【第1736回】 東山 7月31日(土) 晴れ 稲荷山239.3Ⅲ△~清水山242.5Ⅱ△~花山221.1Ⅱ△ ・ ・ ・ 1/2.5万地図 「京都南東部」「京都東北部」 京阪電車の伏見稲荷駅で下車すると、見てびっくりのハイキング姿の大集団に遭遇。山でぶつかったら身動き ならない。しかし、近くの神社仏閣巡りらしいと聞いて一安心。稲荷大社に詣でて例の赤鳥居を少し潜って山道に 出る。打ち合わせと自己紹介をする。雲はあるが暑さは予想以上。水の補給には怠り無くと、くどいほど伝えてお いた。 “洲本工事”なる石碑の裏側に回り込み、林の中へ。防護柵のある農地の分岐で、左の山道を取る。少し急 坂だが距離はさして長くない。登り切ると再び鳥居のある分岐となり、右の山道を進む。行く先々は樹木に囲まれ て薄暗い。5年前の例会で目にした立看板がそのまま残っている。曰く、‟見知らぬ人に声を掛けられたら、直ぐに 警察に連絡して下さい”。そんな雰囲気が漂う。途中にある2組の大明神の石碑は健在である。そして石積みの 祠と将軍菩薩などは以前のままである。 その先の小広いスペースのど真ん中に三等三角点の稲荷山を確認する。別称で三石山とも言うらしい。周囲 は背の高い樹木に覆われていて、展望は全く利かず短時間で次へ進む。薄暗い山道が続く。暫くで十字分岐に ぶつかる。右が山科方面、左が東福寺方面で清水山へは真っ直ぐ竹林の中を進む。竹笹を踏みしめながらで心 地よいが、道がだんだん狭くなり、ついには有刺鉄線のある網囲いとなる。 京都にはこの種の囲いが結構沢山あり、歩く人を悩ませる。天皇の陵墓など文化財を護るためらしいが、窮屈 な思いをさせられる。しかも雑草類の繁茂が激しく、倒木も目立つため道が判りにくくなることもある。途中で白赤 のテープに誘導されて漸く悪路が終わる。やっと抜け出た道路で、強烈な太陽を浴びながら身繕いをする。 次いで自動車道に出ると左を取る。太閤坦ゴルフ場を通って20分ほどの車道歩き、大石内蔵助が休憩したと いう大きな石が、道路脇に置かれている。さらに先に進むと延仁寺という寺院。親鸞聖人の荼毘所と記されてい る。道路が狭くなりユーパックの看板を右折、京都トレイルへ入る。 暫く山道の散策で、車の喧騒から解放される。時間は既に正午を回っている。そこで、山道の少し膨らんだ所 で、昼食休憩を呼び掛ける。太い樹木が3本ほどベンチ代わりにと言わんばかりに置いてある。 再び車の轟音国道一号線だ。トンネルを潜って葬儀社の横から東山風景村入り口の大看板の前で小休止。 ここからの山道は蛇行する緩やかながら登りで、ゆっくり進む。そして右手に少し展望が開ける所で、清水山の二 等三角点を確認する。樹木に囲まれ展望は全く無い。山頂札や看板が目に付く。 北へ下ると右手に枝道がある。以前は踏跡を確認しながら進んだものだ。樹木が伐採されて見通しが良く、安 心して歩けた。ところが、今回は広い道に生まれ変り、ジャリが敷いてあるので、歩き辛い。 料理屋のある車道に出て、ほんの暫くその車道を歩く。右手に阿含宗の看板。これを入り、広大な境内を登っ て行く。そこを過ぎると、京都大学花山天文台の表示が現れる。構内を少し進んで、ドームの前に三角点を見付 ける。立派な囲いが施され、地理院の説明板もある。 この天文台から元の車道に戻り、例の料理屋の裏手から、北向きに林道を歩く。どんどん進むと、大勢の人々 が屯する東山公園広場に到着。北の端には京都市内が見渡せる展望台がある。下り始めると、知恩院の大梵 鐘に出る。日本三大名鐘の一つとか。 近郊の山域と神社仏閣へのお参りウォークは、心地よい疲れを満喫しながら無事に終えられた。 ○京阪京橋駅8:56 丹波橋 伏見稲荷駅9:38…稲荷大社9:45~10:10…稲荷山10:55~11:05…山道で昼食 12:05~45…東山 風景 村 入口 13:10~15…清水 山13:40~50…花山14:10~30…東 山山 頂広 場14:55~ 15:15…知恩院15:30~40…三条駅16:00 京橋駅。 レポ T・M
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