先生ご夫妻は、恐れ多い事ながら“第二の父・母という存在であ
る。
付)山崎家は長野県更級郡南条村に所有していた小作地をマッカーサー農地改革実
施前の 20 年秋に全面無償解放している。
〇
農業ジャーナリストとして
1947 年 4 月全国農業共済協会に就職する。「農業共済新聞」の編集を約 35 年手がけ、広
報部長、総務部長を経て週刊「農政と共済」の編集・主筆・コラムを担当してきた。
新聞・雑誌には「社説」
「主張」
「論説」のほかに読みやすく政治や経済への警告を交え
た無署名のコラムがある。農業共済新聞のコラム欄「防風林」を約 30 年間担当した。
山崎農業研究所創立の一人である山田民雄氏は松坂正次郎著=農政の視点 PARTⅤ「尾灯」
の寄稿で次のように書いている。
松坂さんは、週刊「農政と共済」
、コラム「尾灯」のコラムを担当、18 年間休載なし、原
稿用紙で 2000 枚も持続する筆力を支えてきたのはなんだろうか。「農民への愛」言い換え
ると「戦後民主主義×農本主義×ロマンチズム」といったものになりそうだ。そこでの主
張は、農民の立場に立った農政時評である。その特徴は、戦後とくに高度成長期以後、日
本農業と農村をグシャグシャにしてしまった元凶である「ノー政」、そしてしばしばその露
払い役を演じるマスコミへの容赦ない批判である。その視点は農村現場にも向けられ、足
が地についた地域づくりや新しい経営の試みを掘り起こして称える一方、農民、農業団体、
村落共同体の弛みもきびしく指摘する。更に近年は農・食・教育・環境・生活・スポーツ・
芸能・風俗にまで及ぶ。その筆力は、現場での具体的な活動に原動力がある。例えば、居
住地船橋市での「農と食と教育を考える集い」では、生産者と消費者の連携による勉強会
の代表的役割を果たしている。
〇
山崎農業研究所でのご功績
山崎農業研究所の設立総会は、1974 年 3 月 30 日、赤坂にある農文協会議室で行われた。
その座長を松坂さんが勤めている。発足当時の役員は、代表委員
松坂正次郎・原田勉、研究会・現地研究会
山崎不二夫、研究所報
菱沼達也・中川昭一郎・井上喜一郎の名があ
る。
松坂さんは、雑誌・新聞の記者、編集者、コラムニストの経験を存分活かし、発行の最
初から所報「耕」の企画、編集に当たられた。以後、増井和夫、田口
均(100 号~)と続
く。山崎農研双書第 1 号松坂正次郎著「マスコミと農政」は、定例研究会の発表をもとに
まとめられたものである。
所報「耕」の普及、会員獲得も精力的に進められた。全国各地の友人・知己を訪ね 59 名
(うち 22 名が農業生産者、農業関係組織の方)の入会を得ている。会員の高齢化で毎年会
員数が減少しているなか、今の時代にあった研究所の運営、耕の編集、そして新規会員の
勧誘方法を学び活かしていく必要がある。
松坂さんの主な著書
タイトル
著作者等
出版元
刊行年月
農のこころ
松坂正次郎 著
ナイア
1997.8
尾灯
松坂正次郎 著
ナイア
1997.9
農政の視点
松坂正次郎 著
ナイア
1993.4
農政の視点
松坂正次郎 著
ナイア
1987.5
いま、何をなすべきか :
変革期の農業共済
マスコミと農政
松坂正次郎 著
ナイア
1987.5
松坂正次郎 著
山崎農業研究所
1982.12
松坂正次郎 著
新制作社
1980.5
加藤育三,
塚越喜一郎,
松坂正次郎 共著
農業図書
1959
農政の視点
図説農業経営
表彰状
Ⅲ
40 周年記念フォーラム
山崎農業賞・山崎記念農業賞
①経過と評価
受賞者に学ぶ
小泉浩郎 氏(事務局長)
②在来品種を磨く 野口種苗研究所 野口 勲 氏
③家族農業を守る 船橋農産物供給センター
斉藤敏雄
④耕してこそ農業 福島県有機農業ネットワーク
資料は耕 133 号を参照
大河原
氏
海 氏
事務局移転のお知らせ
NTC コンサルタンツ㈱開発事業部の移転に伴い、山崎農業研究所も移転します。
移転先の住所、電話番号等は下記のとおりです。
住所:〒164-8721
東京都中野区本町一丁目 32 番 2 号ハーモニータワー20F
NTC コンサルタンツ㈱開発事業部内
TEL:03-5333-2051 FAX:03-5333-2055
E-Mail:[email protected]
営業開始日:2014 年 7 月 28 日
交通:東京メトロ丸ノ内線
中野坂上駅
新事務所案内図
ハーモニータワー20F
NTC コンサルタンツ㈱
開発事業部内
山崎農業研究所