2012 年の世界界面活性剤市場レビュー Surfactant Market Review in

市場分析レポート
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2012 年の世界界面活性剤市場
世界界面活性剤市場レビュー
市場レビュー
Surfactant Market Review in 2012
2012 年は世界的に
世界的に界面活性剤業界において
界面活性剤業界において非常
において非常に
非常に盛り沢山な
沢山な年だった。
だった。そ
して、
して、2013 年はこの重要
はこの重要な
重要な産業にとって
産業にとって、
にとって、より多
より多くの変化
くの変化と
変化と機会が
機会が見られるこ
られるこ
とになるだろう
とになるだろう。
だろう。 このショートレビュー
このショートレビューは
ショートレビューは昨年の
昨年のハイライトを
ハイライトを概説し
概説し、我々
が 2013 年に期待する
期待する事
する事への手
への手がかりを提供
がかりを提供する
提供するものである
するものである。
ものである。
ってきていることなどが理由として考えら
■ 日本の
日本の動向
2012 年は日本の界面活性剤市場は伸
れる。
び悩み、業界関係者はひやひやものだった。
例えば界面活性剤の 1~12 月の販売数量は
2007 年以降の日本界面活性剤生産・販売
768 千トンで前年比 97%しかなかった。通
単位:MT
常の年だと 9 月には夏休みの反動で販売量
生産
販売
2007
1,081,593
861,949
10 月には前年並みに戻ったものの年間を
2008
1,048,369
824,431
通してみると、前年、一昨年を下回ってい
2009
887,954
725,945
た。この傾向は 2007 年以降、日本での生産
2010
958,060
796,312
2011
952,742
791,436
2012
934,319
768,172
が伸びるものだが、2012 年は 8 月が落ち込
んだあと 9 月もほとんど横ばいだったのだ。
販売量は下落傾向が続いている。
日本の市場が成熟市場となりもはや大
きなのびしろがないこと、各メーカーも生
出典:経済産業省
産を海外に移転して必要量だけを日本に持
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■
MES の 動 き
これが次に期待できる
能 力 と な る 。 MES の プ ロ セ ス 技 術 は
Ballestra の所有と記載してあるが、 KLK
― 主力の界面活性剤だろうか?
この 2 年にわたる MES プラントの生産
との共同開発作業により改善されるであろ
能力の増加は、各方面からの強い関心とい
う。 両社は成長する MES 市場に供給する
ろいろな新規 MES プロジェクトがあるに
ため、新 MES プラントの 5 年間の MES 供
もかかわらず、以前よりもゆっくりとした
給契約 にも調印した。Desmet Ballestra と
ペースになってきているように見える。
KLK の最近のこの協定は、MES ドライパウ
フランス・オレオライン社の調査によ
ダーのさらなる大量生産を強化するであろ
ると MES 設備の生産能力は 2012 年末まで
う。しかし、中国の地元の会社は、ドライ
におよそ 30%増加して 308 千トン/年とな
パウダーMES ナトリウム塩を生産するこ
った。そのうち、23 万トン/年は形状がドラ
とが難しいことだとわかっている。
イパウダーまたは針状で、残りはペースト
2012 年の MES 建設プロジェクト
である。2013 年末までには、生産能力は約
単位:千トン
50 万トン/年に近づくと予測している。MES
Fuhai Technology,
のこの遅い成長は、そのプロセス技術と関
Zhouping City,
連しており、技術用途が予想よりも困難な
Shandong Province,
ため、設備の稼働開始が遅れているとのこ
China.
とである。地理的にみた成長は東南アジア
Decanor Biotechnology,
と中国に集中している。新しいプロジェク
Hangzhou
ト、需要によってパウダーとペーストの形
状の MES の成長が 30 万トン/年 まで追加
することができるので、2015 年までにこの
地域の生産能力はほぼ 70 万トン/年~80 万
トン/年になるだろうと予測している。
20
10
ZhejiangProvince,
China.
