帯域測定結果と帯域の測り方

帯域の測り方
~帯域検出機能~
測定結果例と
帯域の測り方
(2006/4/24)
インターネットでは…ベストエフォート回線では…
どれぐらいの帯域が使えると予想しますか?
帯域検出結果例(東京-大阪間/光回線)
[60秒周期、測定パケット数=100個]
100
帯域検出結果例(光回線/東京⇔大阪)
●60秒周期測定
●測定パケット数=100個
東京⇒大阪
90
大阪⇒東京
80
70
帯域(Mbps)
60
50
40
30
20
10
0
2006/3/31 12:00
金曜日
2
2006/4/1 0:00
2006/4/1 12:00
土曜日
2006/4/2 0:00
時刻
2006/4/2 12:00
日曜日
2006/4/3 0:00
2006/4/3 12:00
月曜日
© Sound Network Division, Yamaha
帯域やスループットの測定とは?
■応答パケットを分析し、ネットワーク特性を推測する
測定
パケット
・利用目的や解明
したい特性を分
析しやすくなる測
定方法とパケット
が選ばれる
・回線をどの程度
占有してよいか
3
?
応答
パケット
[ネットワーク特性とは?]
・帯域、遅延、ジッター、パケットロスなど
[機器性能評価基準]
・RFC2554 (スループット測定)
[音質評価基準]
・PSEQやR値など
・応答パケットを分
析し、特性を推測
する
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測り方① (active型)
一般的に…
・相対評価: OK
・絶対評価: 不向き
負荷を掛け、届いた量から推測
<回線イメージ例>
応答パケット
測定パケット
100%
・httpサーバー
・ftpサーバー
・速度測定サイト
・測定アプリ
4
50%の帯域
・TCP転送速度
・UDP転送速度
など
100%
・WWWブラウザ
・ftpクライアント
・測定アプリ
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測り方② (active型)
精密な測定パケットの応答結果で推測
<回線イメージ例>
<測定>
100%
50%の帯域
<応答>
100%
2倍の時間
測定パケット
client
帯域検出機能
server
帯域検出機能
応答結果のフィードバック
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測り方③ (passive型)
流れるパケットの観測結果で推測
<回線イメージ例>
<受話>
<送話>
VoIP-GW
VoIP-GW
100%
50%の帯域
100%
音質評価器
<応答標本>
<原標本>
・遅延
・ジッター
・パケットロス
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太い帯域と狭い帯域の違い
■太い帯域 (通信にかかる時間が変らない)
100%の帯域
■狭い帯域 (通信にかかる時間が増える)
100%の帯域
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50%
100%
2倍の時間
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一般的な帯域の測り方
„測定器:
zそのものズバリは、無い。
z音声品質評価や映像品質評価を行う測定器にて、遅延、パ
ケットロス、ジッターなどが測定可能
„帯域測定ツール
znetperf: client/serve型、TCP/UDPで測定
zpathchar: 精密なtraceroute、経路の実効帯域や遅延を測
定
zNetMi: client/server型、TCP/UDPで測定
„日常ツール
zhttp serverとwwwブラウザで、ダウンロード
zftp serverとftp clientで、ダウンロード/アップロード
z速度測定サイト
※それぞれの測定方法によって、得意なところと苦手なところがある。
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測定方法と特徴
帯域を測る測定器で、そのものズバリは、無い。
測定方法
測定器
メリット
デメリット
z遅延、パケットロス、ジッター
などの測定精度が高い
z高価格
z遠隔地の測定が難しい
zPCを利用して測定可能
測定ツール
日常ツール
帯域測定サイト z手軽に誰でも利用できる
帯域検出機能
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zユーザー帯域を占有
zPC性能依存
zユーザー帯域を占有
z環境依存
z拠点間の測定は不可
z拠点間の帯域を定期的に測
定可能
z帯域占有は控えめ
z環境依存性が低い
z測定結果をQoSに反映できる
※特長は、価格、精度、扱い易さ
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