Jiangsu Hichange,
100
Zhenjiang near Nanjing,
China.
しかしながら中国では MES パウダー
は少なくとも今後 2 年間、つまり 2015 年
までは LAB/LAS 市場とほとんど衝突をし
ないように見える。
MES 生産者の必須となる必要条件は、
粉末洗剤処方に適した MES ナトリウム塩
Keelink,Nansha,
36
GuandongProvince,
China.
Shandong Jinlun,
5
Jinan, Shandong Province,
China.
のドライパウダーを作ることである。この
MES 乾燥、仕上げプロセス技術は、確立し
Sinolight,Shangyu,
50
ZhejiangProvince,
たスルホン化のスペシャリスト、例えば
Chemithon や Desmet Ballestra によってう
China.
Wilmar,Gresik,
50
まく開発されているようである。
2012 年 9 月 Desmet Ballestra と KLK
Surabaya,
は、マレーシア WestPort に 10 万トン/年の
Indonesia.
生産能力の MES プラント建設に関する覚
Zanyu,Zhapu,
書に調印したと発表した。 これで KLK は
Zhejiang Province,
2013 年の第 4 四半期までに 15 万トン/年の
China.
30
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Huntsuman
180
米国
代中旬から MES から離れていたサン・プロ
Tamilnau
125
インド
ダクツ社(Sun Products Corp.,前会社は
IOCL
120
インド
一部の会社はそう思っているが、90 年
Huish)にとってはそうではない。2011 年
12 月後半に、江蘇海清バイオテクノロジー
ISU(LAB と n-パラフィンのキープレ
社(Jiangsu Haiqing Biotechnology)は MES
ーヤー)は、上海近くの太倉での JV、LAB
生産能力を 10 万トン/年へと2倍にする計
設備(10 万トン/年能力)による中国への投
画を発表したが、これはすべて中国の洗剤
資でニュースになった。太倉工場は、イン
市場が指示した結果である。このプロジェ
ドネシアのサリムグループと ISU 化学の合
クトの規模は、すでにウィルマー(Wilmar)、
弁会社であり、グレートオリエント化学社
KLK、ライオン、DERSA そして当然だがサ
(Great Orient Chemical)によって運営され
ン・プロダクツら、既存で MES ビジネスを
ている。ISU 社はまた、韓国の蔚山で 18 万
開始している、もしくは開始を発表された
千トン/年の総生産能力を持つ 2 つの LAB
ものの中でもトップの規模に立った。
工場を運営している。LAB に加えて、ISU
社は分枝アルキルベンゼン、重質分枝鎖ア
LAB/LAS
ルキルベンゼン、第三級アルキルベンゼン、
2012 年末時点での世界の LAB 公称生
直鎖アルキルベンゼンスルホネート及びノ
■
産能力は、50 万トン/年の増設を含めておよ
ルマルパラフィンを製造している。
そ 4100 千 MT/年まで拡大された。この予想
されていなかった最近の LAB 生産能力の拡
その他の LAB ニュースはエジプト大手
大は、もし十分な量のノルマルパラフィン
の直鎖アルキルベンゼン(LAB)生産者で
があるとしたら LAB 生産者に対してのプレ
ある、エジプト LAB 社(Egypt LAB Co)は、
ッシャを減らすことになる。
エジプトのアレクサンドリアにある LAB の
生産能力を 2014 年末までに 40%増の 14
主要 LAB 生産者 2012 年末時点
万トン/年まで増加する事を計画している
単位:1000MT
会社
と発表した。追加生産分のほとんどは輸出
公 称
されることになる。エジプトの総 LAB 生産
国名
能力
CEPSA
560
能力は現在、155 千トン/年で、85 千トン/
スペイン、カナ
年が輸出されている。
ダ、ブラジル
Jintung
350
中国
Sasol
345
米国、イタリア
撫順
280
中国
Codexol として砂糖由来の脂肪アルコール
Reliance
230
インドネシア
を発売。これは、カリフォルニア州レッド
Industries
■ 界面活性剤分野での
界面活性剤分野での新技術
での新技術の
新技術の暦:
1 月 に 米 国 Codexis 社 は 商 品 名
ウッドシティーの彼らのパイロットプラン
Pt UIC
180
韓国
トで生産されている。デモンストレーショ
Jinling
160
中国
ンプラントは 2013 年に計画されている。
ISU
200
韓国
Codexis 社によると、1MT の洗剤用アルコ
SaudiArabia
200
サウジアラビア
ールを生産するために、7.4MT のバイオマ
スから由来した約 3.7MT の糖質セルロース
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を使用するとのこと。大部分の脂肪アルコ
クトとブラジルの 25 千トン/年のオレケミ
ールは、スルホン化またはエトキシ化され
カル設備などスペシャリティ・ケミカルに
界面活性剤となる。
おいて意欲的である。両プロジェクトは
2011 年後半に発表され、2014 年には完成
中国の需要が国内の供給を追い越した
する予定である。
ので、同国は界面活性剤への投資を続けた。
江蘇省中丹、ノーブルアペックス(Noble
オレオケミカル業界の仕分け・合理化
Apex)、武漢 SFH 化学工業、台湾の和桐化
は、1月にクレーマー・オレオ社(Cremer
学(Ho Tung Chemical) は、2013 年に江蘇
Oleo)にサソール(Sasol)のウィッテン・ド
省の都市、泰興で非イオン界面活性剤の合
イツ社(Witten Germany)のオレオケミカ
弁事業を立ち上げることを計画している。
ルプラントと同ビジネスを売却することな
プロジェクトは第一段階で 12 万トン/年の
ど が 続 い た 。 ま た 、 年 初 に 向 け て HIG
エトキシ化プラント。それに続き、8 万ト
Capital のヴァンテージ・オレオケミカル社
ン/年の脂肪アルコールプラントで構成さ
(Vantage Oleochemical)を別の企業投資フ
れる。和桐化学は、広東省恵州の施設で 12
ァンド、ヨルダン社(Jordan Company)へ売
万トン/年の界面活性剤設備を建設、n-パラ
却することが発表された。これは、戦略に
フィン、LAB そして LAS ビジネスの会社を
重要な変化をもたらすとは期待されなかっ
設立する。中国国家の石油精製会社である
たが、年の後半にヴァンテージはスペシャ
中国石油化工集団公司と BASF は、1 月に
リティ・オイルメーカーのデザート・ホエ
江蘇省南京で 14 億ドルの石油化学設備を
ール・ホホバ社(Desert Whale Jojoba)の
統合、その第二段階を開始した。この段階
買収を発表した。
には、60 万トン/年から 23%増設した 74 万
トン/年のエチレン生産能力が含まれる。プ
界面活性剤の原料コストでは、パーム
ロジェクトの第二段階では、新規 15 万トン
油と脂肪アルコールが先んじて大幅な値下
/年の EO 精製設備の建設とともに、33 万ト
がりが始まりとなり、残りのバリューチェ
ン/年の既存のエチレンオキサイド(EO)プ
ーンにも波紋が及んでいる。
ラントの拡張を含んでいる。そして、6 万
MT/年のエトキシ化プラント。6 万トン/年
特殊界面活性剤の種類別セグメントと
関連して、アクゾノーベル社(Akzo Nobel)
のエトキシ化プラントも同様である。
は、ベタイン生産のための重要な中間体で
マレーシアのペトロナスと BASF の JV
あるモノクロロ酢酸(MCAA)のための設
は、エトキシレーションを含む、マレーシ
備増産を発表した。アクゾはオランダのデ
ア・ジョホール のスペシャリティ・ケミカ
ルフザイル社(Delfzijl)の MCAA 施設は、現
ルプロジェクトに投資している。インドで
在 10 万トン/年以上の生産能力を有すると
は、BASF はグジャラト州ダヘジに新しい
述べた。同社は国内およびアジア太平洋地
工場を建設中、とりわけ、ケア・ケミカル
域の継続的な強力な市場の成長に見合う為
事業のためのエトキシ化製品の生産が期待
に、中国の泰興の施設の MCAA 生産能力を
されている。
10 万トン/年に増加した。世界的な MCAA
市場規模は約 62 万トン/年である。
Evonik は、中国の界面活性剤プロジェ
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特に油田向け化学製品と界面活性剤は、
は界面活性剤の製造に使用される。
2010 年のメキシコ湾原油流出事故で知ら
れ、汚染をきれいにする為に役立てたナル
ハンツマン関連のニュースでは、同社
コ社(Narco)の Corexit の使用が報道された。
はロシアに本社がある Norchem グループ
Corexit は脂肪酸エステル類およびエトキ
の Zavod Sintanolov と共に生産する化学
シ化エステルの混合物である。2012 年、米
分野の範囲を拡大すると決定した。現時点
国におけるシェールガス抽出のための水圧
での提携からの現地生産は、すべてはロシ
破砕法プロセスでの化学物質の使用は、こ
アのサンクトペテルブルク地域にある
の分野での 8%成長率を投影したフリード
Norchem の Lanitex
ニア(Freedonia)のプロジェクトにより、界
で行われている。両社の新しい取り決めは、
面活性剤事業に弾みをつけた。油田化学製
Norchem のゼルジンスク(Dzerzhinsk)の施
品事業の発達する重要性の更なる認知にお
設を含み、生産を増やすことになりそうだ。
Optima の 7 製造施設
いて、BASF は本社ルートヴィヒスハーフ
ェン(Ludwigshafen)外での油田事業を高く
9 月 に は 、 ソ ル ベ イ 社 ( Rhodia
評価し、テキサス州ヒューストンの顧客に
Novecare,所有)とロシアの石油化学大手
それを近づけた。
Sibur 社が、ロシアでの界面活性剤及び油田
処理化学製品の生産のために合弁会社を設
エチレンオキサイド(EO)、主要な界
立することに合意。Ruspav、共同保有の会
面活性剤原料、は米国市場で厳しいスター
社はモスクワの 400km東、ゼルジンスク
トを切り、その状態は続いている。EO 生産
(Dzerzhinsk),にある Sibur の石油化学事業
者は良いマージンを作り続けた。オール
所の近くに配置され、2015 年には操業開始
ド・ワールド(Old World)の個人オーナー、
予定。 Sibur は Ruspavni に原材料、特に
Tom Hurvis 氏と Riaz Wairach 氏は、最
エチレンオキサイドと生産設備を提供し、
終的にタイのインドラマ・オキシテノ
その一方でソルベイは界面活性剤における
(Indorama. Oxiteno)に会社を売却した。オ
経験だけでなく、同社の専用の界面活性剤
ールド・ワールドを買収すると噂されてい
子会社 Novecare の顧客ネットワークを提
た Oxiteno は、オールド・ワールドのグリ
供する。
コールおよび EO プラントに隣り合わせた
パサディナの小さな多目的施設のように、
今年後半、ローディアは、インドのサ
最後のハードルで負けて、利益を得た(他
ンシールド化学社(Sunshield Chemicals),
の場所では Oxitento はウルグアイ(米国化
そして界面活性剤と抗酸化剤の小規模メー
学 : Americal Chemical ) と ブ ラ ジ ル で
カーを買収したと発表。ローディアは、目
Suzano、(エステルおよび関連製品の生産
標サイズよりもかなり高い、“9X EBITDA
のためのサイテック社:Cytec の資産)を
以下”の複数契約を報告した。
買収。厳しい市場に対応するため、ハンツ
マン社(Huntsman)は4月にテキサス州ポー
サウジ石油大手の SABIC(サウジ基礎
トネチェズで EO の増設、総生産能力 575
産業公社)が、6 月に同社が最初のエタノ
千トン/年にすると発表。同社は北米にて、
ールとエトキシ化物の積送品をジュバイル
低コストの天然ガスおよび天然液体ガスを
(Jubail)の工場から出荷した時には界面活
探していると述べている。 この EO の多く
性剤業界に大きなニュースをもたらした。
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SABIC は中東でこれらの化学物質を作る先
11 月には、シンガポールにて第3回
駆者となった。
SABIC は現在、大規模な垂直統合型の
ICIS アジア界面活性剤会議が開催された。
界面活性剤業界の仲間入りをし、グローバ
注目すべきプレゼンテーションの一つは、
ル展開を続けていくようだ。
2015 年にサウジアラビアのジュベイル工
業都市でエトキシ化物とメチルジエタノー
2012 年 4 月にニューヨークで行われた
ルアミン(MDEA)を生産する工場を開始
第 2 回世界界面活性剤会議ではインドのリ
する計画を立てた Sterling Auxiliaries 社に
ライアンス社の計画的な界面活性剤市場へ
よるものであろう。エチレンオキサイドと
の介入を含む、いくつかの重要なニュース
プロピレンオキサイドの原材料は Sadara
が発表された。リライアンス社はインドで
の工場から生産されるだろうと彼は述べた。
のエチレンオキサイドの唯一の重要なメー
サダラ化学(Sadara Chemical)、サウジアラ
カーである。
ムコ(Saudi Aramco)とダウ・ケミカル(Dow
Chemical),の合弁会社は、2015 年にジュバ
その後 9 月には、ブタペストで ICIS 主
イル工業都市に、高付加価値化学製品と機
催によりヨーロッパ初の界面活性剤会議が
能性プラスチックを 3 百万トン/年以上生産
開催された。具体的にはそこで SABIC によ
する世界規模のクラッカーと、そしていく
る界面活性剤への大きな動きが判明した。
つかの川下設備を含む化学複合施設の設立
例えば、サウジアラビア・アルジュベール
を計画している。複合施設は、ヘビー・リ
(Al Jubail)の SABIC の新しい脂肪アルコー
キッド、液化天然ガス(NGLs)やエタン
ル工場(~10 万トン/年)は、2013 年末に
を含む複数の原料を使用する。
向けて、中東と北アフリカ地域で需要が増
加しているエトキシ化工場への原料を供給
東欧では、ポーランドの PCC
Exol
する為に稼動する。
社が同社の約 18%に相当する株式の IPO で
SABIC のエトキシ化工場は、現在 4 万トン
の界面活性剤事業がニュースになった。
/年の公称生産能力を表示、2012 年 4 月初
PCC Exol 社は、現在およそ 8 万トン/年の
旬には基本構成で稼動開始、段階的に専門
アニオン界面活性剤と 3 万トン/年の非イオ
化されていく。工場の生産能力は 2013 年に
ン界面活性剤を生産している。IPO による
拡大され、そして別の場所での新たなプロ
調達資金の相当額は、両界面活性剤を製造
ジェクトも検討されている。
する生産ラインのアップグレードに投資し、
具体的な総額 5 百万ズゥォッテイ(約 1 億
界面活性剤流通大手のブレンターク
(Brenntag)は 10 月に 24.3 百万ドルの売上
3 千万円)の約 15%を両性界面活性剤の生
産ライン増強に投資する予定だった。
を持つラテンアメリカの特殊化学品流通会
社、Delenta グループを買収する契約を締結
一回の特集記事で書ききれないほど世
した。ちなみに 7 月には、オーストラリア
界は大きく動いている。日本企業もこれら
の特殊化学品販売代理店 ISM/Salkat グル
の動きを事前に察知して先に手を打ってお
ープの買収を完了していた。Brenntag はま
られる事を祈念する。
た米・テキサス州の化学品流通会社、
(水島)
Treat-Em-Rite 社も買収した。
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